マドリッドのリーガは2節から始まる…/原ゆみこのマドリッド

2024.08.24 22:30 Sat
Getty Images
「スタジアムに着く前に熱中症になりそう」そんな風に私が恐怖を感じていたのは金曜日、ふと午後5時に部屋の窓開けてみたところ、気温36℃の空気の暑さと強い日差しにクラクラしてしまった時のことでした。いやあ、ラ・リーガは屋根を閉めると、お日様の入らないサンティアゴ・ベルナベウなら大丈夫だろうと、2節のレアル・マドリーvsバジャドリー戦を、1節にはなかった早い時間帯に回したかもしれないんですけどね。私が最後に訪れた4週間前、7月27日のエンドリック入団メガプレゼンの時も開催が正午だったせいか、記者会見が終わって、午後3時近くに外に出た時こそ、耐えがたい気温になっていたものの、プレゼン中のスタンドではそれ程、暑さを感じず。

といっても2022年W杯のカタールのスタジアムじゃあるまいし、全館冷房完備とは思えませんしね。アンチェロッティ監督も土曜はバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場から河岸を変え、ベルナベウでセッションして、どのくらい暑いのか、試してみるようですが、いやいや。午前10時半にやったって、全然、違いますって。もちろんこれには、オフシーズンのコンサートラッシュ時には地下に折り畳んで収納されていたピッチの芝の状態を確かめる意味もあって、まあ、新顔はエムバペ(PSGから移籍)とエンドリック(同パルメイラス)しかいませんが、他の選手たちもベルナベウのピッチを踏むのは6月2日のCL優勝祝賀行事以来。一応、感覚を取り戻しておくのに越したことはない?

まあ、そんなことはともかく、いよいよマドリッド勢のホームゲームが始まる2節の予定を見ていくことにすると、先陣を切るのは土曜午後9時30分からの弟分ダービー、コリセウムでのヘタフェvsラージョ戦。どちらのチームも毎夏の常でまだ補強が終わっておらず、いえ、前者は今週、火曜にGKレタチェク(バニク・オストラバから移籍)、アレックス・ソラ(同レアル・ソシエダ)、ペテル(RMカスティージャからレンタル、昨季後半はバレンシアでプレー)、木曜にもカルレス・ペレス(セルタからレンタル)、ウチェ(RFEF1部/実質3部のセウタから移籍)、ベロカル(同エイバル)の集団プレゼンがあったんですけどね。
最悪なのは開幕戦ではMFでありながら、CFに抜擢されたウチェのゴールでと1-1とアスレティックに追いついて、引分けたものの、未だにチームにいるFWはボルハ・マジョラルだけ。その彼も3月に負ったヒザの半月板損傷からのリハビリ最終段階で、まだ実戦出場が微妙なことなんですが、ええ、ボルダラス監督も「Hacen falta 4 ó 5 jugadores o incluso más/アセン・ファルタ・クアトロ・オ・シンコ・フガドーレス・オ・インクルソ・マス(4、5人、もしくはもっと選手が足りない)」ととうとう、白状していたんですけどね。どうやらこのダービーでもトップチームのフィールドプレーヤーが15人しかいないという状態は大差ないよう。

おまけにようやく昨季をほぼ棒に振ったケガから復帰してきたアランバリも1節で負傷交代して、出られないのは痛いんですが、とうとう、金曜夕方には21才のトルコ人FWユルドゥルム(スタッド・レンヌ)のレンタル移籍が決まったという報が。その他の選手の到着も、ヘタフェは丁度、来週ミッドウィーク開催3節がベティス戦で、相手がコンフェレンスリーグ予選プレーオフのクリバス戦2ndレグと被って、延期になっているため、月末にかかる4節までには何とかなっていることを祈るばかりかと。
逆にラージョの方は開幕アウェイ戦でレアル・ソシエダに1-2と勝った上、パリ五輪決勝で2得点してきた金メダリスト、カメージョがゴールづいているのが何より心強いところ。ええ、一時は消えていたハメス・ロドリゲス(サンパウロを退団)獲得の噂も金曜にまた浮上してきて、すでにこの夏のコパ・アメリカでコロンビアを決勝まで導き、大会MVPをもらった当人はマドリッド入りしていると聞きますしね。今季はクラブ創設100周年の節目だけに、奇しくも同胞のファルカオに続く、ちょっととうが立つとはいえ、クラックの入団をファンは楽しみにしているはずですが、とりあえず、クラブはホーム初戦となる来週火曜のバルサ戦でのお披露目を目指しているのだとか。

そして日曜にはマドリッド勢のホームゲームが3試合立て続けにあるんですが、例の猛暑時間開催に当たったマドリーには金曜になって、ショックなニュースが。いえ、UEFAスーパーカップ優勝の後、大手マスコミがベリンガム、エムバペ、ビニシウスばかりを持ち上げて、とうとう昔懐かしいBBC(ベンゼマ、ベイル、クリスチアーノ・ロナウドの頭文字)ならぬ、BMVとネーミング。仲間外れに腹を立てたか、先日、自身のSNSに「ロドリゴのRも加えるべき」とポストした件については、アンチェロッティ監督も「当人に訊いたら、あれはフェイクと言っていた。Está contento aquí y trabajando muy bien/エスタ・コンテントー・アキー・イ・トラバハンドー・ムイ・ビエン(彼はここにいて満足しているし、とてもよく働いている)」と言っていたため、落着したんですけどね。

金曜の同じ練習後記者会見で、「Están valorando el golpe/エスタン・バロランドー・エル・ゴルペ(打撲の具合を見ている)」(アンチェロッティ監督)と話していたベリンガムが、実は右脚の足底筋を痛めており、完治するのが9月各国代表戦後という重傷だったのにビックリさせられることに。うーん、まさにここ2試合、3トップの一角を占めているロドリゴがベリンガム不在の間、今季のチーム初ゴールを入れたマジョルカ戦のように頑張って、トリオ名をRMVなり、MVRになりに変えるビッグチャンスが到来したという感じですが、おかげでモドリッチやギュレルらの出番も増えそうなのはファンも嬉しいかと。

まあ、日曜午後5時(日本時間翌午前0時)からの相手は昇格組のバジャドリーでもありますしね。一応、開幕戦ではプレーオフで1部復帰したエスパニョールを1-0で下しているとはいえ、来週は木曜にラル・パルマス戦もあるため、アンチェロッティ監督も元々、ローテーションする気だった?そうそう、マドリー戦現地観戦をしたい日本人ファンには痛いニュースもあって、今季からチケット料金が大幅値上げ。ええ、昨季まで下位ランクチームとの試合の一番安い値段は55ユーロ(約9000円)だったのが、95ユーロ(1万6000円)になってしまったんですよ。多分、このランクのシートだと、私と同じ高所8階レベルで、選手が米粒大なのは確実だけに、ピッチより、天井に吊られた360度スクリーン頼りになりそうですが、円安もあって、今は観戦旅行も厳しくなってしまったのは残念です。

そして日曜の続く時間帯では今季から、再び1部の弟分仲間に復帰したレガネスがブタルケにラス・パルマスを迎えてホーム開幕戦となるんですが、オサスナと1-1で引き分けた1節にはいなかった選手が2人加入。右SBのアルティミラ(ビジャレアルからレンタル)とFWのムニル(ラス・パルマスを退団)で、後者は2年前にはお隣さんのヘタフェにいたという奇特な縁も。ラス・パルマスにもこの夏から、ヘタフェとの契約が終了したベテランFWマタがいるんですが、相手のルイス・カリオン監督は昨季まで2部のオビエドを指揮し、プレーオフ決勝で涙を呑んだ指揮官。ここは2部王者となったボルハ・ヒメネス監督もちょっと強気に行っていいかもしれませんね。

え、今季初ホームゲームは日曜午後9時30分なのに今週も私はメトロポリターノに通っていなかったかって?いやあ、その通りで水曜夜には私も初めて体験する「Noche de bienvenida/ノッチェ・デ・ビエンベニーダ(歓迎の夜)」という催しが開催。要はこの夏の男女チームの新加入選手をピッチでお披露目したんですが、まだ昼間の暑さが残る中、3万人ものファンが駆けつけることに。ただ、イベントスタートから、バンドのパフォーマンスが3曲も続いたり、先に紹介された女子チームの補強が8人と、男子の倍もいたため、肝心のシメオネ監督の新戦力登場までに50分もかかっていたのは何ですが、もちろん、近年稀に見る移籍金大盤振る舞いで到着した選手たちは大歓迎されることに。

そう、CBル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)に始まり、FWセルロート(同ビジャレアル)、そしてジョアン・フェリックスが移籍金5000万ユーロ(約81億円)+目標達成ボーナス1000万ユーロ(約17億円)でチェルシーに入団することが決まるまで、公式発表はできなかったんですけどね。マハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションには火曜から参加していたMFギャラガー(同チェルシー)、7500万ユーロ(約122億円)の大型移籍、フリアン・アルバレスらが次々と登場。ただねえ、昨今はベルナベウでCL決勝パブリックビューイングやDecimoquinta(デシモキンタ/15回目のCL優勝のこと)祝賀行事、更にはメガプレゼンなどで、360度スクリーンとピッチに置かれた大型スクリーンに慣れていた私からすると、メトロポリターノのスタンドにあるスクリーンが小さすぎて、視覚的には物足りないところも。

まあ、ファンたちはそんなこと、まったく気にする様子はなく、事あるごとに「Madridista el que no vote!/マドリディスタ・エル・ケ・ノー・ボテ(飛び跳ねないのはマドリディスタ)」のカンティコを歌っていたんですが、最後は選手たちまで一緒に跳んでいる始末でねえ。おそらく、スペイン語がほとんどわからないギャラガーなど、何が何だかって感じだったでしょうが、大丈夫。練習ではチェルシー時代にご一緒したアスピリクエタが通訳として、完璧にフォローしてあげているため、チームへの適応は問題ありませんって。

そして更にピッチでミュージック演奏があってから、全員で場内一周。最後はクラブ歌アカペラ合唱でイベントは1時間半ぐらいで終わったんですが、金曜にも私はメトロポリターノに向かうことに。そう、この日はスタジアム練習となったのと、その後、まだ済んでいなかったギャラガーのマスコミ向けエクスプレスプレゼンがあったからですが、まだ午前中で涼しかったとはいえ、見学していた正面スタンドに真っ向、日が当たり、15分間の見学時間の辛かったことといったら、もう。

ピッチは日影だったため、選手たちは炙られっぱなしの練習場のグラウンドより、楽だったかもしれませんけどね。ちなみにこの日はGKモルドバンの姿なく、夕方にはサッスオーロへの電撃レンタルが決定。この夏、ルーマニア代表でユーロに参加した際に1月に加入して以来、シメオネ監督がオブラク一択で、1度も出番がないことから、移籍希望を表明していた彼なんですが、確かにプレシーズンマッチ4試合全てに出場したものの、公式戦開幕のビジャレアル戦ではまたベンチに戻されてしまいましたからね。それもユーロのスロベニア代表で負ったケガのリハビリで、ほとんどチーム練習をしておらず、まだ100%ではなかったオブラクが優先されてしまってはもう、腹を括るしかない?

よって、アトレティコは残り1週間で第2GK探しをしないといけなくなったんですが、一応、カンテラーノ(Bチーム)のゴミスと、控えでもスペイン五輪代表で金メダルをもらったイトゥルベがいますからね。今は1節のビジャレアル戦でも2-2の引き分けを招いた、昨季から引きずるダメダメ守備を改善するため、もう1人、CBを補強するのが優先なのだとか。とはいえ、すでに移籍金に1億8000万ユーロ(約292億円)も使ってしまったため、それには先にサム(昨季はアラベスにレンタル、金曜深夜にポルト移籍が決定)なり、モウリーニョなりの売却で資金を作らないといけないようですが、果たしてどうなるんでしょうね。

そんな彼らが日曜に迎えるのはジローナで、ミチェル監督のチームはなまじ昨季、絶好調でアトレティコの上を行く3位となり、CL初出場となったのは嬉しいものの、かなりの数の主力が他チームに持っていかれるという弊害を受けることに。そう、アトレティコも最初、狙っていたピチチ(リーガ得点王)のドブビクはローマへ、アレイス・ガルシアもレバークーゼンへ移籍してしまいましたし、サビーニョもレンタル元のマンチェスター・シティに、エリック・ガルシアとパブロ・トーレもバルサに帰還。それでも五輪金メダリストのアベル・ルイス(スポルティング・ブラガから移籍)、ファン・デ・ビーク(同マンチェスター・ユナイテッド)、ブライアン・ヒル(トッテナムからレンタル)らが加入しているんですが、昨季の程の爆発力はなさそうな。

ええ、昨季シーズン前半戦にモンテリビで4-3と撃ち負けた辺りから、アトレティコのアウェイ弱者傾向が始まったような気もするんですが、幸いメトロポリターノマジックが発動するホームでは3-1で勝利。改善必須のアウェイはともかく、大型補強に夢を掻き立てられたファンが詰め掛ける日曜の試合では、今季も内弁慶ぶりを心おきなく披露して、また、チームが恒例の場内一周をするのを見られたらいいのですが…。

レアル・マドリーの関連記事

「もしかしたら、とてもオメデタイ人たちだったのかも」そんな風に私が呆れていたのは木曜日、アリ・サミ・イェン・スポル・コンプレクシから引き揚げるアトレティコの選手たちが、CLリーグフェーズのトップ8に「Nos vamos a meter/ノス・バモス・ア・メテール(ウチは入れる)」と確信していたという、マルカ(スポーツ紙 2026.01.24 20:00 Sat
「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でバルサに負けた後 2026.01.21 17:00 Wed
「あと大変なのは弟分だけね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、慌ただしいミッドウィーク開催36節がバルサのリーガ優勝で終わった翌朝のことでした。いやあ、もちろん、水曜のサンティアゴ・ベルナベウでマジョルカ相手に意地で勝利を挙げた甲斐もなく、翌日にはクラシコ(伝統の一戦)で勝ち点差を7にした宿敵がエスパニョールに0-2 2025.05.17 21:00 Sat
レアル・マドリーは17日、ボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年6月1日~2030年6月30日までの5年間となる。 なおボーンマスによれば、マドリーは契約解除金として5000万ポンド(約97億円)を支払ったとのことだ。 ハイセンは197cmの 2025.05.17 20:00 Sat
レアル・マドリーのスペイン代表DFラウール・アセンシオが、女性の性的動画を違法に共有した疑いで刑事訴追を受けている中、ついに口を開いた。 問題の事件は2023年6月15日に発生。いずれもマドリーのアカデミー出身者のアセンシオ、フェラン・ルイス(ジローナ)、フアン・ロドリゲス(タラソナ)、アンドレス・ガルシア(アル 2025.05.16 23:40 Fri

ラ・リーガの関連記事

レアル・マドリーの人気記事ランキング

1

プレーオフ進出の16クラブが決定!シティがレアル・マドリーorバイエルンとラウンド16を懸けて激突【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズが29日に全日程を終了。この結果、プレーオフに進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16進出が決定。 プレーオフ2ndレグでホーム開催となるシード権を得る9位~16位には、同大会最多優勝を誇るレアル・マドリーやミラン、バイエルン、ドルトムント、パリ・サンジェルマン(PSG)、ベンフィカら強豪クラブが入った。 一方、プレーオフ1stレグがホーム開催となる17位~24位には、前々回王者のマンチェスター・シティや最多7度の準優勝を誇るユベントスらに加え、日本人所属のモナコやフェイエノールト、セルテック、スポルティングCPが入った。 なお、リーグフェーズの順位によってプレーオフの組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは31日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが2月11日(火)、12日(水)、2ndレグが18日(火)、19日(水)に開催される。 ◆CLプレーオフ対戦カード モナコ(17位)orブレスト(18位) vs PSG(15位)orベンフィカ(16位) スポルティングCP(23位)orクラブ・ブルージュ(24位) vs アタランタ(9位)orドルトムント(10位) セルティック(21位)orマンチェスター・シティ(22位) vs レアル・マドリー(11位)orバイエルン(12位) フェイエノールト(19位)orユベントス(20位) vs ミラン(13位)orPSV(15位) 2025.01.30 08:25 Thu
2

ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる

レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed
3

21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu
4

名手ファン・デル・ファールトの長男ダミアンがアヤックスと長期契約…世代別オランダ代表に名を連ねる18歳

アヤックスがラファエル・ファン・デル・ファールト氏の長男と長期契約を結んだ。 絶大なタレント性でサッカーファンを魅了した左足の名手、元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏。アヤックスやハンブルガーSV、レアル・マドリー、トッテナム等で活躍した。 その長男は、元日本代表FW高原直泰氏とともにプレーしたハンブルガー時代に生まれた、ダミアン・ファン・デル・ファールト(18)。 少年時代は父親の移籍に伴い、ドイツ、デンマーク等で生活し、2023年にアヤックスのU-18チームへ入団。昨夏U-19チームに昇格し、世代別のオランダ代表にも名を連ねている。 父の古巣でもあるアヤックスとはU-19昇格と同時に新契約を締結も、7日、新たに2029年6月までの契約延長にサイン。近い将来のトップチーム昇格が念頭にあるのは間違いないだろう。 アヤックスのフットボール・ダイレクター(FD)を務めるマリジン・ボイカー氏いわく、ダミアンは父ラファエルと同じく攻撃的MFで、より守備にも協力的な現代型のフットボーラー。 「彼との契約延長を嬉しく思う。ダイナミックな攻撃的MFで、ボックス内への侵入も多い。何より優れたキック精度とテクニックがあり、エネルギッシュなプレッシングも魅力的だ」 「次のステップはヨング・アヤックス(オランダ2部/セカンドチーム)に上がること。今後数年間でさらなる成長があると確信しているよ」 <span class="paragraph-title">【写真/2枚目】ファン・デル・ファールト親子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="hu" dir="ltr">It’s a ‘Van der Vaart’ thing <br><br>Damián 2029 </p>&mdash; AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1876698684404207889?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.08 14:20 Wed
5

終焉を迎えたレアル・マドリーのサイクル②~モウリーニョ体制プレイバック~

2018-19シーズン、レアル・マドリーは3月に入ると同時に全てのタイトルへの望みを絶たれた。2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が2度目の就任を果たして以来、数々の栄光を手にしてきたクラブも、明確な後退を余儀なくされている。本稿では、このサイクルの軌跡を振り返っていく。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ジョゼ・モウリーニョ体制/2010-13</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>モウリーニョ監督は、マドリーを指揮する前年、当時率いていたインテルでイタリア史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリアの三冠を達成。ポルトやチェルシーでの功績と合わせ、世界最高指揮官の1人として満を持して“新銀河系軍団”を率いることとなった。 前年には、ペレス会長がトップに返り咲き、マヌエル・ペジェグリーニ前監督の下でFWクリスティアーノ・ロナウドら大型補強を敢行していたマドリー。しかし、CLでは6シーズン連続のベスト16敗退、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイでの優勝にも届かず。モウリーニョ監督には、初年度に何らかのタイトルを獲得した上で、クラブを世界最高峰に復権させる仕事が求められていた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆基本フォーメーション[4-2-3-1]</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190309_23_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>モウリーニョ監督は、FWクリスティアーノ・ロナウドやMFシャビ・アロンソら前年度に加入した選手を最大限生かせるよう、MFメスト・エジルやMFサミ・ケディラらを初年度に獲得。一方でFWラウールやMFグティら年齢を重ねていたスター選手たちを容赦なく切り捨てた。また、後に欠かせない選手となるMFルカ・モドリッチ、DFラファエル・ヴァランもモウリーニョ政権時に獲得している。 最前線のチョイスではFWベンゼマとFWイグアインに競争を強いていたが、その他はあまり変化させず。ベンゼマが落とし、エジルが前を向き、前線のC・ロナウドが電光石火のシュートを見舞う形は、“世界最高のカウンター”と評された。また、カバーリング範囲の広いDFペペと、インターセプトに優れるDFセルヒオ・ラモスの相性はすこぶる良く、指揮官の重視する守備戦術の根幹を担った。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆Turning Point!~レヴァンドフスキの悪夢~</span> “スペシャル・ワン”という代名詞を引っ提げてやってきたモウリーニョ監督は、初年度からコパ・デル・レイ決勝で宿敵バルセロナを撃破し、3年ぶりの主要タイトルをもたらした。そして、2年目にはリーガ史上最多勝ち点100、得点121でリーガを制覇。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で史上最強とも呼ばれていたバルセロナと激しく火花を散らし、対等に渡り合った。 また、初年度からCLでも7シーズンぶりにベスト16を突破。3年連続でベスト4で終わってしまったものの、確実にクラブを前進させていた。しかし、指揮3年目にはロッカールーム内から不穏な空気が漏れ伝えられ、特にクラブのリビング・レジェンドでもあるGKカシージャスとの軋轢はモウリーニョ監督へのバッシングに繋がった。 そして、その2012-13シーズン、CL準決勝1stレグ・ドルトムント戦でFWロベルト・レヴァンドフスキに4得点を奪われて1-4と大敗。既にリーガではバルセロナの優勝が確実視されており、批判は加速することとなった。 結局、10度目の欧州制覇“デシマ”を達成できなかったモウリーニョ監督は、2013年5月に追われるようにして契約解除に同意している。<hr>▽ジョゼ・モウリーニョ 【在任期間】 3シーズン(2010-13) 【戦績】 [2010-11] 公式戦59試合44勝9分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点92) コパ・デル・レイ:優勝 [2011-12] 公式戦58試合45勝7分け6敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:優勝(勝ち点100) コパ・デル・レイ:ベスト8 [2012-13] 公式戦61試合38勝12分け12敗 チャンピオンズリーグ:ベスト4 リーガエスパニョーラ:2位(勝ち点85) コパ・デル・レイ:準優勝 [合計] 公式戦178試合127勝28分け23敗 【主な獲得選手】 MFアンヘル・ディ・マリア、MFメスト・エジル、MFサミ・ケディラ、MFルカ・モドリッチ、MFカゼミロ、DFラファエル・ヴァラン 【主な放出選手】 FWラウール、MFラファエル・ファン・デル・ファールト、MFグティ、MFフェルナンド・ガゴ、MFエステバン・グラネロ、MFラサナ・ディアッラ 2019.03.10 18:00 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly