五輪が終われば、リーガが始まる…/原ゆみこのマドリッド

2024.08.09 23:30 Fri
©Real Madrid
「本番前に夏バテしそう」そんな風に私が心配になっていたのは木曜日、ツアーから戻って来たマドリッドの兄貴分たちが次はいつ練習するのか、調べていた時のことでした。いやあ、前日のうちにアメリカ東海岸から帰還したレアル・マドリーはその日の夕方から、バルデベバス(バラハス空港の近く)で始動していたエムバペ、ベリンガム、カルハバル、カマビンガ、チュアメニ、メンディ、バルベルデにアンチェロッティ監督が挨拶した後、木曜午前中にはこのプレシーズン最初となるトップチーム勢揃いセッションがあったんですけどね。

練習場入口には早くもエムバペマニアが大勢、詰め掛けていたのもTVの映像で知ったんですが、気温37℃という酷暑の中、選手の出待ちをするとはマドリーファンは命知らず?それでも彼らは運動する訳ではないため、まだいいんですが、何と金曜の練習開始が午後5時とは如何に。香港帰りのアトレティコもマハダオンダ(マドリッド近郊)での再開セッションは金曜午後7時でしたしね。双方とも次の試合はマドリーが来週水曜にUEFAスーパーカップのアタランタ戦をワルシャワで、アトレティコは日曜に最後のプレシーズンマッチ、ユベントス戦をストックホルムでと、マドリッドより遥かに涼しい環境でできる上、どちらもリーガ開幕戦は午後9時30分。それなのに1日のうち、一番暑い時間に日向でトレーニングって、選手たちが熱中症になったら、一体、どうするつもりなんでしょう。

まあ、そんなことはともかく、またしても試合三昧だった今週はどんなだったかというと。スタートは月曜にあったスペイン代表男子の準決勝モロッコ戦だったんですが、開始11分には敵にすっ飛ばされたプビル(アタランタ)に潰されて、主審が負傷。続行不可となり、第4審判と交代となる不運に見舞われることに。その後は準々決勝日本戦でも2ゴールの活躍を見せたフェルミン(バルサ)がエリア外から撃ったりしていたんですが、32分、バリオス(アトレティコ)がやらかしてしまったんですよ。そう、エリア内でリチャードソン(スタッド・ランス)の足を蹴ってしまい、VAR(ビデオ審判)モニター判定でPKを献上とはツイていません。
ラヒミ(アル・アリン)がPKを決め、この時、モロッコのキャプテン、マドリー出身のアクラフ(PSG)がクラブの同僚、GKアルナウ・テナスに悪態をついていたのもどうかと思いましたが、主審のアクシデントのせいで、12分もあったロスタイムにもスペインは得点することができず、試合は1-0でハーフタイムに入ることに。後半、サンティ・デニア監督のチームの反撃が始まったのは16分にプビル、ミランダ(ボローニャ)、バリオスがファンル(セビージャ)、ミゲール・グティエレス(ジローナ)、ベルナベ(パルマ)に代わった後で、ええ、21分にフェルミンが、ベルナベが突破できず、エリア内にこぼれたボールを同点ゴールにしてくれるとは、もしや彼、王者となったユーロのA代表で出番が30分もなかった鬱憤をオリンピックで晴らしている?

おまけになかなか、勝ち越し点が入らなかったため、私も延長戦を覚悟していた40分、今度はセルヒオ・ゴメス(ジローナ)がコーナー近くから送ったスルーパスをファンルが決めてくれたとなれば、もうこっちのもんですって。いえ、スタジアムの大部分を占める4万人のファンに後押しされたモロッコも最後まで諦めず、アブデ(ベティス)やリチャードソンらがシュートを撃っていったんですけどね。後半ロスタイム8分、FKからの全員攻撃も実らず、そのままスペインが1-2で逆転勝ち。金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、大会を始めたパリのパルク・デ・プランスで、同日、エジプトを延長戦で3-1と破ったホスト国フランスとの決勝に臨めることに。
まあ、これでスペイン男子は銀メダル以上が確定しましたし、開会式が近づくにつれ、順番待ちで食堂に長蛇の列ができるようになって大変だったというオリンピック選手村には戻らず、チームはホテルに滞在するようですしね。体調万全で挑んで、アンリ監督率いるフランスの前でも実力を発揮してくれればいいだけですが、それにしたって、6月1日からA代表の合宿入り。ユーロ優勝祝いで数日休んだだけでオリンピック代表に合流したフェルミンとアレックス・バエナ(ビジャレアル)は、来週末にはリーガも開幕するというのに、一体、いつバケーションを取るんですかね。

一方、翌火曜に準決勝でブラジルに挑んだスペイン女子はというと、うーん、この相手にはグループリーグ3節で0-2と快勝していたんですけどね。準々決勝ではコロンビアと延長戦となり、疲れていたのもあったか、モンセ・トメ監督はスタメンローテーションを4人程、したんですが、まさか前半6分から大ポカが出るとは!そう、GKカタ・コル(バルサ)がゴールキックを目の前にいるパレデス(バルサ)に当ててしまい、その跳ね返りがオウンゴールになった暁には、呆れて物も言えないとはまさにこのこと?

その後も敵のカウンター攻撃を喰らいまくりだったスペインは、前半ロスタイムにもポルティーリョ(コリンチャンス)に追加点を挙げられてしまったんですが、まあ、コロンビア戦でも後半終盤からの得点で追いついた彼女たちでしたからね。まだ慌てることはないと思ったものでしたが、この日はどこぞのチームなら珍しくないものの、スペイン女子では近年、初めて見るダメダメの日だったよう。だってえ、モンセ・トメ監督が4人も選手をリフレッシュしながら、対カウンター戦術の効果がまったく見られなかっただけでなく、後半27分にはアドリアナ(コリンチャンス)がシュートをゴールバーに当てた後のクリアができず、同選手のヘッドで3点目を取られているんですよ。

それでも32分にアレクシア・プテジャス(バルサ)が入ってから、少しは態勢を立て直すことに成功したスペインは、40分にはCKからサルマ(バルサ)がヘッドを決めて、1点を返すことに成功。でも後半ロスタイム1分目にオイアナ(マドリー)が自陣でパスをカットされ、ケロリン(ノース・カロリーナ・カレッジ)にGKカタ・コルが股抜きシュートを浴びてしまっては話になりませんって。実際、この日もブラジルGKロレナ(グレミオ)の度重なるメディカルヘルプ要請で15分と超長かったロスタイムの終盤には再び、サルマがゴールを挙げたため、その最後の4点目がなければ、相手も最後はかなり焦ったはずですけどね。そんなのはただのタラレバ。

結局、4-2で負けてしまったスペイン女子はパリ上陸の夢破れ、金曜午後6時から、準決勝でアメリカに1-0で負けたドイツとリヨンで3位決定戦をプレーすることに。救いなのは、これはオリンピックなため、この試合に勝てば、銅メダルを獲得。W杯を制した昨夏のようにサルスエラ宮殿やモンクロア宮殿を表敬訪問して、国王フェリペ6世やペドロ・サンチェス首相に祝ってもらうことはできるはずですが、男子代表に後れを取ったのは彼女たちもきっと、悔しく思っているでしょうね。

そして水曜はマドリッドのクラブがプレシーズンマッチ盛りで、いえ、もちろん、午前1時からのマドリー・アメリカツアー最終戦は見られなかったんですけどね。いよいよ、ビニシウスとロドリゴが先発したチェルシー戦では、逆に「No recuperaron bien ante el Barça/ノー・レクペラロン・ビエン・アンテ・エル・バルサ(バルサ戦から上手く回復できなかった)」(アンチェロッティ監督)という理由で、エンドリックとギュレルがお休みすることに。それも皮肉なもので、前半19分にはブライムのアシストでルーカス・バスケスがシュートしたボールがトロトロになりながら、ゴールラインを割り、いえまあ、セバージョスも念のため、押し込んでいたんですけどね。

このゴールで先制したマドリーは27分、今度はビニシウスがブライムにキラーパスを送り、後者がビジャレアルから移籍したGKヨルゲンセンをかわして、角度のないところからのシュートで2点目を挙げることに。39分にはフラン・ガルシアとGKクルトワがお見合いしたせいで、マドゥエケにヘッドで1点を返されてしまったなんてこともあったんですが、大丈夫。GKがルーニンとなり、後半20分過ぎにはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)ばかりとなってしまったマドリーでしたが、そのまま2-1で勝って、この夏のアメリカツアー初白星を挙げられたのは良かったかと(最終結果2-1)。

一方、お隣さんのキッチー戦は香港での試合だったため、キックオフも午後2時とお店の開いている時間帯だったのが幸い。ただ、いつもの近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)は8月が始まるやいなや、バケーションに入ってしまったため、少し遠出しないといけなかったんですが、その甲斐があったんですよ。そう、先週土曜にアトレティコ入団が発表され、アジアの地でチーム練習に加わったばかりのセルロート(ビジャレアルから移籍)が前半7分にはもうゴール力を発揮。ジョアン・フェリックスからのパスで先制点を入れているんですから、ビックリしたの何のって。

更に彼はその1分後にも敵GKのゴールキックがチームメートに当たって落ちたボールを拾い、vaselina(バセリーナ/ループシュート)を決めているって、その瞬間、僅かでもあったモラタ(ミランに移籍)を惜しむ声は完全に消えた?前半はこの2点だけだったアトレティコですが、ハーフタイムでの11人総取っ換えで、トップチームの選手がリケルメ、レマル、ハビ・ガランだけになったBチームも景気が良くてねえ。後半7分にはまず、リケルメのアシストでカルロス・マルティン(昨季はミランデスにレンタル)が3点目を挙げると、18分にはモウリーニョもゴール前からヘッドで4点目をゲット。

23分にはテルミノフに一矢を報われてしまったものの、その3分後にはピッチに入ったばかりのアトレティコBのエース、ニーニョ、そして41分にも敵GKの弾いたボールをレマルが決めて、最後は1-6のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勝利したシメオネ監督のチームだったんですが、まあ、相手は香港のチームですからね。一応、ここまでプレシーズンマッチ3戦全勝というのは褒めてあげてもいいですが、それよりアトレティコはここ数日、冬眠から目覚めたかの如く、フロントの動きが激しいんですよ。

そう、セルロートと同じ日に入団発表されたル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)はマハダオンダに残って、ずっとバケーション明け最終組のヒメネス、デ・パウル、モリーナと一緒に練習を続けているんですが、どうやら眉唾だと思っていたフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)獲得まで、交渉がまとまったよう。正式発表は来週月曜になりそうですが、移籍金7000万ユーロ(約113億円)+オプション1500万ユーロ(約24億円)で5年契約って、これはもしや、先日、クラブが増資をした分を丸々充てている?

加えて移籍金4000万ユーロ(約65億円)のギャラガー(チェルシー)も木曜にはマドリッド入りしていて、要は2000万ユーロ(約33億円)のハビ・ゲラ(バレンシア)の線は消えたんですが、こちらは現在、オリンピック参加中のサムをチェルシーに同額で売却する見通しがついたためみたいですけどね。ただ、不可解なのは未だにジョアンの行き先が決まってないにも関わらず、セルロートとル・ノルマンにも合計7000万ユーロ程、移籍金を払えたことですが、果たしてこちらはどこから、捻出したものやら。何せ、いつも貧乏という話しか、聞こえてこないアトレティコですからね。1億2700万ユーロ(約205億円)払って獲ったジョアンの失敗例もありますし、こんなお隣さんのような大盤振る舞いを見ると、先行きが怖くなるのは私がネガティブすぎるせいでしょうか。

そして水曜の夕方、まだ全然気温が下がらない中、勇気を出して見に行った、コリセウムでのヘタフェvsサン・テティエンヌ戦はどうだったかというと、うーん、やっぱり先週の土曜が盛況だったのは相手が兄貴分のアトレティコだったからだったんですね。まだ夕日の残るスタンドのガラガラ感が半端なかったんですが、弟分には昨季はほぼずっと、負傷でプレーできなかったアランバリの復帰という嬉しいニュースが。そう、前半5分にはCKからの混戦で彼が先制ゴールを挙げてくれたんですが、残念ながら、得点はそれだけにとどまることに(最終結果1-0)。

もちろん、その日も左SBのアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)がCFを務めていたようなヘタフェで、しかもここまで2部チーム相手の親善試合ですら、1勝もできず。よって、今季リーグ1に復帰したばかりとはいえ、フランスの名門チーム相手にゴール祭りが見られるとは期待していなかったんですけどね。アトレティコ戦ではアップに出て来て、復帰間近と思われたボルハ・マジョラルもこの日は移籍が控えているせいか、ベンチにも入らずとはあんまりじゃないですか。ようやくプレシーズン初勝利は挙げたとはいえ、このままCF不在でシーズンを始めるのは無謀としか言えないんですが、きっとボルダラス監督も気が気ではないでしょうね。

ちなみに今週末はマドリッドの弟分チームたちもプレシーズン最後の試合をすることになっていて、ヘタフェは土曜にイギリス遠征でサザンプトン戦。まだ未勝利のラージョも同じく海を渡り、ウォルバーハンプトン戦となるんですが、昇格組のレガネスは金曜からテレサ・エレラ杯(デポルティボ主催の夏の伝統的な親善大会)でラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート)に行って、2連戦をすることに。ただ、準決勝の相手はオビエト(2部)゛、決勝もようやく2部に復帰したばかりのデポルティボかRFEF1部(実質3部)のウニオニスタス・デ・サラマンカというのはちょっと、物足りないところですが、彼らもプレシーズンは6試合して白星なし。いい気分でリーガ開幕を迎えるためにも、優勝して帰って来てもらいたいものです。

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飛んできたのは“豚の頭”、19年前のエル・クラシコを覚えているか?

ピッチに投げ入れられた最も衝撃的なものはなんだろうか。 21日に行われたリーグ・アン第14節のリヨンvsマルセイユでは、スタンドから中身が入った状態のペットボトルが投げ入れられた。これがMFディミトリ・パイエの左耳付近を直撃し、パイエは頭を押さえながら倒れ込んでしまう。試合は一時中断を経て、中止にまで追いやられる事態となっていた。 19年前のエル・クラシコ、2002年11月23日に行われたカンプ・ノウでのバルセロナvsレアル・マドリーの一戦では、豚の頭がピッチに投げ入れられたのを覚えているだろうか。 元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは2000年夏にバルセロナからレアル・マドリーへという禁断の移籍を決行。バルセロナのファンからは猛烈な反感を買っていた。前述のクラシコで、マドリーの一員としてカンプ・ノウに足を踏み入れたフィーゴに対してはブーイングの嵐。ライターやコインなども投げ入れられた。 その中でも異色だったのが豚の頭だ。CKでボールをセットした際に、あるバルセロナのファンがフィーゴに向かってそれを投擲。当たりはしなかったものの、様々な意味で衝撃を与えたことは間違いなかった。 当時のクラシコは一時中断こそしたものの、試合は継続。ゴールレスに終わっている。何事もなかったために、笑い話として語れるものの、ケガにつながっていれば大きな問題に発展していたことは間違いないだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】ピッチに投げ入れられた豚の頭</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On this day in 2002, Barcelona fans threw a pig&#39;s head at Luis Figo before he took his corner at the Camp Nou <br><br>Figo left Barca for Real Madrid two years earlier. <a href="https://t.co/j3ZgOQ85dW">pic.twitter.com/j3ZgOQ85dW</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1463119883055599616?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.24 22:10 Wed
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クロースが独自のサッカーリーグ『Icon League』を創設…ピケ主催の『キングス・リーグ』に倣う形に

レアル・マドリーの元ドイツ代表MFトニ・クロースが、ドイツの著名なストリーマーであるエリアス・ネルリッヒと独自のサッカーリーグ『Icon League(アイコン・リーグ)』を創設することを発表した。ドイツ『SPOX』が伝えている。 両氏は今回の共同プレスリリースで『アイコン・リーグ』と名付けられた新たなサッカーリーグを創設し、2024年夏に開幕することを明かした。 同リーグのルールやレギュレーションや具体的な参加者に関しては、今後数週間から数カ月以内に詳細が発表される予定だが、参加チームはサッカー業界だけでなく、エンターテインメントや音楽の分野でも有名なチームで構成される見込みだ。 クロースは今回の新プロジェクトに関して以下のように説明している。 「僕がプレーし、愛するクラシックサッカーは今後も存続し、世界中の人々にインスピレーションを与え、感動を与え続けるだろう」 「一方で、別のサッカーフォーマットを望んでいるファンも大勢いる。より速く、より多様で、よりアクション満載で、突然予期せぬ展開が起こる可能性のある、より波乱万丈なゲームだ。より多くのゴールとエンターテイメントを備えたサッカー。そして、それがまさに僕らが提供するものなんだ」 なお、今回の『アイコン・リーグ』は、昨シーズン途中にバルセロナで現役を引退した元スペイン代表DFジェラール・ピケが主催する7人制サッカー『キングス・リーグ』の成功に倣う形で創設されたようだ。 『キングス・リーグ』は、近年若者のスポーツ離れの原因として挙げられるタイムパフォーマンスやエンターテインメント性の改善を強く意識している。 20分ハーフという試合時間の短さや交代無制限、独自の退場ルール、VARのリクエスト制、“ダブルゴール”といった通常のサッカーから派生した独自のルールに加え、サイコロを振って出た目の人数で一定時間を戦ったり、即時のPK獲得や一定時間のダブルゴール、相手選手を一時的に退場させるといった権利が付与されるゴールデンカードの使用といった奇抜なルールを盛り込み、2022年11月の開幕以降人気を博している。 2023.11.09 08:00 Thu

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