五輪が終われば、リーガが始まる…/原ゆみこのマドリッド
2024.08.09 23:30 Fri
「本番前に夏バテしそう」そんな風に私が心配になっていたのは木曜日、ツアーから戻って来たマドリッドの兄貴分たちが次はいつ練習するのか、調べていた時のことでした。いやあ、前日のうちにアメリカ東海岸から帰還したレアル・マドリーはその日の夕方から、バルデベバス(バラハス空港の近く)で始動していたエムバペ、ベリンガム、カルハバル、カマビンガ、チュアメニ、メンディ、バルベルデにアンチェロッティ監督が挨拶した後、木曜午前中にはこのプレシーズン最初となるトップチーム勢揃いセッションがあったんですけどね。
練習場入口には早くもエムバペマニアが大勢、詰め掛けていたのもTVの映像で知ったんですが、気温37℃という酷暑の中、選手の出待ちをするとはマドリーファンは命知らず?それでも彼らは運動する訳ではないため、まだいいんですが、何と金曜の練習開始が午後5時とは如何に。香港帰りのアトレティコもマハダオンダ(マドリッド近郊)での再開セッションは金曜午後7時でしたしね。双方とも次の試合はマドリーが来週水曜にUEFAスーパーカップのアタランタ戦をワルシャワで、アトレティコは日曜に最後のプレシーズンマッチ、ユベントス戦をストックホルムでと、マドリッドより遥かに涼しい環境でできる上、どちらもリーガ開幕戦は午後9時30分。それなのに1日のうち、一番暑い時間に日向でトレーニングって、選手たちが熱中症になったら、一体、どうするつもりなんでしょう。
まあ、そんなことはともかく、またしても試合三昧だった今週はどんなだったかというと。スタートは月曜にあったスペイン代表男子の準決勝モロッコ戦だったんですが、開始11分には敵にすっ飛ばされたプビル(アタランタ)に潰されて、主審が負傷。続行不可となり、第4審判と交代となる不運に見舞われることに。その後は準々決勝日本戦でも2ゴールの活躍を見せたフェルミン(バルサ)がエリア外から撃ったりしていたんですが、32分、バリオス(アトレティコ)がやらかしてしまったんですよ。そう、エリア内でリチャードソン(スタッド・ランス)の足を蹴ってしまい、VAR(ビデオ審判)モニター判定でPKを献上とはツイていません。
ラヒミ(アル・アリン)がPKを決め、この時、モロッコのキャプテン、マドリー出身のアクラフ(PSG)がクラブの同僚、GKアルナウ・テナスに悪態をついていたのもどうかと思いましたが、主審のアクシデントのせいで、12分もあったロスタイムにもスペインは得点することができず、試合は1-0でハーフタイムに入ることに。後半、サンティ・デニア監督のチームの反撃が始まったのは16分にプビル、ミランダ(ボローニャ)、バリオスがファンル(セビージャ)、ミゲール・グティエレス(ジローナ)、ベルナベ(パルマ)に代わった後で、ええ、21分にフェルミンが、ベルナベが突破できず、エリア内にこぼれたボールを同点ゴールにしてくれるとは、もしや彼、王者となったユーロのA代表で出番が30分もなかった鬱憤をオリンピックで晴らしている?
おまけになかなか、勝ち越し点が入らなかったため、私も延長戦を覚悟していた40分、今度はセルヒオ・ゴメス(ジローナ)がコーナー近くから送ったスルーパスをファンルが決めてくれたとなれば、もうこっちのもんですって。いえ、スタジアムの大部分を占める4万人のファンに後押しされたモロッコも最後まで諦めず、アブデ(ベティス)やリチャードソンらがシュートを撃っていったんですけどね。後半ロスタイム8分、FKからの全員攻撃も実らず、そのままスペインが1-2で逆転勝ち。金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、大会を始めたパリのパルク・デ・プランスで、同日、エジプトを延長戦で3-1と破ったホスト国フランスとの決勝に臨めることに。
一方、翌火曜に準決勝でブラジルに挑んだスペイン女子はというと、うーん、この相手にはグループリーグ3節で0-2と快勝していたんですけどね。準々決勝ではコロンビアと延長戦となり、疲れていたのもあったか、モンセ・トメ監督はスタメンローテーションを4人程、したんですが、まさか前半6分から大ポカが出るとは!そう、GKカタ・コル(バルサ)がゴールキックを目の前にいるパレデス(バルサ)に当ててしまい、その跳ね返りがオウンゴールになった暁には、呆れて物も言えないとはまさにこのこと?
その後も敵のカウンター攻撃を喰らいまくりだったスペインは、前半ロスタイムにもポルティーリョ(コリンチャンス)に追加点を挙げられてしまったんですが、まあ、コロンビア戦でも後半終盤からの得点で追いついた彼女たちでしたからね。まだ慌てることはないと思ったものでしたが、この日はどこぞのチームなら珍しくないものの、スペイン女子では近年、初めて見るダメダメの日だったよう。だってえ、モンセ・トメ監督が4人も選手をリフレッシュしながら、対カウンター戦術の効果がまったく見られなかっただけでなく、後半27分にはアドリアナ(コリンチャンス)がシュートをゴールバーに当てた後のクリアができず、同選手のヘッドで3点目を取られているんですよ。
それでも32分にアレクシア・プテジャス(バルサ)が入ってから、少しは態勢を立て直すことに成功したスペインは、40分にはCKからサルマ(バルサ)がヘッドを決めて、1点を返すことに成功。でも後半ロスタイム1分目にオイアナ(マドリー)が自陣でパスをカットされ、ケロリン(ノース・カロリーナ・カレッジ)にGKカタ・コルが股抜きシュートを浴びてしまっては話になりませんって。実際、この日もブラジルGKロレナ(グレミオ)の度重なるメディカルヘルプ要請で15分と超長かったロスタイムの終盤には再び、サルマがゴールを挙げたため、その最後の4点目がなければ、相手も最後はかなり焦ったはずですけどね。そんなのはただのタラレバ。
結局、4-2で負けてしまったスペイン女子はパリ上陸の夢破れ、金曜午後6時から、準決勝でアメリカに1-0で負けたドイツとリヨンで3位決定戦をプレーすることに。救いなのは、これはオリンピックなため、この試合に勝てば、銅メダルを獲得。W杯を制した昨夏のようにサルスエラ宮殿やモンクロア宮殿を表敬訪問して、国王フェリペ6世やペドロ・サンチェス首相に祝ってもらうことはできるはずですが、男子代表に後れを取ったのは彼女たちもきっと、悔しく思っているでしょうね。
そして水曜はマドリッドのクラブがプレシーズンマッチ盛りで、いえ、もちろん、午前1時からのマドリー・アメリカツアー最終戦は見られなかったんですけどね。いよいよ、ビニシウスとロドリゴが先発したチェルシー戦では、逆に「No recuperaron bien ante el Barça/ノー・レクペラロン・ビエン・アンテ・エル・バルサ(バルサ戦から上手く回復できなかった)」(アンチェロッティ監督)という理由で、エンドリックとギュレルがお休みすることに。それも皮肉なもので、前半19分にはブライムのアシストでルーカス・バスケスがシュートしたボールがトロトロになりながら、ゴールラインを割り、いえまあ、セバージョスも念のため、押し込んでいたんですけどね。
このゴールで先制したマドリーは27分、今度はビニシウスがブライムにキラーパスを送り、後者がビジャレアルから移籍したGKヨルゲンセンをかわして、角度のないところからのシュートで2点目を挙げることに。39分にはフラン・ガルシアとGKクルトワがお見合いしたせいで、マドゥエケにヘッドで1点を返されてしまったなんてこともあったんですが、大丈夫。GKがルーニンとなり、後半20分過ぎにはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)ばかりとなってしまったマドリーでしたが、そのまま2-1で勝って、この夏のアメリカツアー初白星を挙げられたのは良かったかと(最終結果2-1)。
一方、お隣さんのキッチー戦は香港での試合だったため、キックオフも午後2時とお店の開いている時間帯だったのが幸い。ただ、いつもの近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)は8月が始まるやいなや、バケーションに入ってしまったため、少し遠出しないといけなかったんですが、その甲斐があったんですよ。そう、先週土曜にアトレティコ入団が発表され、アジアの地でチーム練習に加わったばかりのセルロート(ビジャレアルから移籍)が前半7分にはもうゴール力を発揮。ジョアン・フェリックスからのパスで先制点を入れているんですから、ビックリしたの何のって。
更に彼はその1分後にも敵GKのゴールキックがチームメートに当たって落ちたボールを拾い、vaselina(バセリーナ/ループシュート)を決めているって、その瞬間、僅かでもあったモラタ(ミランに移籍)を惜しむ声は完全に消えた?前半はこの2点だけだったアトレティコですが、ハーフタイムでの11人総取っ換えで、トップチームの選手がリケルメ、レマル、ハビ・ガランだけになったBチームも景気が良くてねえ。後半7分にはまず、リケルメのアシストでカルロス・マルティン(昨季はミランデスにレンタル)が3点目を挙げると、18分にはモウリーニョもゴール前からヘッドで4点目をゲット。
23分にはテルミノフに一矢を報われてしまったものの、その3分後にはピッチに入ったばかりのアトレティコBのエース、ニーニョ、そして41分にも敵GKの弾いたボールをレマルが決めて、最後は1-6のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勝利したシメオネ監督のチームだったんですが、まあ、相手は香港のチームですからね。一応、ここまでプレシーズンマッチ3戦全勝というのは褒めてあげてもいいですが、それよりアトレティコはここ数日、冬眠から目覚めたかの如く、フロントの動きが激しいんですよ。
そう、セルロートと同じ日に入団発表されたル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)はマハダオンダに残って、ずっとバケーション明け最終組のヒメネス、デ・パウル、モリーナと一緒に練習を続けているんですが、どうやら眉唾だと思っていたフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)獲得まで、交渉がまとまったよう。正式発表は来週月曜になりそうですが、移籍金7000万ユーロ(約113億円)+オプション1500万ユーロ(約24億円)で5年契約って、これはもしや、先日、クラブが増資をした分を丸々充てている?
加えて移籍金4000万ユーロ(約65億円)のギャラガー(チェルシー)も木曜にはマドリッド入りしていて、要は2000万ユーロ(約33億円)のハビ・ゲラ(バレンシア)の線は消えたんですが、こちらは現在、オリンピック参加中のサムをチェルシーに同額で売却する見通しがついたためみたいですけどね。ただ、不可解なのは未だにジョアンの行き先が決まってないにも関わらず、セルロートとル・ノルマンにも合計7000万ユーロ程、移籍金を払えたことですが、果たしてこちらはどこから、捻出したものやら。何せ、いつも貧乏という話しか、聞こえてこないアトレティコですからね。1億2700万ユーロ(約205億円)払って獲ったジョアンの失敗例もありますし、こんなお隣さんのような大盤振る舞いを見ると、先行きが怖くなるのは私がネガティブすぎるせいでしょうか。
そして水曜の夕方、まだ全然気温が下がらない中、勇気を出して見に行った、コリセウムでのヘタフェvsサン・テティエンヌ戦はどうだったかというと、うーん、やっぱり先週の土曜が盛況だったのは相手が兄貴分のアトレティコだったからだったんですね。まだ夕日の残るスタンドのガラガラ感が半端なかったんですが、弟分には昨季はほぼずっと、負傷でプレーできなかったアランバリの復帰という嬉しいニュースが。そう、前半5分にはCKからの混戦で彼が先制ゴールを挙げてくれたんですが、残念ながら、得点はそれだけにとどまることに(最終結果1-0)。
もちろん、その日も左SBのアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)がCFを務めていたようなヘタフェで、しかもここまで2部チーム相手の親善試合ですら、1勝もできず。よって、今季リーグ1に復帰したばかりとはいえ、フランスの名門チーム相手にゴール祭りが見られるとは期待していなかったんですけどね。アトレティコ戦ではアップに出て来て、復帰間近と思われたボルハ・マジョラルもこの日は移籍が控えているせいか、ベンチにも入らずとはあんまりじゃないですか。ようやくプレシーズン初勝利は挙げたとはいえ、このままCF不在でシーズンを始めるのは無謀としか言えないんですが、きっとボルダラス監督も気が気ではないでしょうね。
ちなみに今週末はマドリッドの弟分チームたちもプレシーズン最後の試合をすることになっていて、ヘタフェは土曜にイギリス遠征でサザンプトン戦。まだ未勝利のラージョも同じく海を渡り、ウォルバーハンプトン戦となるんですが、昇格組のレガネスは金曜からテレサ・エレラ杯(デポルティボ主催の夏の伝統的な親善大会)でラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート)に行って、2連戦をすることに。ただ、準決勝の相手はオビエト(2部)゛、決勝もようやく2部に復帰したばかりのデポルティボかRFEF1部(実質3部)のウニオニスタス・デ・サラマンカというのはちょっと、物足りないところですが、彼らもプレシーズンは6試合して白星なし。いい気分でリーガ開幕を迎えるためにも、優勝して帰って来てもらいたいものです。
練習場入口には早くもエムバペマニアが大勢、詰め掛けていたのもTVの映像で知ったんですが、気温37℃という酷暑の中、選手の出待ちをするとはマドリーファンは命知らず?それでも彼らは運動する訳ではないため、まだいいんですが、何と金曜の練習開始が午後5時とは如何に。香港帰りのアトレティコもマハダオンダ(マドリッド近郊)での再開セッションは金曜午後7時でしたしね。双方とも次の試合はマドリーが来週水曜にUEFAスーパーカップのアタランタ戦をワルシャワで、アトレティコは日曜に最後のプレシーズンマッチ、ユベントス戦をストックホルムでと、マドリッドより遥かに涼しい環境でできる上、どちらもリーガ開幕戦は午後9時30分。それなのに1日のうち、一番暑い時間に日向でトレーニングって、選手たちが熱中症になったら、一体、どうするつもりなんでしょう。
まあ、そんなことはともかく、またしても試合三昧だった今週はどんなだったかというと。スタートは月曜にあったスペイン代表男子の準決勝モロッコ戦だったんですが、開始11分には敵にすっ飛ばされたプビル(アタランタ)に潰されて、主審が負傷。続行不可となり、第4審判と交代となる不運に見舞われることに。その後は準々決勝日本戦でも2ゴールの活躍を見せたフェルミン(バルサ)がエリア外から撃ったりしていたんですが、32分、バリオス(アトレティコ)がやらかしてしまったんですよ。そう、エリア内でリチャードソン(スタッド・ランス)の足を蹴ってしまい、VAR(ビデオ審判)モニター判定でPKを献上とはツイていません。
おまけになかなか、勝ち越し点が入らなかったため、私も延長戦を覚悟していた40分、今度はセルヒオ・ゴメス(ジローナ)がコーナー近くから送ったスルーパスをファンルが決めてくれたとなれば、もうこっちのもんですって。いえ、スタジアムの大部分を占める4万人のファンに後押しされたモロッコも最後まで諦めず、アブデ(ベティス)やリチャードソンらがシュートを撃っていったんですけどね。後半ロスタイム8分、FKからの全員攻撃も実らず、そのままスペインが1-2で逆転勝ち。金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、大会を始めたパリのパルク・デ・プランスで、同日、エジプトを延長戦で3-1と破ったホスト国フランスとの決勝に臨めることに。
まあ、これでスペイン男子は銀メダル以上が確定しましたし、開会式が近づくにつれ、順番待ちで食堂に長蛇の列ができるようになって大変だったというオリンピック選手村には戻らず、チームはホテルに滞在するようですしね。体調万全で挑んで、アンリ監督率いるフランスの前でも実力を発揮してくれればいいだけですが、それにしたって、6月1日からA代表の合宿入り。ユーロ優勝祝いで数日休んだだけでオリンピック代表に合流したフェルミンとアレックス・バエナ(ビジャレアル)は、来週末にはリーガも開幕するというのに、一体、いつバケーションを取るんですかね。
一方、翌火曜に準決勝でブラジルに挑んだスペイン女子はというと、うーん、この相手にはグループリーグ3節で0-2と快勝していたんですけどね。準々決勝ではコロンビアと延長戦となり、疲れていたのもあったか、モンセ・トメ監督はスタメンローテーションを4人程、したんですが、まさか前半6分から大ポカが出るとは!そう、GKカタ・コル(バルサ)がゴールキックを目の前にいるパレデス(バルサ)に当ててしまい、その跳ね返りがオウンゴールになった暁には、呆れて物も言えないとはまさにこのこと?
その後も敵のカウンター攻撃を喰らいまくりだったスペインは、前半ロスタイムにもポルティーリョ(コリンチャンス)に追加点を挙げられてしまったんですが、まあ、コロンビア戦でも後半終盤からの得点で追いついた彼女たちでしたからね。まだ慌てることはないと思ったものでしたが、この日はどこぞのチームなら珍しくないものの、スペイン女子では近年、初めて見るダメダメの日だったよう。だってえ、モンセ・トメ監督が4人も選手をリフレッシュしながら、対カウンター戦術の効果がまったく見られなかっただけでなく、後半27分にはアドリアナ(コリンチャンス)がシュートをゴールバーに当てた後のクリアができず、同選手のヘッドで3点目を取られているんですよ。
それでも32分にアレクシア・プテジャス(バルサ)が入ってから、少しは態勢を立て直すことに成功したスペインは、40分にはCKからサルマ(バルサ)がヘッドを決めて、1点を返すことに成功。でも後半ロスタイム1分目にオイアナ(マドリー)が自陣でパスをカットされ、ケロリン(ノース・カロリーナ・カレッジ)にGKカタ・コルが股抜きシュートを浴びてしまっては話になりませんって。実際、この日もブラジルGKロレナ(グレミオ)の度重なるメディカルヘルプ要請で15分と超長かったロスタイムの終盤には再び、サルマがゴールを挙げたため、その最後の4点目がなければ、相手も最後はかなり焦ったはずですけどね。そんなのはただのタラレバ。
結局、4-2で負けてしまったスペイン女子はパリ上陸の夢破れ、金曜午後6時から、準決勝でアメリカに1-0で負けたドイツとリヨンで3位決定戦をプレーすることに。救いなのは、これはオリンピックなため、この試合に勝てば、銅メダルを獲得。W杯を制した昨夏のようにサルスエラ宮殿やモンクロア宮殿を表敬訪問して、国王フェリペ6世やペドロ・サンチェス首相に祝ってもらうことはできるはずですが、男子代表に後れを取ったのは彼女たちもきっと、悔しく思っているでしょうね。
そして水曜はマドリッドのクラブがプレシーズンマッチ盛りで、いえ、もちろん、午前1時からのマドリー・アメリカツアー最終戦は見られなかったんですけどね。いよいよ、ビニシウスとロドリゴが先発したチェルシー戦では、逆に「No recuperaron bien ante el Barça/ノー・レクペラロン・ビエン・アンテ・エル・バルサ(バルサ戦から上手く回復できなかった)」(アンチェロッティ監督)という理由で、エンドリックとギュレルがお休みすることに。それも皮肉なもので、前半19分にはブライムのアシストでルーカス・バスケスがシュートしたボールがトロトロになりながら、ゴールラインを割り、いえまあ、セバージョスも念のため、押し込んでいたんですけどね。
このゴールで先制したマドリーは27分、今度はビニシウスがブライムにキラーパスを送り、後者がビジャレアルから移籍したGKヨルゲンセンをかわして、角度のないところからのシュートで2点目を挙げることに。39分にはフラン・ガルシアとGKクルトワがお見合いしたせいで、マドゥエケにヘッドで1点を返されてしまったなんてこともあったんですが、大丈夫。GKがルーニンとなり、後半20分過ぎにはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)ばかりとなってしまったマドリーでしたが、そのまま2-1で勝って、この夏のアメリカツアー初白星を挙げられたのは良かったかと(最終結果2-1)。
一方、お隣さんのキッチー戦は香港での試合だったため、キックオフも午後2時とお店の開いている時間帯だったのが幸い。ただ、いつもの近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)は8月が始まるやいなや、バケーションに入ってしまったため、少し遠出しないといけなかったんですが、その甲斐があったんですよ。そう、先週土曜にアトレティコ入団が発表され、アジアの地でチーム練習に加わったばかりのセルロート(ビジャレアルから移籍)が前半7分にはもうゴール力を発揮。ジョアン・フェリックスからのパスで先制点を入れているんですから、ビックリしたの何のって。
更に彼はその1分後にも敵GKのゴールキックがチームメートに当たって落ちたボールを拾い、vaselina(バセリーナ/ループシュート)を決めているって、その瞬間、僅かでもあったモラタ(ミランに移籍)を惜しむ声は完全に消えた?前半はこの2点だけだったアトレティコですが、ハーフタイムでの11人総取っ換えで、トップチームの選手がリケルメ、レマル、ハビ・ガランだけになったBチームも景気が良くてねえ。後半7分にはまず、リケルメのアシストでカルロス・マルティン(昨季はミランデスにレンタル)が3点目を挙げると、18分にはモウリーニョもゴール前からヘッドで4点目をゲット。
23分にはテルミノフに一矢を報われてしまったものの、その3分後にはピッチに入ったばかりのアトレティコBのエース、ニーニョ、そして41分にも敵GKの弾いたボールをレマルが決めて、最後は1-6のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勝利したシメオネ監督のチームだったんですが、まあ、相手は香港のチームですからね。一応、ここまでプレシーズンマッチ3戦全勝というのは褒めてあげてもいいですが、それよりアトレティコはここ数日、冬眠から目覚めたかの如く、フロントの動きが激しいんですよ。
そう、セルロートと同じ日に入団発表されたル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)はマハダオンダに残って、ずっとバケーション明け最終組のヒメネス、デ・パウル、モリーナと一緒に練習を続けているんですが、どうやら眉唾だと思っていたフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)獲得まで、交渉がまとまったよう。正式発表は来週月曜になりそうですが、移籍金7000万ユーロ(約113億円)+オプション1500万ユーロ(約24億円)で5年契約って、これはもしや、先日、クラブが増資をした分を丸々充てている?
加えて移籍金4000万ユーロ(約65億円)のギャラガー(チェルシー)も木曜にはマドリッド入りしていて、要は2000万ユーロ(約33億円)のハビ・ゲラ(バレンシア)の線は消えたんですが、こちらは現在、オリンピック参加中のサムをチェルシーに同額で売却する見通しがついたためみたいですけどね。ただ、不可解なのは未だにジョアンの行き先が決まってないにも関わらず、セルロートとル・ノルマンにも合計7000万ユーロ程、移籍金を払えたことですが、果たしてこちらはどこから、捻出したものやら。何せ、いつも貧乏という話しか、聞こえてこないアトレティコですからね。1億2700万ユーロ(約205億円)払って獲ったジョアンの失敗例もありますし、こんなお隣さんのような大盤振る舞いを見ると、先行きが怖くなるのは私がネガティブすぎるせいでしょうか。
そして水曜の夕方、まだ全然気温が下がらない中、勇気を出して見に行った、コリセウムでのヘタフェvsサン・テティエンヌ戦はどうだったかというと、うーん、やっぱり先週の土曜が盛況だったのは相手が兄貴分のアトレティコだったからだったんですね。まだ夕日の残るスタンドのガラガラ感が半端なかったんですが、弟分には昨季はほぼずっと、負傷でプレーできなかったアランバリの復帰という嬉しいニュースが。そう、前半5分にはCKからの混戦で彼が先制ゴールを挙げてくれたんですが、残念ながら、得点はそれだけにとどまることに(最終結果1-0)。
もちろん、その日も左SBのアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)がCFを務めていたようなヘタフェで、しかもここまで2部チーム相手の親善試合ですら、1勝もできず。よって、今季リーグ1に復帰したばかりとはいえ、フランスの名門チーム相手にゴール祭りが見られるとは期待していなかったんですけどね。アトレティコ戦ではアップに出て来て、復帰間近と思われたボルハ・マジョラルもこの日は移籍が控えているせいか、ベンチにも入らずとはあんまりじゃないですか。ようやくプレシーズン初勝利は挙げたとはいえ、このままCF不在でシーズンを始めるのは無謀としか言えないんですが、きっとボルダラス監督も気が気ではないでしょうね。
ちなみに今週末はマドリッドの弟分チームたちもプレシーズン最後の試合をすることになっていて、ヘタフェは土曜にイギリス遠征でサザンプトン戦。まだ未勝利のラージョも同じく海を渡り、ウォルバーハンプトン戦となるんですが、昇格組のレガネスは金曜からテレサ・エレラ杯(デポルティボ主催の夏の伝統的な親善大会)でラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート)に行って、2連戦をすることに。ただ、準決勝の相手はオビエト(2部)゛、決勝もようやく2部に復帰したばかりのデポルティボかRFEF1部(実質3部)のウニオニスタス・デ・サラマンカというのはちょっと、物足りないところですが、彼らもプレシーズンは6試合して白星なし。いい気分でリーガ開幕を迎えるためにも、優勝して帰って来てもらいたいものです。
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レジェンドDFマルセロの息子、15歳FWエンツォ・アウベスがレアルとの新契約にサイン
クラブのレジェンドでもあり先日現役を引退した元ブラジル代表DFマルセロの長男であるFWエンツォ・アウベス(15)が、レアル・マドリーとの新契約を締結した。 父親はマドリーで長らく左サイドバックを支え、クラブ最多タイの25個のタイトルを獲得したマルセロ。息子のエンツォ・アウベスは、カデーテBに所属している。 U-15スペイン代表としてもプレーするエンツォ・アウベスは、2022年12月に初めてマドリー契約。そして、この度新たな契約を結んだようだ。 父親の名前以上に将来有望なストライカーとして注目されているエンツォ・アウベス。契約には父であるマルセロや母親のクラリス・アウベスさんも同席。「白いシャツを着てもう1年。このシャツを着続けることは誇りだ」と投稿した。 <span class="paragraph-title">【写真】 エンツォ・アウベスが父マルセロらと新契約にサイン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DGVpBAFszdW/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/DGVpBAFszdW/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DGVpBAFszdW/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Enzo Alves(@enzoalvesv)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2025.02.21 23:55 Fri3
40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri4
レアル退団の理由は「マドリーと競争したくなかった」…ベンゼマが引退後のプランも語る「フロレンティーノの近くに居たい」
レアル・マドリーのレジェンドでもあり、現在はサウジアラビアのアル・イテハドでプレーする元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、サウジアラビアの日々などを語った。 リヨンで育ったベンゼマは2005年7月にファーストチームに昇格。2009年7月に21歳でマドリーに完全移籍した。 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)ら、数多くの世界的なスター選手たちとプレーしたベンゼマは、公式戦648試合で354ゴール165アシストを記録。ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイなど全てのタイトルを獲得したほか、バロンドールも受賞。2023年夏にサウジアラビアへと移籍した。 アル・イテハドではここまで公式戦51試合で31ゴール15アシストを記録。キャプテンとしてチームを牽引している中、『Los Amigos de Edu』という番組でエドゥ・アギーレ氏との対談に出演した。 現在サウジ・プロ・リーグでプレーするベンゼマ。サウジアラビアでの生活については「ここは気持ちが良いし、落ち着いている。マドリードとは同じではないが、ここでも常に勝たなければならない。毎年レベルが上がり、その資格が必要になる」とコメント。「僕がマドリードに来た時も、人々が僕を愛してくれていることにいつだって気がついていた。僕たちにはとても優秀なチームと監督がいる」と、アル・イテハドでの充実ぶりを語った。 サウジ・プロ・リーグは近年ヨーロッパから数多くの選手が加入しており、ワールドクラスの選手が集まるリーグとなっている。 また、サウジアラビア国民もサッカーに熱心であり、アジアの大会などが多く開催。そのため、マドリー時代と自身の生活は大きく変わっていないとした。 「僕の日常生活はマドリードと似ている。朝起きて、自宅のジムでトレーニングし、午後はチームと一緒にトレーニングしている」 「夜はディナーに出掛けたり、ビーチに行ったりすることもある。ただ、ここでも通りを歩くことはできない。人々はサッカーに夢中だ。僕は今でもマドリードにいた時と同じように、自分自身を大切にしている」 改めてマドリーを去った理由についても聞かれたベンゼマは、全てを成し遂げたからだと説明。また、ヨーロッパの他のクラブでマドリーと争いたくなかったと理由を語った。 「僕は全てを成し遂げた。少年としてスタートし、男として終えた。全てのタイトルとバロンドールを獲得したので、良い形で去りたかった」 「次の年にどのような成績を収めたかは誰にも分からない。僕にとって、レアル・マドリーは世界最高のクラブであり、PSGやシティなど、マドリーと張り合える他のチームで競争はしたくなかった」 多くの成功を手にしたベンゼマも37歳。キャリアの終わりに向かっている中、引退後についても語り、自身をマドリーにつ的たフロレンティーノ・ペレス会長の近くに居たいと語った。 「監督になることについてはよく分からない。選手になることよりも難しいと思う。サッカーの近くにいたい。引退したらフロレンティーノの近くに居たいね」 2025.03.03 18:30 Mon5
