東京Vが明治大学DF内田陽介の来季加入内定を発表、青森山田時代には選手権で2度準優勝「1人でも多くの人に勇気や感動を与えられるように頑張っていきます」

2024.07.09 10:35 Tue
©超ワールドサッカー
東京ヴェルディは9日、明治大学のDF内田陽介(21)の2025シーズン加入内定を発表した。
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内田は埼玉県出身で、青森山田高校から明治大学へと進学していた。青森山田時代は高校サッカー選手権大会で2年時と3年時に準優勝を経験していた。
内田はクラブを通じてコメントしている。

「2025シーズンより東京ヴェルディに加入することになりました、明治大学の内田陽介です。幼い頃からの夢でもあったプロサッカー選手というキャリアを東京ヴェルディでスタートできることを大変うれしく思います」
「これまで支えてくださった家族や仲間、監督、コーチなど全ての方々に感謝しています。チームの勝利の為に全力で戦い、1人でも多くの人に勇気や感動を与えられるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」



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大学屈指FW中村草太ら6名全員がJ1の舞台へ! 明治大がJリーグ加入内定会見実施

明治大学は4日、Jリーグ加入内定選手合同記者会見を実施した。 今年度は第98回関東大学サッカーリーグ戦1部で2年ぶり8度目の優勝とともに史上初の無敗優勝を成し遂げた明治大。その中心を担った6名は、栗田大輔監督の同大学での指導者キャリアでも初となる、全員がJ1クラブへの加入が決定した。 今回の内定選手記者会見には主将の中村草太(サンフレッチェ広島)、副主将の常盤亨太(FC東京)、上林豪(セレッソ大阪)。熊取谷一星(東京ヴェルディ)、内田陽介(東京ヴェルディ)、永田倖大(京都サンガF.C.)が出席。 関東大学サッカーリーグ戦1部で2年連続得点王とアシスト王に輝いた大学屈指のストライカーである中村草太は、プロ1年目での「10ゴール10アシスト」を目標に。さらに、「大学でのプレーをそのままというか、それ以上にサンフレッチェ広島のピッチで体現したい」と意気込みを語った。 また、加入が決定した各クラブから各選手へのメッセージ動画も紹介され、広島と京都からはミヒャエル・スキッベ監督、曺貴裁監督、C大阪は森島寛晃社長、東京Vは江尻篤彦強化部長。そして、FC東京と京都ではいずれも明治大OBであるDF長友佑都、福田心之助からも後輩たちへのエールが届けられた。 長友は「来シーズンから厳しい競争やレベルも上がると思いますが、ともにFC東京のタイトルのために頑張っていきましょう!」と今春のプレシーズンキャンプでも一緒にプレーした常盤へのコメントとともに、同じプロの舞台に進む後輩6名に対しては「厳しい練習や苦しいこともたくさんあると思いますが、常に夢と目標を持って努力すれば、必ずかなうと僕は信じています。ともに夢に向かって頑張っていきましょう!」とエールを送った。。 来年1月からJリーグ入りする6選手だが、明治大サッカー部として最後の大舞台となる『第73回全日本大学サッカー選手権大会』でインカレ2連覇を目指す。 なお、今回Jリーグ加入が内定した各選手のコメントは以下の通り。 ◆FW 中村草太(サンフレッチェ広島) 「来季からサンフレッチェ広島に加入することが決まりましたけど、まずは自分の持てる力を全てサンフレッチェ広島に捧げたいなと思っています。その上で開幕スタメンを目標にするのではなく、開幕戦ゴールという目標を立てて、大学以上のインパクトをプロの世界で残していきたいなと思っています」 ――大学4年間で成長した部分 「プレーの面で、攻撃のところは個の力というか、そういうものが本当に成長できたなと感じていますが、自分として一番は、守備のところが一番成長できたなと思っています。1年生や2年生の最初の方は守備で苦労しましたし、正直高校生まではあまり守備をしてこなかったというか、攻撃に重きを置いていたので、本当にそこで一番苦労しましたし、ひとつの寄せる距離であったり、ポジショニングだったり、本当にいろいろありますが、そういったものが1年生の頃に比べたら、成長できた部分かなと。守備の部分が一番成長できたのかなと思っています」 ◆MF 常盤亨太(FC東京) 「来季からFC東京に加入しますけど、FC東京に自分自身強い思い入れがありますし、FC東京がまだ達成したことのないリーグ優勝というのを、自分が中学で入ったときからリーグ戦優勝に自分が貢献するということを決めていたので、来年は開幕からスタメンを取って絶対にFC東京がリーグ優勝し、そこに自分自身貢献するという強い思いをもって入団したいと思います」 ――大学4年間で成長した部分 「自分が一番成長できたと感じている部分は範囲が広くなったところです。動く範囲、見る範囲、パスの範囲もそうですが、とにかく運動量、球際、切り替えというところは自分の強みとして入学しましたが、出せる範囲が狭かったり、とにかくボックス・トゥ・ボックスというところを栗田監督から言っていただいているなかで、攻撃でも守備でも動き回る範囲が広がったと感じています。考え方の部分で自分はどうしても頭で考え込んでしまったり、自分自身のなかだけで解決しようとしてしまっていましたが、そこも栗田監督から指摘をいただいて、どういう状況になっても、ある意味で考えすぎないところだったり、人のいいところを盗むといった部分は成長できたところだと感じています」 ◆GK 上林豪(セレッソ大阪) 「来シーズンからセレッソ大阪に加入します。自分が小学校からユースまで8年間、お世話になったクラブに戻ることができて本当にうれしく思っています。セレッソは今年、クラブ創立30周年で優勝という目標を掲げていましたが、今年優勝することはできず。常盤も言っていましたが、セレッソ大阪もリーグ優勝を目指すクラブです。自分が来シーズン加入して、セレッソをリーグ優勝に導きたいですし、自分が全試合に出てセレッソを優勝させるという強い目標をもって来シーズンからやっていきたいと思います」 ――大学4年間で成長した部分 「4年間で安定感が増したなと思っています。下級生の頃は栗田監督からハイボールの飛び出しの判断であったり、背後に対する飛び出しの判断というところで、課題があるというふうなことをおっしゃっていただいて、それは性格に起因するというような言葉をいただきました。そういったなかで、性格や人間的なところも含めて、自分を改めて見つめ直したときに、やっぱりムラがあるなというようなことを感じて、そういったところを直そうというようなところを日常から思っていました。その結果、プレー面ではハイボールやクロスに対する判断であったり、そういった飛び出しの判断も含めて、自分としても飛躍的に成長したなというふうに思っています。それがメンタルの安定性にも繋がって、キックであったり、そういった全てのプレーの安定感の向上に繋がったというふうに思いますし、一番は安定感のところが増したと思っています」 ◆MF 熊取谷一星(東京ヴェルディ) 「東京ヴェルディでの目標は、まずは試合に出ること。そして、チームの勝利に貢献すること。日々の練習で、今まで明治で積み上げてきたことをぶらさずにやり続けることを目標としたいと思います」 ――大学4年間で成長した部分 「総合的にすごく成長できたと思いますが、そのなかで、球際、切り替え、運動量の3原則の部分のベースは、ものすごく成長したと思います。そして、自分はアタッカーの選手なので、今までの高校時代までは、ドリブルが特徴でしたが、やっぱり大学4年間で、ドリブルは手段というか、ゴールを奪うための手段というふうな考え方に変わったことで、またプレーの幅が大きく広がったなというふうに感じています」 ◆DF 内田陽介(東京ヴェルディ) 「今後の目標は、開幕スタメンはもちろん狙っていますし、1試合でも多くの試合に出て、東京ヴェルディの勝利に貢献できるように、自分自身としても成長していきたいと思っています。明治のサイドバックとしても結果を残して、これまで支えてくださった方々に恩返しができるように、自分自身成長していきたいと感じています」 ――大学4年間で成長した部分 「運動量、球際、切り替えという3原則の部分は、日々の練習のなかで常に意識していたことなので、そういうところの強度というところでは、高校のときと比べて成長したなというふうに感じています」 ◆DF 永田倖大(京都サンガF.C.) 「来季から京都サンガに加入しますが、自分の武器である対人能力、そしてヘディングは絶対に誰にも譲らず、1年目からレギュラーで試合に出られるように、日々実直に頑張っていきたいと思います」 ――大学4年間で成長した部分 「守備のところが、よりアラートになったかなと思います。やっぱり前に出過ぎて、自分の背後を取られるだったり、スライドが遅かったり、押し出しが遅かったり、そういうところがありましたが、明治で日常を追求していくなかで、よりそこが洗練されていって、守備のところが自分の絶対的な武器になったかなと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】明治大のJ内定者会見…OB長友佑都もビデオメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/20241204_1_tw12.jpg" style="max-width:100%; 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さらなる躍進目指す東京Vに来季何をもたらすか…明大から加入内定の熊取谷一星&内田陽介が意気込み

16年ぶりのJ1の舞台で躍進を見せた東京ヴェルディに頼もしい2人の新戦力が加わる。 明治大学は4日、Jリーグ加入内定選手合同記者会見を実施。関東大学サッカーリーグ戦1部で2年連続得点王&アシスト王に輝いた主将のFW中村草太(サンフレッチェ広島)とともにJ1クラブ加入が内定している6名が意気込みを語った。 そのなかで東京Vに加入するのは、中村とともに強力な攻撃陣を牽引してきたMF熊取谷一星、左右のサイドバックを主戦場に攻守両面で安定感抜群のプレーで貢献してきたDF内田陽介の2選手。 今年度は第98回関東大学サッカーリーグ戦1部で2年ぶり8度目の優勝とともに史上初の無敗優勝に貢献した、攻撃と守備の要の一人は、内定会見後に来シーズンに向けた意気込みを語った。 大学サッカー界屈指の名将として知られる栗田大輔監督が中学時代から関心を示し、ラブコールを送っていた熊取谷は、浜松開誠館高校から明治大に進学。最大の特長であるドリブル、個での打開力は大学サッカーにおいてもすんなりと通用した一方、指揮官が「自分のプレーをやることがいいプレーだというスケールの小ささがあった」と指摘した課題もあった。 それでも、「ドリブルは手段というか、ゴールを奪うための手段というふうな考え方に変わったことで、プレーの幅が大きく広がった」との意識改革をきっかけに、最も得意とするカットインに固執するスタイルからボールのオン・オフの改善でより多彩なアタッカーにレベルアップ。 指揮官も「去年のインカレ直前ぐらいからちょっとスケール感が出てきて、自分のためというよりもチームにおける自分の役割、チームのためにとか、最善の最良のプレーは何なんだというところのプレーの選択がものすごく広がり、それと同時に自信と力強さがみなぎってきた。体は小柄ですが、スピードと逆を取る動き、スペースを見つけてくる動き、それに合わせて得点に絡んでくるプレー。これは本当に人を魅了できるプレーヤーなんだろうなと思います」と評価したように、大学サッカー界屈指のアタッカーに成長。その後、今年5月に東京Vへの加入内定が発表された。 一方の内田は青森山田高校時代に全国高校選手権準優勝に貢献し、明治大に進学。「上下動、運動量が多く、守備の部分では絶対に対人で負けない」と、長友佑都(FC東京)、室屋成(ハノーファー)、森下龍矢(レギア・ワルシャワ)ら世界で活躍するサイドバックを輩出してきた“明治のサイドバック”を体現するスタイルの持ち主で、指揮官も「サイドバックの職人のような選手」と評する総合力の高さに、青森山田時代からの代名詞であるロングスローも武器とする。熊取谷同様に複数の選択肢があったなか、今年7月に東京Vへの加入内定が発表されている。 同大OBである江尻篤彦強化部長の就任以降、数名の選手が加入しているルートもあり、同世代の若手の活躍も印象的だが、城福浩監督の下で“リカバリーパワー”、“靴一足分の寄せ”などをキーワードにハイインテンシティの痛快なスタイルで、昨シーズンのJ1昇格、今シーズンここまでの6位躍進を成し遂げた緑の名門に対して、両選手は『球際・切り替え・運動量』の3原則をテーマに掲げる明治との共通点を加入決断の理由に挙げている。 「自分のプレーの特徴とヴェルディがやるサッカー、目指すサッカーが合っているというふうに感じたのと、もうひとつは練習の雰囲気のところで、やっぱり1人1人が誰も手を抜かないとか、1本にこだわったり、すごく細部にこだわるところとか、全力でやるところ。今まで自分が積み上げてきたことはそういうものだったので、やっぱりプロの舞台に行っても変えたくないものだったので、すごくヴェルディに惹かれて決めました(熊取谷)」 「走る、戦う、体を張るというベースの部分で、本当に明治と似ているなというふうに感じたのと、自分の特徴でもある攻撃参加の部分だったり、運動量と球際というところで本当にフィットしているなと感じました(内田)」 そういったスタイルの部分での共通点を感じる2選手だが、江尻強化部長を含めてクラブからは「ヴェルディに染まることなく明治でやってきたことをそのまま出してほしい」と、現チームにはないメンタリティや姿勢をもたらすことを期待されているという。 その点について内田が「明治でやってきたこと、そういうところを強みにするというか、なくさないようにして、そのなかでも自分の特徴であったり、プロで吸収したことというのを出していきたい」と語れば、熊取谷も「明治からプロの舞台行くというのは責任があると思いますし、その責任を背負ってそれを力に変えてプレーすることが大事だと思っています」と、明治で培ってきたものをプロの舞台でも活かしたい考えだ。 共に今季すでに特別指定で登録されていたなか、熊取谷は5月末に行われたレアル・ソシエダ戦でプレー。シャドーを主戦場にボランチ、左のウイングバックでもプレー可能なユーティリティ性を含め、ある程度東京Vでのプレーイメージは掴めている印象だ。 また、現在は4バックのサイドバックでプレーする内田だが、後半戦は[3-4-2-1]をメインシステムとする東京Vではウイングバックでのプレーが想定されるが、その適応の部分で問題はないという。その上で自身のアピールポイントとともに今後の課題について語った。 「明治で今は4バックでやっていますが、たまに3バックもやっていて、自分もウイングバックをやっています。通用するというか、自分の特徴でもあるサイド攻撃だったり、運動量という部分ではヴェルディでもアピールしたいですし、発信力だったり、存在感というところはもっと伸ばしていかないと、プロでは全然通用しないと思っているので、そこは伸ばしていきたいと考えています」 なお、来季はJ1の舞台で対戦する中村に両選手について聞くと、「私生活のところでいくと、2人ともあまり表に出て何か人と話すというよりかは、わりと内にこもってというか、人見知りな部分がある」とコメント。DF袴田裕太郎、GK長沢祐弥、3学年上のMF稲見哲行と3人の先輩が在籍するものの、新天地に馴染む上での若干の不安を口に。 一方で「クマ(熊取谷)はテクニックがあって、本当にアイツがボールを持ったら、自分が動き出すというところは決めているので、アイツがいなかったら、たぶん今の明治は優勝できていないなと思う、そのぐらいの存在」、「内田は本当に上下動のところが素晴らしいのと、青森山田で鍛えたところもあると思いますが、明治で培った運動量、球際、切り替えというところは本当に秀でている」と、プレー面に関しては厚い信頼とともに、対戦時への警戒を語った。 今季は開幕前に降格候補とみなされながらも、その下馬評を覆す快進撃で6位に躍進し、来季もJ1で戦うことになった東京V。 両選手も「知っている選手も多い」と語るなど、よりレベルの高い環境でプロ生活をスタートできることを歓迎。だが、「自分の実力が試される(内田)」、「憧れの気持ちはありながらも、逆に憧れになれるようなプレーをしていきたい(熊取谷)」と同時に気を引き締めている。 最後に、16年ぶりのJ1復帰と今季の勇猛果敢な戦いぶりでホーム平均2万人超えと、盛り上がりを見せる東京Vでの戦いに向けて両選手は、ファン・サポーターの前でのプレーを心待ちにするとともに決意を語った。 「自分は(国立での)プレーオフも、J1の試合も見させていただきましたが、やっぱりたくさんのお客さんがいるなかで、プレーすることはすごく力になります。そのなかで来てくれる人全員に勝利を届けたいと思いますし、自分のプレーを見せたいなと思います(熊取谷)」 「本当に熱狂的で、チームとサポーターが一体感のある雰囲気で、選手としては、自分としても憧れの舞台でもあるので、そういう部分では本当にいい雰囲気。1試合でも多くの試合に出て、東京ヴェルディの勝利に貢献できるように、自分自身としても成長していきたいと思っています(内田)」 栗田監督も「ヴェルディの顔になるような選手になってほしい」、「サイドバックは明治の顔であり、素晴らしい選手が多いJリーグで存在感を示してほしい」と期待を懸ける大学屈指のタレント2人は、さらなる躍進を目指す来季の東京Vでどんな活躍を見せてくれるか…。 2024.12.05 07:45 Thu

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【明治安田J1リーグ第1節】 2025年2月16日(日) 14:00キックオフ 東京ヴェルディ(6位/2024) vs 清水エスパルス(J2・優勝/2024) [国立競技場] <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague20250216_1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <h3>◆2年目のJ1、あくまでもチャレンジャー【東京ヴェルディ】</h3> 2024シーズン、16年ぶりにJ1の舞台へと舞い戻った東京Vはピッチ上で若き戦士たちが躍動。チームの戦い方を磨き続け、自分たちの戦い方を見せ続けた結果、6位という成績を残した。 久々のJ1の舞台で躍動した緑の戦士たち。期限付き移籍の選手が支えた中、新シーズンに向けてはFW木村勇大、FW染野唯月、DF林尚輝、FW山見大登が完全移籍に切り替え。主軸のほとんどが残留し、戦力もしっかりと上積みができた。 城福浩監督が率いて4年目を迎える今シーズン。スタートは国立から。相手は2年前のJ1昇格プレーオフ決勝で、同じ国立の舞台でぶつかった清水だ。最後の1枠をかけた熱戦は東京Vに軍配があがったが、その再戦とはJリーグも素晴らしい演出を行ったものだ。 一足先にJ1に戻った東京Vだが、驕りはない。城福監督はあくまでもチャレンジャーとして試合に臨むと明言。「我々が受けて立つようなことは絶対ない」と、しっかりと清水に向き合っていくとした。 2年前のように東京Vが勝利を収め、良いスタートを切れるのか注目だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:宮原和也、千田海人、谷口栄斗 MF:松橋優安、森田晃樹、齋藤功佑、翁長聖 FW:山見大登、福田湧矢 FW:木村勇大 監督:城福浩 <h3>◆3年ぶりのJ1、2年前のリベンジを【清水エスパルス】</h3> 2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝で敗れ、1年でのJ1復帰を逃した清水。悔しさを胸に戦った2024シーズンは、見事にJ2で優勝し、3年ぶりにJ1の舞台に戻ってきた。 目の前でJ1への切符を逃した悔しさを胸に1年間戦ってきたイレブン。そして、開幕戦の相手は同じ国立で同じ東京Vに決定。燃えないわけがない。 当時の悔しさを知る秋葉忠宏監督の下、その悔しさを覚えている選手もいる。一方で、オフには多くの選手がチームを去り、新たな選手がやってきた。リセットされたと認識した方がプラスかもしれない。選手の入れ替えがあった中で、どのような戦いを見せるのか注目となる。 気負いは無用。ただ、熱く燃える心は持っているはず。あくまでもJ1昇格組として、チャレンジャー精神を忘れずにファイトできるか。冷静と情熱の間で、いかに準備して来たものを出せるのかがカギとなるだろう。リスタートの一戦を笑顔で終えたい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:沖悠哉 DF:高木践、住吉ジェラニレショーン、蓮川壮大、 山原怜音 MF:宮本航汰、宇野禅斗 MF:中原輝、乾貴士、カピシャーバ FW:ドウグラス・タンキ 監督:秋葉忠宏 2025.02.16 10:55 Sun
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東京VのDF千田海人、加入後初の開幕スタメンで清水との国立決戦へ「受けに回るのではなく、自分たちのサッカーを」

東京ヴェルディのDF千田海人が、加入後3年目で初となる開幕スタメンが期待される清水エスパルス戦へ意気込む。 2024シーズンは明治安田Jリーグ第9節の川崎フロンターレ戦で待望のJ1デビューを飾った千田。以降は夏場に一度序列を下げたものの、後半戦は3バックの中央で主軸を担いリーグ戦27試合に出場し、16年ぶりにJ1を戦ったチームの6位フィニッシュに大きく貢献した。 昨年10月に30歳を迎え、今シーズンはフィールドプレーヤーで唯一の30代となるディフェンスリーダーの一人は、「ここ数年は取れてないので、取りたい」と加入後初ゴールへの渇望、より激しさを増すポジション争いに向けた個人としての成長に加え、よりチームにポジティブな影響を与えることを目標に掲げる。 「この若いチームの中で、自分自身のスキルとか、そういった部分ではすでに学び方はわかっていますし、そこに終わりはない。逆に、何かもっと新しいところで若いチームだからこそ、今までよりもっと空気を変えられるような、そういうことができるようにもうちょっとやりたいなと思います。もう少し声でチームの雰囲気とか方向性とかを良い方向に変えていけるようにできたらなと思っています」 「(試合中も)そこは自分もやらなければいけないですし、常に自分とか(齋藤)功佑とか(翁長)聖とかが出ているわけではなく、(深澤)大輝とかも声を出せるけど、もっと中盤とか、声を出せる選手がいないときに、誰が声を出すのかとなったときに、少しでも声をかける選手を増やしていく。それは小さいことかもしれないけど、1年間戦うにあたって大事。自分もそうですし、チームの中でそういう雰囲気、そういうことをやらなければいけないんだよ、という雰囲気を作っていきたいです」 そういったより強い責任感もあって、沖縄でのキャンプ後には「去年はJ1での1年目で結構みんなやれて、それが自信になればいいですけど慢心になったら、このチームは若いし崩れるのは早い」と、トレーニングや練習試合での“緩み”への危機感も語っていた。 それでも、千田は開幕を間近に控えるなかで「いい準備ができている」とフィジカル、メンタル面を含めてチームの仕上がりへの自信を口に。 「キャンプから帰ってきてから2週間ぐらいかけて、チームがキャンプで出た課題とかをしっかり修正してきましたし、試合に向けての緩さ的なところをちょっと心配していましたけど、この間の練習試合の前ぐらいから、それが徐々に抜けてみんな緊張感を持ってやっています。今は緩さが感じられない練習がやれているので、いい準備ができているかなと思います」 チームとしていい状態で臨む16日の国立競技場での今季開幕戦では、2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝で激闘を演じた清水と激突。 東京Vとしては1-1の劇的ドローに持ち込んで16年ぶりのJ1への切符を手にした歓喜の一戦となったが、千田にとってはその歓喜の瞬間をピッチの上で味わうことができなかった悔しさがあったことも事実。加えて、東京V加入後の2シーズンはいずれも開幕戦でベンチ外となっており、個人として出場を渇望する一戦だ。 「もちろんあのピッチでやりたいなと思っていました。また舞台は違いますけど、目の前の1試合ではありますけど、いろいろそういう思いも汲み取ってやれればなと。今年は開幕スタメンを目指してやってきたので、いい形で最初の試合を終えられればと思います」 「(5万人以上の来場が見込まれる国立決戦…)そういう舞台もそうですし、ああいう景色でサッカーをやるのを目指してずっとプロ入ってからやってきたので、それも楽しみながらしっかりと結果を求めてやりたい」 「(清水は)J2にいてもJ1みたいなタレントでしたし、去年1年間戦ってきてかなり自信をつけてきて、いろいろ思い入れもあると思います。国立での試合は立ち上がりから強い気持ちを出しくると思うので、自分たちはしっかりそれを受けに回るのではなく、自分たちのサッカーをやればいいかなと思います」 J1昇格組ながらMF乾貴士、FW北川航也に加え、FWアフメド・アフメドフら強力な新戦力を前線に加えた清水は強敵となるが、守護神マテウスやDF谷口栄斗らとともに緑の強固な壁を築く背番号5がその前に立ちはだかる。 2025.02.15 19:30 Sat
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昨季J2王者・清水が昇格PO決勝で敗れた因縁の東京Vとの国立決戦でリベンジ! 主将・北川航也の決勝点守り抜き会心の白星発進【明治安田J1】

16日、2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕節、東京ヴェルディvs清水エスパルスが国立競技場で行われ、アウェイの清水が0-1で勝利した。 J1復帰1年目となった昨シーズンを6位フィニッシュした東京V。城福浩監督の就任4年目で超野心的な目標を掲げるなか、昨季に続いてオリジナル10のライバルとの国立決戦でシーズンをスタート。この開幕戦ではガンバ大阪から加入の福田湧矢が新戦力で唯一のスタメンとなり、守護神マテウス、谷口栄斗、森田晃樹、完全移籍以降の木村勇大、山見大登ら昨季主力が起用された。 一方、昨季のJ2を制覇して2022シーズン以来のJ1復帰を果たした清水。残留を最低限のノルマにさらなる躍進を期す秋葉忠宏監督の率いるチームは、この開幕戦でマテウス・ブエノ、中原輝、カピシャーバと3人の新戦力をスタメン起用。また、北川航也、乾貴士、山原怜音ら主力が順当に開幕のピッチに立った。 2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝で相まみえた両雄による、因縁深き開幕節屈指の注目対決。両サポーターによる荘厳なコレオグラフィーも披露され、熱狂のなかでキックオフを迎えた。 開幕戦特有の硬さも見受けられ、ロングボールが飛び交い、守備陣もセーフティーなプレーを心がける慎重な立ち上がりに。そのなかで両者はセットプレーでチャンスを窺う。15分には東京Vが山見の右CKからゴール前で味方の折り返しに反応した千田海人のヘディングシュートで両チームを通じたファーストシュートが記録された。 序盤以降はホームチームがボールを保持し、アウェイチームがミドルブロックで構えてカウンターを狙う構図に。やや動きが少ない膠着状態に陥る。24分にはDF住吉ジェラニレショーンのボールロストをきっかけに東京Vがショートカウンターに持ち込むが、山見が強引に放ったシュートはブロックに遭う。 流れのなかでは最後の連携・精度を欠くものの、優勢に進める東京V。32分には山見の右CKをゴール前の綱島悠斗が右足で合わせるが、ここはGK沖悠哉の好守に阻まれた。 37分にマテウス・ブエノの捨て気味のミドルシュートでようやくファーストシュートを記録した清水は、ここから押し込む時間帯を作り出す。すると、40分にはディフェンスラインの蓮川壮大からのロングフィードに反応した高木践がDFを振り切ってボックス右から浮き球の丁寧なクロスを供給。これをゴール前にフリーで走り込んだ北川が頭で合わせ、まさにワンチャンスを活かして先手を奪った。 清水の1点リードで折り返した後半は前半とは打って変わってオープンな立ち上がりに。52分には東京Vのビルドアップのミスを突いた清水のショートカウンターからボックス中央に抜け出したカピシャーバにビッグチャンスも、ここはGKマテウスが見事な飛び出しでシュートコースを消してビッグセーブ。 守護神のビッグプレーでなんとか2失点目を回避したホームチームは56分、山見と福田の両シャドーと左の松橋優安を下げて昇格POの主役だった染野唯月、磐田から新加入の平川怜、大卒ルーキーの新井悠太を一気にピッチへ送り出した。 ただ、この交代後も清水ペースで進むと、63分には鋭いカウンターから中央突破した乾がボックス付近から右足を振り抜く。だが、DFがわずかに触ったことでこのシュートは枠の左へ外れた。この直後に清水ベンチは殊勲の北川を下げてJリーグデビューとなるアフメド・アフメドフを最初の交代カードとして切った。 メンバー変更と[3-5-2]への変化も機能せず、決定機はおろか後半はシュートまで持ち込めない東京V。なんとか流れを変えたい城福監督は綱島、木村を下げて翁長聖と高卒2年目でプロデビューとなった大型FW白井亮丞を投入し、交代枠を使い切った。 1点差のまま試合は後半終盤に突入すると、秋葉監督は山原を下げて昇格POで悪夢のPK献上となった高橋祐治を投入。前回対戦と同様の清水の1点リードで突入した7分の後半アディショナルタイム。清水は3枚替えで吉田豊らを投入し、石橋を叩く手堅い采配で専守防衛の構え。その最終盤の攻防では2年前からの成長を示した清水が東京Vに見せ場を作らせず、0-1のスコアでクローズした。 そして、5万2541人の観衆を集めた国立決戦で会心のリベンジを果たした清水が白星スタートを飾った。 東京ヴェルディ 0-1 清水エスパルス 【清水】 北川航也(前40) 2025.02.16 16:06 Sun
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「我々が受けて立つようなことは絶対ない」東京Vの城福監督、J1昇格PO決勝以来の再戦となる清水との開幕戦へ“挑戦者”として勝利誓う

東京ヴェルディの城福浩監督が、16日に国立競技場で行われる2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕節の清水エスパルス戦に向けた会見を実施した。 クラブとして16年ぶりのJ1復帰となった2024シーズンは開幕前には有力な降格候補に挙げられながらも、1シーズンを通したチーム・個人の“成長”を武器に6位フィニッシュというサプライズを提供した東京V。 就任4年目となる今シーズンは引き続き“成長”をキーワードに、「超野心的」な目標を掲げるなか、今回の開幕戦ではその野心を示す戦いが期待される。 昨季主力を担ったレンタル組の完全移籍移行、国内外の関心を集めたなかで残留を決断した選手を軸に継続路線を歩むチームは、プレシーズンからより基準が高まった状態で日々の研鑽に励んできた。キャンプの時期に行われたトレーニングマッチの結果はいまひとつではあったが、妥協を許さない指揮官はここまでの仕上げりに一定の手応えを感じているという。 「相手チームの特徴というのは、今の我々が持ちうる情報のなかで共有はしましたけど、主な矢印というのは自分たち。我々が去年何をやってきて、最終節、最終盤に向けて何を表現できたかということと、それよりも果たして上の基準で今やれているかというところを自問自答というか、自分たちに矢印を向けながらチーム作りをしているので、それが何かひとつというよりも、攻守の切り替えのところであったり強度であったり、攻撃の選択肢であったり、ひとつひとつの基準を上げていくというところはやってきたつもり。厳しい戦いにはなると思いますけど、それが90分の中で表現できればいいなと思います」 また、16年ぶりのJ1昇格、昨季の6位躍進によって現場サイドが先行する形で、クラブの規模は着実に成長曲線を描いているが、多くの注目を浴びた昨季を長く続いた低迷に対する“ご褒美”とも捉えていた指揮官は、よりフラットな見方に変化していくであろう今後への危機感も抱いている。 「去年お客さんが増えた状況というのは、クラブの中でもいろんな担当者というか、部署が頑張ってくれたというのもありますし、世の中が渇望してくれたというのもあるし、まさに久しぶりのカードだなと思って見に来てくれた方々もいらっしゃると思います。そういう温かい目というか、ましてやおそらくバジェット的に見ても非常に厳しい戦いをするんだろうなというなかで、思ったよりは健闘しているじゃないか、と思ってもらったのか、僕自身の印象では温かく見守られるという言い方がいいか、背中を押されるなかで戦えた1シーズンだったと思います」 「ただ、その温かさがずっと続くのかというと、我々が示すべきものをしっかり示さないと、やはり落ちていくのも早いですし、周りの捉え方というのも変わってくると思っています。自分たちが去年何位だったのかというよりも、何を示したいのか、我々がどうあるべきかというところがすごく大事で、それを示そうとする姿勢をおそらくは応援してくれているんだろうというふうに思うので、そこだけは大事にしたいなと。今年はそれをより去年よりも、その姿勢を感じられるような試合をしたいなというふうに思っています」 そういった想いも抱きながら迎える今季開幕に向けては「もちろんサポーターが待ちに待った重要な試合ではありますけど、我々はそこがゴールではないので、シーズンが始まる上でここまで積み上げてきたことを出すというところに集中していますし、最大値を出すためのメンバーというのを選んでいくことが重要で、そこに集中しています」と、試合の重要性を理解しながらも、あくまで普段通りの感覚で準備を進めているとしている。 とはいえ、昨季の横浜F・マリノスとの“クラシコ”に続く、国立開催での清水とのオリジナル10対決に向けては、「“日程くん(Jリーグ・マッチスケジューラー)”がそういうストーリーを描いたのかというふうには思いました」とニヤリ。 両者は2023シーズンに国立で行われたJ1昇格プレーオフ決勝で激突。J2リーグのレギュラーシーズンを清水より上位の3位で終えていた東京Vは、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムにFW染野唯月が自ら得たPKを決めて1-1のドローに持ち込み、悲願のJ1昇格を成し遂げていた。 「ともすれば清水が2年前のリベンジをするという戦い、そういう構図になるというのが、盛り上げ方としては、盛り上がりやすいんだろうなというふうに受け取りました。イコール我々が受けるという構図。それは僕にとっては全く思っていないことで、我々よりもクラブ規模も大きいですし、オリジナル10の仲間でもありますし、我々がチャレンジしない要素がない」 「実際に23年度は勝たせてもらっていないので、あの力のある清水さんに対して、しっかり勝ち点3を取る。そういうゲームをいかにやるか、キックオフからどんなサッカーを見せるかというところに集中したいと思っているので、“日程くん”が描いたストーリーというよりは、我々には我々のストーリーがあるので、そこにフォーカスしたいなと思っています」 「24年度はお互い舞台のステージの違うところで戦ったわけで、23年度の2敗1分けの状況から、24年度はおそらく清水さんもすごく難しい1年を過ごしたと思う。我々は我々で特別な1年を過ごしているので、我々が経験してきたこと、研ぎ澄ましてきたことを今年に入ってのプレシーズンもそうですけど、そこの成果を見せるのみだと思っています」 前述のコメントのように、レギュラーシーズンを上位で終えたアドバンテージによって清水を蹴落として昇格を果たし、昨季J1で6位フィニッシュした東京Vは、昨季J2王者の挑戦を受けるという構図が一般的な見方。しかし、自身の就任後の3試合で未勝利の相手に対して、城福監督は「我々が受けて立つようなことは絶対ない」と断言。あくまで自分たちが挑戦者の立場として挑む考えだ。 「23年度のJ2のシーズンで、我々はプレーオフを含めると清水と3試合やっていましたが、1回も勝っていないです。もちろん選手の経験値であるとか、選手層というのは、当時のJ2の中で抜きん出ていたというふうに認識していますし、本当に最終盤で我々が3位にはなりましたけど、当該成績というふうな目で見たら、全く勝てていない」 「我々はそういう意味でも、自分が清水と戦ってまだヴェルディを指揮してからまだ1回も勝っていないので、ここはもう勝たなければいけないと思いますし、清水はそれぐらい力のあるチームなので、我々が受けて立つようなことは絶対ない」 さらに、昨季J2を制覇したメンバーをベースに、今冬の移籍市場でMFカピシャーバや東京Vで半年間指導したMF中原輝らを新戦力として迎え入れた今季の清水に対する警戒を口に。相手のストロングである攻撃陣をいかにチームとして封じ込めるかが勝負のカギになると語った。 「今までも素晴らしいチームだと思いますし、新しいチームになって特に左右のサイドハーフは新しいメンバーがおそらくピッチに立ってくると思うので、非常に特徴的なスキルのある、スピードのある選手たちなので、前線含めて彼らのタレント力というのをいかにチームとして抑えるかというのはすごく大事になると思います」 「サイドバックも非常に攻撃的な選手が多いので、自分たちが本当に受けて立つと、サイドバックを最前線に上がってこさせてクロスを上げさせるような難しい状況になると思うので、なるべくその手前のところで、しっかりとブロックできるようにしたいなと思います」 2025.02.15 20:00 Sat

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