「彼らは最高の状態」アーセナルとアウェイで戦うバイエルン、トゥヘル監督は経験の差に期待「CLではより多くの経験がある」

2024.04.09 15:05 Tue
アーセナル戦へ意気込むトゥヘル監督
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アーセナル戦へ意気込むトゥヘル監督
バイエルントーマス・トゥヘル監督が、アーセナル戦に向けて意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。

9日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでバイエルンはアウェイでアーセナルと対戦する。
プレミアリーグで首位を走るチームとの対戦。両者はCLで何度も過去に対戦し、ノックアウトステージでは常にバイエルンが勝ち上がりを見せてきた。

しかし、今シーズンはチームの完成度に大きな差が。リーグ12連覇を目指すバイエルンは苦戦が続く一方で、アーセナルはリバプール、マンチェスター・シティとの熾烈な優勝争いの真っ只中にいる。

バイエルンは昨シーズンのCLで準々決勝敗退。優勝したシティを相手に、1-4で惨敗に終わっていた。
トゥヘル監督は試合前日記者会見に出席。昨シーズンを思い出し、結果以外は同じ戦いを見せたいとした。

「同じパフォーマンス、同じ情熱、そして異なる結果を期待している。厳しい敗戦だった。3-0とは思えなかった。それが我々が自分たちに期待しているレベルだ。我々にはそのレベルのパフォーマンスが必要だ」

一方で、チェルシー時代には対戦経験もあるアーセナル。ミケル・アルテタ監督の下でチームは変わったと語りながらも、チームが持つCLでの経験の差を生かしていきたいとした。

「アーセナルは今、イングランドのプレミアリーグで最高のチームだ。全てのデータがそれを示している。彼らは絶対的に最高の状態にある」

「彼らはバランスが取れたチームだ。アーセナルは自分たちがチームであることを定義している。セットプレーからもヨーロッパ最高のチームだ」

「我々は少し遅れをとっている。彼らは2年目も一貫して高いレベルでプレーしている。連戦でもたくさんのエネルギーを持ってプレーする」

「アルテタの下で、文化に変化があった。それが今では大きな成果を上げている。彼らは世界で最も厳しいリーグを制している」

「我々は彼らの強み、そしてどうしたら彼を傷つけられるかを知っている。我々はCLでより多くの経験がある。プレミアリーグとCLでは違う。それを有利に活かしたい」

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[4-2-3-1]でも基本的には変わらない。ボランチが2枚になるものの、トップ下にはネイマールが入ることが多く、その他にはイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティや元ブラジル代表MFラフィーニャが入ることに。両サイドはディ・マリア、ドラクスラー、ムバッペの他、イタリア代表FWモイぜ・ケアンなどが入った。 何れにしてもベースは3トップ。この形はメッシが所属したバルセロナと変わらないシステムだ。昨季終盤こそ、ロナルド・クーマン監督は[3-5-2]や[3-4-2-1]のシステムを採用していたが、メッシとしては慣れ親しんでいるシステムと言える。 しかし、今シーズンのリーグ・アンの開幕戦では、ポチェッティーノ監督は[4-4-2]を採用。選手が揃いきっていないという状況も大きく影響していると見られるが、新たなシステムを採用していた。今後も継続するのかどうか。そもそも選手がいつになったらしっかり揃うのかが、カギと言えそうだ。 <span class="paragraph-title">◆[4-2-3-1]ならトップ下</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/psg20210811_4231_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©CWS Brains, LTD.<hr></div> ではメッシが入った場合はどういったシステムとなるのか。まず、昨シーズンからの変化で言えば、前線はケアンがエバートンへと復帰。しかし、他の選手は残留している状況だ。 また中盤にはオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがリバプールから加入。最終ラインではモロッコ代表DFアクラフ・ハキミがインテルから、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがレアル・マドリーから加入。また、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマがミランから加入した。 下部組織からも選手を昇格させているが、主軸になるにはまだ時間が掛かるだろう。その中に、メッシも加わるという状況だ。 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プレミア勢が関心寄せるマズラウィ、バイエルンも今夏の売却を検討か

バイエルンはモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィ(26)へのオファーに、耳を傾ける姿勢があるようだ。 アヤックスアカデミー出身であるマズラウィは2016年にプロデビューを果たすと頭角を現し、2022年夏にバイエルンへ加入。移籍初年度は公式戦26試合に出場するも先発はわずか11試合にとどまるなど、絶対的な主軸に定着するまでには至らなかった。 昨シーズンもアフリカ・ネーションズカップ(CAN)参加や負傷の影響もあり、出場機会は伸びず。ブンデスリーガでは19試合の出場にとどまっており、終盤はベンチの機会が増加していた。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、そんなマズラウィについてバイエルンは今夏の移籍市場での売却を検討。2026年夏まで契約を残すも、2000~2500万ユーロ(約33億~42億円)程度のオファーがあれば、受け入れる構えだという。 マズラウィに対しては、マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムが関心を示している模様。ユナイテッドは今年1月にも関心が報じられたクラブであり、DFアーロン・ワン=ビサカの売却に成功すれば獲得に動く可能性がある。 2024.07.24 10:50 Wed
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去就注目のキミッヒにバイエルン幹部が言及…レギュラー確約は「どの選手にも」なし、休暇後に話し合いへ

将来が不透明なバイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)について、スポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏が言及した。 2015年夏にRBライプツィヒからバイエルンに加入して以降、中盤や右サイドバックとして活躍を続けてきたキミッヒ。しかし、2025年6月までとなっている契約の更新は進まず、今夏の移籍や来夏の退団の可能性が取り沙汰されている。 キミッヒがユーロ2024を終えて休暇に入っているなか、エバール氏はドイツ『WELT AM SONNTAG』のインタビューに対応。「我々は彼が休暇を終えた後、話し合うことで同意している」と今後の交渉を認めた一方、レギュラーの座は誰も確約されていないと語った。 「ジョシュアは非常に優れた選手だが、プロのフットボールが競争の激しいスポーツであることは一般的な事実だ。我々はどの選手にも『君が一番手だ』とは言えない」 「誰にでも当てはまることを言っているだけだ。我々にはどのポジションにもエキサイティングな選手がいて、多くの選択肢がある」 「ジョシュアがFCバイエルンに大きく貢献していることは間違いない。だが、FCバイエルンの選手は全員がレギュラー争いを受け入れなければならない」 今夏のバイエルンはフルアムからポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(29)を獲得。さらに、右サイドバックもこなすクロアチア代表DFヨシプ・スタニシッチ(24)がブンデスリーガ王者のレバークーゼンからレンタルバックと、キミッヒのライバルは増えている。 2024.07.20 15:46 Sat

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