途中出場フラッテージの劇的AT弾でインテルがウディネーゼに逆転勝利!【セリエA】
2024.04.09 05:55 Tue
インテルは8日、セリエA第31節でウディネーゼと対戦し2-1で勝利した。
今季わずか1敗で首位を独走するインテル(勝ち点79)は、前節のエンポリ戦からスタメンを3人変更。GKアウデーロやダルミアン、バストーニに代えて負傷明けの守護神ゾマー、ダンフリース、カルロス・アウグストをスタメンで起用した。
15位と低迷するウディネーゼ(勝ち点28)に対し、立ち上がりからボールの主導権を握るインテルは21分にテュラムの横パスをボックス左手前で受けたムヒタリアンがコントロールショットでゴールを脅かしたが、シュートはGKオコイェが横っ飛びで弾き、ゴール右に外れた。
前半半ば以降も攻守両面で圧倒するインテルは、30分にもムヒタリアンのパスを斜めに走り込んだラウタロ・マルティネスがボックス左で収めると、マイナスの折り返しをボックス手前に走り込んだチャルハノールがダイレクトで合わせたが、シュートはGKオコイェのセーブに阻まれた。
ここまで耐えてきたウディネーゼがワンチャンスをモノにする。40分、カマラのインターセプトからカウンターを仕掛けると、左サイドを持ち上がったカマラのパス中央で受けたR・ペレイラが素早く右サイドに展開。右サイド高い位置で収めたサマルジッチはボックス内へのカットインから左足を振り抜くと、わずかに相手DFにディフレクトしたボールがそのままゴール左隅に吸い込まれた。
1点ビハインドで後半を迎えたインテルは、開始早々の48分にチャンス。バイタルエリア左で獲得したFKからディマルコがクロスを供給すると、ラウタロ・マルティネスのヘディングシュートが相手DFに当たったこぼれ球をゴール前のカルロス・アウグストがネットを揺らしたが、VARでオフサイドがありノーゴールに。
後半も主導権を握るインテルは、53分に再びチャンス。右CKの二次攻撃からバイタルエリア中央のディマルコがゴール前へ浮き球のパスを供給。これに反応したテュラムが飛び出したGKと接触すると、主審は迷わずPKを宣告した。このPKをチャルハノールがゴール左隅に決め、試合を振り出しに戻した。
その後は互いに選手を入れ替えながら追加点を目指したが、膠着状態が続く。猛攻を仕掛けるインテルは、中央を固める相手を内と外を織り交ぜた攻撃で揺さぶりつつ、チャンスがあれば積極的に足を振っていく。
1-1のまま終盤に差し掛かり、このまま終了かと思われたが、後半アディショナルにドラマが生まれる。インテルは95分、バレッラの縦パスをペナルティアーク内のアルナウトビッチがヒールで落とすと、これをラウタロ・マルティネスがダイレクトシュート。GKオコイェが触ったボールは左ポストに弾かれたが、こぼれ球をフラッテージがゴールに押し込んだ。
結局、これが決勝点となり、インテルが劇的な逆転勝利でリーグ戦連勝を飾った。
今季わずか1敗で首位を独走するインテル(勝ち点79)は、前節のエンポリ戦からスタメンを3人変更。GKアウデーロやダルミアン、バストーニに代えて負傷明けの守護神ゾマー、ダンフリース、カルロス・アウグストをスタメンで起用した。
15位と低迷するウディネーゼ(勝ち点28)に対し、立ち上がりからボールの主導権を握るインテルは21分にテュラムの横パスをボックス左手前で受けたムヒタリアンがコントロールショットでゴールを脅かしたが、シュートはGKオコイェが横っ飛びで弾き、ゴール右に外れた。
ここまで耐えてきたウディネーゼがワンチャンスをモノにする。40分、カマラのインターセプトからカウンターを仕掛けると、左サイドを持ち上がったカマラのパス中央で受けたR・ペレイラが素早く右サイドに展開。右サイド高い位置で収めたサマルジッチはボックス内へのカットインから左足を振り抜くと、わずかに相手DFにディフレクトしたボールがそのままゴール左隅に吸い込まれた。
格下相手に先制を許したインテルはすぐさま反撃を開始。すると42分、ムヒタリアンのパスでボックス左横まで駆け上がったディマルコがダイレクトクロス。これをラウタロ・マルティネスがダイビングヘッドで合わせたが、再びGKオコイェの好セーブに防がれ、前半は0-1で終了した。
1点ビハインドで後半を迎えたインテルは、開始早々の48分にチャンス。バイタルエリア左で獲得したFKからディマルコがクロスを供給すると、ラウタロ・マルティネスのヘディングシュートが相手DFに当たったこぼれ球をゴール前のカルロス・アウグストがネットを揺らしたが、VARでオフサイドがありノーゴールに。
後半も主導権を握るインテルは、53分に再びチャンス。右CKの二次攻撃からバイタルエリア中央のディマルコがゴール前へ浮き球のパスを供給。これに反応したテュラムが飛び出したGKと接触すると、主審は迷わずPKを宣告した。このPKをチャルハノールがゴール左隅に決め、試合を振り出しに戻した。
その後は互いに選手を入れ替えながら追加点を目指したが、膠着状態が続く。猛攻を仕掛けるインテルは、中央を固める相手を内と外を織り交ぜた攻撃で揺さぶりつつ、チャンスがあれば積極的に足を振っていく。
1-1のまま終盤に差し掛かり、このまま終了かと思われたが、後半アディショナルにドラマが生まれる。インテルは95分、バレッラの縦パスをペナルティアーク内のアルナウトビッチがヒールで落とすと、これをラウタロ・マルティネスがダイレクトシュート。GKオコイェが触ったボールは左ポストに弾かれたが、こぼれ球をフラッテージがゴールに押し込んだ。
結局、これが決勝点となり、インテルが劇的な逆転勝利でリーグ戦連勝を飾った。
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