トゥドール初陣の新生ラツィオが後半ラストプレー弾でユベントス撃破! 鎌田大地は11戦ぶりの先発出場に【セリエA】
2024.03.31 04:15 Sun
セリエA第30節、ラツィオvsユベントスが30日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。なお、ラツィオのMF鎌田大地は80分までプレーした。
サッリ前監督の電撃辞任を受け、インターナショナルマッチウィークの中断期間に前マルセイユのイゴール・トゥドール新監督を招へいした9位のラツィオ。その新体制初陣ではリーグ3位の強敵をオリンピコで迎え撃つ形となった。クロアチア人指揮官は現役時代、コーチとして在籍した古巣戦に向けて変則的な[4-4-2]の布陣を採用。ルイス・アルベルトやインモービレ、ゲンドゥージらがベンチスタートとなり、鎌田やカタルディ、ペドロがスタメン入り。11試合ぶり先発の鎌田はボランチに入った。
一方、1月後半からの急失速によってトップ4争いに組み込まれつつあるユベントス。中断明け初戦となったこのアウェイゲームでは4試合ぶりの白星を狙った。0-0のドローに終わったジェノア戦からは先発4人を変更。負傷のコスティッチやサスペンションのヴラホビッチら一部主力を欠く中、カンビアーゾ、ケアン、キエーザを3トップに配した[4-3-3]で臨んだ。
新生ラツィオの戦い方に注目が集まった試合序盤はユベントスが様子見の入りを見せたこともあり、比較的静かな立ち上がりに。
守備時は完全に[4-4-2]も、攻撃時は右のマルシッチがウイングバック的に幅を取りつつ、[3-4-2-1]に近い立ち位置でプレーするラツィオ。また、ビルドアップや崩しの局面を含め各選手が大幅に立ち位置を入れ替える流動的な戦い方を見せた。
一方、カウンター主体の形で戦うユベントスは攻撃の手数は少ないものの、序盤にセットプレーからブレーメルが際どいヘディングシュートを放つと、前半終盤には切れ味を見せるキエーザが良い形の仕掛けから続けて枠内シュートを記録し、GKマンダスを脅かした。
スタッツ上はラツィオ優勢もほぼ互角の内容で折り返した試合。後半に先に動いたのはユベントス。デ・シリオ、ミレッティを下げてイリング・ジュニア、マッケニーを投入。[3-5-2]の形に変更した。
すると、立ち上がりの51分にはそのイリング・ジュニアの左からの折り返しにボックス右で反応したカンビアーゾに決定機が訪れるが、このダイレクトシュートはGKマンダスの好守に阻まれた。
ここからしばらくユベントスの時間が続くと、トゥドール監督も57分に2枚替え。カステジャノス、ペドロの2トップを下げてインモービレ、イサクソンを投入した。
後半半ばから終盤にかけて試合は完全に膠着。互いに勝ち点3がほしいものの、攻撃にリスクを冒し切れず。集中した相手の守備を前に決定機まで持ち込めない。
その中でラツィオは80分に鎌田、カタルディを下げてゲンドゥージ、ベシーノを、84分にザッカーニに代えて切り札のルイス・アルベルトをピッチに送り出す。新体制で初スタメンとなった鎌田は低い位置に下りて無難にパスを捌きつつ、球際の守備やフィニッシュなど精力的なプレーを見せた。
その後も膠着状態が続いた強豪対決だったが、ホームチームが最後の最後に劇的なゴールを奪う。3分が加えられた後半アディショナルタイムの93分、左サイドで押し込んだ流れからボックス左角で仕掛けたゲンドゥージが守備陣の視線を引き付けて絶妙なクロスを送り込むと、大外からフリーでゴール前に走り込んできたマルシッチがヘディングシュートを流し込んだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、トゥドール新体制の初陣を劇的な形で飾ったラツィオが2連勝達成。一方、敗れたユベントスはこれで4戦未勝利となった。
サッリ前監督の電撃辞任を受け、インターナショナルマッチウィークの中断期間に前マルセイユのイゴール・トゥドール新監督を招へいした9位のラツィオ。その新体制初陣ではリーグ3位の強敵をオリンピコで迎え撃つ形となった。クロアチア人指揮官は現役時代、コーチとして在籍した古巣戦に向けて変則的な[4-4-2]の布陣を採用。ルイス・アルベルトやインモービレ、ゲンドゥージらがベンチスタートとなり、鎌田やカタルディ、ペドロがスタメン入り。11試合ぶり先発の鎌田はボランチに入った。
一方、1月後半からの急失速によってトップ4争いに組み込まれつつあるユベントス。中断明け初戦となったこのアウェイゲームでは4試合ぶりの白星を狙った。0-0のドローに終わったジェノア戦からは先発4人を変更。負傷のコスティッチやサスペンションのヴラホビッチら一部主力を欠く中、カンビアーゾ、ケアン、キエーザを3トップに配した[4-3-3]で臨んだ。
守備時は完全に[4-4-2]も、攻撃時は右のマルシッチがウイングバック的に幅を取りつつ、[3-4-2-1]に近い立ち位置でプレーするラツィオ。また、ビルドアップや崩しの局面を含め各選手が大幅に立ち位置を入れ替える流動的な戦い方を見せた。
ユベントスが自陣深くでブロックを構えることもあり、ラツィオが自陣やハーフウェイライン付近でボールを保持する状況が続くが、なかなか相手の脅威を与える攻撃は見せられず。その中で幾度か切り替わりの形から前線の選手がボックス付近で足を振っていく。だが、20分のカステジャノスのシュートは枠の右、26分にフェリペ・アンデルソンの枠の左を捉えたシュートはGKシュチェスニーの好守に阻まれる。
一方、カウンター主体の形で戦うユベントスは攻撃の手数は少ないものの、序盤にセットプレーからブレーメルが際どいヘディングシュートを放つと、前半終盤には切れ味を見せるキエーザが良い形の仕掛けから続けて枠内シュートを記録し、GKマンダスを脅かした。
スタッツ上はラツィオ優勢もほぼ互角の内容で折り返した試合。後半に先に動いたのはユベントス。デ・シリオ、ミレッティを下げてイリング・ジュニア、マッケニーを投入。[3-5-2]の形に変更した。
すると、立ち上がりの51分にはそのイリング・ジュニアの左からの折り返しにボックス右で反応したカンビアーゾに決定機が訪れるが、このダイレクトシュートはGKマンダスの好守に阻まれた。
ここからしばらくユベントスの時間が続くと、トゥドール監督も57分に2枚替え。カステジャノス、ペドロの2トップを下げてインモービレ、イサクソンを投入した。
後半半ばから終盤にかけて試合は完全に膠着。互いに勝ち点3がほしいものの、攻撃にリスクを冒し切れず。集中した相手の守備を前に決定機まで持ち込めない。
その中でラツィオは80分に鎌田、カタルディを下げてゲンドゥージ、ベシーノを、84分にザッカーニに代えて切り札のルイス・アルベルトをピッチに送り出す。新体制で初スタメンとなった鎌田は低い位置に下りて無難にパスを捌きつつ、球際の守備やフィニッシュなど精力的なプレーを見せた。
その後も膠着状態が続いた強豪対決だったが、ホームチームが最後の最後に劇的なゴールを奪う。3分が加えられた後半アディショナルタイムの93分、左サイドで押し込んだ流れからボックス左角で仕掛けたゲンドゥージが守備陣の視線を引き付けて絶妙なクロスを送り込むと、大外からフリーでゴール前に走り込んできたマルシッチがヘディングシュートを流し込んだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、トゥドール新体制の初陣を劇的な形で飾ったラツィオが2連勝達成。一方、敗れたユベントスはこれで4戦未勝利となった。
ラツィオの関連記事
セリエAの関連記事
|
ラツィオの人気記事ランキング
1
ラツィオ伝統の鷹匠がとんでも行為で即時解雇…手術を受けた自身の男性器をSNS投稿
ラツィオは13日、長年クラブに仕えた鷹匠のフアン・ベルナベ氏を解雇した。その理由がとんでもないと話題になっている。 ベルナベ氏は、2010-11シーズンからラツィオの鷹匠として働いていた。クラブのマスコットとしてエンブレムに入っている本物の鷲を扱っており、鷹匠を雇っていた。 今の鷲はオリンピアと名付けられており、ベルナベ氏とのコンビでホームゲームを彩っていた。しかし、ベルナべ氏の軽率な行動が解雇に発展した。 ラツィオは「写真とビデオの映像を見てショックを受けた」と声明。「クラブは鷲を失ったことで、ファンが次のホームゲームで苦しむことを共通の痛みとして認識している」としながらも、「我々の歴史的シンボルである鷲がそのような結び付けることは不可能だ」と、関係を続けるわけにはいかなかったとし、「即時解雇した」と発表した。 ベルナべ氏は、EDの治療法としても知られる男性器のインプラント手術を受けており、手術後に自身の男性器の画像や動画をSNSで共有していた。 ベルナべ氏は自身の行動についてイタリア『ラジオ24』に対してコメント。こうした動きを関心を高めようとしただけだとし、自分の投稿を擁護。「裸は普通のことだ。私は偏見のないヌーディストの過程で育った」と主張したという。 過去にも問題行動を起こしていたベルナべ氏。2021年にはインテルとの試合後にファシスト式敬礼をおこなったため、出場停止処分をクラブから受けていた。 一時は解雇されていたが、その後に復帰。しかし、別の問題で再びクラブから離れることになってしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】ラツィオの象徴でもあった鷲のオリンピアと鷹匠のベルナべ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/SSLazio?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SSLazio</a> <a href="https://t.co/oGGuHG9Yz1">pic.twitter.com/oGGuHG9Yz1</a></p>— Laziochannel.it (@LazioChannel) <a href="https://twitter.com/LazioChannel/status/1877127511630401942?ref_src=twsrc%5Etfw">January 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.14 23:45 Tue2
ラツィオDFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場…「冗談のつもりだった」と涙
16日に行われたセリエA第8節のラツィオvsインテルで、ラツィオのブラジル人DFルイス・フェリペが前代未聞の理由で退場を命じられていた。 ラツィオが無敗インテルをホームに迎えた一戦。インテルのシモーネ・インザーギ監督の古巣戦ともあり、今節屈指の注目カードとなった一戦は、開始12分にMFニコロ・バレッラが得たPKをFWイバン・ペリシッチが決めてインテルが先制する立ち上がりに。 その後は互角の攻防が続いた中で後半を迎えると、62分に今度はCKに合わせたDFパトリックのヘディングシュートが相手の手に当たってラツィオがPKを獲得。これをFWチーロ・インモービレが決めて同点とすると、ここから畳みかけたホームチームは81分にMFフェリペ・アンデルソンのゴールで逆転。さらに91分にはFKからMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチがヘッドで叩き込み、3-1でラツィオが勝利を収めた。 問題のシーンが起きたのは試合終了後のこと。逆転勝利に舞い上がったルイス・フェリペは、今夏にシモーネ・インザーギ監督とともにラツィオからインテルに移籍したFWホアキン・コレアに後ろから飛びついてしまった。 元チームメイトのよしみから生まれた行動だったのだろうが、おふざけが過ぎたかホアキン・コレアは激怒。その状況を見ていた主審はルイス・フェリペに一発退場を命じた。『フットボール・イタリア』によると、この時同選手は、「親友との冗談のつもりだった」と涙を浮かべながら弁明していたようだ。 なお、今のところラツィオがこのレッドカードに異議申し立てを行うかどうかは不明だ。 2021.10.17 16:25 Sun3
「116億円でも売らない」セリエAトップの7戦7アシスト、アーセナルからレンタル中のMFにラツィオ会長が言及
ラツィオのポルトガル人DFヌーノ・タヴァレスが好調だ。 ベンフィカの下部組織で育ち、2021年夏にアーセナルに加わったタヴァレス。1年目から公式戦28試合でプレーするも、2022-23シーズンはマルセイユ、2023-24シーズンはノッティンガム・フォレストへレンタル移籍した。 フォレストではケガもあり本領発揮に至らなかったなか、今シーズンは買い取りオプション付きのレンタルでラツィオに加入。初のイタリア挑戦となった。 8月31日のセリエA第3節ミラン戦でデビューした左サイドバックは、いきなり2アシストで勝ち点「1」獲得に貢献。その後も持ち前の攻撃性能を活かし、27日に行われた直近の第9節ジェノア戦でも2アシストを記録した。 ここまではリーグ戦7試合で7アシストを記録。インテルのフランス代表FWマルクス・テュラムの5アシストを上回り、アシストランキング単独トップに立っている。 イタリア『TUTTOmercatoWEB』によると、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長もタヴァレスを高く評価。特定の条件を満たせば500万ユーロ(約8億3000万円)の買い取り義務が発生するとも伝えられるなか、イタリア『イル・メッサジェッロ』に対してコメントした。 「すでに利益が出ている? 7000万ユーロ(約115億8000万円)でも売らない。このサイドバックを巡り、ビッグクラブとの激しい競争に打ち勝ってきた」 <span class="paragraph-title">【動画】自陣から快足飛ばしたドリブル! 2アシスト記録のジェノア戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="2rG4sLDWhuM";var video_start = 84;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.31 16:15 Thu4
「練習中でもタバコ吸ってんのか」サッカー界きっての“愛煙家”サッリ監督の指導姿が反響!1日60本吸うことで話題
ラツィオを指揮するマウリツィオ・サッリ監督の指導姿が話題だ。 2021-22シーズンからラツィオを率いているサッリ監督。今シーズンはセリエAで3位につけ、ヨーロッパリーグ(EL)はグループステージで敗退したもののヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の舞台で戦っている。 7日にはECLのラウンド16・1stレグでDF菅原由勢が所属するAZと対戦したラツィオだが、試合前の練習時のサッリ監督を捉えた姿を『ESPN』が伝え、注目を集めている。 グラウンドで選手たちを見守るサッリ監督だが、その手には火のついたタバコが。サッリ監督は度々タバコをくゆらせていた。日常的な光景なのか、選手や周りのスタッフたちも特にそれに触れることなく練習は継続していた。 フットボール界屈指の戦術家としてだけでなく、愛煙家としても有名なサッリ監督。1日60本以上のタバコを吸うことでも話題になったことがあり、過去には試合中にピッチサイドで喫煙する姿がたびたび…。チェルシー時代は試合中の喫煙が禁じられたことで、紙タバコを口に含みながら指揮を執っていた。 イメージ通りの光景ではあるが、改めて目の当たりにしたファンからは「サッリ、練習中でも煙草吸ってんのかいw」、「サッリのおっさん当たり前のように練習中にタバコ吸ってんの草」、「何吸ってるんだろう」と驚きの声が上がっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】通常運転?練習中に選手の目の前でタバコを吸うサッリ監督</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Maurizio Sarri casually smoking a cigarette in Lazio training ahead of their Europa Conference League clash against AZ Alkmaar.<br><br>Classic Sarri <br><br>(via <a href="https://twitter.com/ESPNnl?ref_src=twsrc%5Etfw">@ESPNnl</a>) <a href="https://t.co/JGfX3trjNp">pic.twitter.com/JGfX3trjNp</a></p>— ESPN FC (@ESPNFC) <a href="https://twitter.com/ESPNFC/status/1633118181735661568?ref_src=twsrc%5Etfw">March 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.08 19:45 Wed5