プレミアリーグ、PSR違反のN・フォレストに対する勝ち点4剥奪処分を発表…クラブは強い憤りを示す
2024.03.19 06:00 Tue
フォレストに対する勝ち点4剥奪が決定
プレミアリーグは18日、ノッティンガム・フォレストに対して「収益性と持続可能性に関するプレミアリーグの規則(PSR)」違反による勝ち点4剥奪の処分を科した。
「独立委員会は、今月2日間の公聴会を経て制裁を決定したが、そこでクラブはさまざまな緩和要因を詳細に説明する機会があった。委員会は、クラブがプロセス全体を通じて、プレミアリーグとの対応において『並外れた協力』を示していたと認定した」
独立委員会の報告書によると、当初フォレストの処分に関しては勝ち点6剥奪を正当としていたが、早期の罪状認否や捜査への有意義な協力などの軽減措置によって最終的に勝ち点4剥奪という結論となった。
チャンピオンシップでは3シーズンで最大3900万ポンド(約74億円)、あるいは1シーズンあたり最大1300万ポンド(約24億6000万円)の損失が認められる。このチャンピオンシップ時代とプレミアリーグでの規定を合計すると、フォレストは3シーズンで6100万ポンド(約115億円)の損失が認められていた。
しかし、フォレストは今年1月、2022-23シーズンまでの期間にこれらの規定に違反したとして処分対象となっていた。
フォレストは今回のプレミアリーグの発表を受け、同日に公式声明を発表。「クラブに4ポイントの制裁を課し、即時適用されるという委員会の決定に非常に失望している」と憤りを示した。
「ノッティンガム・フォレストは、クラブに4ポイントの制裁を課し、即時適用されるという委員会の決定に非常に失望している」
「その失望にもかかわらず、我々はこの問題に迅速に対処することに同意してくれた委員会に感謝する。クラブは、告発が行われたシーズン内に告訴を解決することがリーグの健全性にとって不可欠であると考えている」
「我々は、プレミアリーグが委員会に提出した論調と内容に非常にがっかりした。数カ月に及ぶプレミアリーグとの関わり、そしてずっと並外れた協力を続けてきたにもかかわらず、これは予期せぬことであり、プレミアリーグに対する我々の信頼と自信を傷つけるものだった」
「プレミアリーグが出発点として勝ち点8の制裁を求めたことは、破産の際に独自のルールで規定している勝ち点9と比較すると、まったく不釣り合いだった」
「また、プレミアリーグがクラブ特有の状況とその緩和策をまったく考慮していなかったことにも驚きを感じた。今後のPSR委員会でもこのアプローチが採用される状況では、パラシュート支払いのない新規昇格クラブが競争することは不可能ではないにしても極めて困難となり、プレミアリーグの健全性と競争力が損なわれることになる」
「プレミアリーグはクラブの事業計画に疑問を投げかけたかもしれないが、クラブはPSRへの遵守とチームへの重要な投資とのバランスを責任を持って取って、我々に20年以上ぶりにリーグで戦う能力を与えたと主張している」
「クラブはPSRの報告期限を過ぎた後も、ブレナン・ジョンソンを移籍市場の終了前に確実に売却するための措置を講じた。それは、PSRに対する我々の敬意とサポートを明確に示したものだった」
「委員会の決定は、すべての志望クラブにとって懸念すべき問題を提起する。選手の移籍市場は、通常の商品やサービスの販売とは比較できない、高度に専門化された取引環境だ」
「選手の移籍は移籍期間の前半では完了できず、その期間の終わりにのみ完了できる場合がある。これがクラブを非難する理由になるべきではない。これが委員会やプレミアリーグによって認められないことは、我が国の代表試合のすべてのファンにとって非常に懸念すべき事項である」
「すべての志望クラブにとって広く懸念されているのは、この決定が選手のトレードモデルの運営に不穏な影響を与えることだ。これは、プレミアリーグの最上位の小グループ以外のクラブが現実的にフットボールのピラミッドを上に昇進できる唯一のモデルだ」
「同委員会の理論的根拠は、クラブは選手育成で利益を実現した後にのみ投資すべきだというものだ。この推論はフットボール界の流動性を破壊し、この決定の影響は、そのようなすべてのクラブにとって機動の余地を大幅に減少させ、我が国の代表試合の停滞につながるだろう」
「このプロセスでクラブが示した高いレベルの協力は、委員会の決定で確認され記録されているが、プレミアリーグは報われなかったと我々は考えている」
今回の声明を通じて、プレミアリーグに対する憤りを示したフォレストだが、この処分に対して控訴を行うか否かについては現時点で言及していない。
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これにより、29試合消化時点で勝ち点25の17位に位置したフォレストは勝ち点21となり、勝ち点22で18位のルートン・タウンとの入れ替わりで降格圏に転落することになった。プレミアリーグは今回の処分に際して、以下の声明を発表している。独立委員会の報告書によると、当初フォレストの処分に関しては勝ち点6剥奪を正当としていたが、早期の罪状認否や捜査への有意義な協力などの軽減措置によって最終的に勝ち点4剥奪という結論となった。
プレミアリーグの規定では、同リーグに属するクラブは3年間で1億500万ポンド(約200億円)を超えて損失を出してはいけないと定められている。ただ、フォレストは2022年までチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたという事実により、ルールの適用が異なるものとなっていた。
チャンピオンシップでは3シーズンで最大3900万ポンド(約74億円)、あるいは1シーズンあたり最大1300万ポンド(約24億6000万円)の損失が認められる。このチャンピオンシップ時代とプレミアリーグでの規定を合計すると、フォレストは3シーズンで6100万ポンド(約115億円)の損失が認められていた。
しかし、フォレストは今年1月、2022-23シーズンまでの期間にこれらの規定に違反したとして処分対象となっていた。
フォレストは今回のプレミアリーグの発表を受け、同日に公式声明を発表。「クラブに4ポイントの制裁を課し、即時適用されるという委員会の決定に非常に失望している」と憤りを示した。
「ノッティンガム・フォレストは、クラブに4ポイントの制裁を課し、即時適用されるという委員会の決定に非常に失望している」
「その失望にもかかわらず、我々はこの問題に迅速に対処することに同意してくれた委員会に感謝する。クラブは、告発が行われたシーズン内に告訴を解決することがリーグの健全性にとって不可欠であると考えている」
「我々は、プレミアリーグが委員会に提出した論調と内容に非常にがっかりした。数カ月に及ぶプレミアリーグとの関わり、そしてずっと並外れた協力を続けてきたにもかかわらず、これは予期せぬことであり、プレミアリーグに対する我々の信頼と自信を傷つけるものだった」
「プレミアリーグが出発点として勝ち点8の制裁を求めたことは、破産の際に独自のルールで規定している勝ち点9と比較すると、まったく不釣り合いだった」
「また、プレミアリーグがクラブ特有の状況とその緩和策をまったく考慮していなかったことにも驚きを感じた。今後のPSR委員会でもこのアプローチが採用される状況では、パラシュート支払いのない新規昇格クラブが競争することは不可能ではないにしても極めて困難となり、プレミアリーグの健全性と競争力が損なわれることになる」
「プレミアリーグはクラブの事業計画に疑問を投げかけたかもしれないが、クラブはPSRへの遵守とチームへの重要な投資とのバランスを責任を持って取って、我々に20年以上ぶりにリーグで戦う能力を与えたと主張している」
「クラブはPSRの報告期限を過ぎた後も、ブレナン・ジョンソンを移籍市場の終了前に確実に売却するための措置を講じた。それは、PSRに対する我々の敬意とサポートを明確に示したものだった」
「委員会の決定は、すべての志望クラブにとって懸念すべき問題を提起する。選手の移籍市場は、通常の商品やサービスの販売とは比較できない、高度に専門化された取引環境だ」
「選手の移籍は移籍期間の前半では完了できず、その期間の終わりにのみ完了できる場合がある。これがクラブを非難する理由になるべきではない。これが委員会やプレミアリーグによって認められないことは、我が国の代表試合のすべてのファンにとって非常に懸念すべき事項である」
「すべての志望クラブにとって広く懸念されているのは、この決定が選手のトレードモデルの運営に不穏な影響を与えることだ。これは、プレミアリーグの最上位の小グループ以外のクラブが現実的にフットボールのピラミッドを上に昇進できる唯一のモデルだ」
「同委員会の理論的根拠は、クラブは選手育成で利益を実現した後にのみ投資すべきだというものだ。この推論はフットボール界の流動性を破壊し、この決定の影響は、そのようなすべてのクラブにとって機動の余地を大幅に減少させ、我が国の代表試合の停滞につながるだろう」
「このプロセスでクラブが示した高いレベルの協力は、委員会の決定で確認され記録されているが、プレミアリーグは報われなかったと我々は考えている」
今回の声明を通じて、プレミアリーグに対する憤りを示したフォレストだが、この処分に対して控訴を行うか否かについては現時点で言及していない。
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