フォーデン圧巻2発で逆転シティがユナイテッドにシーズンダブル! 1pt差維持で次節リバプールとの首位攻防戦へ【プレミアリーグ】
2024.03.04 02:36 Mon
プレミアリーグ第27節、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが3日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが3-1で逆転勝利した。
次節に大一番控えるシティズンズと、逆転でのトップ4フィニッシュへ取りこぼし許されないユナイテッドによる今シーズン2度目のダービー。
ストーンズの“偽CB”を採用したシティに対して。ユナイテッドは最前線にブルーノ・フェルナンデスを配置する“偽CF”を採用。立ち上がりからホームチームがボールを握って押し込む展開となったが、守勢のアウェイチームがファーストチャンスを見事に先制点に結びつける。
赤い悪魔の10番の鮮烈なゴールによって早くも動いたダービーは以降、ボールを握って押し込むホームチーム、自陣深くで身体を張って守るアウェイチームという明確な構図の下で見応えのある攻防が繰り広げられる。
14分と19分にはベルナルド・シウバ、デ・ブライネのお膳立てからボックス内に抜け出したフォーデンに決定機が訪れるが、いずれのシュートもGKオナナの好守に阻まれる。さらに、前半半ば以降はドク、ウォーカーの両サイド、ロドリ、デ・ブライネの精度の高いダイレクトパスを駆使した中央の崩しと多彩な仕掛けで揺さぶり続け、ロドリのダイレクトシュートなどで相手ゴールを脅かす。
そして、ハーフコートゲームを継続するグアルディオラのチームは前半終了間際にロドリの浮き球パスに反応したフォーデンのボックス右からの丁寧な頭での折り返しにファーでフリーのハーランドが飛び込むが、面を作って流し込むだけでいいイージーなフィニッシュをふかしてしまった。
スタッツ、内容ではシティが圧倒もユナイテッドの1点リードで折り返した試合は、後半も同じメンバーでスタート。立ち上がりにドクが鋭いシュートでGKオナナに好守を強いるなど構図も大きく変わらず。
すると、ここまで最後の仕上げだけ苦しんでいたホームチームがスーパーゴールでスコアをタイに戻す。56分、相手陣内中央でデ・ブライネ、ロドリと繋いでボックス手前右のフォーデンにボールが渡ると、鋭いカットインから放たれた強烈な左足のミドルシュートがゴール左隅の完璧なコースに突き刺さった。
フォーデンの圧巻の一撃でスコアをタイに戻したシティは、直後にドクを下げてアルバレスを投入。これでベルナルド・シウバを左のワイドに配置。より中央での崩しに注力する。
一方、守勢を耐え切れずに追いつかれたユナイテッドはエバンスに代えてカンブワラ、先制点を決めたラッシュフォードを下げてアントニーを続けて投入。ディフェンスラインの配置を変えつつ、前線でよりハードワークできるブラジル人アタッカーに攻守両面での貢献を求める。
後半半ばを過ぎて試合はやや膠着し始めるが、再びシティズンズの生え抜きMFが決定的な仕事を果たす。80分、左のタッチライン際に張ったデ・ブライネから内側でボールを引き取ったフォーデンがアルバレスとのワンツーでボックス左に抜け出すと、正確な左足のグラウンダーシュートをゴール右下隅に流し込んだ。
試合を引っくり返したことでゲームコントロール優先の戦い方にシフトしたシティに対して、勝ち点獲得へゴールが必要なユナイテッドは失点直後に2枚替えを敢行。メイヌー、ガルナチョを下げてアムラバト、フォーソンを投入したが、結果的にこれが裏目に出てしまう。
8分が加えられた後半アディショナルタイムの91分、GKオナナからのビルドアップでヴァラン、アムラバトの繋ぎが乱れると、アムラバトからボールを奪ったロドリのラストパスに反応したハーランドが前半の決定機逸を払拭する冷静なシュートを流し込み、勝利を決定付ける3点目とした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、フォーデンの見事な2ゴールによって宿敵に鮮やかな逆転勝利を収めたシティがシーズンダブルを達成し、次節に控えるアンフィールドでの首位攻防戦に1ポイント差で臨むことになった。
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2位のシティ(勝ち点59)は前節、ボーンマス相手にフォーデンのゴールで1-0の勝利を収め、リーグ2戦ぶりの白星を奪取。さらに、直近のFAカップではルートン・タウン相手にハーランドの驚愕5ゴールの活躍によって6-2の快勝。久々の大量ゴールでホーム開催のダービーに大きな弾みを付けた。週明けのチャンピオンズリーグ(CL)でコペンハーゲンとのリターンレグを控えるなか、グアルディオラ監督はダービーに向けてルートン戦から先発5人を変更。守護神エデルソンやルベン・ディアス、ロドリ、フォーデンら主力が復帰した。対する6位のユナイテッド(勝ち点44)は前節、フルアム相手に土壇場の失点で競り負けて1-2の敗戦。リーグ連勝が「4」でストップした。それでも、FAカップではノッティンガム・フォレストとの接戦をカゼミロの土壇場ゴールによって1-0と競り勝ってバウンスバックに成功し、難所エティハドに乗り込む形となった。テン・ハグ監督はこの大一番で先発2人を変更。アムラバトとアントニーに代えてエバンス、メイヌーを起用した。ストーンズの“偽CB”を採用したシティに対して。ユナイテッドは最前線にブルーノ・フェルナンデスを配置する“偽CF”を採用。立ち上がりからホームチームがボールを握って押し込む展開となったが、守勢のアウェイチームがファーストチャンスを見事に先制点に結びつける。
8分、GKオナナのパントキックにオフサイドぎりぎりで抜け出したB・フェルナンデスがボックス手前でキープしてマイナスに落とすと、これに反応したラッシュフォードが右足を一閃。強烈なシュートがクロスバーの内側を叩いてゴールネットに突き刺さった。
赤い悪魔の10番の鮮烈なゴールによって早くも動いたダービーは以降、ボールを握って押し込むホームチーム、自陣深くで身体を張って守るアウェイチームという明確な構図の下で見応えのある攻防が繰り広げられる。
14分と19分にはベルナルド・シウバ、デ・ブライネのお膳立てからボックス内に抜け出したフォーデンに決定機が訪れるが、いずれのシュートもGKオナナの好守に阻まれる。さらに、前半半ば以降はドク、ウォーカーの両サイド、ロドリ、デ・ブライネの精度の高いダイレクトパスを駆使した中央の崩しと多彩な仕掛けで揺さぶり続け、ロドリのダイレクトシュートなどで相手ゴールを脅かす。
そして、ハーフコートゲームを継続するグアルディオラのチームは前半終了間際にロドリの浮き球パスに反応したフォーデンのボックス右からの丁寧な頭での折り返しにファーでフリーのハーランドが飛び込むが、面を作って流し込むだけでいいイージーなフィニッシュをふかしてしまった。
スタッツ、内容ではシティが圧倒もユナイテッドの1点リードで折り返した試合は、後半も同じメンバーでスタート。立ち上がりにドクが鋭いシュートでGKオナナに好守を強いるなど構図も大きく変わらず。
すると、ここまで最後の仕上げだけ苦しんでいたホームチームがスーパーゴールでスコアをタイに戻す。56分、相手陣内中央でデ・ブライネ、ロドリと繋いでボックス手前右のフォーデンにボールが渡ると、鋭いカットインから放たれた強烈な左足のミドルシュートがゴール左隅の完璧なコースに突き刺さった。
フォーデンの圧巻の一撃でスコアをタイに戻したシティは、直後にドクを下げてアルバレスを投入。これでベルナルド・シウバを左のワイドに配置。より中央での崩しに注力する。
一方、守勢を耐え切れずに追いつかれたユナイテッドはエバンスに代えてカンブワラ、先制点を決めたラッシュフォードを下げてアントニーを続けて投入。ディフェンスラインの配置を変えつつ、前線でよりハードワークできるブラジル人アタッカーに攻守両面での貢献を求める。
後半半ばを過ぎて試合はやや膠着し始めるが、再びシティズンズの生え抜きMFが決定的な仕事を果たす。80分、左のタッチライン際に張ったデ・ブライネから内側でボールを引き取ったフォーデンがアルバレスとのワンツーでボックス左に抜け出すと、正確な左足のグラウンダーシュートをゴール右下隅に流し込んだ。
試合を引っくり返したことでゲームコントロール優先の戦い方にシフトしたシティに対して、勝ち点獲得へゴールが必要なユナイテッドは失点直後に2枚替えを敢行。メイヌー、ガルナチョを下げてアムラバト、フォーソンを投入したが、結果的にこれが裏目に出てしまう。
8分が加えられた後半アディショナルタイムの91分、GKオナナからのビルドアップでヴァラン、アムラバトの繋ぎが乱れると、アムラバトからボールを奪ったロドリのラストパスに反応したハーランドが前半の決定機逸を払拭する冷静なシュートを流し込み、勝利を決定付ける3点目とした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、フォーデンの見事な2ゴールによって宿敵に鮮やかな逆転勝利を収めたシティがシーズンダブルを達成し、次節に控えるアンフィールドでの首位攻防戦に1ポイント差で臨むことになった。
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