「あるべき姿に戻るのを見たいだけ」 ユナイテッド共同オーナーに正式就任のラトクリフ氏が誓い

2024.02.22 16:00 Thu
ユナイテッド共同オーナーに正式就任のラトクリフ氏が語る。
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ユナイテッド共同オーナーに正式就任のラトクリフ氏が語る。
サー・ジム・ラトクリフ氏がマンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーとなり、今後を展望した。

ユナイテッドでは昨年12月、『INEOS』の創始者であるラトクリフ氏の一部株式取得で合意。あとはプレミアリーグとイングランドサッカー協会(FA)の承認を待つのみのなか、いずれも認められ、20日にその旨が明らかにされた。

27.7%の株式を所有する形でグレイザー一家とともに共同オーナーに就任したラトクリフ氏はイギリス『BBC』のダン・ローン氏とのインタビューに応じ、野望を語った。
「サー・アレックス・ファーガソンとデイビッド・ギルが退いてから、明らかに難しい11年間だった。それは照明のスイッチを押したり、新しい監督や単純かつ短期的な解決策だけじゃない。我々は誤った解決策に走るんじゃなく、正しい解決策に向かって歩まなければならないんだ」

「短期的な課題はFFPも考慮して、チャンピオンズリーグ(CL)に出ること。現実的な課題はフィールドでのパフォーマンスを上げ、試合に勝つため、組織と環境の整備を2〜3年で進めないといけないということだ」
「そのため、組織や設計、構造を正す必要がある。今のところ、監督はCEOに報告しているが、それでは意味がない。組織を充実させ、投資しないとね。それは非常にエキサイティングな挑戦だし、世界最高の人材を惹きつける」

「我々は世界最高の人材を見つけ、組織のなかでポジティブに働けるようなキャラクターとパーソナリティを示さないといけない。邪魔する者や、エゴなどいらない。そして、エリートのスポーツ選手が成功するため、適切な環境を作る。ここでやっているのはピッチ上のパフォーマンスを向上させることだ」

「激しくなるときもあるだろうが、友好的かつ協力的に、組織や適切な人材、適切な環境の組み合わせを作り上げる必要がある。さすれば、結果がついてくると信じている。今のユナイテッドを見て、それらがすべてあるとは言い難い」

現在のプレミアリーグでは宿敵のマンチェスター・シティが長らく覇権を握り、そこにリバプールが続き、アーセナルもミケル・アルテタ監督のもとで再び上位勢の一角に。ユナイテッドは遅れをとり、ラトクリフ氏もそれを認めるが、資金を投じての補強だけでは解決策にならないと話す。

「かなり遅れている。我々はね。だが、明日にも変えられるようなものでもない。残念だが、周囲は我々が取り戻すのに時間を与える必要がある。2~3シーズンはかかるだろうし、来季までにと考えるのは愚かだと思う」

「時間はかかる。忍耐が必要。間違った解決策に走るんじゃなく、正しい解決策に向かって歩いていかないといけない。夏に惜しげもなく金を使うのは解決策にならないし、それよりもずっと複雑だ」

また、「非常に誇らしい瞬間だし、マンチェスター・ユナイテッドの将来に影響を与えられる立場にいて、非常に光栄だ」との心境を口にすると、こう続けた。

「(マンチェスター・ユナイテッドを栄光に取り戻すという決意? )それは私が携わる唯一の理由だ。金銭的な問題じゃない。それなら、本業で十分に稼いでいる。携わる理由はマンチェスター・ユナイテッドがあるべき姿に戻るのを見たいだけだ」

「私の偏見かもしれないが、世界最大で最も有名なクラブだと信じている。プレミアリーグとCLに挑戦し、世界最高のフットボールをするクラブであるべきだ」

すでに内部からの改革も取り沙汰され、スタジアム等のインフラ整備にも目を向けているとされるラトクリフ氏のもと、ユナイテッドがどう変わっていくか。これからが楽しみだ。

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“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る

▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon
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今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」

現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon
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元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任

元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu

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