【セリエA第24節プレビュー】イタリア・ダービー制したインテルがデ・ロッシ体制下3連勝のローマと対戦
2024.02.10 07:30 Sat
前節はスクデットの行方を占う首位攻防のイタリア・ダービーが行われ、インテルがウノゼロ勝利とした。この結果、消化試合の一つ少ないインテルがユベントスとの勝ち点差を4に広げている。迎える第24節、3季ぶりのスクデット奪還へ視界良好のインテル(勝ち点57)は、デ・ロッシ体制移行後3連勝の5位ローマ(勝ち点38)と対戦する。
インテルはユベントス戦、ベストメンバーで臨めた中、出場停止明けでフレッシュなMFチャルハノールとMFバレッラの躍動で中盤を制圧することに成功した。彼らの活躍により大半の時間帯で主導権を握った中、決勝点はオウンゴールだったが、GKゾマーがほぼ仕事のない内容で順当な勝利を手にした。改めて選手層の厚さの違いを見せ付けた中、デ・ロッシ監督就任でブーストがかかりつつあるローマを叩き、スクデットへ邁進できるか。
一方、新戦力のDFアンヘリーニョが左サイドバックで先発した中、カリアリに4発快勝としたローマ。デ・ロッシ体制3戦目にしてすっきりとした形での快勝を収めたが、その勢いをインテルにぶつけることはできるか。カリアリ戦ドッピエッタのFWディバラに期待が懸かる。
今節は3位ミラン(勝ち点49)と7位ナポリ(勝ち点35)の好カードも開催される。ミランは前節、投入直後のFWヨビッチ弾が決勝点となり、フロジノーネとのシーソーゲームを3-2で制した。前々節ボローニャ戦で勝ち点2を落とした中、勝ち切ることができたのはプラス。MFラインデルスが出場停止なのは痛いが、昨季までの主軸だったMFベナセルがゲームを作れるかに注目だ。
対するナポリは前節ヴェローナ戦、MFウンゴニエの恩返し弾、FWクワラツヘリアの終盤弾で何とか競り勝った。アフリカネーションズカップでナイジェリアが決勝まで勝ち上がったため、FWオシムヘンが引き続き不在なのは痛いが、代役のFWシメオネは気を吐けるか。
最後に9位ラツィオ(勝ち点34)は18位カリアリ(勝ち点18)と対戦。ラツィオは前節、チャンピオンズリーグ出場権を争うアタランタに完敗した。重要なシックスポインターを落とした中、FWインモービレが先発予想。トルコへの移籍が報じられたものの残留となったMF鎌田はベンチスタート予想となっている。
◆セリエA第24節
▽2/9(金)
サレルニターナ 1-3 エンポリ
▽2/10(土)
《23:00》
カリアリvsラツィオ
《26:00》
ローマvsインテル
《28:45》
サッスオーロvsトリノ
▽2/11(日)
《20:30》
フィオレンティーナvsフロジノーネ
《23:00》
ボローニャvsレッチェ
モンツァvsヴェローナ
《26:00》
ジェノアvsアタランタ
《28:45》
ミランvsナポリ
▽2/12(月)
《28:45》
ユベントスvsウディネーゼ
インテルはユベントス戦、ベストメンバーで臨めた中、出場停止明けでフレッシュなMFチャルハノールとMFバレッラの躍動で中盤を制圧することに成功した。彼らの活躍により大半の時間帯で主導権を握った中、決勝点はオウンゴールだったが、GKゾマーがほぼ仕事のない内容で順当な勝利を手にした。改めて選手層の厚さの違いを見せ付けた中、デ・ロッシ監督就任でブーストがかかりつつあるローマを叩き、スクデットへ邁進できるか。
一方、新戦力のDFアンヘリーニョが左サイドバックで先発した中、カリアリに4発快勝としたローマ。デ・ロッシ体制3戦目にしてすっきりとした形での快勝を収めたが、その勢いをインテルにぶつけることはできるか。カリアリ戦ドッピエッタのFWディバラに期待が懸かる。
対するナポリは前節ヴェローナ戦、MFウンゴニエの恩返し弾、FWクワラツヘリアの終盤弾で何とか競り勝った。アフリカネーションズカップでナイジェリアが決勝まで勝ち上がったため、FWオシムヘンが引き続き不在なのは痛いが、代役のFWシメオネは気を吐けるか。
インテルに敗れてスクデットが遠のいた2位ユベントス(勝ち点53)は月曜に16位ウディネーゼ(勝ち点19)と対戦。インテル戦ではGKシュチェスニーの好守がなければ、1点差では済まなかった内容だったユベントス。改めてインテルとのチーム力の差を見せ付けられたが、切り替えてウディネーゼ戦に向かえるか。DFダニーロが出場停止、FWヴラホビッチが負傷で欠場予想だが、乗り切れるか。
最後に9位ラツィオ(勝ち点34)は18位カリアリ(勝ち点18)と対戦。ラツィオは前節、チャンピオンズリーグ出場権を争うアタランタに完敗した。重要なシックスポインターを落とした中、FWインモービレが先発予想。トルコへの移籍が報じられたものの残留となったMF鎌田はベンチスタート予想となっている。
◆セリエA第24節
▽2/9(金)
サレルニターナ 1-3 エンポリ
▽2/10(土)
《23:00》
カリアリvsラツィオ
《26:00》
ローマvsインテル
《28:45》
サッスオーロvsトリノ
▽2/11(日)
《20:30》
フィオレンティーナvsフロジノーネ
《23:00》
ボローニャvsレッチェ
モンツァvsヴェローナ
《26:00》
ジェノアvsアタランタ
《28:45》
ミランvsナポリ
▽2/12(月)
《28:45》
ユベントスvsウディネーゼ
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
|
|
インテルの人気記事ランキング
1
長友の元同僚グアリン、自殺未遂と現在の生活を明かす「飛び降りれば解放される」
かつてインテルなどで活躍した元コロンビア代表MFフレディ・グアリン氏(38)は現在、リハビリ施設で生活しているのだという。 かつてポルトやインテル、またボカ・ジュニアーズや上海申花などに在籍したグアリン氏。インテル時代は同い年の日本代表DF長友佑都と共にプレーし、コロンビア代表としては、2014年W杯の日本戦にフル出場した経験を持つ。 氏は母国クラブに在籍していた2021年4月、泥酔状態で家族に暴行を加えたとして逮捕。7月にクラブを退団して以降は引退状態となり、翌年にはアルコール依存症を公表した。 ブラジル時代の2020年初頭に待ち受けていた妻との別居により、人生の歯車が狂ってしまった…と打ち明けているなか、このたびコロンビア『Radio Caracol』では、同時期に自殺を図ったことも明らかにしている。 「ファヴェーラ(スラム街)へ行き、避妊具なしにあらゆる女性と関係を持った。丸10日間、酒に酔っている状態だったと言える。リスクを自ら探し、アドレナリン、武器を見つけようと本気だったんだ。自分自身を図るものさしは持ち合わせていなかった」 そんななか、世界はコロナパンデミックへ。 「そして、リオデジャネイロで住んでいたアパートの17階だけが居場所となり、そこ以外の全てから切り離された人生になってしまった。飛び降りれば解放される…とね」 「けっきょく、飛び降りた。幸い、バルコニーには透明な転落防止スクリーンが付いていたことを、その時初めて知ったんだ」 2024年現在、グアリンはコロンビアのリハビリテーションクリニックで生活中。アルコール依存症治療の一環として、馬の世話などをしているという。また、アスリート向けのメンタルヘルスキャンペーンの米国大使に就任することも決定しているそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】懐かしきグアリン砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">Fredy Guarín! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/OTD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OTD</a> in 2012, Guarín joined <a href="https://twitter.com/Inter?ref_src=twsrc%5Etfw">@Inter</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FlashbackFriday?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FlashbackFriday</a> <a href="https://t.co/O2tgVla9yq">pic.twitter.com/O2tgVla9yq</a></p>— UEFA Europa League (@EuropaLeague) <a href="https://twitter.com/EuropaLeague/status/1223211112038129667?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 13:35 Tue2
スカッとゴール!ジョルカエフの魔法のようなオーバーヘッドシュート
ストレスフルなこの社会。観るだけでスカッとするようなゴールで気分を晴らすのもアリなのでは。今回の企画では、朝の通勤時間などにオススメの爽快なゴールを映像付きでご紹介していきます。 2021年1月5日にご紹介するのは、今から24年前に元フランス代表MFユーリ・ジョルカエフ氏が決めたゴールです。 <div id="cws_ad">◆ジョルカエフが決めた衝撃のオーバーヘッド <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJqOEplZGN2WCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> ◆ここがスカッと! 地面に背を向けた状態で空中にあるボールを頭より高い位置でキックするオーバーヘッドシュート。トップレベルでは中々綺麗に決まることはないですが、ジョルカエフ氏は完璧なオーバーヘッドシュートを決めています。 ◆完璧なオーバーヘッドシュート 元フランス代表のジャン氏を父に持つジョルカエフ氏は、1996年にインテルへと移籍。元ブラジル代表FWロナウド氏らとともに活躍しました。 その中でも衝撃的だったのが、1997年1月5日に行われたセリエA第15節のローマ戦で魅せたオーバーヘッドシュートです。 インテル1点リードで迎えた39分、FWマウリツィオ・ガンツがボックス外からミドルシュートを放つも、これはローマGKジョルジオ・ステレキレにセーブされ、こぼれ球を相手DFファビオ・ペトルッツィがクリアします。 しかし、クリアしたボールは高々と上がり、ボックス内にいたジョルカエフの元へ。落下点に入ったジョルカエフは、大きくジャンプすると、完璧なオーバーヘッドシュートをゴール左へと叩き込みました。 ジョルカエフ氏の目線は最後までボールをとらえており、その技術の高さが分かるゴールでした。 2021.01.05 07:00 Tue3
「注目されるのが好きなんだろう」 チャルハノールがイブラヒモビッチの挑発に反撃
インテルのトルコ代表MFハカン・チャルハノールが古巣のミランやかつての同僚であるスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチへの不満を露わにした。イタリア『スカイ』が伝えている。 2017年から加入したミランで10番としてプレーしてきたチャルハノールだが、昨夏に契約満了で退団すると、ライバルクラブであるインテルにフリー加入。これを裏切りと受け取ったミランファンからは激しい批判を浴びせられた。 チャルハノールは今季公式戦46試合に出場して8ゴール13アシストの成績を残し、国内カップ戦2冠を達成するなど加入シーズンながら上々の成績を残したが、スクデットは古巣のミランに奪われている。 トルコ『Tivibu Spor』のインタビューに応じたチャルハノールは今季を振り返り、スクデットこそ逃したもののインテルには満足しているとコメント。その上で、ミランではファンから冷たい仕打ちを受けていたことへの不満も漂わせた。 「新しいチームに適応するのは困難だったけど、一生懸命働いたよ。イタリア王者のクラブに加われるとわかって、それは僕にとって素晴らしいチャンスになった」 「チームはスクデットを獲得できず、代わりに古巣が獲得したせいで、人々はまるで僕に責任があるかのように言ってきた。ただ、インテルではとても幸せであり、ファンのサポートはとても助かるよ。ミランで4年間プレーしても、スタンドのファンは誰も僕の名前を歌わなかった。でもインテルではウォーミングアップをするだけで、毎回歌ってくれる」 また、チャルハノールはミランの優勝パレードにおいて、「ハカンに言いたいことはあるか?」とファンに問いかけるなど、自身を挑発してきたイブラヒモビッチに反撃。今季はケガもあり存在感を示せなかった選手による、注目されるためのアピールだったと感じているようだ。 「イブラヒモビッチは18歳ではなく、40歳の男だ。ただただ、注目されるのが好きなんだろうね。彼は今シーズンのスクデット獲得には何も貢献せず、そもそもほとんどプレーしていなかった。だからこそ、とにかく注目されたいがため何でもするんだろう」 「ミラン時代、いつも彼は僕に電話をかけてきて、食事やバイクに誘ってくれた。とても尊敬していたが、自分の本にも僕のことを書いたようだね。何か書かないと、空白になってしまうからだろう。正直なところ、気にしないのが一番だよ」 2022.06.23 12:35 Thu4
「時々サッカーが恋しくて悲しい」トニ・クロース氏が近況と“イタリアサッカー”を語る「セリエAでプレーするとしたら…」
元ドイツ代表MFのトニ・クロース氏が近況を語った。 昨季限りでスパイクを脱いだ稀代の名手、トニ・クロース。比類なきプレーメーカーを失ったエル・ブランコ、レアル・マドリーに全くもってその影響がないと言えば、嘘になる。 クロース氏は16日、2024年ゴールデンボーイ賞への出席でイタリア・トリノへ。主催者であるイタリア『トゥットスポルト』のインタビューで、近況を語っている。 「最近? 幸せを享受していて、おかげさまで忙しいよ。ときどきサッカーが恋しくなるのは否定しない。6歳から続けてきたスポーツを離れ、改めて人生がサッカー中心に回っていたのだと実感したね。そう考えると、少し悲しい」 「とはいえ、人生で“章”を閉じるべき瞬間は必ずやってくる。次の章へ進まねばならないから決断したんだ。ありがたいことにサッカーで色々勝ち取ってきたしね。満足感がある…でも、やっぱり悲しさに包まれる日もある」 “イタリアサッカーは再興していますか?” 「ここ数年で再びレベルがかなり上がったんじゃないか? 指標は欧州での大会。数年前にインテルがチャンピオンズリーグの決勝へ進み、アタランタは無敵と思われたドイツ王者(レバークーゼン)を撃破した。ここ最近では、ベルナベウでマドリーに勝ったチーム(ミラン)もある」 「スペインに住んでいたころ、何度かセリエAのチームから打診がきた。マドリーを離れるアイデアがなかったわけだが、イタリアのサッカーは好きだ。この上なく戦術的な一方、技術も激しさも求められる点が好ましい」 「セリエAのチームでプレーするならどこにしよう…そうだね、環境を知らないから1つ選ぶのは難しいが、たぶん私ならインテルのサッカーは苦にしないだろう」 「なぜなら、インテルは既存の選手たちが自信を持ち、クオリティを兼ね備え、どのチームと対戦しても落ち着きを失わない集団だからね」 2024.12.17 19:45 Tue5
