【ELグループステージ総括】イングランド勢が貫録の首位通過! 日本人6選手はいずれも主力としてプレー
2023.12.17 09:00 Sun
激戦を勝ち抜いた8チームが一足先にR16へ
2023-24シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ全日程が14日に終了した。今大会には優勝候補筆頭のリバプール、レバークーゼンやローマら5大リーグの強豪クラブが参戦。また、日本人選手6人が参戦した。
ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを総括していきたい。
◆イングランド勢3クラブが貫録の首位通過

今シーズンのグループステージでは、優勝候補筆頭のリバプールや昨季準優勝のローマ、ブンデスリーガで首位を走るレバークーゼン、アタランタといった強豪クラブが参戦した。
首位チームのみがラウンド16ストレートインを決められる厳しいレギュレーションのなかで、今ラウンドでは優勝候補筆頭のリバプール、ブライトン、ウェストハムのイングランド勢が貫録の首位通過を果たした。
トゥールーズ、ユニオン・サン=ジロワーズ、LASKリンツと比較的恵まれたグループEに入ったリバプールは、控え選手や若手中心のスカッドでグループステージを戦った。とりわけ、アウェイゲームでは一部主力を温存したことで、トゥールーズ、サン=ジロワーズに2敗を喫した。
昨シーズンのカンファレンスリーグ(ECL)王者として臨んだウェストハムは、フライブルク、オリンピアコスという強豪2チームと三つ巴の争いに臨んだ。
第3節のオリンピアコス戦で昨季ECLから継続していた欧州での無敗記録がストップしたが、それ以外の試合ではMFクドゥスら新戦力、控え選手にプレータイムや順応の機会を与えつつ、きっちりと結果を残した。そのなかでMFソウチェクらの勝負強さも光った。
クラブ史上初のUEFAコンペティション参戦となったブライトンは、マルセイユ、アヤックス、AEKアテネとCLに出場しておかしくない強豪と同居する“死の組”に入った。
開幕2試合を1分け1敗で終え、異常とも言うべき負傷者と多くの選手が初めて体験する二足の草鞋の影響もあってELの壁を感じさせられたが、智将デ・ゼルビのチームはここから見事な巻き返しをみせた。国内リーグで披露する圧倒的なポゼッションスタイル発揮には至らなかったが、粘り強い守備で4試合連続クリーンシートでの4連勝で見事に首位通過を決めた。MFヒンシェルウッドら若手の台頭に加え、FWジョアン・ペドロがグループステージ最多6ゴールを挙げる活躍でチームを突破に導いた。
シャビ・アロンソ体制2年目でブンデスリーガ開幕無敗を継続するレバークーゼンは、グループステージでも躍動。北欧勢、アゼルバイジャンのカラバフと組み合わせに恵まれた感もあったが、圧倒的な攻撃力を武器にグループステージ唯一の全勝突破。ここまでのパフォーマンスを鑑みればリバプール同様に優勝候補筆頭のチームと言えるはずだ。
その他の5大リーグ勢ではセリエAでやや低迷もスポルティングCPとの一騎打ちを制したアタランタ、ラ・リーガではセティエン、パチェタを続けて解任する不振に陥っていたビジャレアルが、マルセリーノ新監督の下で首位通過を決めた。さらに、チェコのスラビア・プラハと、スコットランドのレンジャーズが首位通過を決めている。
一方、首位通過を逃して2位で決勝トーナメントプレーオフに回る形となったのは、昨季準優勝ローマや“死の組”に入ったマルセイユ、スタッド・レンヌといった強豪チーム。
エバートン、インテル時代にELでゴールを量産したFWルカクの加入で前線のクオリティアップに成功したローマは首位通過が期待されたものの、圧巻のパフォーマンスを見せたスラビア・プラハに屈し、昨季に続く2位通過に。度重なる負傷者の影響や宿敵ラツィオ戦前で覇気のない戦いに終始したスラビア・プラハとの直接対決での敗戦が痛恨となった。
昨季はそのローマを破って首位通過したベティスは首位で最終節を迎えたなか、レンジャーズに痛恨の敗戦を喫した結果、2位通過も叶わず、ECL決勝トーナメントプレーオフに回る形に。また、エールディビジで一時降格圏に転落する未曾有の大不振に陥ったアヤックスは“死の組”を最終的に3位で終え、何とかECL行きを決めている。
なお、来年2月半ばに開催されるプレーオフでは各グループの2位通過チームと、CLグループステージ3位敗退組からミラン、ベンフィカ、ガラタサライといった強豪、FW上田綺世を擁するフェイエノールト、RCランス、ブラガ、ヤング・ボーイズ、シャフタールの8チームが激突する。
◆4選手がGS突破~日本人選手~

今シーズンのELグループステージではリバプールのMF遠藤航、ブライトンのMF三笘薫、フライブルクのMF堂安律、スポルティングCPのMF守田英正、セルヴェットのDF常本佳吾、ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹と合計6人の日本人選手が参戦した。
そのなかで遠藤と三笘がラウンド16ストレートイン、堂安と守田が2位でプレーオフ進出、常本と町田が3位でECL決勝トーナメントプレーオフに回る形となった。
30歳にしてEL初参戦となった遠藤はグループステージ全試合に出場。よりレベルが上がるプレミアリーグでは少なくない課題が出ているものの、ELの舞台では持ち味のデュエルに加え、繋ぎの局面でも危なげなくプレー。さらに、第3節のトゥールーズ戦では見事なヘディングシュートで加入後初ゴールも記録した。
同じくEL初参戦の三笘もグループステージ全試合に出場。第2節のマルセイユ戦では初アシストを記録するなどチームの攻撃の主軸として奮闘。ただ、リーグ戦を含めてフル稼働が続くなかでコンディション維持に苦しみ、ノーゴールに終わるなどベストパフォーマンスには至らず。決勝トーナメントでは初ゴールを含め本来の躍動感を期待したい。
ELの常連となりつつある堂安は全6試合に出場。チームはウェストハムに屈して2位通過となったが、堂安自身は2ゴール3アシストと見事な存在感を示した。とりわけ、オリンピアコスとのホームゲームでは1ゴール1アシストの活躍で5-0の圧勝に導く素晴らしいパフォーマンスとなった。ただ、ウェストハム戦、国内リーグを含め強豪相手に数字を残すという部分はプレーオフに向けた課題のひとつとなる。
守田は2位通過となったチームで5試合に出場。今季はコンディションの問題や相棒ウガルテの移籍の影響などでややパフォーマンスが落ちている印象もあるが、今後状態を上げてスポルティングのここからの躍進に貢献したい。
共にグループステージでELの戦いを終えることになった常本と町田だが、初挑戦の舞台でリバプールやローマといった強豪相手に奮闘をみせ、自信に繋がる戦いとなった。今後、ECLを勝ち抜いてさらなる経験と自信を手にしてほしい。
▽ELグループステージ最終順位
◆グループA
1. ウェストハム(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. フライブルク(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. オリンピアコス(勝ち点7)
―ECL決勝T・PO進出―
4. TSC(勝ち点1)
◆グループB
1. ブライトン(勝ち点13)
――EL決勝T進出――
2. マルセイユ(勝ち点11)
―EL決勝T・PO進出―
3. アヤックス(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. AEKアテネ(勝ち点4)
◆グループC
1. レンジャーズ(勝ち点11)
――EL決勝T進出――
2. スパルタ・プラハ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. レアル・ベティス(勝ち点9)
―ECL決勝T・PO進出―
4. アリス・リマソール(勝ち点4)
◆グループD
1. アタランタ(勝ち点14)
――EL決勝T進出――
2. スポルティングCP(勝ち点11)
―EL決勝T・PO進出―
3. シュトゥルム・グラーツ(勝ち点4)
―ECL決勝T・PO進出―
4. チェンストホヴァ(勝ち点4)
◆グループE
1. リバプール(勝ち点12)
――EL決勝T進出――
2. トゥールーズ(勝ち点11)
―EL決勝T・PO進出―
3. ユニオン・サン=ジロワーズ(勝ち点8)
―ECL決勝T・PO進出―
4. LASKリンツ(勝ち点3)
◆グループF
1. ビジャレアル(勝ち点13)
――EL決勝T進出――
2. スタッド・レンヌ(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. マッカビ・ハイファ(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. パナシナイコス(勝ち点4)
◆グループG
1. スラビア・プラハ(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. ローマ(勝ち点13)
―EL決勝T・PO進出―
3. セルヴェット(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. シェリフ(勝ち点1)
◆グループH
1. レバークーゼン(勝ち点18)
――EL決勝T進出――
2. カラバフ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. モルデ(勝ち点7)
―ECL決勝T・PO進出―
4. BKヘッケン(勝ち点0)
ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを総括していきたい。
◆イングランド勢3クラブが貫録の首位通過

Getty Images
今シーズンのグループステージでは、優勝候補筆頭のリバプールや昨季準優勝のローマ、ブンデスリーガで首位を走るレバークーゼン、アタランタといった強豪クラブが参戦した。
トゥールーズ、ユニオン・サン=ジロワーズ、LASKリンツと比較的恵まれたグループEに入ったリバプールは、控え選手や若手中心のスカッドでグループステージを戦った。とりわけ、アウェイゲームでは一部主力を温存したことで、トゥールーズ、サン=ジロワーズに2敗を喫した。
プレミアリーグでの戦いとは明らかにモチベーションの差は見受けられたが、FWサラーやFWルイス・ディアスにFWガクポら前線の選手が個のクオリティを随所に発揮し、余力を残しての首位通過となった。ここからが本番となる決勝トーナメントでは本気の戦いがみられるはずだ。
昨シーズンのカンファレンスリーグ(ECL)王者として臨んだウェストハムは、フライブルク、オリンピアコスという強豪2チームと三つ巴の争いに臨んだ。
第3節のオリンピアコス戦で昨季ECLから継続していた欧州での無敗記録がストップしたが、それ以外の試合ではMFクドゥスら新戦力、控え選手にプレータイムや順応の機会を与えつつ、きっちりと結果を残した。そのなかでMFソウチェクらの勝負強さも光った。
クラブ史上初のUEFAコンペティション参戦となったブライトンは、マルセイユ、アヤックス、AEKアテネとCLに出場しておかしくない強豪と同居する“死の組”に入った。
開幕2試合を1分け1敗で終え、異常とも言うべき負傷者と多くの選手が初めて体験する二足の草鞋の影響もあってELの壁を感じさせられたが、智将デ・ゼルビのチームはここから見事な巻き返しをみせた。国内リーグで披露する圧倒的なポゼッションスタイル発揮には至らなかったが、粘り強い守備で4試合連続クリーンシートでの4連勝で見事に首位通過を決めた。MFヒンシェルウッドら若手の台頭に加え、FWジョアン・ペドロがグループステージ最多6ゴールを挙げる活躍でチームを突破に導いた。
シャビ・アロンソ体制2年目でブンデスリーガ開幕無敗を継続するレバークーゼンは、グループステージでも躍動。北欧勢、アゼルバイジャンのカラバフと組み合わせに恵まれた感もあったが、圧倒的な攻撃力を武器にグループステージ唯一の全勝突破。ここまでのパフォーマンスを鑑みればリバプール同様に優勝候補筆頭のチームと言えるはずだ。
その他の5大リーグ勢ではセリエAでやや低迷もスポルティングCPとの一騎打ちを制したアタランタ、ラ・リーガではセティエン、パチェタを続けて解任する不振に陥っていたビジャレアルが、マルセリーノ新監督の下で首位通過を決めた。さらに、チェコのスラビア・プラハと、スコットランドのレンジャーズが首位通過を決めている。
一方、首位通過を逃して2位で決勝トーナメントプレーオフに回る形となったのは、昨季準優勝ローマや“死の組”に入ったマルセイユ、スタッド・レンヌといった強豪チーム。
エバートン、インテル時代にELでゴールを量産したFWルカクの加入で前線のクオリティアップに成功したローマは首位通過が期待されたものの、圧巻のパフォーマンスを見せたスラビア・プラハに屈し、昨季に続く2位通過に。度重なる負傷者の影響や宿敵ラツィオ戦前で覇気のない戦いに終始したスラビア・プラハとの直接対決での敗戦が痛恨となった。
昨季はそのローマを破って首位通過したベティスは首位で最終節を迎えたなか、レンジャーズに痛恨の敗戦を喫した結果、2位通過も叶わず、ECL決勝トーナメントプレーオフに回る形に。また、エールディビジで一時降格圏に転落する未曾有の大不振に陥ったアヤックスは“死の組”を最終的に3位で終え、何とかECL行きを決めている。
なお、来年2月半ばに開催されるプレーオフでは各グループの2位通過チームと、CLグループステージ3位敗退組からミラン、ベンフィカ、ガラタサライといった強豪、FW上田綺世を擁するフェイエノールト、RCランス、ブラガ、ヤング・ボーイズ、シャフタールの8チームが激突する。
◆4選手がGS突破~日本人選手~

Getty Images
今シーズンのELグループステージではリバプールのMF遠藤航、ブライトンのMF三笘薫、フライブルクのMF堂安律、スポルティングCPのMF守田英正、セルヴェットのDF常本佳吾、ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹と合計6人の日本人選手が参戦した。
そのなかで遠藤と三笘がラウンド16ストレートイン、堂安と守田が2位でプレーオフ進出、常本と町田が3位でECL決勝トーナメントプレーオフに回る形となった。
30歳にしてEL初参戦となった遠藤はグループステージ全試合に出場。よりレベルが上がるプレミアリーグでは少なくない課題が出ているものの、ELの舞台では持ち味のデュエルに加え、繋ぎの局面でも危なげなくプレー。さらに、第3節のトゥールーズ戦では見事なヘディングシュートで加入後初ゴールも記録した。
同じくEL初参戦の三笘もグループステージ全試合に出場。第2節のマルセイユ戦では初アシストを記録するなどチームの攻撃の主軸として奮闘。ただ、リーグ戦を含めてフル稼働が続くなかでコンディション維持に苦しみ、ノーゴールに終わるなどベストパフォーマンスには至らず。決勝トーナメントでは初ゴールを含め本来の躍動感を期待したい。
ELの常連となりつつある堂安は全6試合に出場。チームはウェストハムに屈して2位通過となったが、堂安自身は2ゴール3アシストと見事な存在感を示した。とりわけ、オリンピアコスとのホームゲームでは1ゴール1アシストの活躍で5-0の圧勝に導く素晴らしいパフォーマンスとなった。ただ、ウェストハム戦、国内リーグを含め強豪相手に数字を残すという部分はプレーオフに向けた課題のひとつとなる。
守田は2位通過となったチームで5試合に出場。今季はコンディションの問題や相棒ウガルテの移籍の影響などでややパフォーマンスが落ちている印象もあるが、今後状態を上げてスポルティングのここからの躍進に貢献したい。
共にグループステージでELの戦いを終えることになった常本と町田だが、初挑戦の舞台でリバプールやローマといった強豪相手に奮闘をみせ、自信に繋がる戦いとなった。今後、ECLを勝ち抜いてさらなる経験と自信を手にしてほしい。
▽ELグループステージ最終順位
◆グループA
1. ウェストハム(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. フライブルク(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. オリンピアコス(勝ち点7)
―ECL決勝T・PO進出―
4. TSC(勝ち点1)
◆グループB
1. ブライトン(勝ち点13)
――EL決勝T進出――
2. マルセイユ(勝ち点11)
―EL決勝T・PO進出―
3. アヤックス(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. AEKアテネ(勝ち点4)
◆グループC
1. レンジャーズ(勝ち点11)
――EL決勝T進出――
2. スパルタ・プラハ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. レアル・ベティス(勝ち点9)
―ECL決勝T・PO進出―
4. アリス・リマソール(勝ち点4)
◆グループD
1. アタランタ(勝ち点14)
――EL決勝T進出――
2. スポルティングCP(勝ち点11)
―EL決勝T・PO進出―
3. シュトゥルム・グラーツ(勝ち点4)
―ECL決勝T・PO進出―
4. チェンストホヴァ(勝ち点4)
◆グループE
1. リバプール(勝ち点12)
――EL決勝T進出――
2. トゥールーズ(勝ち点11)
―EL決勝T・PO進出―
3. ユニオン・サン=ジロワーズ(勝ち点8)
―ECL決勝T・PO進出―
4. LASKリンツ(勝ち点3)
◆グループF
1. ビジャレアル(勝ち点13)
――EL決勝T進出――
2. スタッド・レンヌ(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. マッカビ・ハイファ(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. パナシナイコス(勝ち点4)
◆グループG
1. スラビア・プラハ(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. ローマ(勝ち点13)
―EL決勝T・PO進出―
3. セルヴェット(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. シェリフ(勝ち点1)
◆グループH
1. レバークーゼン(勝ち点18)
――EL決勝T進出――
2. カラバフ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. モルデ(勝ち点7)
―ECL決勝T・PO進出―
4. BKヘッケン(勝ち点0)
リバプールの関連記事
|
|
リバプールの人気記事ランキング
1
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu2
リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去
▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu3
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon4
「何やってんだよ笑」遠藤航、チームメートを操り自身のチャントを歌わせる イベントで仕掛けた“サプライズ”がネットで大盛り上がり
リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、チームメートたちとの仲の良さを見せた。クラブのコミュニティイベントにサプライズ訪問した時に一幕にファンたちが反応している。 <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="in" dir="ltr">"Wa-ta-ru... Endo!"<a href="https://twitter.com/wasabi_cloud?ref_src=twsrc%5Etfw">@wasabi_cloud</a> <a href="https://twitter.com/LFCFoundation?ref_src=twsrc%5Etfw">@LFCFoundation</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/Ad?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Ad</a> <a href="https://t.co/fFad5tkvvq">pic.twitter.com/fFad5tkvvq</a></p>— Liverpool FC (@LFC) <a href="https://twitter.com/LFC/status/1971171572909289950?ref_src=twsrc%5Etfw">September 25, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 遠藤は、チームメートであるイングランド代表MFカーティス・ジョーンズ、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフとともに、クラブの地域プログラム『レッド・ホット・ビーツ』のイベントにサプライズ訪問して、地元の子供たちを触れ合った。 リヴァプールの3人は、ここであるドッキリを仕掛ける。子供たちの前に登場したカーティス・ジョーンズを、裏で遠藤とフラーフェンベルフが操るというもの。すると遠藤はイヤフォン越しに「子供たちに僕の歌を歌ってもらおう」と提案。続けて「君が僕の歌を歌って!ワ〜タ〜ル〜エンドウ!」と自身のチャントを歌うように伝えた。 遠藤に操られるがままに子供たちの前でチャントを披露したカーティス・ジョーンズ。これに遠藤とフラーフェンベルフは大爆笑。しかし対照的に子供たちはポカーンとしてしまった。 この様子はリヴァプールの公式『X』で公開されており、ファンたちが反応。「こういうのを見ると、ほんまにチーム内でいい関係を築けてるんやろなーと感じる!」「遠藤、カーティスでめっちゃ楽しんでる」「航さん、自分の歌を歌ってて面白い」「何やってんだよ笑」「ワタルたちたのそうでなにより笑」「カーティスにワタのチャント歌わせて、滑らせるの鬼すぎるw」「動揺する子供たち可愛いww」などのコメントが寄せられた。 2025.09.30 17:18 Tue5
