【プレミア注目プレビュー】上位争い左右する名門同士の一戦…0-7の屈辱味わった赤い悪魔は逆境で矜持示せるか
2023.12.17 12:00 Sun
赤の名門同士の今季初対戦は17日25:30KO
プレミアリーグ第17節、リバプールvsマンチェスター・ユナイテッドが、日本時間17日25:30にアンフィールドでキックオフされる。熾烈な上位争いの行方を左右する、赤の名門同士の今季初対戦だ。やや内容面に課題を残すものの、勝負強さを発揮して勝ち切った3連勝によってアーセナルを抜いて首位に浮上したリバプール(勝ち点37)。前節はクリスタル・パレスの術中に嵌って後半立ち上がりにビハインドを背負う苦しい展開となったが、相手の退場直後にサラーのクラブ通算200点&プレミア通算150点のダブルメモリアルゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムにはエリオットの鮮烈なミドルシュートで逆転し、フルアム戦に続く劇的勝利を飾った。
直近のヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ最終節サン=ジロワーズ戦ではすでに首位通過を決めていたことで、控えメンバーと若手主体の布陣で臨んだ結果、1-2の結果以上の低調な内容で公式戦7試合ぶりの敗戦となった。ここ最近の良い流れに水を差す形となったが、ファン・ダイクやサラーに完全休養を与えており、この敗戦を良い教訓として今回のビッグマッチに臨むはずだ。
対する6位のユナイテッド(勝ち点27)は前節、ホームでボーンマスに0-3の惨敗。攻撃では最後の精度を欠き、守備ではビルドアップのミスやセットプレーの対応の甘さが見受けられ、攻守に精彩を欠く形での厳しい敗戦となった。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では逆転突破に勝利が最低条件だったバイエルンとのホームゲームで0-1の敗戦。屈辱のグループステージ最下位が確定し、EFLカップに続く2つ目のコンペティション敗退となった。
前々節チェルシー戦での会心の勝利を浮上のきっかけにできず、再びテン・ハグ監督の進退問題が騒がしくなり始めた状況で臨む難所での一戦は、勝ち点3奪取とはいかないまでも勝ち点1を持ち帰る必要がある。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ツィミカス
MF:ソボスライ、遠藤航、グラフェンベルフ
FW:サラー、ヌニェス、ルイス・ディアス
負傷者:DFマティプ、ロバートソン、MFチアゴ、バイチェティッチ、マク・アリスター、ジョタ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加え、先日のシェフィールド・ユナイテッド戦で負傷したマク・アリスターが間に合わない。
スタメンは前述の11人を予想したが、コナテに代えてジョー・ゴメス、遠藤に代えてカーティス・ジョーンズの起用も考えられる。また、ゴメスを右サイドバックに配置してアレクサンダー=アーノルドをアンカーに配置するオプションもなくはないはずだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:オナナ
DF:ワン=ビサカ、ヴァラン、リンデロフ、ショー
MF:マクトミネイ、アムラバト、メイヌー
FW:ラッシュフォード、ホイルンド、ガルナチョ
負傷者:DFリサンドロ・マルティネス、マグワイア、マラシア、MFエリクセン、カゼミロ、マウント、FWマルシャル
出場停止者:MFブルーノ・フェルナンデス(1/1)
累積警告によってブルーノ・フェルナンデスが出場停止となる。負傷者に関しては長期離脱組に加え、直近のバイエルン戦で負傷したマグワイアがマルシャルと共に新たな欠場者となる。一方で、ショーとラッシュフォードがチームトレーニングに復帰しており起用可能だ。
システムに関しては[4-2-3-1]と[4-3-3]を併用しているが、トップ下適性のある選手の不在によって後者で臨む可能性が高い。スタメンは前述の11人を予想したが、各ポジションで異なるオプションを採用する可能性も高い。ディフェンスラインではエバンス、ダロト、中盤ではハンニバル、前線ではアントニーの起用も考えられるところだ。
★注目選手
◆リバプール:DFトレント・アレクサンダー=アーノルド

新たな役割で存在感示す生え抜きが宿敵撃破を期す。対ユナイテッド最多得点者のサラーや前回対戦で2ゴールのヌニェスらアタッカー陣、マク・アリスター不在の中で有力な代役候補に挙がる遠藤らにも注目集まるところだが、クラブ生え抜きで唯一主力を担う25歳DFに注目したい。
昨季後半戦から偽SBの役割を担う“TAA”は、今季は開幕からその新たな役割に順応。その活躍が評価されてイングランド代表では激戦区の右サイドバックではなくセントラルMFを主戦場にプレー。さらに、クラブ内ではヘンダーソン、ミルナーら重鎮の退団でゲームキャプテンを務める機会も増え、ここでも新たな役目をこなす。
ここまでは公式戦19試合2ゴール5アシストと数字以上に攻撃の起点、チャンスメーカーとしての存在感が際立ち、先日のマンチェスター・シティ戦、フルアム戦では2試合連続勝ち点に繋がる重要なゴールも奪った。課題の守備面に関してもコナテやマティプらのサポートを受けながら、より粘り強さを増している印象だ。
今回のビッグマッチでは偽SBではなくアンカーでの起用の可能性も想定されるが、本来の起用法の場合はここ最近ユナイテッドの攻撃の軸を担うガルナチョとのマッチアップが濃厚だ。気鋭のドリブラー相手に粘り強く守備で対応しつつ、攻撃ではビルドアップの起点、正確なプレースキックでチームを勝利に導く仕事を見せたい。なお、ユナイテッドとのリーグ戦では通算10試合で3アシストを記録しているが、これまでゴールは決めていない。それだけに今回の一戦で初ゴールも意識したいところだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFスコット・マクトミネイ

飛車角抜きのチーム状況でさらなる奮起求められる生え抜きMF。B・フェルナンデスやマグワイア、マルティネス、カゼミロら多くの経験豊富な主力を欠くなかでの難所アンフィールドでのアウェイゲームは、ユナイテッドにとって非常に厳しい戦いが想定される。そのなかで互いに主力を欠いての攻防となる中盤での争いは勝敗のカギを握る重要なポイントのひとつとなる。
とりわけ、注目の若手メイヌー、新戦力アムラバトと共にスタメン起用が有力視されるマクトミネイには中盤を牽引するリーダーとしての振る舞いが求められるところ。
開幕前には放出候補に挙がりながらも、ポジション争いのライバルの相次ぐ離脱によってチャンスを得た27歳の偉丈夫はゴールを量産するスコットランド代表での良いフィーリングをクラブにも持ち込み、キャリアハイにして現チーム得点王のリーグ戦5ゴールを記録。繋ぎの精度や判断面に引き続き課題を残すも、より前目なポジションでゴール前に入っていく動きで自身の長所を良い形で表現できている。
今回の一戦では中盤のフィルター役の一角として身体を張りつつ、状況に応じて遠藤やアレクサンダー=アーノルドら中盤の底に入る選手に圧力をかけてショートカウンターの担い手となりたい。
直近のヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ最終節サン=ジロワーズ戦ではすでに首位通過を決めていたことで、控えメンバーと若手主体の布陣で臨んだ結果、1-2の結果以上の低調な内容で公式戦7試合ぶりの敗戦となった。ここ最近の良い流れに水を差す形となったが、ファン・ダイクやサラーに完全休養を与えており、この敗戦を良い教訓として今回のビッグマッチに臨むはずだ。
前々節チェルシー戦での会心の勝利を浮上のきっかけにできず、再びテン・ハグ監督の進退問題が騒がしくなり始めた状況で臨む難所での一戦は、勝ち点3奪取とはいかないまでも勝ち点1を持ち帰る必要がある。
なお、今年3月に行われたアンフィールドでの前回対戦は両クラブの歴史に刻まれる、ホームチームの7-0の圧勝に終わっており、ユナイテッドはリーグ戦のアウェイゲームでは直近3分け4敗と7戦未勝利で且つこの間に奪ったゴールはわずかに1ゴール。現状のチーム状況とデータを鑑みればリバプール圧倒的優位は揺るがないものだが、苦境の赤い悪魔の火事場の馬鹿力に期待したいところだ。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ツィミカス
MF:ソボスライ、遠藤航、グラフェンベルフ
FW:サラー、ヌニェス、ルイス・ディアス
負傷者:DFマティプ、ロバートソン、MFチアゴ、バイチェティッチ、マク・アリスター、ジョタ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加え、先日のシェフィールド・ユナイテッド戦で負傷したマク・アリスターが間に合わない。
スタメンは前述の11人を予想したが、コナテに代えてジョー・ゴメス、遠藤に代えてカーティス・ジョーンズの起用も考えられる。また、ゴメスを右サイドバックに配置してアレクサンダー=アーノルドをアンカーに配置するオプションもなくはないはずだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オナナ
DF:ワン=ビサカ、ヴァラン、リンデロフ、ショー
MF:マクトミネイ、アムラバト、メイヌー
FW:ラッシュフォード、ホイルンド、ガルナチョ
負傷者:DFリサンドロ・マルティネス、マグワイア、マラシア、MFエリクセン、カゼミロ、マウント、FWマルシャル
出場停止者:MFブルーノ・フェルナンデス(1/1)
累積警告によってブルーノ・フェルナンデスが出場停止となる。負傷者に関しては長期離脱組に加え、直近のバイエルン戦で負傷したマグワイアがマルシャルと共に新たな欠場者となる。一方で、ショーとラッシュフォードがチームトレーニングに復帰しており起用可能だ。
システムに関しては[4-2-3-1]と[4-3-3]を併用しているが、トップ下適性のある選手の不在によって後者で臨む可能性が高い。スタメンは前述の11人を予想したが、各ポジションで異なるオプションを採用する可能性も高い。ディフェンスラインではエバンス、ダロト、中盤ではハンニバル、前線ではアントニーの起用も考えられるところだ。
★注目選手
◆リバプール:DFトレント・アレクサンダー=アーノルド

Getty Images
新たな役割で存在感示す生え抜きが宿敵撃破を期す。対ユナイテッド最多得点者のサラーや前回対戦で2ゴールのヌニェスらアタッカー陣、マク・アリスター不在の中で有力な代役候補に挙がる遠藤らにも注目集まるところだが、クラブ生え抜きで唯一主力を担う25歳DFに注目したい。
昨季後半戦から偽SBの役割を担う“TAA”は、今季は開幕からその新たな役割に順応。その活躍が評価されてイングランド代表では激戦区の右サイドバックではなくセントラルMFを主戦場にプレー。さらに、クラブ内ではヘンダーソン、ミルナーら重鎮の退団でゲームキャプテンを務める機会も増え、ここでも新たな役目をこなす。
ここまでは公式戦19試合2ゴール5アシストと数字以上に攻撃の起点、チャンスメーカーとしての存在感が際立ち、先日のマンチェスター・シティ戦、フルアム戦では2試合連続勝ち点に繋がる重要なゴールも奪った。課題の守備面に関してもコナテやマティプらのサポートを受けながら、より粘り強さを増している印象だ。
今回のビッグマッチでは偽SBではなくアンカーでの起用の可能性も想定されるが、本来の起用法の場合はここ最近ユナイテッドの攻撃の軸を担うガルナチョとのマッチアップが濃厚だ。気鋭のドリブラー相手に粘り強く守備で対応しつつ、攻撃ではビルドアップの起点、正確なプレースキックでチームを勝利に導く仕事を見せたい。なお、ユナイテッドとのリーグ戦では通算10試合で3アシストを記録しているが、これまでゴールは決めていない。それだけに今回の一戦で初ゴールも意識したいところだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFスコット・マクトミネイ

Getty Images
飛車角抜きのチーム状況でさらなる奮起求められる生え抜きMF。B・フェルナンデスやマグワイア、マルティネス、カゼミロら多くの経験豊富な主力を欠くなかでの難所アンフィールドでのアウェイゲームは、ユナイテッドにとって非常に厳しい戦いが想定される。そのなかで互いに主力を欠いての攻防となる中盤での争いは勝敗のカギを握る重要なポイントのひとつとなる。
とりわけ、注目の若手メイヌー、新戦力アムラバトと共にスタメン起用が有力視されるマクトミネイには中盤を牽引するリーダーとしての振る舞いが求められるところ。
開幕前には放出候補に挙がりながらも、ポジション争いのライバルの相次ぐ離脱によってチャンスを得た27歳の偉丈夫はゴールを量産するスコットランド代表での良いフィーリングをクラブにも持ち込み、キャリアハイにして現チーム得点王のリーグ戦5ゴールを記録。繋ぎの精度や判断面に引き続き課題を残すも、より前目なポジションでゴール前に入っていく動きで自身の長所を良い形で表現できている。
今回の一戦では中盤のフィルター役の一角として身体を張りつつ、状況に応じて遠藤やアレクサンダー=アーノルドら中盤の底に入る選手に圧力をかけてショートカウンターの担い手となりたい。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
主力温存のユナイテッドがブレントフォードに大量4失点で逆転負け…デ・リフト再負傷も痛恨に【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、ブレントフォードvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にGtechコミュニティ・スタジアムで行われ、ホームのブレントフォードが4-3で逆転勝利した。 14位のユナイテッドは、アウェイ開催となったヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのアスレティック・ビルバオ戦に3-0で完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える形となった。その2ndレグに弾みを付けるべく臨んだ11位ブレントフォードとのアウェイゲームではドルグ、ウガルテ、ガルナチョを除く先発8人を変更。GKにバユンドゥルを起用したほか、チド・オビ、アマス、フレデリクソンら若手を起用した。 開始早々の3分にショーの不用意なヘディングでのバックパスがあわやオウンゴールとなりそうなバタバタした入りとなったユナイテッド。 以降も押し込まれる状況が続いたが、ワンチャンスを活かして先制点を奪う。14分、相手GKとDFの続けてのクリアミスを相手陣内左サイドでガルナチョが回収し味方とのパス交換で深い位置に抜け出して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだマウントが右足で合わせ、待望の今季初ゴールとした。 幸先よく先制に成功したが、試合の主導権を掌握するまでには至らず。ブレントフォードの強度の高いプレーに押され始めると、27分にはカヨデのロングスローを撥ね返せずにボックス内でのルーズボールに続けて敗れる。最後はダムスゴーアの折り返しがDFショーにディフレクトしたボールがゴール右隅に決まった。 これで1-1のイーブンに戻されると、33分には自陣ボックス付近での競り合いでDFデ・リフトが足を痛めてプレーを止めてしまう。これに対してプレーを継続し右サイドからノアゴーアが浮き球で上げたクロスをシャーデが打点の高いヘディングで合わせたブレントフォードが逆転ゴールを奪った。 連続失点に加えてデ・リフトがプレー続行不可能となり、マグワイアのスクランブル投入を余儀なくされたユナイテッド。以降もシャーデやノアゴーアに決定機を許すなど守勢を撥ね返せぬまま1点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、ショーとドルグに代えてヨロ、アマドを同時投入したユナイテッド。さらに、57分にはマウントを下げて古巣対戦のエリクセンをピッチに送り出した。59分にはそのエリクセンを起点にガルナチョとオビの連携から決定機が生まれるが、オビのシュートは相手DFのブロックに遭う。 自分たちの時間帯でゴールをこじ開けられなかったユナイテッドはブレントフォードのしたたかな波状攻撃に遭い。一気に守備が瓦解する。まずは70分、左サイドから右サイドに振られてゴール前に折り返されたボールをシャーデに頭で合わせられて3失点目。さらに、74分には右サイドのスペースに抜け出したカヨデからの折り返しをゴール前のウィサにワンタッチで押し込まれ、瞬く間にリードを3点に広げられた。 これで厳しくなった赤い悪魔だったが、ゲームクローズに入ったホームチームを相手に試合終盤にかけては気概を見せた攻撃を仕掛けていく。そして、82分にはエリクセンとのパス交換からボックス手前のガルナチョが鋭いミドルシュートを右隅に突き刺して反撃の狼煙を上げる。 以降は相手の堅守に撥ね返され続けたが、試合終了間際の95分にはディアロがGKの股間を抜くシュートを突き刺して1点差まで詰め寄った。しかし、同点に追いつく時間は残されておらず。試合はこのままタイムアップ。 主力温存という当初の目的は達したが、デ・リフトの再負傷に大量4失点での敗戦と週明けのアスレティック戦へ不安を残す形となった。なお、勝利したブレントフォードは今季初の3連勝となった。 ブレントフォード 4-3 マンチェスター・ユナイテッド 【ブレントフォード】 オウンゴール(前27) ケヴィン・シャーデ(前33、後25) ヨアン・ウィサ(後29) 【マンチェスター・U】 メイソン・マウント(前14) アレハンドロ・ガルナチョ(後37) アマド・ディアロ(後50) 2025.05.05 00:14 Mon2
移籍の噂浮上のガルナチョ、ナポリやチェルシーが関心も「ここで幸せだ」とユナイテッド残留を匂わせ
マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)が移籍の噂を否定した。 ユナイテッドの下部組織出身のガルナチョは、2022年7月にファースチームに昇格。これまで公式戦140試合に出場し26ゴール22アシストを記録している。 今シーズンも公式戦54試合に出場し11ゴール10アシストと不振が続くチームを牽引する存在に。一方で、ナポリやチェルシーが今夏の獲得を目指していると噂されており、ルベン・アモリム監督との関係からも退団する可能性が伝えられてきた。 そのユナイテッドは、8日にヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアスレティック・ビルバオと対戦。ELを制し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したいところだ。 ガルナチョは試合に向けた記者会見に出席。自身の去就について問われると、やんわりと否定した。 「サッカー選手として、将来についての噂は当然聞くものだよ」 「でも、僕は2028年まで契約があるから、ここで幸せだ」 実質的な残留宣言とも取れるコメント。ユナイテッドが資金欲しさに手放すことがなければ、来シーズンもチームに留まることになりそうだ。 また、かつてプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが21歳になるまでに決めたゴール記録に1つに迫っているというガルナチョ。その記録についても言及した。 「数字にはこだわっていない。クリスティアーノがここでプレーしていた頃は、彼は別のサッカー選手であり、試合のスタイルも違っていたと思う」 「僕はただチームを助け、試合に勝つように努めるだけだ」 「もちろん、チャンスを逃したことに関しては、僕もラスムス(・ホイルンド)もチームのストライカー全員も本当に一生懸命練習している。僕らは成長していると思うし、もっと上手くなれるように努力するつもりだ」 2025.05.07 23:50 Wed3
「特別な夜、長く待ち望んでいた夜」ケガに苦しむ中で2ゴールで勝利貢献のマウント、本拠地での初ゴールに「諦めずにやり続けてきた」
マンチェスター・ユナイテッドのMFメイソン・マウントがアスレティック・ビルバオ戦を振り返り、ゴールを喜んだ。 8日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでユナイテッドはホームにアスレティックを迎えた。 アウェイでの1stレグで0-3と圧勝していたユナイテッド。2ndレグは逆転を目指すアスレティックに先制を許すも、その後はやらせない展開に。すると72分にマウントのゴールで同点に追いつくと、カゼミロ、ラスムス・ホイルンドとゴールを重ね勝利を確実なものに。後半アディショナルタイムにはマウントが2点目を決め、4-1で勝利。2戦合計7-1で決勝進出を決めた。 途中出場から2ゴールを記録したマウントはイギリス『TNT Sports』のインタビューに応じ、チームとして不振を極めた中での決勝進出を喜んだ。 「大変だった。ここに来てから、ケガや挫折もあったけど、常にポジティブな姿勢を保ってきた。何か良いことが起こると信じて、諦めずにやり続けてきた」 マウントは2023年7月に加入してから、ケガに苦しみ、満足いくプレーができていなかった中で殊勲の2ゴール。逆転を目指すアスレティックの猛攻を乗り切っての勝利を喜び、途中出場する際の心境も明かした。 「僕たちはなんとか嵐を乗り切り、もちろん最初のゴールを決めて1-1に追いついたことで、少し落ち着くことができた」 「ただ試合に出場して影響を与えようと思っただけだ。他の控え選手たちと一緒に出場した時は、試合は接戦だったし、出場して試合を落ち着かせて、影響を与えようとした」 また、後半アディショナルタイムの自身のゴールについては「僕はMFの前にいたので、頭の中では『もしボールが僕に回ってきたら、まず触ってシュートする』とだけ考えていた」と語り、「左足で蹴る必要はなかったけど、ディフェンダーがゴールからかなり離れているのが見えたので、上手くボールに触ろうとしただけなんだ」と語り、自身のオールド・トラッフォードでの初ゴールを振り返った。 「観客の熱狂は信じられないほどだ。彼らはずっと僕たちを応援してくれた」 「僕個人としては、もちろんここで、オールド・トラッフォードで初ゴールを決めたので、特別な夜になった。長い間待ち望んでいた夜だ。今夜は僕たちにとって特別な瞬間であり、力強く終わらせたい」 決勝は同じプレミアリーグを戦うよく知るトッテナムとの対戦に。勝利をおさめ、苦しんだシーズンでチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にすることができるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】マウントが鮮やか2ゴール!ユナイテッドが無敗でEL決勝へ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TqTAAMsrbXU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.09 12:05 Fri4
ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに
EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu5