最下位・横浜FCのJ2降格が決定… カプリーニのゴラッソで追い上げるも鹿島に敗戦【明治安田J1第34節】

2023.12.03 16:10 Sun
降格が決定した横浜FC
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降格が決定した横浜FC
3日、明治安田生命J1リーグ第34節の鹿島アントラーズvs横浜FCが県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島が2-1で勝利を収めた。

直近6試合勝利なしと苦戦が続いている7位・鹿島は、ホーム最終戦で白星を手にしての5位フィニッシュが目標となった。0-3で敗れた前節の川崎フロンターレ戦からはスタメンを2人変更。樋口が戻ってきた他、今シーズンから加入の師岡が初先発を飾り、現役引退を発表したクォン・スンテもベンチ入りした。
対する最下位・横浜FCは奇跡のJ1残留に向け、17位・柏レイソルの敗北を願いつつ大量得点での勝利を目指した。前節の湘南ベルマーレとの下位直接対決は0-1で落としており、その試合からは5人入れ替え。両ウイングバックは山根と林に代わり近藤と橋本健人が務めた。

立ち上がりからボールを保持し、両サイドからゴールに迫った鹿島は18分に先制する。自陣でマイボールとすると佐野が持ち上がりカウンターを発動。左ポケットの師岡のループシュートは必死に戻ったマテウス・モラエスがクリアしたが、詰めていた鈴木が押し込んだ。

1点を追いかける形となった横浜FCはここから攻勢を強める。20分には前線でボールを奪ったカプリーニが自らシュートまで持ち込むと、獲得した左CKから今度はマルセロ・ヒアンがシュート。どちらもGK早川のファインセーブに遭った。
25分にもセットプレーから横浜FCに決定機。鹿島陣内右サイドでFKを得ると、カプリーニのクロスにマテウス・モラエスが頭で合わせたが、惜しくもゴール左に外れた。

その後もアウェイチームがチャンスを作り続けたが、徐々に鹿島がペースを取り戻す。41分には左サイドに抜け出した師岡のグラウンダークロスに松村が合わせ、リードを2点に広げた。

まず1点を返したい横浜FCは、ハーフタイム明けから坂本に代えて伊藤をピッチに送り出す。しかし、後半も立ち上がりから鹿島がゴールに迫り、再びネットを揺らす。

50分、速攻から右サイドへ展開すると、松村のクロスに反応した鈴木が高い打点のヘディングシュートを放つ。これが右ポストに跳ね返されると、拾ったディエゴ・ピトゥカが左足で決めたが、VARチェックの結果、主審は鈴木のオフサイドと判定。ユニフォームを脱いだピトゥカは無駄にイエローカードをもらってしまった。

その後も鹿島が優位に試合を進めるが、カプリーニの個人技で横浜FCが1点を返す。63分、敵陣中央でパスを受けると振り向きざまに左足を振り抜き、強烈な無回転シュートがゴール右隅に突き刺さった。

1点差に詰め寄った横浜FCは76分にも三田の惜しいシュートが飛んだが、わずかにゴール左へ。逃げ切りたい鹿島は85分に昌子を投入し、5バック気味の布陣へと変更する。

このままリードを維持して試合を終わらせた鹿島は2-1で勝利。敗れた横浜FCはJ2降格が確定した。

鹿島アントラーズ 2-1 横浜FC
【鹿島】
鈴木優磨(前18)
松村優太(前41)
【横浜FC】
カプリーニ(後18)

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「あそこまでボコボコにやられると楽しい」 鹿島エースがブライトンとの力試しで受けた“衝撃” 「僕らも見習わないと」

鹿島アントラーズのエースがプレミアリーグクラブとの力試しマッチを振り返った。 今季の明治安田J1リーグで首位FC町田ゼルビアからなる上位集団につける鹿島。このブレイク期間に三笘薫を擁するブライトン&ホーヴ・アルビオンのジャパンツアー第1戦の相手して、24日に国立競技場で対戦した。 あくまでフレンドリーマッチだが、鹿島は大卒1年目からインパクトを残す濃野公人らが欠場した一方で、シーズン中の主力がズラリ。だが、スコアは後半の4失点など1-5の完敗で、終盤に1点を返すのがやっとだった。 かつてシント=トロイデンでプレーし、欧州経験ありの鈴木優磨もプレーした84分間のなかで世界を感じる試合だったようだ。 「スピードもだし、寄せもしっかりと取りにきている距離だったから、久しぶりにちゃんと圧を感じた。(楽しそう?) あそこまでボコボコにやられると楽しいっすよ」 Jリーグでは攻撃の作りにも定評のある鈴木だが、その部分でも「難しかった」と話す。ただ、そこよりも相手のビルドアップが印象深いという。 ブライトンは新たに就任したファビアン・ヒュルツェラー監督のもとで始動したばかりで、この試合が初陣だったが、縦パスを次々と通すビルドアップに「相当の約束事があるなかでやっているなと感じた」と語った。 そのなかで、かつてレアル・マドリーと対戦した際に受けた衝撃を前置きした上で、「今日やってみて、世界のサッカーはとんでもないスピードで成長しているなと感じた。すごく差を感じている」と続けた。 また、「衝撃の連続だった。(ボールを取りに)いっても取れないし、相手GKに蹴らせたと思ったら、それがパスになる。一人ひとりのボールの質だったり、正直、レベルが違うなと感じた」と差を痛感した。 そんな28歳FWだが、84分に17歳FW徳田誉の一矢報いるゴールをアシスト。鹿島にとってはポジティブな要素で、徳田のポテンシャルを高く買う鈴木も2人の関係性から生まれたゴールに手応えを感じた。 「誉は絶対にアントラーズを背負って立つ存在になると思っている。将来的に僕と誉が2トップを組むという形も見せていければ良い。彼は10代のなかでもすごい能力を持った選手」 「彼を生かしつつ、僕も生きていければ良いと思う。そういったなかで、今日、アシストができて良かったと思っている」 そして、ブライトン戦から学ぶべきものにも「やっていることの完成度」とし、「僕らもまだまだ見習わないといけない」との言葉とともに、Jリーグ再開後の戦いにこの経験を生かす姿勢を示した。 「この試合の感覚は忘れちゃいけない。一人ひとりが感じたことを話しながら、さらにチームとして良い方向にもっていけるように頑張りたい」 2024.07.25 02:30 Thu

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