後半AT被弾のなでしこ、ブラジル女子との第1戦は壮絶な打ち合いの末に惜敗…【国際親善試合】

2023.12.01 05:35 Fri
Getty Images
なでしこジャパンは11月30日に国際親善試合でブラジル女子代表と対戦し3-4で敗戦した。

パリ・オリンピック出場を目指すなでしこジャパン。最終予選が残っている中、年内最後の活動としてブラジル遠征を実施。11月30日、12月3日と、アウェイで強豪ブラジルとの2連戦を行うこととなった。
ブラジル女子との初戦に向けて日本は[4-1-4-1]のシステムを採用。GKに平尾知佳、4バックは清水梨紗、古賀塔子、南萌華、遠藤純。中盤はアンカーに熊谷紗希、2列目は右から藤野あおば、長谷川唯、長野風花、宮澤ひなたと並べ、1トップに植木理子を起用した。

日本は開始早々の4分、ショートコーナーの流れから戻しを受けた遠藤の右クロスを熊谷がヘディングで合わせてファーストシュートを放つ。その後は互いにアタッキングサードまでボール運ぶが、なかなか決定機まで至らない状況が続く。

それでも日本は26分には、ボックス右横の植木がマイナスに供給したパスをボックス手前で受けた長谷川が絶妙なトラップからボックス右深くまで抜け出すと、クロスを逆サイドから走り込んだ遠藤が頭で合わせたが、これはミートせずに枠を外した。
徐々にペースを掴み始めた日本は38分、遠藤のスルーパスで左サイドを抜け出した宮澤の折り返しをボックス中央右付近で収めた長谷川が落とすと、最後は藤野が右足のシュートでゴールネットを揺らした。

待望の先制点を奪った日本だったが、わずか3分後に追いつかれる。41分、自陣ボックス右手前でFKを献上するとベアトリス・ジョアンの直接FKがそのままゴール右に突き刺さり、前半は1-1で終了した。

後半から古賀と藤野を下げて石川璃音と清家貴子を投入した日本だったが、60分に失点を許す。中盤の熊谷が下げた中途半端なバックパスがガビ・ポルティーリョにカットされると、そのまま独走を許しし、シュート。一度は飛び出したGK平尾がブロックしたが、こぼれ球を再び拾ったポルティーリョにゴールネットを揺らされた。

逆転を許した日本は63分にも、自陣中盤で南の中途半端なパスを受けた熊谷がインターセプトされると、そのままボックス内まで持ち上がったベアトリス・ジョアンにループシュートを決められた。

連続失点を喫した日本は、68分に熊谷と植木を下げて谷川萌々子と田中美南を投入、さらに80分には宮澤を下げて中嶋淑乃をピッチに送り出す。すると84分、ボックス右から侵入した谷川がアンジェリーナに倒されてPKを獲得。これを遠藤がゴール右に決めた。

1点差に迫り、勢いづく日本は88分にも長谷川のパスでボックス右横まで駆け上がった清水のダイレクトクロスをニアに走り込んだ田中がうまくゴールに流し込み、同点に追いついた。

最終盤にかけてはオープンな展開となると、日本は試合終了間際に失点を許す。97分ドリブルで持ち上がったデビーニャのラストパスをボックス左で受けたプリシラがワントラップからシュート。ふわりと浮いたシュートはゴール右に吸い込まれた。結局、これが決勝点となり親善試合第1戦はブラジルに軍配が上がった。

ブラジル女子代表 4-3 なでしこジャパン
0-1:38分 藤野あおば(日本)
1-1:41分 ベアトリス・ジョアン(ブラジル)
2-1:60分 ポルティーリョ(ブラジル)
3-1:63分 ベアトリス・ジョアン(ブラジル)
3-2:86分 遠藤純(日本)
3-3:88分 田中美南(日本)
4-3:97分 プリシラ(ブラジル)

◆なでしこジャパンメンバー
GK:平尾知佳(新潟L)
DF:清水梨紗(ウェストハム)、古賀塔子(JA福島)[→46分 石川璃音(浦和L)]、南萌華(ローマ)、遠藤純(エンジェル・シティ)
MF:藤野あおば(日テレV)[→46分 清家貴子(浦和L)]、長谷川唯(マンチェスター・シティ)、熊谷紗希(ローマ)[→68分 谷川萌々子(JA福島)]、長野風花(リバプール)、宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)[→80分 中嶋淑乃(S広島R)]
FW:植木理子(ウェストハム)[→68分 田中美南(I神戸)]
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片手では数えきれないほどの選手が、この数週間でヒザの前十字じん帯(ACL)断裂で離脱を余儀なくされた。 14日、なでしこジャパンのメンバーに招集されていたFW遠藤純(エンジェル・シティFC)が、ヒザの前十字靭帯損傷で離脱することが発表された。パリ・オリンピックアジア最終予選に臨むなでしこにとっては痛手となった。 トップの選手では遠藤以外にも、13日にパラグアイ女子代表のカメリア・アリエッタ(クルゼイロ)、17日には元U-20女子代表MFリナ・ハウシッケ(ブレーメン)、19日にはスイスのマラウリー・グランジェス(ヤング・ボーイズ)と、相次いで選手の大ケガが発表されることに。 代表活動中の選手らも、20日にはCONCACAF 女子ゴールドカップ中のアメリカ女子代表ミア・フィシェル(チェルシー)、22日にはアイルランド女子代表ジェイミー・フィン(バーミンガム・シティ)と、負の連鎖が続いている。 先月までさかのぼれば、オーストラリア女子代表サマンサ・カー(チェルシー)に、オランダ女子代表ジル・ルード(マンチェスター・シティ)、日本でも猶本光、安藤梢(ともに三菱重工浦和レッズレディース)が負傷。イギリス『ガーディアン』では、「直近18カ月間で195人以上の女子エリート選手が前十字じん帯損傷で戦列を離れた」と述べている。 統計上、これが多いのか少ないのかとは触れていないが、肌感覚としては「圧倒的に多い」と感じるのではないだろうか。 アメリカ『ロサンゼルス・タイムス』では「ACL断裂経験のないエリート選手は、切ったことのある選手よりも少ないだろう」と述べ、同国選手の離脱を踏まえて「フィシェルの負傷は女子サッカーにおける最近の不穏な傾向そのもの」との見出しを付けている。 イギリス『BBC』では以前、男女の身体的特徴の違いやホルモンの差、発展に伴った急激な負荷量増加といった原因の可能性を考察していたが、内的・外的要因は多岐に渡り、これという要因を1つ挙げるのは難しい。 その中で、ACL損傷によりオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)の欠場を余儀なくされたイングランド女子代表FWベス・ミード(アーセナル)は、復帰までのドキュメンタリーを公開。同時に、国際サッカー連盟(FIFA)などとも協力し、ケガのデータ収集や研究支援にも努めている。 「阻止する方法についての決定的な答えはなく、それがもどかしい部分」とミードは語るが、少なくとも選手の福祉のために「FIFAやUEFAがスケジュールに関して、もう少し現実的になる必要がある」と、日程面や試合数については話し合いを続けていくとしている。 サッカーが接触のある競技という特性上、ケガのリスクを完全になくすことはできないだろう。それでも、早期の原因解明が望まれるほか、回復のためのスケジューリングなど、可能な部分で選手を守る手段が構築されることを願うしかない。 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナルのミードとミーデマ、ACL損傷から復帰までのドキュメンタリー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vxHrH2nCqR8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.23 22:10 Fri

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