1
【ラ・リーガ第15節プレビュー】バルサvsアトレティコ! 首位奪還マドリーは格下と対戦
2023.12.01 19:00 Fri
今節再注目カードはバルサvsアトレティコ
先週末に行われた第14節ではジローナとバルセロナのカタルーニャ勢が取りこぼした結果、カディスに完勝のレアル・マドリーが首位を奪還。また、アトレティコ・マドリー、レアル・ソシエダの上位陣がきっちり勝ち点3を積み上げている。
2023年最終月となる12月初戦とな今節は、勝ち点31で並ぶ4位のバルセロナと3位のアトレティコによる上位対決に注目が集まる。
バルセロナは前節、苦手とするバジェカスで難敵ラージョと対戦。MFウナイ・ロペスにゴラッソを叩き込まれ、以降は反撃に転じたものの相手の堅守に苦戦。その後、後半終盤に相手のオウンゴールで何とか追いつき勝ち点1を持ち帰るにとどまった。
インターナショナルブレーク明けというエクスキューズはあったものの、振るわないパフォーマンスによってチャビ監督に対する風当りもきつくなっている。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではポルトとの首位攻防戦をDFカンセロ、FWフェリックスのポルトガル代表コンビの活躍で2-1の逆転勝利。首位通過確定はならずも、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出を確定。ホームで戦う難敵コルチョネロスとのビッグマッチに向け弾みを付けた。
対するアトレティコは前節、重要なCLフェイエノールト戦を控えるなかで下位のマジョルカと対戦。相手の守備的な戦いにやや手を焼いたが、頼れるFWグリーズマンのゴールを最後まで守り抜いてウノセロ勝利。さらに、肝心のフェイエノールト戦では2つのオウンゴールにDFエルモソの意外性のある一撃によって敵地で3ゴールを挙げて3-1の勝利。最終節を前に決勝トーナメント進出を決め、公式戦4連勝で敵地へ乗り込むことになった。
今後の過密日程に向け、手薄な前線を中心にこれ以上の離脱者を回避するためには格下相手に早い時間帯に試合を決め、ニコ・パスらカンテラーノや出場機会が少ない控え選手を投入し、主力のプレータイムコントロールといきたいところだ。
MF久保建英を擁する6位のソシエダは14位のオサスナとのアウェイゲームでリーグ3連勝を狙う。前節のセビージャ戦は開始早々のオウンゴールとFWサディクの目の覚めるゴラッソで前半に2点リードを挙げると、後半序盤に1点を返されたものの、後半終盤に2人の退場者を出した相手の自滅にも助けられて逃げ切りに成功。また、すでに決勝トーナメント進出を決めたCLのレッドブル・ザルツブルク戦では久保ら一部主力を温存したなか、最低限のゴールレスドローで試合を終えている。そのザルツブルク戦では見事な直接FKでCL初ゴールに迫った久保は先発復帰が見込まれており、粘り強い守備を信条とするオサスナ相手に久々のゴールといきたい。
前節、アスレティック・ビルバオとの上位対決を1-1のドローで終えて首位陥落となった2位のジローナは、9位のバレンシア相手のホームゲームで仕切り直しの白星を目指す。アスレティック戦ではリードを守り切れずにリーグ連勝が「5」でストップしたが、パフォーマンス自体に悲観すべき部分は全くない。次節にバルセロナとのカタルーニャ自治州ダービーを控えるなか、バレンシア相手にきっちりホームで勝ち切って良い流れを維持したい。
その他ではマルセリーノ新体制の初陣を3-1の快勝で飾った新生ビジャレアルと、泥沼の状況が続き早くも今季2度目の監督交代も取り沙汰されるセビージャの名門対決、アスレティック・ビルバオvsラージョ、アルメリアvsベティスといったカードにも注目したい。
《ラ・リーガ第15節》
▽12/1(金)
《29:00》
ラス・パルマス vs ヘタフェ
▽12/2(土)
《22:00》
ジローナ vs バレンシア
《24:15》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
《26:30》
レアル・マドリー vs グラナダ
《29:00》
オサスナ vs レアル・ソシエダ
▽12/3(日)
《22:00》
マジョルカ vs アラベス
《24:15》
アルメリア vs ベティス
《26:30》
セビージャ vs ビジャレアル
《29:00》
バルセロナ vs アトレティコ・マドリー
▽12/4(月)
《29:00》
セルタ vs カディス
2023年最終月となる12月初戦とな今節は、勝ち点31で並ぶ4位のバルセロナと3位のアトレティコによる上位対決に注目が集まる。
インターナショナルブレーク明けというエクスキューズはあったものの、振るわないパフォーマンスによってチャビ監督に対する風当りもきつくなっている。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではポルトとの首位攻防戦をDFカンセロ、FWフェリックスのポルトガル代表コンビの活躍で2-1の逆転勝利。首位通過確定はならずも、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出を確定。ホームで戦う難敵コルチョネロスとのビッグマッチに向け弾みを付けた。
対するアトレティコは前節、重要なCLフェイエノールト戦を控えるなかで下位のマジョルカと対戦。相手の守備的な戦いにやや手を焼いたが、頼れるFWグリーズマンのゴールを最後まで守り抜いてウノセロ勝利。さらに、肝心のフェイエノールト戦では2つのオウンゴールにDFエルモソの意外性のある一撃によって敵地で3ゴールを挙げて3-1の勝利。最終節を前に決勝トーナメント進出を決め、公式戦4連勝で敵地へ乗り込むことになった。
その2強の潰し合いに期待しつつ、首位固めを狙うレアル・マドリーは、19位に沈むグラナダとのホームゲームでリーグ3連勝を狙う。前節のカディス戦ではFWヴィニシウスらの負傷離脱に加え、体調不良のMFブラヒム・ディアスが急遽スタメンを外れるアクシデントに見舞われたが、FWロドリゴのドブレーテの活躍で3-0の完勝。さらに、CLのナポリ戦ではその絶好調ロドリゴの公式戦4試合連続ゴールを皮切りにMFベリンガム、MFニコ・パスのトップチーム初ゴールなどで4-2の逆転勝利。グループステージ5連勝で首位通過を確定させた。
今後の過密日程に向け、手薄な前線を中心にこれ以上の離脱者を回避するためには格下相手に早い時間帯に試合を決め、ニコ・パスらカンテラーノや出場機会が少ない控え選手を投入し、主力のプレータイムコントロールといきたいところだ。
MF久保建英を擁する6位のソシエダは14位のオサスナとのアウェイゲームでリーグ3連勝を狙う。前節のセビージャ戦は開始早々のオウンゴールとFWサディクの目の覚めるゴラッソで前半に2点リードを挙げると、後半序盤に1点を返されたものの、後半終盤に2人の退場者を出した相手の自滅にも助けられて逃げ切りに成功。また、すでに決勝トーナメント進出を決めたCLのレッドブル・ザルツブルク戦では久保ら一部主力を温存したなか、最低限のゴールレスドローで試合を終えている。そのザルツブルク戦では見事な直接FKでCL初ゴールに迫った久保は先発復帰が見込まれており、粘り強い守備を信条とするオサスナ相手に久々のゴールといきたい。
前節、アスレティック・ビルバオとの上位対決を1-1のドローで終えて首位陥落となった2位のジローナは、9位のバレンシア相手のホームゲームで仕切り直しの白星を目指す。アスレティック戦ではリードを守り切れずにリーグ連勝が「5」でストップしたが、パフォーマンス自体に悲観すべき部分は全くない。次節にバルセロナとのカタルーニャ自治州ダービーを控えるなか、バレンシア相手にきっちりホームで勝ち切って良い流れを維持したい。
その他ではマルセリーノ新体制の初陣を3-1の快勝で飾った新生ビジャレアルと、泥沼の状況が続き早くも今季2度目の監督交代も取り沙汰されるセビージャの名門対決、アスレティック・ビルバオvsラージョ、アルメリアvsベティスといったカードにも注目したい。
《ラ・リーガ第15節》
▽12/1(金)
《29:00》
ラス・パルマス vs ヘタフェ
▽12/2(土)
《22:00》
ジローナ vs バレンシア
《24:15》
アスレティック・ビルバオ vs ラージョ
《26:30》
レアル・マドリー vs グラナダ
《29:00》
オサスナ vs レアル・ソシエダ
▽12/3(日)
《22:00》
マジョルカ vs アラベス
《24:15》
アルメリア vs ベティス
《26:30》
セビージャ vs ビジャレアル
《29:00》
バルセロナ vs アトレティコ・マドリー
▽12/4(月)
《29:00》
セルタ vs カディス
|
バルセロナの人気記事ランキング
2
主将セルジ・ロベルトがバルセロナ退団へ…プレミアリーグ挑戦望む
バルセロナの元スペイン代表MFセルジ・ロベルト(32)が新天地を探しているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 バルセロナのカンテラ出身で、ファーストチームでは14シーズンを戦ってきたセルジ・ロベルト。右サイドバックと中盤をこなすバックアッパーとしてチームを支え、2023-24シーズンはキャプテンも務めた。 クラブ通算479試合の出場数を誇る生え抜きMFだが、6月30日には契約が満了。バルセロナはもう1シーズンの更新を望み、新たなオファーを提示したという。 クラブの財政状況を踏まえ、金銭面は受け入れたというセルジ・ロベルトだが、他の部分が障壁に。たとえ契約を更新したとしても、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則の関係から、選手登録の列に並ぶことを求められた。 登録完了での残留か、登録できずの退団かの期限を8月10日と提示されたセルジ・ロベルトは、この状況を望まず。新契約にはサインせず、新たなリーグへの挑戦を希望している。 スペイン国内ではセビージャやバレンシアが興味を示し、関心度は低いもののジローナも目を向けているとのこと。しかし、本人はプレミアリーグ行きを望み、数日中に具体化されるかもしれないオファーを検討している模様だ。 2024.07.20 14:44 Sat3
バルセロナ、メキシコ代表行きが噂されるバルサ・アトレティックのラファ・マルケス監督との契約を解除…
バルセロナは21日、バルサ・アトレティックを率いるラファエル・マルケス監督(45)と双方合意の下で契約を解除したことを発表した。 2003年から2010年まで選手としてバルセロナの主力として活躍したマルケス監督は、2022-23シーズンからバルセロナのリザーブチームにあたるバルサ・アトレティック(旧バルセロナB)の指揮官に就任。ここまで82試合を指揮し、40勝21分け21敗の戦績を残し、2シーズン連続でセグンダ昇格プレーオフ進出にチームを導いた。 その優れた手腕によって、一時はチャビ・エルナンデス前監督の後任として内部昇格の可能性が伝えられたが、クラブは最終的にハンジ・フリック新監督の招へいを決断。 このクラブの動きを受けて退任の可能性も伝えられた同監督だが、6月26日にはバルセロナと1年の契約延長が発表されていた。 クラブの発表によれば、今回の契約解除はマルケス監督が新たな仕事に挑戦するためと明かしており、「クラブはマルケスのこれまでの献身的な働きとプロ意識に感謝し、彼の今後の活躍を祈っている」と声明を発表している。 なお『ESPN』によれば、マルケス監督はハビエル・アギーレ氏を新監督に迎えたメキシコ代表のアシスタントコーチに就任するとのこと。また、メキシコ、アメリカ、カナダで共同開催の2026年ワールドカップ(W杯)終了後には、アギーレ氏の後任として代表監督に昇格することが既定路線となっているようだ。 2024.07.22 07:00 Mon4
バルセロナが17歳逸材ベルナルと契約延長で合意…昨季はバルサ・アトレティックで主力担う
バルセロナは24日、バルサ・アトレティックに所属するU-17スペイン代表MFマルク・ベルナル(17)との契約延長合意を発表した。同選手は近日中に2026年6月30日までの2年契約にサインする予定だ。 2014年にヒムナスティック・マンレサからラ・マシア入りしたベルナルは、以降のユースカテゴリーで着実に成長を遂げ、昨シーズンからリザーブチームにあたるバルサ・アトレティックでプレー。 その昇格1年目はリーグ戦31試合に出場し、2ゴール5アシストの数字を残した。191cmの左利きの痩身MFは展開力とボールスキル、戦術眼に優れる大型ピボーテで、将来的にはセルヒオ・ブスケッツやロドリら同ポジションの第一人者の後継を担う活躍が期待されている。 2024.07.25 09:00 Thu5