ハーランド2G1Aのシティが敵地でのマンチェスターダービーに圧勝! 完敗ユナイテッドは公式戦連勝ストップ…【プレミアリーグ】
2023.10.30 02:31 Mon
プレミアリーグ第10節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが29日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのシティが0-3で快勝した。
先日に逝去したサー・ボビー・チャールトン氏への追悼セレモニーが行われた後、厳かな空気の中でキックオフされた今季最初のダービーマッチ。
立ち上がりは対シティを感じさせる配置、戦術で臨んだユナイテッドが、勢いを持って入った。開始2分にはブルーノ・フェルナンデスがグヴァルディオルを潰してショートカウンター。ホイルンドを経由し、マクトミネイが前向きに仕掛けるが、相手の寄せもあってシュートにパワーを伝えられず。
以降はボールを握って押し込むアウェイチーム、堅守速攻で応戦するホームチームという構図が明確に。試合の主導権はペップのチームが握るが、テン・ハグのチームも要所で良い形の潰しからホイルンドやラッシュフォードのスピードを活かしたカウンターで引っくり返す場面を創出する。
見応えのある攻防が繰り広げられるなか、ひとつの判定が試合を動かす。24分、シティのFKの場面でゴール前でロドリの守備対応にあたったホイルンドが入れ替わられそうなタイミングで左手で抱え込んで倒すと、オンフィールド・レビューの結果、シティにPKが与えられる。ここでキッカーのハーランドが冷静にGKオナナが飛んだ逆の右隅へ蹴り込み、今季のリーグゴール数を2桁に乗せた。
軽率なPK献上でほろ苦いダービーデビューとなったホイルンドだが、直後に挽回のチャンス。31分、B・フェルナンデスのスルーパスに快足を飛ばして抜け出すが、シティ守備陣とGKエデルソンのギリギリの対応に阻まれて自身ではシュートに持ち込めず。それでも、右に流れてサポートに入ったB・フェルナンデスに繋ぐが、このシュートは枠を捉え切れない。
前半半ばから終盤にかけてもグリーリッシュとベルナルド・シウバの左サイドを起点にスムーズなボールの循環をみせるシティペースで試合が続いていく。その後、ハーフタイム直前にはラッシュフォード、ベルナルド・シウバの絶妙なお膳立てからマクトミネイ、ハーランドといずれも決定的なシュートを放ったが、ここはエデルソンとオナナの両守護神による驚異的なビッグセーブによってゴールは生まれず。アウェイチームの1点リードでハーフタイムに突入した。
迎えた後半、ビハインドを追うユナイテッドはアムラバトを下げてマウントを投入。この交代でマクトミネイが一列下がって元チェルシーMFがトップ下に入った。
ここからホームチームの反撃に注目が集まったが、百戦錬磨の王者がその出ばなを挫く。49分、自陣からスムーズにボールを繋いで左サイドに展開したシティはグリーリッシュが絶妙なタメを作って外側からポケットに侵入したベルナルド・シウバを使う。ポルトガル代表MFが柔らかな折り返しを供給すると、味方をオトリにファーでまんまとフリーになったハーランドがハーフタイム直前と似たようなシチュエーションでの2度目のチャンスで今度は正確なヘディングシュートを叩き込んだ。
ハーランドの2ゴールによって大きなアドバンテージを得たシティは、何とか早い時間帯のゴールを目指して前がかるユナイテッドを難なくいなしながらゲームをコントロール。ロドリやベルナルド・シウバの絶妙なサポートからグリーリッシュを中心に2列目の選手が躍動感を示し、以降も決定機に絡む。
71分にはグリーリッシュのスルーパスに抜け出したハーランドにハットトリックのチャンスが訪れるが、GKオナナが見事な飛び出しで阻んで試合の興味を繋ぐ。
一方、69分にはエリクセンのフィードからゴール前に抜け出したラッシュフォードに久々の決定機も振り向きざまのシュートを枠の左に外し、点差を縮められないユナイテッド。74分にはリンデロフとホイルンドを下げてレギロンとガルナチョを同時投入。この交代でラッシュフォードが1トップに移ったほか、2列目も右からマウント、B・フェルナンデス、ガルナチョという形に変化した。
この交代によって流れを引き寄せたいホームチームだが、後半立ち上がり同様にこの変化はアウェイチームにプラスをもたらす。80分、バイタルエリア中央で浮いたロドリが短く運んで右足のミドルシュート。これはGKオナナが何とかはじいたが、ボックス右でこぼれに反応したハーランドからの折り返しをゴール前に飛び込んだフォーデンがワンタッチで押し込んだ。
これで試合の大勢が決し、早くもホームサポーターが帰宅の途につき始める。後半終盤にかけて両チームはいずれも交代カードを切って最後の攻防を繰り広げたが、最後までシティ優位は動かず。敵地で3-0の完勝を収めたシティが今季最初のマンチェスター・ダービーを制し、リーグ2連勝とした。一方、なすすべなく敗れたユナイテッドは公式戦連勝が「3」でストップした。
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現在、8位のユナイテッドは、前々節ブレントフォード戦での大逆転劇によって流れを掴むと、前節はシェフィールド・ユナイテッドに競り勝ってリーグ戦で今季初の連勝。さらに、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではマグワイアの今季初ゴールに、後半ラストプレーで与えたPKを守護神オナナが見事にストップし、批判に晒される2選手の活躍によってループステージ初勝利も挙げた。公式戦3連勝とクラブ伝統の勝負強さを発揮するテン・ハグのチームは、今季初のダービーに向けて先発3人を変更。ヴァランとレギロンに代えてエバンスとリンデロフ、アントニーに代えてエリクセンを起用した。マクトミネイをトップ下に配した[4-2-3-1]で臨んだ。対する2位のシティは前節、難敵ブライトンに2-1の勝利を収めてリーグ連敗をストップ。続くCLではヤング・ボーイズとのアウェイゲームをハーランドの今季CL初ゴールを含む2ゴールの活躍で3-1の勝利。グループステージ3連勝を達成。敵地でのダービーへ弾みを付けた。グアルディオラ監督はこの大一番へ先発6人を変更。CLで完全休養を与えたウォーカー、グヴァルディオル、フォーデンを復帰させたほか、サスペンションのアカンジに代えてストーンズを起用するなど現状のベストメンバーで臨んだ。立ち上がりは対シティを感じさせる配置、戦術で臨んだユナイテッドが、勢いを持って入った。開始2分にはブルーノ・フェルナンデスがグヴァルディオルを潰してショートカウンター。ホイルンドを経由し、マクトミネイが前向きに仕掛けるが、相手の寄せもあってシュートにパワーを伝えられず。
一方、相手の出方を確認した後、早くもボールの主導権を握ったシティは、ストーンズの偽CB起用でスムーズにボールを循環させながらチャンスを窺う。8分にはロドリの浮き球のフィードに反応したウォーカーがボックス右ゴールライン際で頭で折り返すと、これをフリーのフォーデンがヘディングシュート。だが、ここはGKオナナが2度の見事な反応でボールをはじき出し、こぼれ球に詰めたハーランドにタップインを許さない。
以降はボールを握って押し込むアウェイチーム、堅守速攻で応戦するホームチームという構図が明確に。試合の主導権はペップのチームが握るが、テン・ハグのチームも要所で良い形の潰しからホイルンドやラッシュフォードのスピードを活かしたカウンターで引っくり返す場面を創出する。
見応えのある攻防が繰り広げられるなか、ひとつの判定が試合を動かす。24分、シティのFKの場面でゴール前でロドリの守備対応にあたったホイルンドが入れ替わられそうなタイミングで左手で抱え込んで倒すと、オンフィールド・レビューの結果、シティにPKが与えられる。ここでキッカーのハーランドが冷静にGKオナナが飛んだ逆の右隅へ蹴り込み、今季のリーグゴール数を2桁に乗せた。
軽率なPK献上でほろ苦いダービーデビューとなったホイルンドだが、直後に挽回のチャンス。31分、B・フェルナンデスのスルーパスに快足を飛ばして抜け出すが、シティ守備陣とGKエデルソンのギリギリの対応に阻まれて自身ではシュートに持ち込めず。それでも、右に流れてサポートに入ったB・フェルナンデスに繋ぐが、このシュートは枠を捉え切れない。
前半半ばから終盤にかけてもグリーリッシュとベルナルド・シウバの左サイドを起点にスムーズなボールの循環をみせるシティペースで試合が続いていく。その後、ハーフタイム直前にはラッシュフォード、ベルナルド・シウバの絶妙なお膳立てからマクトミネイ、ハーランドといずれも決定的なシュートを放ったが、ここはエデルソンとオナナの両守護神による驚異的なビッグセーブによってゴールは生まれず。アウェイチームの1点リードでハーフタイムに突入した。
迎えた後半、ビハインドを追うユナイテッドはアムラバトを下げてマウントを投入。この交代でマクトミネイが一列下がって元チェルシーMFがトップ下に入った。
ここからホームチームの反撃に注目が集まったが、百戦錬磨の王者がその出ばなを挫く。49分、自陣からスムーズにボールを繋いで左サイドに展開したシティはグリーリッシュが絶妙なタメを作って外側からポケットに侵入したベルナルド・シウバを使う。ポルトガル代表MFが柔らかな折り返しを供給すると、味方をオトリにファーでまんまとフリーになったハーランドがハーフタイム直前と似たようなシチュエーションでの2度目のチャンスで今度は正確なヘディングシュートを叩き込んだ。
ハーランドの2ゴールによって大きなアドバンテージを得たシティは、何とか早い時間帯のゴールを目指して前がかるユナイテッドを難なくいなしながらゲームをコントロール。ロドリやベルナルド・シウバの絶妙なサポートからグリーリッシュを中心に2列目の選手が躍動感を示し、以降も決定機に絡む。
71分にはグリーリッシュのスルーパスに抜け出したハーランドにハットトリックのチャンスが訪れるが、GKオナナが見事な飛び出しで阻んで試合の興味を繋ぐ。
一方、69分にはエリクセンのフィードからゴール前に抜け出したラッシュフォードに久々の決定機も振り向きざまのシュートを枠の左に外し、点差を縮められないユナイテッド。74分にはリンデロフとホイルンドを下げてレギロンとガルナチョを同時投入。この交代でラッシュフォードが1トップに移ったほか、2列目も右からマウント、B・フェルナンデス、ガルナチョという形に変化した。
この交代によって流れを引き寄せたいホームチームだが、後半立ち上がり同様にこの変化はアウェイチームにプラスをもたらす。80分、バイタルエリア中央で浮いたロドリが短く運んで右足のミドルシュート。これはGKオナナが何とかはじいたが、ボックス右でこぼれに反応したハーランドからの折り返しをゴール前に飛び込んだフォーデンがワンタッチで押し込んだ。
これで試合の大勢が決し、早くもホームサポーターが帰宅の途につき始める。後半終盤にかけて両チームはいずれも交代カードを切って最後の攻防を繰り広げたが、最後までシティ優位は動かず。敵地で3-0の完勝を収めたシティが今季最初のマンチェスター・ダービーを制し、リーグ2連勝とした。一方、なすすべなく敗れたユナイテッドは公式戦連勝が「3」でストップした。
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