【ラ・リーガ第11節プレビュー】今季最初のエル・クラシコ! 久保ソシエダは難敵ラージョ戦
2023.10.27 19:00 Fri
代表戦明けとなった先週末の第10節では首位のレアル・マドリーが新生セビージャとドローに終わると、後続のジローナ、バルセロナにアトレティコ・マドリーが勝ち点3を重ね、序盤のリーグタイトル争いは混戦模様となっている。
10月最後となる今節では、勝ち点1差の僅差で全世界注目のエル・クラシコが開催される。
バルセロナは前節、アスレティック・ビルバオとホームで対戦。多くの負傷者の影響もあって難しい戦いを強いられたが、守護神テア・シュテーゲンを中心に無失点で凌ぐと、後半半ば過ぎに途中投入された17歳FWマルク・ギウのファーストタッチでの劇的デビュー弾が決勝点となり、ウノセロ勝利を飾った。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では曲者シャフタール相手に一時点差を縮められたものの、勝負強さ光るFWフェラン・トーレスとMFフェルミン・ロペスのCL初ゴールによって2-1の勝利。グループステージ突破に大きく近づく3連勝を飾った。
絶好調の首位チームをホームで迎え撃つ大一番ではFWハフィーニャに加え、FWレヴァンドフスキとMFフレンキー・デ・ヨングに関して復帰の希望が残されているが、MFガビと共にフェルミン、FWラミン・ヤマルといったクラシコ初出場のカンテラーノの活躍が勝利のカギを握る。
一方、敵地に乗り込むレアル・マドリーは、セビージャ戦での1-1のドローでリーグ連勝がストップ。試合中、試合後にはやや不利を被ったジャッジやFWヴィニシウスに対する人種差別問題が大きなトピックとなったが、試合を通してはディエゴ・アロンソ新監督の初陣で強度高くプレーした相手に苦戦。ある意味で妥当な結果と言える。
MF久保建英を擁する5位のレアル・ソシエダは、勝ち点2差で7位に位置するラージョとのタフな上位対決に臨む。前節のマジョルカ戦では久保ら一部主力を温存して臨んだ前半は低調な出来に終わったが、途中投入の久保の圧巻のピンポイントクロスからMFブライス・メンデスに先制ゴールが生まれ、1-0のウノセロ勝利。アトレティコ相手の敗戦をきっちり払拭した。
続くCLでは難敵ベンフィカとのアウェイゲームを再びブライス・メンデスのゴールによってウノセロ勝利。同試合で先発復帰した久保は再三の鋭い仕掛けと創造性溢れるパスで相手守備を翻弄。シュートがクロスバーに阻まれるなどCL初ゴールはお預けとなったが、マジョルカ戦に続きMOMを獲得する輝きを放った。4試合連続ドローがあったものの、直近6試合無敗と安定した戦績に加え、難所バジェカスでの戦いとなるラージョ戦は引き続きタフなゲームになることは間違いないだけに、絶好調の日本人エースに懸かる期待は大きい。
クラシコでの潰し合いを期待しつつ上位進出を目指す4位のアトレティコは、15位のアラベスとのホームゲームでリーグ6連勝を狙う。前節は前半に退場者を出したセルタ相手にFWグリーズマンのトリプレーテの活躍で3-0と圧勝したシメオネのチーム。ただ、CLではセルティックとのアウェイゲームを2-2のドローで終え、公式戦連勝が「6」でストップした。好調グリーズマン、FWモラタのゴールで2度のビハインドを追いついた部分は評価に値するが、あっさりと守備を崩されての2失点は修正点だ。幸い、アラベス戦では終始押し込む展開が予想されるため、グリーズマンを筆頭に好調な攻撃陣の力で押し切りたい。
10節を終えても依然として上位争いに食い込む2位のジローナは、フライデーナイト開催となる18位のセルタ戦で3連勝と共に暫定首位浮上を目指す。前節のアルメリア戦では監督交代した最下位チーム相手にFWドヴビクのドブレーテなど攻撃陣爆発のマニータの大勝で、今季初黒星からの連勝を達成。同じく下位に低迷するセルタ戦ではベニテス仕込みの堅守速攻への警戒を高めつつ、局面のデュエルを制して好調のFWサヴィオらの個人技で堅守攻略を図りたい。
その他ではヨーロッパの出場権を争う6位のアスレティックと、8位のバレンシアの直接対決といったカードにも注目したい。
《ラ・リーガ第11節》
▽10/27(金)
《28:00》
ジローナ vs セルタ
▽10/28(土)
《21:00》
アルメリア vs ラス・パルマス
《23:15》
バルセロナ vs レアル・マドリー
《25:30》
マジョルカ vs ヘタフェ
《28:00》
カディス vs セビージャ
▽10/29(日)
《22:00》
ベティス vs オサスナ
《24:15》
ラージョ vs レアル・ソシエダ
《26:30》
アスレティック・ビルバオ vs バレンシア
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs アラベス
▽10/30(月)
《29:00》
グラナダ vs ビジャレアル
10月最後となる今節では、勝ち点1差の僅差で全世界注目のエル・クラシコが開催される。
バルセロナは前節、アスレティック・ビルバオとホームで対戦。多くの負傷者の影響もあって難しい戦いを強いられたが、守護神テア・シュテーゲンを中心に無失点で凌ぐと、後半半ば過ぎに途中投入された17歳FWマルク・ギウのファーストタッチでの劇的デビュー弾が決勝点となり、ウノセロ勝利を飾った。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では曲者シャフタール相手に一時点差を縮められたものの、勝負強さ光るFWフェラン・トーレスとMFフェルミン・ロペスのCL初ゴールによって2-1の勝利。グループステージ突破に大きく近づく3連勝を飾った。
一方、敵地に乗り込むレアル・マドリーは、セビージャ戦での1-1のドローでリーグ連勝がストップ。試合中、試合後にはやや不利を被ったジャッジやFWヴィニシウスに対する人種差別問題が大きなトピックとなったが、試合を通してはディエゴ・アロンソ新監督の初陣で強度高くプレーした相手に苦戦。ある意味で妥当な結果と言える。
それでも、CLのブラガ戦では完全復調のヴィニシウスが演出したFWロドリゴ、MFベリンガムのゴールによって2-1と競り勝ち、MFクロースやDFアラバといった一部主力に完全休養を与えるグループステージ3連勝となった。その試合の終盤に負傷交代したベリンガムも大事には至らず、長期離脱組を除き万全の状態で伝統の一戦に臨めるはずだ。
MF久保建英を擁する5位のレアル・ソシエダは、勝ち点2差で7位に位置するラージョとのタフな上位対決に臨む。前節のマジョルカ戦では久保ら一部主力を温存して臨んだ前半は低調な出来に終わったが、途中投入の久保の圧巻のピンポイントクロスからMFブライス・メンデスに先制ゴールが生まれ、1-0のウノセロ勝利。アトレティコ相手の敗戦をきっちり払拭した。
続くCLでは難敵ベンフィカとのアウェイゲームを再びブライス・メンデスのゴールによってウノセロ勝利。同試合で先発復帰した久保は再三の鋭い仕掛けと創造性溢れるパスで相手守備を翻弄。シュートがクロスバーに阻まれるなどCL初ゴールはお預けとなったが、マジョルカ戦に続きMOMを獲得する輝きを放った。4試合連続ドローがあったものの、直近6試合無敗と安定した戦績に加え、難所バジェカスでの戦いとなるラージョ戦は引き続きタフなゲームになることは間違いないだけに、絶好調の日本人エースに懸かる期待は大きい。
クラシコでの潰し合いを期待しつつ上位進出を目指す4位のアトレティコは、15位のアラベスとのホームゲームでリーグ6連勝を狙う。前節は前半に退場者を出したセルタ相手にFWグリーズマンのトリプレーテの活躍で3-0と圧勝したシメオネのチーム。ただ、CLではセルティックとのアウェイゲームを2-2のドローで終え、公式戦連勝が「6」でストップした。好調グリーズマン、FWモラタのゴールで2度のビハインドを追いついた部分は評価に値するが、あっさりと守備を崩されての2失点は修正点だ。幸い、アラベス戦では終始押し込む展開が予想されるため、グリーズマンを筆頭に好調な攻撃陣の力で押し切りたい。
10節を終えても依然として上位争いに食い込む2位のジローナは、フライデーナイト開催となる18位のセルタ戦で3連勝と共に暫定首位浮上を目指す。前節のアルメリア戦では監督交代した最下位チーム相手にFWドヴビクのドブレーテなど攻撃陣爆発のマニータの大勝で、今季初黒星からの連勝を達成。同じく下位に低迷するセルタ戦ではベニテス仕込みの堅守速攻への警戒を高めつつ、局面のデュエルを制して好調のFWサヴィオらの個人技で堅守攻略を図りたい。
その他ではヨーロッパの出場権を争う6位のアスレティックと、8位のバレンシアの直接対決といったカードにも注目したい。
《ラ・リーガ第11節》
▽10/27(金)
《28:00》
ジローナ vs セルタ
▽10/28(土)
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アルメリア vs ラス・パルマス
《23:15》
バルセロナ vs レアル・マドリー
《25:30》
マジョルカ vs ヘタフェ
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カディス vs セビージャ
▽10/29(日)
《22:00》
ベティス vs オサスナ
《24:15》
ラージョ vs レアル・ソシエダ
《26:30》
アスレティック・ビルバオ vs バレンシア
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs アラベス
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