レーティング:アーセナル 3-1 マンチェスター・ユナイテッド【プレミアリーグ】
2023.09.04 03:00 Mon
プレミアリーグ第4節、アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが3日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-1で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽アーセナル採点

GK
1 ラムズデール 5.5
失点場面はラッシュフォードを褒めるべき。後半序盤のマルシャルの枠内シュートをきっちり阻止。相手の守備のやり方もあり普段に比べてビルドアップへの絡みは限定的
DF
4 ホワイト 5.5
失点場面ではボールを奪われたハヴァーツにより大きな責任があったが、相手得意の形に対応できず。今季初めてスタートから右サイドバック起用となったが、ややブランクを感じさせるプレー内容に
2 サリバ 6.0
久々に右センターバックでプレー。守備では失点場面以外は普段通りの安定感を見せたが、マイボール時はやや軽率なプレーも散見
6 ガブリエウ 6.0
今季リーグ戦初先発で上々のパフォーマンス。試合勘の問題か少しフィジカルに頼るプレーも見受けられたが、攻守両面で堅実にプレーした
同点ゴールの起点に。攻撃面では持ち味のスマートなプレーが光った。守備でも周囲のサポートを受けながら穴を作らず
(→冨安健洋 6.0)
攻守両面で指揮官が求めることをきっちりこなした。バランス感覚という部分ではジンチェンコに劣らず
MF
8 ウーデゴール 6.5
失点直後に貴重な同点ゴールを記録。全体のバランスを意識しながら攻撃面では起点役として存在感。守備の局面でも切り替えを徹底
(→ジョルジーニョ -)
41 ライス 7.0
真価試されるビッグマッチで値千金の加入後初ゴール。試合を通しても攻守両面で質と量を兼ね備えたプレーを見せた
29 ハヴァーツ 4.5
前半の決定機逸に失点に繋がるパスミス。PK奪取で帳消しにしたいところだったが、厳しいパフォーマンスに
(→ファビオ・ヴィエイラ 6.0)
トドメの3点目をアシスト。アタッキングサードでは自信と積極性を持ってプレーした
FW
7 サカ 5.5
決勝点をアシストしたが、善戦のダロトら相手守備陣に封じ込められた。後半終盤のゴール前での決定機も決めたかった
14 エンケティア 5.5
前線で攻守に奮闘をみせ、同点ゴールの起点にもなった。ただ、ジェズス本格復帰が迫る中で決定的な仕事を見せたかった
(→ガブリエウ・ジェズス 6.0)
ガルナチョの幻のゴールの場面ではボールロストしたが、クールなフィニッシュでトドメの3点目を奪取。自身のゴール試合無敗記録を57試合に更新
11 マルティネッリ 6.5
ワン=ビサカと見応えのある攻防を繰り広げ、同点ゴールをアシスト。逆サイドが機能していなかった中で攻め手として機能
(→ネルソン -)
監督
アルテタ 6.0
トーマス不在で原点回帰での戦いに。ハヴァーツの継続起用で自身の首を締めかけたが、昨季構築した勝負強さでビッグマッチを制す
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

GK
24 オナナ 5.5
失点はいずれもノーチャンスだった。サカの決定機阻止にマイボール時の正確なパスと個人としては悪くないパフォーマンスだった
DF
29 ワン=ビサカ 6.0
結果的にチームは3失点したが、ダロトと共に最も奮闘した選手の一人。PKを献上しかけた場面でもよく我慢していた
2 リンデロフ 5.5
前半に軽率なプレーでイエローカードをもらったが、ヴァランの代役としてまずまず奮闘した
(→エバンス 5.0)
1年契約を勝ち取って再デビュー。個人として大きな責任はないが、2失点目に絡む形に…
6 マルティネス 5.5
急造バックラインの中で後半半ばに負傷交代するまで奮闘。ケガの状態が気がかり…
(→マグワイア 5.0)
今夏残留が決定した中、チーム事情でチャンスを得たものの、期待された仕事はできなかった
20 ダロト 6.5
サブポジションの左サイドバックでサカを相手に見事な奮闘を見せた。攻撃面でも要所で効果的なプレーを見せていた
MF
21 アントニー 5.5
守備面では良いパフォーマンスを見せたが、攻撃では期待された個での打開やアタッキングサードでのチャンスメークに至らず
(→ガルナチョ 5.5)
17番に変更して臨んだ試合で劇的ゴール奪取かに思われたが、オフサイド判定に泣いた
18 カゼミロ 5.0
ガルナチョの幻のゴールを演出するなど良いプレーもあったが、本来の出来からすると及第点以下の評価に
8 ブルーノ・フェルナンデス 5.0
守備では球際で気概を見せたが、攻撃面では繋ぎ、チャンスメークのいずれの部分でも今一つだった
14 エリクセン 6.0
圧巻のスルーパスで先制点を演出。マイボール時は常に効果的なプレーを選択し、守備でもまずまず奮闘
10 ラッシュフォード 6.0
得意のアーセナル相手に見事な決定力を発揮。徐々にコンディションは上がってきているが、チーム事情で良い形でボールを受ける回数は少なかった
FW
9 マルシャル 5.0
後半序盤に決定的なシュートを放った。交代するまで攻守にハードワークは見せたが、ストライカーとして怖さは見せられなかった
(→ホイルンド 6.0)
ビッグマッチで新天地デビュー。連携、試合勘、コンディションはまだまだだったが、前線の停滞感を打破してくれそうなポテンシャルはしっかりと示した
監督
テン・ハグ 5.5
またしても苦手アウェイで敗戦…。ただ、マグワイア、エバンスを終盤に投入せざるを得ない編成面や負傷者の問題を考慮すれば、責めるのは酷と言える
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ライス(アーセナル)
かつて加入の噂もあった因縁の相手に対して、劇的な形でアーセナルでの初ゴールを決めた。その決定的な仕事以外でも前半に見せた見事なボール奪取や中盤でのバランス感覚など、自身の特長を多く出せた一戦だった。
アーセナル 3-1 マンチェスター・ユナイテッド
【アーセナル】
ウーデゴール(前28)
ライス(後51)
ガブリエウ・ジェズス(後56)
【マンチェスター・ユナイテッド】
ラッシュフォード(前27)
▽アーセナル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ラムズデール 5.5
失点場面はラッシュフォードを褒めるべき。後半序盤のマルシャルの枠内シュートをきっちり阻止。相手の守備のやり方もあり普段に比べてビルドアップへの絡みは限定的
DF
4 ホワイト 5.5
失点場面ではボールを奪われたハヴァーツにより大きな責任があったが、相手得意の形に対応できず。今季初めてスタートから右サイドバック起用となったが、ややブランクを感じさせるプレー内容に
久々に右センターバックでプレー。守備では失点場面以外は普段通りの安定感を見せたが、マイボール時はやや軽率なプレーも散見
6 ガブリエウ 6.0
今季リーグ戦初先発で上々のパフォーマンス。試合勘の問題か少しフィジカルに頼るプレーも見受けられたが、攻守両面で堅実にプレーした
35 ジンチェンコ 6.0
同点ゴールの起点に。攻撃面では持ち味のスマートなプレーが光った。守備でも周囲のサポートを受けながら穴を作らず
(→冨安健洋 6.0)
攻守両面で指揮官が求めることをきっちりこなした。バランス感覚という部分ではジンチェンコに劣らず
MF
8 ウーデゴール 6.5
失点直後に貴重な同点ゴールを記録。全体のバランスを意識しながら攻撃面では起点役として存在感。守備の局面でも切り替えを徹底
(→ジョルジーニョ -)
41 ライス 7.0
真価試されるビッグマッチで値千金の加入後初ゴール。試合を通しても攻守両面で質と量を兼ね備えたプレーを見せた
29 ハヴァーツ 4.5
前半の決定機逸に失点に繋がるパスミス。PK奪取で帳消しにしたいところだったが、厳しいパフォーマンスに
(→ファビオ・ヴィエイラ 6.0)
トドメの3点目をアシスト。アタッキングサードでは自信と積極性を持ってプレーした
FW
7 サカ 5.5
決勝点をアシストしたが、善戦のダロトら相手守備陣に封じ込められた。後半終盤のゴール前での決定機も決めたかった
14 エンケティア 5.5
前線で攻守に奮闘をみせ、同点ゴールの起点にもなった。ただ、ジェズス本格復帰が迫る中で決定的な仕事を見せたかった
(→ガブリエウ・ジェズス 6.0)
ガルナチョの幻のゴールの場面ではボールロストしたが、クールなフィニッシュでトドメの3点目を奪取。自身のゴール試合無敗記録を57試合に更新
11 マルティネッリ 6.5
ワン=ビサカと見応えのある攻防を繰り広げ、同点ゴールをアシスト。逆サイドが機能していなかった中で攻め手として機能
(→ネルソン -)
監督
アルテタ 6.0
トーマス不在で原点回帰での戦いに。ハヴァーツの継続起用で自身の首を締めかけたが、昨季構築した勝負強さでビッグマッチを制す
▽マンチェスター・ユナイテッド採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
24 オナナ 5.5
失点はいずれもノーチャンスだった。サカの決定機阻止にマイボール時の正確なパスと個人としては悪くないパフォーマンスだった
DF
29 ワン=ビサカ 6.0
結果的にチームは3失点したが、ダロトと共に最も奮闘した選手の一人。PKを献上しかけた場面でもよく我慢していた
2 リンデロフ 5.5
前半に軽率なプレーでイエローカードをもらったが、ヴァランの代役としてまずまず奮闘した
(→エバンス 5.0)
1年契約を勝ち取って再デビュー。個人として大きな責任はないが、2失点目に絡む形に…
6 マルティネス 5.5
急造バックラインの中で後半半ばに負傷交代するまで奮闘。ケガの状態が気がかり…
(→マグワイア 5.0)
今夏残留が決定した中、チーム事情でチャンスを得たものの、期待された仕事はできなかった
20 ダロト 6.5
サブポジションの左サイドバックでサカを相手に見事な奮闘を見せた。攻撃面でも要所で効果的なプレーを見せていた
MF
21 アントニー 5.5
守備面では良いパフォーマンスを見せたが、攻撃では期待された個での打開やアタッキングサードでのチャンスメークに至らず
(→ガルナチョ 5.5)
17番に変更して臨んだ試合で劇的ゴール奪取かに思われたが、オフサイド判定に泣いた
18 カゼミロ 5.0
ガルナチョの幻のゴールを演出するなど良いプレーもあったが、本来の出来からすると及第点以下の評価に
8 ブルーノ・フェルナンデス 5.0
守備では球際で気概を見せたが、攻撃面では繋ぎ、チャンスメークのいずれの部分でも今一つだった
14 エリクセン 6.0
圧巻のスルーパスで先制点を演出。マイボール時は常に効果的なプレーを選択し、守備でもまずまず奮闘
10 ラッシュフォード 6.0
得意のアーセナル相手に見事な決定力を発揮。徐々にコンディションは上がってきているが、チーム事情で良い形でボールを受ける回数は少なかった
FW
9 マルシャル 5.0
後半序盤に決定的なシュートを放った。交代するまで攻守にハードワークは見せたが、ストライカーとして怖さは見せられなかった
(→ホイルンド 6.0)
ビッグマッチで新天地デビュー。連携、試合勘、コンディションはまだまだだったが、前線の停滞感を打破してくれそうなポテンシャルはしっかりと示した
監督
テン・ハグ 5.5
またしても苦手アウェイで敗戦…。ただ、マグワイア、エバンスを終盤に投入せざるを得ない編成面や負傷者の問題を考慮すれば、責めるのは酷と言える
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ライス(アーセナル)
かつて加入の噂もあった因縁の相手に対して、劇的な形でアーセナルでの初ゴールを決めた。その決定的な仕事以外でも前半に見せた見事なボール奪取や中盤でのバランス感覚など、自身の特長を多く出せた一戦だった。
アーセナル 3-1 マンチェスター・ユナイテッド
【アーセナル】
ウーデゴール(前28)
ライス(後51)
ガブリエウ・ジェズス(後56)
【マンチェスター・ユナイテッド】
ラッシュフォード(前27)
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1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun3
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