2戦連続10人のリバプールがヌニェスの終盤2発でニューカッスルに劇的逆転勝利! 遠藤航は先発デビューで58分までプレー【プレミアリーグ】
2023.08.28 02:47 Mon
プレミアリーグ第3節、ニューカッスルvsリバプールが27日にセント・ジェームズ・パークで行われ、アウェイのリバプールが1-2で逆転勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は先発出場し58分までプレーした。
ニューカッスルは前節、開幕連勝を懸けて王者マンチェスター・シティとのアウェイゲームに臨み、今季初黒星。鬼門エティハドで粘り強い守備を中心に拮抗した展開に持ち込んだものの、0-1の惜敗となった。その敗戦からのバウンスバックを図るマグパイズは、昨季リーグ戦で唯一シーズンダブルを喫した難敵をホームで迎え撃った。
対するリバプールは前節、アンフィールドでボーンマスと対戦。試合後にレッドカードが取り消されたマク・アリスターの退場という不運にも見舞われたが、3トップ揃い踏みで3-1の快勝を収めた。今季初の連勝を狙うタフなアウェイゲームでは先発2人を変更。負傷のコナテの代役にマティプ、ジョタに代わって前節途中出場でデビューを飾った遠藤が加入2試合目でスタメンデビューしアンカーに入った。
立ち上がりから想定通りの肉弾戦が繰り広げられると、アウェイのリバプールはいきなり冷や汗を欠く場面が訪れる。開始6分、元エバートン10番ゴードンとの続けての接触プレーの際にボールを投げての遅延行為で、直前にカードをもらっていたアレクサンダー=アーノルドが入れ替わられそうになった場面で手を使って倒す。このファウルで2枚目のカードの可能性があったものの主審は自重。イングランド代表DFは開始早々の退場を何とか免れた。
この判定によってスタジアムのボルテージが一気に上がる。激しいトランジションの応酬が続く中、互いに相手の一瞬の隙を突いて一気にゴール前まで運んでいく。15分過ぎにはニューカッスルがジョエリントン、ゴードン、リバプールがルイス・ディアスと両守護神に仕事の機会を与える。
アレクサンダー=アーノルドの2試合連続のミスでビハインドを負ったリバプールは、さらに2試合連続で退場者まで出してしまう。28分、左サイドから内側に切れ込んだゴードンからスルーパスが出ると、ボックス手前でイサクとDFファン・ダイクが交錯。かなり微妙な判定となったが、ファン・ダイクの決定機阻止という判定でレッドカードが掲示された。
1点ビハインドに加えて数的不利まで背負ったクロップのチームは前線のディアスを下げてDFジョー・ゴメスを投入。サラーを最前線に配した[4-4-1]の布陣で残りの約60分を戦う形に。
一方、より優位な状況となったニューカッスルは相手が守り慣れる前に追加点を奪うべく攻勢を強める。36分にはセットプレーの二次攻撃からボックス手前のアルミロンが得意の左足を振っていくが、これはGKアリソンの驚異的な反応とクロスバーに阻まれる。
以降はゴードンの左サイドを中心にニューカッスルが攻め込む場面が目立ったものの、リバプールも良い形でボールを奪った際には自慢の高速カウンターに加え、両サイドバックも高い位置で攻撃に絡むリスクを背負った攻撃で際どいシーンも作った。
結局、1-0のスコアで折り返した試合は前半以上にニューカッスルペースで進む。引き続きゴードンやジョエリントンが1枚カードをもらってがんじがらめのアレクサンダー=アーノルドの右サイドを狙って幾つものチャンスを作り出す。
この展開を受けてリバプールは58分、遠藤とガクポを下げてエリオットとジョタを同時投入。2試合連続で難しい状況でのプレーとなった遠藤は立ち上がりこそ硬さも見受けられたものの、時間の経過と共に球際の勝負、効果的な縦パスなどまずまずのプレーを見せた。
一方、追加点を奪って試合を決め切りたいニューカッスルは、72分に3枚替えを敢行。ゴードン、イサク、トナーリを下げてバーンズ、ロングスタッフ、ウィルソンをピッチに送り込むが、結果的にこの交代策がパワーダウンに繋がる。
時間の経過と共に防戦一方の状況を脱したリバプールは、決定機には至らないものの相手陣内でのプレータイムを増やしていく。さらに、77分にはマティプとマク・アリスターを下げてクアンサー、ヌニェスの投入で勝負を賭けるとこの采配が完璧に嵌った。
81分、ジョタの背後を狙ったスルーパスに反応したヌニェスが並走したDFボトマンのボールの処理ミスを突いて一気にボックス内に侵入。ボックス右から対角線上に鋭い右足のシュートを流し込み、試合を振り出しに戻した。
10人相手に痛恨の同点ゴールとなったニューカッスルはジョエリントンに加え、負傷したボトマンを下げてアンダーソン、ターゲットの投入で再び勝ち越しゴールを目指す。だが、同点ゴールによって集中を増したリバプールの守備をあと一歩のところで崩し切れない。
そして、試合は1-1のまま5分が加えられたアディショナルタイムに突入すると、最後の最後に大きなドラマが待っていた。93分、中盤でギマランイスの縦パスを引っかけてカウンターを発動したリバプールはサラーのスルーパスに再びヌニェスが反応。同点ゴールと同じような形で今度はDFバーンを振り切ると、再びゴール左隅に右足のシュートを流し込み、土壇場で試合を引っくり返した。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、60分近くを10人で戦いながらも難所セント・ジェームズ・パークをものの見事に攻略したリバプールが劇的な2連勝を達成。一方、苦手リバプールに屈したニューカッスルは今季初の連敗に。
ニューカッスルは前節、開幕連勝を懸けて王者マンチェスター・シティとのアウェイゲームに臨み、今季初黒星。鬼門エティハドで粘り強い守備を中心に拮抗した展開に持ち込んだものの、0-1の惜敗となった。その敗戦からのバウンスバックを図るマグパイズは、昨季リーグ戦で唯一シーズンダブルを喫した難敵をホームで迎え撃った。
対するリバプールは前節、アンフィールドでボーンマスと対戦。試合後にレッドカードが取り消されたマク・アリスターの退場という不運にも見舞われたが、3トップ揃い踏みで3-1の快勝を収めた。今季初の連勝を狙うタフなアウェイゲームでは先発2人を変更。負傷のコナテの代役にマティプ、ジョタに代わって前節途中出場でデビューを飾った遠藤が加入2試合目でスタメンデビューしアンカーに入った。
この判定によってスタジアムのボルテージが一気に上がる。激しいトランジションの応酬が続く中、互いに相手の一瞬の隙を突いて一気にゴール前まで運んでいく。15分過ぎにはニューカッスルがジョエリントン、ゴードン、リバプールがルイス・ディアスと両守護神に仕事の機会を与える。
序盤からの見応えのある攻防から一転して前半半ば過ぎから試合の様相が大きく変わっていく。25分、中盤に下りてボールを受けたサラーからやや強めのバックパスを受けたアレクサンダー=アーノルドが痛恨のトラップミス。ボールがディフェンスラインの背後へ流れると、これにいち早く反応したゴードンがそのままボックス内に侵入し、股抜きのシュートでGKアリソンとの一対一を制した。
アレクサンダー=アーノルドの2試合連続のミスでビハインドを負ったリバプールは、さらに2試合連続で退場者まで出してしまう。28分、左サイドから内側に切れ込んだゴードンからスルーパスが出ると、ボックス手前でイサクとDFファン・ダイクが交錯。かなり微妙な判定となったが、ファン・ダイクの決定機阻止という判定でレッドカードが掲示された。
1点ビハインドに加えて数的不利まで背負ったクロップのチームは前線のディアスを下げてDFジョー・ゴメスを投入。サラーを最前線に配した[4-4-1]の布陣で残りの約60分を戦う形に。
一方、より優位な状況となったニューカッスルは相手が守り慣れる前に追加点を奪うべく攻勢を強める。36分にはセットプレーの二次攻撃からボックス手前のアルミロンが得意の左足を振っていくが、これはGKアリソンの驚異的な反応とクロスバーに阻まれる。
以降はゴードンの左サイドを中心にニューカッスルが攻め込む場面が目立ったものの、リバプールも良い形でボールを奪った際には自慢の高速カウンターに加え、両サイドバックも高い位置で攻撃に絡むリスクを背負った攻撃で際どいシーンも作った。
結局、1-0のスコアで折り返した試合は前半以上にニューカッスルペースで進む。引き続きゴードンやジョエリントンが1枚カードをもらってがんじがらめのアレクサンダー=アーノルドの右サイドを狙って幾つものチャンスを作り出す。
この展開を受けてリバプールは58分、遠藤とガクポを下げてエリオットとジョタを同時投入。2試合連続で難しい状況でのプレーとなった遠藤は立ち上がりこそ硬さも見受けられたものの、時間の経過と共に球際の勝負、効果的な縦パスなどまずまずのプレーを見せた。
一方、追加点を奪って試合を決め切りたいニューカッスルは、72分に3枚替えを敢行。ゴードン、イサク、トナーリを下げてバーンズ、ロングスタッフ、ウィルソンをピッチに送り込むが、結果的にこの交代策がパワーダウンに繋がる。
時間の経過と共に防戦一方の状況を脱したリバプールは、決定機には至らないものの相手陣内でのプレータイムを増やしていく。さらに、77分にはマティプとマク・アリスターを下げてクアンサー、ヌニェスの投入で勝負を賭けるとこの采配が完璧に嵌った。
81分、ジョタの背後を狙ったスルーパスに反応したヌニェスが並走したDFボトマンのボールの処理ミスを突いて一気にボックス内に侵入。ボックス右から対角線上に鋭い右足のシュートを流し込み、試合を振り出しに戻した。
10人相手に痛恨の同点ゴールとなったニューカッスルはジョエリントンに加え、負傷したボトマンを下げてアンダーソン、ターゲットの投入で再び勝ち越しゴールを目指す。だが、同点ゴールによって集中を増したリバプールの守備をあと一歩のところで崩し切れない。
そして、試合は1-1のまま5分が加えられたアディショナルタイムに突入すると、最後の最後に大きなドラマが待っていた。93分、中盤でギマランイスの縦パスを引っかけてカウンターを発動したリバプールはサラーのスルーパスに再びヌニェスが反応。同点ゴールと同じような形で今度はDFバーンを振り切ると、再びゴール左隅に右足のシュートを流し込み、土壇場で試合を引っくり返した。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、60分近くを10人で戦いながらも難所セント・ジェームズ・パークをものの見事に攻略したリバプールが劇的な2連勝を達成。一方、苦手リバプールに屈したニューカッスルは今季初の連敗に。
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