PK戦の末にセビージャを下したシティが初優勝で今季最初のタイトルを獲得!【UEFAスーパーカップ】

UEFAスーパーカップのマンチェスター・シティvsセビージャが16日にギリシャのスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスで行われ、1-1で90が終了。その後、PK戦を5-4で制したシティが初優勝を決めた。

チャンピオンズリーグ王者のシティとヨーロッパリーグ王者のセビージャの一戦。

先週末に行われたプレミアリーグ開幕戦でバーンリーに3-0で快勝したシティは、その試合から先発を4人変更。負傷したデ・ブライネやベルナルド・シウバ、アルバレスらに代えてグリーリッシュや新加入のコバチッチ、グヴァルディオルらを先発で起用した。
一方、先週末のラ・リーガ開幕戦でバレンシアに惜敗したセビージャは、その試合の先発からスソとフェルナンドをオリベル・トーレス、ジョルダンに変更した以外は同じメンバーを採用した。

一進一退の立ち上がりとなる中、先に決定機を創出したのはシティ。8分、ショートコーナーの流れからパーマーが左クロスを供給すると、ゴール前に走り込んだアケがダイビングヘッドで合わせたが、これはGKボノのセーブに阻まれた。対するセビージャは25分、ドリブルで持ち上がったオカンポスのパスで左サイドを駆け上がったアクーニャがピンポイントクロスを供給。これをエン=ネシリがヘディングでゴール左に叩き込み、先制に成功した。

ハーフタイムにかけては、1点を追いかけるシティが攻勢に出る。しかし、自陣ボックス内で集中した守りを見せるセビージャの牙城を崩すことはできず。前半は0-1で終了した。

迎えた後半は開始早々にセビージャがカウンターからチャンスを迎える。49分、自陣でのボール奪取からオリベル・トーレスのパスを左サイドで受けたオカンポスがドリブルで持ち上がると、アーリークロスを供給。DFとGKの間を抜けたボールを走り込んだエン=ネシリが左足で合わせたが、シュートはGKエデルソンのビッグセーブに防がれた。

守護神の好守に応えたいシティ攻撃陣は63分、バイタルエリア左でボールを受けたロドリがクロスを供給すると、ゴールエリア右まで走り込んだパーマーが頭で合わせると、緩やかな軌道を描いたボールがGKの頭上を超えてネットに吸い込まれた。

追いつかれたセビージャは、直後の64分にオカンポスのパスでボックス左に抜け出したエン=ネシリに決定機が訪れたが、シュートは飛び出してシュートコースを消したGKエデルソンがファインセーブ。

その後は互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指す中、シティは91分に決定機。左サイドで獲得したFKからフォーデンがクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだアケがダイビングヘッドで合わせたが、これはこれはGKボノが好セーブ。

結局、試合はそのまま1-1で90分が終了し、決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では、5人全員が成功したシティに対し、セビージャは5人目のグデリが失敗して試合が決着。PK戦を制したシティがUEFAスーパーカップ初優勝を飾った。