前人未踏4連覇狙うシティがハーランド2発で快勝スタート! コンパニ率いる昨季2部王者バーンリーに貫録勝ち【プレミアリーグ】
2023.08.12 06:04 Sat
2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕節、バーンリーvsマンチェスター・シティが11日にターフ・ムーアで行われ、アウェイのシティが0-3で勝利した。
新シーズンのプレミアリーグ開幕戦は昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)王者であるバーンリーと、プレミア王者のシティによる王者対決に。
リーグ3連覇に加え、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など昨季トレブルを達成したシティは、今シーズンに史上初のプレミア4連覇を目指す。
先週末に行われたアーセナルとのコミュニティ・シールドでは土壇場での失点によってPK戦に持ち込まれ、最終的に敗戦という結果に終わったが、内容面では上々の仕上がり。クラブレジェンドであるコンパニ率いる2部王者とのアウェイゲームでの開幕戦では、そのアーセナル戦から先発5人を変更。
守護神エデルソンが復帰したほか、練習中の接触で脳震とうのストーンズとルベン・ディアスに代わってアケとリコ・ルイス、コバチッチとグリーリッシュに代えてデ・ブライネとフォーデンを起用。ベルナルド・シウバ、ハーランド、フォーデンを前線に配置した[4-3-3]で臨んだ。
4分、右CKの場面でサインプレーから右で細かく繋いでデ・ブライネが正確なクロスをファーへ供給。これをロドリが丁寧に頭で中へ折り返すと、ゴール前でしっかりとポジションを取ってDFと駆け引きしたハーランドが左足インサイドでゴール左隅へ流し込んだ。
エースのゴールで幸先よく先制に成功したシティは、陣形は変わらずも前からボールを奪いに行く意識を強めたホームチームをいなしながらオープンスペースでの個人技で追加点を窺う。その流れでデ・ブライネのミドルシュートやハーランドのボレーシュートでフィニッシュまで持ち込む。
一方、背後のリスクを負いながら格上相手のホーム開幕戦で気概を見せるバーンリーは、攻撃の回数こそ少ないものの、前線の新戦力であるコレオショやアムドゥニが果敢な仕掛けから際どいシーンを作り出す。
徐々に試合が膠着し始めた中、20分過ぎにはシティにアクシデント発生。相手との接触がない状況でピッチにうずくまったデ・ブライネがプレー続行不可能となり、コバチッチが新天地でのリーグデビューを飾った。また、このタイミングでフォーデン、ベルナルド・シウバ、アルバレスの配置を変更した。
キャプテンの負傷交代による動揺もあったか、ここから数分間は自陣でのらしくないミスで相手のショートカウンターに晒されたが、これを何とか凌ぐ。すると、再びノルウェー代表FWが魅せる。
36分、右サイドでのフォーデンとのパス交換で相手陣内の深い位置に侵入したウォーカーが中の状況を確認して丁寧な折り返しを供給。これを中央のアルバレスが冷静に落とすと、ボックス右のハーランドが狙いすました左足のシュートを放つ。クロスバーの内側を叩いたボールがそのままゴールネットに吸い込まれた。
嫌な流れを払しょくするハーランドの2ゴールによって以降は落ち着きを取り戻し、危なげなく試合を折り返したシティ。後半はハーフタイムで前半の課題に修正を施したものの、バーンリーがさすがの修正力を見せたことで一進一退の攻防に。
前半のように相手にフィニッシュまで持ち込ませない安定したゲームコントロールを見せる一方、攻撃ではフィニッシュまで持っていくものの、アルバレスらがチャンスの場面で仕留め切れない。
それでも、焦れずに2点のリードを維持するアウェイチームは75分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのフォーデンが入れた正確なボールがゴール前で混戦を生むと、ハーランド、アケが競ってこぼれたボールに反応したロドリが冷静にゴール至近距離からの右足シュートを突き刺した。
この3点目で勝利を確信したグアルディオラ監督は直後に3枚替えを敢行。リコ・ルイスとアケ、ハーランドを下げてラポルテ、パーマー、これがデビュー戦となるグヴァルディオルがピッチに送り出された。
その後、シティは4点目こそ奪えなかったものの、後半アディショナルタイムに途中出場ザルリの一発退場で10人となったホームチームの反撃をきっちりクリーンシートで凌いだ。
そして、コンパニとの師弟対決に完勝し、前人未到の4連覇へ幸先の良いスタートを切ったシティは、16日にセビージャとのUEFAスーパーカップに臨み、来週末には難敵ニューカッスルとのホーム開幕戦を戦う。
新シーズンのプレミアリーグ開幕戦は昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)王者であるバーンリーと、プレミア王者のシティによる王者対決に。
リーグ3連覇に加え、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など昨季トレブルを達成したシティは、今シーズンに史上初のプレミア4連覇を目指す。
守護神エデルソンが復帰したほか、練習中の接触で脳震とうのストーンズとルベン・ディアスに代わってアケとリコ・ルイス、コバチッチとグリーリッシュに代えてデ・ブライネとフォーデンを起用。ベルナルド・シウバ、ハーランド、フォーデンを前線に配置した[4-3-3]で臨んだ。
[5-4-1]で後ろ重心のホームチームに対して、シティは攻撃時に左サイドバックのリコ・ルイスを偽SBで起用する可変式の布陣で押し込む入りに。すると、昨季の得点王が今季のプレミアリーグ最初のゴールを奪う。
4分、右CKの場面でサインプレーから右で細かく繋いでデ・ブライネが正確なクロスをファーへ供給。これをロドリが丁寧に頭で中へ折り返すと、ゴール前でしっかりとポジションを取ってDFと駆け引きしたハーランドが左足インサイドでゴール左隅へ流し込んだ。
エースのゴールで幸先よく先制に成功したシティは、陣形は変わらずも前からボールを奪いに行く意識を強めたホームチームをいなしながらオープンスペースでの個人技で追加点を窺う。その流れでデ・ブライネのミドルシュートやハーランドのボレーシュートでフィニッシュまで持ち込む。
一方、背後のリスクを負いながら格上相手のホーム開幕戦で気概を見せるバーンリーは、攻撃の回数こそ少ないものの、前線の新戦力であるコレオショやアムドゥニが果敢な仕掛けから際どいシーンを作り出す。
徐々に試合が膠着し始めた中、20分過ぎにはシティにアクシデント発生。相手との接触がない状況でピッチにうずくまったデ・ブライネがプレー続行不可能となり、コバチッチが新天地でのリーグデビューを飾った。また、このタイミングでフォーデン、ベルナルド・シウバ、アルバレスの配置を変更した。
キャプテンの負傷交代による動揺もあったか、ここから数分間は自陣でのらしくないミスで相手のショートカウンターに晒されたが、これを何とか凌ぐ。すると、再びノルウェー代表FWが魅せる。
36分、右サイドでのフォーデンとのパス交換で相手陣内の深い位置に侵入したウォーカーが中の状況を確認して丁寧な折り返しを供給。これを中央のアルバレスが冷静に落とすと、ボックス右のハーランドが狙いすました左足のシュートを放つ。クロスバーの内側を叩いたボールがそのままゴールネットに吸い込まれた。
嫌な流れを払しょくするハーランドの2ゴールによって以降は落ち着きを取り戻し、危なげなく試合を折り返したシティ。後半はハーフタイムで前半の課題に修正を施したものの、バーンリーがさすがの修正力を見せたことで一進一退の攻防に。
前半のように相手にフィニッシュまで持ち込ませない安定したゲームコントロールを見せる一方、攻撃ではフィニッシュまで持っていくものの、アルバレスらがチャンスの場面で仕留め切れない。
それでも、焦れずに2点のリードを維持するアウェイチームは75分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのフォーデンが入れた正確なボールがゴール前で混戦を生むと、ハーランド、アケが競ってこぼれたボールに反応したロドリが冷静にゴール至近距離からの右足シュートを突き刺した。
この3点目で勝利を確信したグアルディオラ監督は直後に3枚替えを敢行。リコ・ルイスとアケ、ハーランドを下げてラポルテ、パーマー、これがデビュー戦となるグヴァルディオルがピッチに送り出された。
その後、シティは4点目こそ奪えなかったものの、後半アディショナルタイムに途中出場ザルリの一発退場で10人となったホームチームの反撃をきっちりクリーンシートで凌いだ。
そして、コンパニとの師弟対決に完勝し、前人未到の4連覇へ幸先の良いスタートを切ったシティは、16日にセビージャとのUEFAスーパーカップに臨み、来週末には難敵ニューカッスルとのホーム開幕戦を戦う。
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