【ラ・リーガ シーズンプレビュー】バルセロナとマドリード2強による三つ巴の覇権争い…久保建英はエースとして臨む重要な1年に
2023.08.11 12:00 Fri
2023-24シーズンのラ・リーガが8月11日(金)に開幕を迎える。昨シーズンは大型補強を敢行したバルセロナが4シーズンぶりの覇権奪還に成功。迎える今シーズンは連覇を狙う王者のバルセロナを軸に、マドリードの2強との三つ巴のタイトル争いが見込まれる。
◆連覇&欧州での雪辱期すも財政問題懸念~バルセロナ~

2位以下に10ポイント差を付けて昨季のプリメーラ王者に輝いたバルセロナが、僅差ながらも今シーズンの本命だ。
昨季は将来の放映権やクラブ子会社の株式譲渡などによる巨額の資金調達によって超大型補強を敢行した中、ヨーロッパの舞台では大失態を演じたものの、至上命令となったラ・リーガ制覇を成し遂げ、ひとまず博打に勝利したブラウグラナ。今季はリーグ連覇と共に屈辱続きのチャンピオンズリーグ(CL)の舞台での成功を目指す。
今夏ここまでの移籍市場ではMFブスケッツ、DFジョルディ・アルバの重鎮2人に加え、MFケシエの退団が決定。さらに、優勝の立役者の一人だったFWデンベレのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍も時間の問題となっている。その一方で、DFイニゴ・マルティネス、MFギュンドアン、元カンテラーノのMFロメウをフリーや格安の移籍金で確保。若手の台頭目立つチームにベテランの経験値を加えた。ただ、開幕時点で手薄な右サイドバック、中盤の2ポジションに加え、デンベレの退団でパワーダウンの前線の補強は急務。余剰人員の整理を進めながら幾つか欠けているピースを埋めたい。ただ、前線に関しては16歳の超新星ラミン・ヤマルや修行帰りのFWアブデといった楽しみなカンテラ―ノに賭けてみる手もありそうだ。
着実に指揮官としての経験値を積むチャビ監督の手腕、さらなる躍進が期待されるMFペドリやMFガビ、DFバルデらの伸びしろを考えれば、間違いなく優勝争いを牽引する存在となる。だが、サラリーキャップの問題で開幕直前の段階ながらトップチームに13名しか登録できていないとの報道があるなど、相変わらずの財政問題は懸念材料。とりわけ、FWレヴァンドフスキら替えが利かない選手が長期の離脱を強いられた場合、緊急補強には動けない可能性が高く、CLでの雪辱を期すタフなシーズンにおいて指揮官の繊細なチームマネジメントが求められるところだ。

選手層やチームバランスを考えれば、最も総合力が高いレアル・マドリーがバルセロナの対抗だ。
昨季は久々にコパ・デル・レイを制したものの、ラ・リーガとCLでの連覇を逃して失敗のシーズンとなったエル・ブランコ。就任3年目にしてアンチェロッティ監督が率いるラストシーズンとなることが決定しているチームは、イタリア人指揮官の集大成として覇権奪還を狙う。
今夏はFWクリスティアーノ・ロナウドの退団以降、長らく絶対的なエースとして活躍したFWベンゼマに加え、前線で貴重なアクセントとなっていたFWアセンシオが退団。さらに、余剰人員だったFWアザールとFWマリアーノの2人もチームを離れ、前線は大幅な刷新となった。代わってミランからローンバックのMFブラヒム・ディアス、国内で実績十分の長身FWホセルが加入。また、今夏の移籍市場の目玉となったMFベリンガムや、バルセロナとの争奪戦を制したMFアルダ・ギュレル、買い戻し条項を行使したDFフラン・ガルシアといった若き新戦力が加入している。
この新戦力と現有戦力を見てバランス見てイタリア人指揮官は、これまでのメインシステムとなった[4-3-3]に加え、より中盤のタレントを生かすべく[4-3-1-2]の新システムをプレシーズンを通じてテスト。ベリンガムのトップ下に加え、来夏あるいは今夏のFWムバッペ加入を意識してか、左ウイングを主戦場とするFWヴィニシウスを2トップの一角で起用。現状ではトライ&エラーを繰り返している段階だが、早期に機能した場合は間違いなく対戦相手の脅威となるはずだ。一方、現状の布陣を継続する際は唯一のセンターフォワードタイプであるホセルの奮闘やFWロドリゴのさらなる成長が求められる。
その他のポジションでは多士済々のタレントを擁し、世界屈指の陣容を誇る中盤のユニットを含め、総合力の高さが際立っていたが、開幕直前に守護神クルトワが前十字じん帯断裂の重傷を負ったとの衝撃的な知らせが…。これにより、現状では当面ルニンが代役を担うが、今後の穴埋め補強次第では最後尾に大きな不安を抱える形でシーズンを戦うことになる。
◆仕上がり上々で今季は三つ巴の争いへ~アトレティコ・マドリー~

2強に次ぐ3番手の評価だが、ライバル次第で2020-21シーズン以来のリーグ制覇も期待できる。
昨季は低調な序盤戦、中盤戦の影響で一時シメオネ監督更迭の可能性も報じられながら、後半戦での鮮やかな巻き返しによって2位のレアル・マドリーとわずか1ポイント差の3位でシーズンを終えたアトレティコ。その後半戦の勢いと、プレシーズンに欧州王者マンチェスター・シティ相手に見せたパフォーマンスを鑑みると、2強相手にも十分に勝機はあるはずだ。
今夏の移籍市場ではMFコンドグビアがチームを離れたものの、主力クラスに流出はなし。逆に、手薄だったディフェンスラインにDFアスピリクエタ、DFソユンジュ、DFガランといった実力者を確保。バレンシアで主力を担ったFWリーノのローンバックを含めて選手層の厚みを増す。やや手薄な中盤に関してはさらなる補強の可能性も伝えられるが、各ポジションにレギュラークラスの選手を2人ずつ揃えており、[5-3-2]と[4-4-2]を併用しながら持ち味の堅守を軸に、凄み増すエースFWグリーズマンが牽引する攻撃陣が決定力を発揮できれば、悲願達成も十分に可能だ。
◆加入2年目でエースの働き求められる久保建英~レアル・ソシエダ~

今シーズンのラ・リーガは昨季に続きMF久保建英が唯一の日本人選手となる。そして、加入2年目の日本人エースのさらなる飛躍がラ・レアルの浮沈を左右することになる。
昨季は一時の不振はあったものの、3強に次ぐ安定したパフォーマンスで久々のトップ4フィニッシュを果たしたソシエダ。今夏の移籍市場ではプレシーズンに重傷を負ったMFダビド・シルバの電撃引退、精神的支柱の1人だったMFイジャラメンディの重鎮2選手に加え、チーム最多得点者のFWセルロートがレンタル終了に伴い退団。補強に関しては右サイドバックにDFアマリ・トラオレ、セルロートの後釜にFWアンドレ・シウバを確保。だが、懸念の左サイドバックやセンターバック、シルバに代わる攻撃的MFの補強は開幕前の段階で完了させられず。CLとの二足の草鞋を履く中で選手層という部分では不安を残す。
今シーズンに向けては完全復活待たれるオヤルサバル、昨季新加入ながら長期離脱でプレー機会がなかったFWサディク、2年目でのブレイク待たれるFWチョらがキーマンとなるが、最重要プレーヤーは昨季ベストイレブン級の活躍を見せた久保だ。
イマノル監督は今季も[4-3-1-2]、[4-3-3]を中心に複数の布陣を併用する見込みで、久保は状況に応じて2トップの一角やトップ下、右ウイングでプレーすることになる。サディクやアンドレ・シウバというターゲットマンタイプとの関係を構築しつつ、自身初の2桁ゴールを最低目標にフィニッシャーとしてさらなる飛躍を見せると共に、昨季シルバが担った組み立てと崩しの局面での仕事を引き継ぐことが求められる。
◆セビージャ勢にビジャレアルの奮起期待~オトラ・リーガ~

前述の4強を除くオトラ・リーガは、セビージャとベティスのアンダルシア勢、ビジャレアルが上位争いに絡むことが期待される。
昨季のシーズン終盤に就任したメンディリバル監督の下で復活したセビージャは近年で最低となる12位フィニッシュも、ヨーロッパリーグ(EL)制覇によってCL出場権を確保。捲土重来を期す今シーズンに向けてはスポーツディレクターのモンチ退団によって補強の動きが鈍く、主力の流出こそなかったものの、ここまで目立った補強はMFジブリル・ソウやDFペドロサのみだ。とはいえ、元々の選手層は4強に次ぐ厚みがあり、プレシーズンにしっかりと元エイバル指揮官の戦術を落とし込んでおり、上位争いに絡むことは間違いなさそうだ。
一方、昨季6位のベティスはホアキンに加え、ゲームキャプテンを担ってきたMFカナーレスの重鎮2選手が退団と過渡期を迎える。ただ、今夏の補強ではペジェグリーニ監督の愛弟子であるMFイスコ、DFバルトラとDFベジェリンの帰還、MFマルク・ロカの獲得と中盤とバックラインを中心にまずまずの補強。ここに昨季負傷に苦しんだエースFWフェキルやFWフアンミが加わることになり、引き続き魅力的なアタッキングフットボールが期待できる。
ソシエダに逃げ切られて惜しくもトップ4を逃したビジャレアルは、セティエン体制2年目での躍進が期待される。DFパウ・トーレス、FWチュクウェゼ、FWジャクソン、MFロ・チェルソと主力クラスが相次いで退団となったが、セルロートにFWブレレトン・ディアス、MFデニス・スアレス、DFガッビアらを補強。ガッビアが未知数でDFアルビオルの年齢的な衰えも懸念されるセンターバックのテコ入れは急務も、それ以外のポジションではセティエン監督の戦術にフィットしそうな選手が揃っており、トップ4の有力な候補の一角となるはずだ。
それ以外ではアスレティック・ビルバオやジローナ、マジョルカがヨーロッパコンペティション出場争いに絡むことが予想される。また、セルタとラージョ、アルメリアはシーズン終了後に監督交代に踏み切っており、セルタの新指揮官に就任したラファエル・ベニテス監督の久々の母国での指揮には注目が集まる。
昇格組はグラナダ、ラス・パルマス、アラベスの3クラブで、バジャドリー、エスパニョール、エルチェに代わってタフなプリメーラの戦いに挑む。ラス・パルマスでは長らくバルセロナのユース年代で指揮を執ったピミエンタ監督、“NEXTペドリ”の呼び声高いMFアルベルト・モレイロに大きな注目が集まる。
◆連覇&欧州での雪辱期すも財政問題懸念~バルセロナ~

Getty Images
2位以下に10ポイント差を付けて昨季のプリメーラ王者に輝いたバルセロナが、僅差ながらも今シーズンの本命だ。
昨季は将来の放映権やクラブ子会社の株式譲渡などによる巨額の資金調達によって超大型補強を敢行した中、ヨーロッパの舞台では大失態を演じたものの、至上命令となったラ・リーガ制覇を成し遂げ、ひとまず博打に勝利したブラウグラナ。今季はリーグ連覇と共に屈辱続きのチャンピオンズリーグ(CL)の舞台での成功を目指す。
着実に指揮官としての経験値を積むチャビ監督の手腕、さらなる躍進が期待されるMFペドリやMFガビ、DFバルデらの伸びしろを考えれば、間違いなく優勝争いを牽引する存在となる。だが、サラリーキャップの問題で開幕直前の段階ながらトップチームに13名しか登録できていないとの報道があるなど、相変わらずの財政問題は懸念材料。とりわけ、FWレヴァンドフスキら替えが利かない選手が長期の離脱を強いられた場合、緊急補強には動けない可能性が高く、CLでの雪辱を期すタフなシーズンにおいて指揮官の繊細なチームマネジメントが求められるところだ。
◆覇権奪還のカギは新生アタッカー陣~レアル・マドリー~

Getty Images
選手層やチームバランスを考えれば、最も総合力が高いレアル・マドリーがバルセロナの対抗だ。
昨季は久々にコパ・デル・レイを制したものの、ラ・リーガとCLでの連覇を逃して失敗のシーズンとなったエル・ブランコ。就任3年目にしてアンチェロッティ監督が率いるラストシーズンとなることが決定しているチームは、イタリア人指揮官の集大成として覇権奪還を狙う。
今夏はFWクリスティアーノ・ロナウドの退団以降、長らく絶対的なエースとして活躍したFWベンゼマに加え、前線で貴重なアクセントとなっていたFWアセンシオが退団。さらに、余剰人員だったFWアザールとFWマリアーノの2人もチームを離れ、前線は大幅な刷新となった。代わってミランからローンバックのMFブラヒム・ディアス、国内で実績十分の長身FWホセルが加入。また、今夏の移籍市場の目玉となったMFベリンガムや、バルセロナとの争奪戦を制したMFアルダ・ギュレル、買い戻し条項を行使したDFフラン・ガルシアといった若き新戦力が加入している。
この新戦力と現有戦力を見てバランス見てイタリア人指揮官は、これまでのメインシステムとなった[4-3-3]に加え、より中盤のタレントを生かすべく[4-3-1-2]の新システムをプレシーズンを通じてテスト。ベリンガムのトップ下に加え、来夏あるいは今夏のFWムバッペ加入を意識してか、左ウイングを主戦場とするFWヴィニシウスを2トップの一角で起用。現状ではトライ&エラーを繰り返している段階だが、早期に機能した場合は間違いなく対戦相手の脅威となるはずだ。一方、現状の布陣を継続する際は唯一のセンターフォワードタイプであるホセルの奮闘やFWロドリゴのさらなる成長が求められる。
その他のポジションでは多士済々のタレントを擁し、世界屈指の陣容を誇る中盤のユニットを含め、総合力の高さが際立っていたが、開幕直前に守護神クルトワが前十字じん帯断裂の重傷を負ったとの衝撃的な知らせが…。これにより、現状では当面ルニンが代役を担うが、今後の穴埋め補強次第では最後尾に大きな不安を抱える形でシーズンを戦うことになる。
◆仕上がり上々で今季は三つ巴の争いへ~アトレティコ・マドリー~

Getty Images
2強に次ぐ3番手の評価だが、ライバル次第で2020-21シーズン以来のリーグ制覇も期待できる。
昨季は低調な序盤戦、中盤戦の影響で一時シメオネ監督更迭の可能性も報じられながら、後半戦での鮮やかな巻き返しによって2位のレアル・マドリーとわずか1ポイント差の3位でシーズンを終えたアトレティコ。その後半戦の勢いと、プレシーズンに欧州王者マンチェスター・シティ相手に見せたパフォーマンスを鑑みると、2強相手にも十分に勝機はあるはずだ。
今夏の移籍市場ではMFコンドグビアがチームを離れたものの、主力クラスに流出はなし。逆に、手薄だったディフェンスラインにDFアスピリクエタ、DFソユンジュ、DFガランといった実力者を確保。バレンシアで主力を担ったFWリーノのローンバックを含めて選手層の厚みを増す。やや手薄な中盤に関してはさらなる補強の可能性も伝えられるが、各ポジションにレギュラークラスの選手を2人ずつ揃えており、[5-3-2]と[4-4-2]を併用しながら持ち味の堅守を軸に、凄み増すエースFWグリーズマンが牽引する攻撃陣が決定力を発揮できれば、悲願達成も十分に可能だ。
◆加入2年目でエースの働き求められる久保建英~レアル・ソシエダ~

Getty Images
今シーズンのラ・リーガは昨季に続きMF久保建英が唯一の日本人選手となる。そして、加入2年目の日本人エースのさらなる飛躍がラ・レアルの浮沈を左右することになる。
昨季は一時の不振はあったものの、3強に次ぐ安定したパフォーマンスで久々のトップ4フィニッシュを果たしたソシエダ。今夏の移籍市場ではプレシーズンに重傷を負ったMFダビド・シルバの電撃引退、精神的支柱の1人だったMFイジャラメンディの重鎮2選手に加え、チーム最多得点者のFWセルロートがレンタル終了に伴い退団。補強に関しては右サイドバックにDFアマリ・トラオレ、セルロートの後釜にFWアンドレ・シウバを確保。だが、懸念の左サイドバックやセンターバック、シルバに代わる攻撃的MFの補強は開幕前の段階で完了させられず。CLとの二足の草鞋を履く中で選手層という部分では不安を残す。
今シーズンに向けては完全復活待たれるオヤルサバル、昨季新加入ながら長期離脱でプレー機会がなかったFWサディク、2年目でのブレイク待たれるFWチョらがキーマンとなるが、最重要プレーヤーは昨季ベストイレブン級の活躍を見せた久保だ。
イマノル監督は今季も[4-3-1-2]、[4-3-3]を中心に複数の布陣を併用する見込みで、久保は状況に応じて2トップの一角やトップ下、右ウイングでプレーすることになる。サディクやアンドレ・シウバというターゲットマンタイプとの関係を構築しつつ、自身初の2桁ゴールを最低目標にフィニッシャーとしてさらなる飛躍を見せると共に、昨季シルバが担った組み立てと崩しの局面での仕事を引き継ぐことが求められる。
◆セビージャ勢にビジャレアルの奮起期待~オトラ・リーガ~

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前述の4強を除くオトラ・リーガは、セビージャとベティスのアンダルシア勢、ビジャレアルが上位争いに絡むことが期待される。
昨季のシーズン終盤に就任したメンディリバル監督の下で復活したセビージャは近年で最低となる12位フィニッシュも、ヨーロッパリーグ(EL)制覇によってCL出場権を確保。捲土重来を期す今シーズンに向けてはスポーツディレクターのモンチ退団によって補強の動きが鈍く、主力の流出こそなかったものの、ここまで目立った補強はMFジブリル・ソウやDFペドロサのみだ。とはいえ、元々の選手層は4強に次ぐ厚みがあり、プレシーズンにしっかりと元エイバル指揮官の戦術を落とし込んでおり、上位争いに絡むことは間違いなさそうだ。
一方、昨季6位のベティスはホアキンに加え、ゲームキャプテンを担ってきたMFカナーレスの重鎮2選手が退団と過渡期を迎える。ただ、今夏の補強ではペジェグリーニ監督の愛弟子であるMFイスコ、DFバルトラとDFベジェリンの帰還、MFマルク・ロカの獲得と中盤とバックラインを中心にまずまずの補強。ここに昨季負傷に苦しんだエースFWフェキルやFWフアンミが加わることになり、引き続き魅力的なアタッキングフットボールが期待できる。
ソシエダに逃げ切られて惜しくもトップ4を逃したビジャレアルは、セティエン体制2年目での躍進が期待される。DFパウ・トーレス、FWチュクウェゼ、FWジャクソン、MFロ・チェルソと主力クラスが相次いで退団となったが、セルロートにFWブレレトン・ディアス、MFデニス・スアレス、DFガッビアらを補強。ガッビアが未知数でDFアルビオルの年齢的な衰えも懸念されるセンターバックのテコ入れは急務も、それ以外のポジションではセティエン監督の戦術にフィットしそうな選手が揃っており、トップ4の有力な候補の一角となるはずだ。
それ以外ではアスレティック・ビルバオやジローナ、マジョルカがヨーロッパコンペティション出場争いに絡むことが予想される。また、セルタとラージョ、アルメリアはシーズン終了後に監督交代に踏み切っており、セルタの新指揮官に就任したラファエル・ベニテス監督の久々の母国での指揮には注目が集まる。
昇格組はグラナダ、ラス・パルマス、アラベスの3クラブで、バジャドリー、エスパニョール、エルチェに代わってタフなプリメーラの戦いに挑む。ラス・パルマスでは長らくバルセロナのユース年代で指揮を執ったピミエンタ監督、“NEXTペドリ”の呼び声高いMFアルベルト・モレイロに大きな注目が集まる。
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バルセロナのフランス代表DFジュール・クンデが注目を集める自身のファッションへのこだわりを語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 ハンジ・フリック新監督のもとでも右サイドバックの主力に収まり、バルセロナの開幕4連勝に貢献したクンデ。8月31日に行われたラ・リーガ第4節のレアル・バジャドリー戦を終えると、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むフランス代表に合流した。 代表合流時には毎回披露する私服が話題に。記者会見に出席したクンデは、普段から身だしなみに気を遣っていると明かし、ポジティブな影響があると語った。 「かっこいい服を着るのが好きで、ファッションが好きで、服にまつわる全てのことが好きなのは秘密ではないよ。いつもおしゃれをするのが好きで、ちょっとした外出でもそうだ。パンを買いに行ったり、買い物に出かけたりするような時さえね」 「上品な格好をするのは、精神的にも助けになる。僕が求めているリラクゼーションの1つだ。研究したり、それを記録したり。それは僕の情熱の一部だ」 「(代表入り時の服装は)多くの人が待ち望んでいる瞬間になっていることは知っているよ。ソーシャルメディアでは特に話題になっているし、メディアも興味を持っている」 「素晴らしいことだし、選手たちの間ではちょっとした競争もある。僕はそれを楽しんでいるし、健全なことだと思う。楽しいし、自分らしい服を着ていて気分が良い」 直近のSNSの投稿では、柄入りのノースリーブにスカートとブーツを合わせた格好を披露。「ファッションの王様。大好き」、「世界で最もスタイリッシュな選手」、「みんなが待っていた写真」や、「このクソみたいなスタイルはなんだ」「これはファッションショーではなく、フランス代表の集まりだ」と、賛否が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【写真】スカートも着こなすクンデ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C_bTeMxoXF7/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C_bTeMxoXF7/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Jules Kounde(@jkeey4)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.09.04 18:30 Wed3
バルセロナの至宝ガビに衝撃の事実「彼は靴紐の結び方をよく知らない」
バルセロナのスペイン代表MFガビの秘密が1つ明らかになった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 今季17歳という若さでファーストチームデビューを果たしたカンテラの至宝ガビ。10月にはスペイン代表デビューし、85年ぶりに最年少出場記録を塗り替えた。 ここまで公式戦に17試合に出場しているが、チャビ・エルナンデス新監督就任以降の6試合でもスタメン起用されており、新体制でもその存在感を遺憾なく発揮している。 その実力もさることながら、別の注目を浴びていたのがガビのスパイクの靴紐だ。 ガビは試合中に靴紐が解けた状態でプレーすることがよくあり、一種の迷信的な行いなのではないかとも噂されていたが、スペイン人記者のマルク・マルバ・プラッツ氏によると、その理由は単純なものだった。 「ガビは幼い頃から靴紐をほどいたままプレーしている。それは、靴紐の結び方をよく知らないからだ。彼は気にしていないし、それでプレーしている」 最近では、同僚のU-19スペイン代表MFニコ・ゴンサレスが、自身のインスタグラムで「学ぶ時間…」というコメントを添えて、ガビの靴紐を結んであげている写真を掲載しており、ガビの靴紐の秘密に関しては、チームメイトにも知れ渡っているようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】スパイクのひもが解けまくるガビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi1.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi2.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi3.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.12.21 21:15 Tue4
