「試合の入りから積極的に、アグレッシブに」エルサルバドル戦では先制&退場誘発、森保一監督はペルー戦でも同じ試合の入り方を求める

日本代表の森保一監督が、キリンチャレンジカップ2023のペルー代表戦に向けて前日会見に臨んだ。

15日に行われたエルサルバドル代表戦では、開始1分で先制すると、2分で相手が一発退場となり、ほとんどの時間を数的有利な状態で過ごすことに。しかし、チームはそれでも90分間トーンダウンすることなくプレーを続け、終わってみれば6-0での勝利となった。

エクスキューズが色々あったとはいえ、新体制での初勝利を挙げた日本。森保監督は選手たちのパフォーマンスも高く、収穫もあった中、しっかりと戦えたことが良かったと改めて振り返った。
「前回のエルサルバドル戦はできれば最後まで11vs11で戦いたかったです。その中で我々がチャレンジすべき守備の部分をコンセプトとして確認することと、選手たちが同数の相手の中でどう戦えるかを見れれば良かったと思います」

「試合の入りから勝利を目指してアグレッシブに戦うという姿勢を選手たちが見せてくれたからこそ、相手が退場するという流れに、試合上は有利な流れに持って行けたと思います」その中で、ペルー戦に向けても同じ入りをして欲しいと語った。

「次の試合も選手たちには試合の入りから積極的に、アグレッシブに、相手のボールに向かっていくということを、ペルー戦も続けて欲しいなと思っています」

「選手たちには色々な状況の中で戦うということを、臨機応変に対応力を発揮する。ピッチ上で修正力を出して欲しいということで、ピッチに送り出していますが、相手が10人になった中で、自分たちが足を止めたり、集中力を欠いてしまえば、圧倒した試合にはならなかったと思います」

「相手が少なくなった中で、自分たちが何をやらなければいけないのか。自分たちが主体的になって試合に勝つこと、チーム力を上げること、個々のパフォーマンスを発揮するというところを選手たちが集中力を持って、試合の中で自分たちが成長するという考えのもとでプレーしてくれたと思います」

状況が変わってもやるべきことを貫いたことが全てだと語った森保監督。一方で、日本が逆の立場になる可能性もあるとし、しっかりと選手たちがその状況に応じて対応して欲しいと語った。

「逆に我々が10人になることもあると思います。ペルー戦では理想と現実の、現実の中で共有をしながら一番良い選択ができるように、明日の試合でも流れを読みながらコミュニケーションをとって、意思統一しながら臨んでもらいたいと思います」