【ラ・リーガ第37節プレビュー】勝利でトップ4確定の久保ソシエダはアトレティコとの上位対決!

2023.05.27 12:20 Sat
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ミッドウィーク開催となった前節は、今季初の連敗を喫したバルセロナやアトレティコ・マドリーの上位陣が取りこぼした一方、レアル・マドリーが公式戦3試合ぶりの白星を奪取。また、熾烈なトップ4争いではレアル・ソシエダ、ビジャレアルの2チームがいずれも勝ち点3を奪取した。
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セビージャが来週ミッドウィークにローマとのヨーロッパリーグ(EL)決勝を控える関係で、セビージャvsレアル・マドリーが前日に前倒し開催となったものの、今節はそれ以外の全カードが一斉開催となる。
今節の最注目カードは、トップ4争いの行方を左右する、3位のアトレティコ(勝ち点73)と4位のソシエダ(勝ち点68)の上位対決だ。

ソシエダは前節、残留を決定したいアルメリアとホームで対戦。トップ4争いの重圧もあってか相手の粘り強い守備に苦戦を強いられたが、そのチームを救ったのがMF久保建英。前半半ば過ぎに退場者を出した相手が後ろに重心を置いた中、前半終了間際にボックス手前右でボールを受けた日本代表は細かいフェイントを交えたカットインから左足を振り抜き、ゴール左上隅の完璧なコースに突き刺すスーペルゴラッソ。そして、久保の値千金の今季8点目を最後まで守り切ったラ・レアルが連勝で、悲願のトップ4フィニッシュへ残り2ポイントとした。

最終節にセビージャとのホームゲームを残しているものの、今節で勝利してトップ4を決めたいイマノルのチームでは、アルメリア戦で負傷交代したMFダビド・シルバという重要なプレーヤーを負傷で欠くが、それ以外の主力はほぼ戦列に復帰。5枚の交代カードを有効に活用しながら、総力戦で難所攻略といきたい。その中で以前からアトレティコを得意とする久保には2試合連発を含む躍動をみせ、チームをCLの舞台に導く活躍を期待したい。
一方、最終節にビジャレアルと対戦するなどトップ4争いのカギを握るアトレティコ。2位フィニッシュを目指すチームは前々節のオサスナ戦を3-0の快勝で飾り、前節は後半立ち上がりまでに3点を奪う余裕の戦いぶりを見せたが、残留を目指すホームチームにセットプレーを中心に一気に3点を叩き込まれる拙い試合運びで3-3のドロー。この結果、宿敵に抜かれて再び3位に転落する形となった。この勝ち点逸で逆転での2位フィニッシュは厳しくなったが、ホーム最終戦を白星で飾るべく難敵撃破を狙う。その中で2戦連発中のMFサウール、MFカラスコと共に古巣対戦のFWグリーズマンがキーマンとなるはずだ。

3連勝でソシエダを5ポイント差で追走する5位のビジャレアル(勝ち点63)は、12位のラージョ(勝ち点46)とのアウェイゲームで4連勝を狙う。前節は残留争いに身を置くカディスを相手に、目下絶好調のFWジャクソンのドブレーテの活躍で2-0の完勝。十分な余力を残した状態で難所バジェカスに乗り込む。相手の強度の高いプレッシングをかいくぐりながら、多士済々の攻撃陣の活躍でチャンスをしっかりと仕留め切り、逆転トップ4への望みをホーム最終節まで繋げたい。

降格2枠を巡る残留争いでは、13位のバレンシア(勝ち点40)と19位のエスパニョール(勝ち点35)、17位のカディス(勝ち点38)と14位のセルタ(勝ち点40)、15位のアルメリア(勝ち点39)と18位のバジャドリー(勝ち点38)の直接対決3試合に大きな注目が集まる。

崖っぷちの立場にいるエスパニョールは今節勝利を逃すと、ライバルの結果次第で降格が決定する可能性もあるが、逆に勝利できれば、近年稀に見る熾烈な残留争いを演出できる。

優勝決定による集中力、強度の欠如から今季初めて連敗を喫したバルセロナ(勝ち点85)は、前節バジャドリー戦での3失点によって今季の失点数が「18」となり、ラ・リーガ最少失点記録の新記録樹立を逃すことに。ただ、残り2試合を無失点で終われれば、1993-94シーズンのデポルティボ・ラ・コルーニャと並んで記録保持者となれる。今季のホーム最終戦となる11位のマジョルカ(勝ち点47)との試合では今季限りでの退団が発表されたMFブスケッツとDFジョルディ・アルバのレジェンド2人に白星を捧げると共に、ラ・リーガ新記録となる26度目のクリーンシート、3戦連発でピチーチに迫る主砲レヴァンドフスキの4試合連続ゴールで勝ち切りたい。

前節、FWベンゼマとFWロドリゴの2ゴールによってラージョに競り勝って公式戦連敗をストップし、2位に返り咲いたレアル・マドリー(勝ち点74)。今節はラージョ戦で右足に裂傷を負ったFWベンゼマと打撲による軽傷を抱えるFWヴィニシウスの両エース、同じく負傷でFWアセンシオが招集外に。そのため、敵地での一戦ではチーム事情でU-20ワールドカップ行きを断念したFWアルバロ・ロドリゲスがロドリゴやFWアザールと共に前線でプレーすることになるようだ。

対する10位のセビージャ(勝ち点49)は、前節のエルチェ戦でのドローによって逆転でのヨーロッパコンペティション出場が絶望的に。そのため、ホーム最終戦となる今節は主力を温存し、EL決勝に向けて万全の準備を整えることになる。とはいえ、ローマ戦に影響が及ぶような大敗は避けたく、後ろに重心を置きながら手堅い戦いを見せたいところだ。

《ラ・リーガ第37節》
▽5/27(土)
《26:00》
セビージャ vs レアル・マドリー

▽5/28(日)
《26:00》
アスレティック・ビルバオ vs エルチェ
アトレティコ・マドリー vs レアル・ソシエダ
バルセロナ vs マジョルカ
ヘタフェ vs オサスナ
カディス vs セルタ
ラージョ vs ビジャレアル
アルメリア vs バジャドリー
ジローナ vs ベティス
バレンシア vs エスパニョール

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バルセロナのドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが、チャンピオンズリーグ(CL)敗退への失望感を語った。スペイン『マルカ』が伝えている。 テア・シュテーゲンは、16日にホームで行われたCL準々決勝2ndレグのパリ・サンジェルマン(PSG)で先発。敵地の1stレグを3-2で制したチームは、12分にFWハフィーニャのゴールで先制して圧倒的有利な立場に。しかし、29分にDFロナルド・アラウホが決定機阻止で一発退場になると状況は一変。前半こそ1失点で抑えたものの、後半はPSGの攻撃を防ぎきれず3失点を許し、1-4で敗れた。 この結果、2戦合計スコア4-6でCL準々決勝敗退となったテア・シュテーゲンは、試合後にアラウホの退場は妥当だったとしつつ、試合に大きく響いたことを認めている。 「今日は突破が可能な試合だったからこそ、失望という言葉がぴったりだ。PSGがどのように試合に臨むかは予想できていた。そして、僕たちは30分後に1人少ない状況になってしまったんだ」 「(アラウホの退場は)ミスだと言いたくはないし、ボールを奪いに行きたかった。ただ、そこでファウルとなれば退場にならなければならない。そしてアラウホのプレーは、ファウルとなる可能性があるものだった」 「40分に失点せず、1-0の状況のままでハーフタイムを迎えればチャンスはあったかもしれない。そして彼らが3点目を決めたとき、僕たちはもっと多くのリスクを負うべきだった。だが結局は相手の前線のクオリティが高く、すべての攻撃が危険だったんだ。彼らは僕たちから4点を奪ったが、それを受け入れるのは難しいね」 2024.04.17 11:50 Wed

逆転敗退を招いた数的不利の戦い…クンデ「1人少ないとすべてが難しくなる」

バルセロナのフランス代表DFジュール・クンデが数的不利の戦いを悔やんだ。 準々決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)と激突したバルセロナは敵地での1stレグで3-2と先勝し、16日にホームでの2ndレグに。この2ndレグでも12分にブラジル代表FWハフィーニャのゴールで先制に成功したが、1-4とやり返され、逆転での敗退が決まった。 29分にウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが一発退場を強いられてから4失点の事実からしても1人少ない戦いが痛かったが、右サイドバックでフル出場したクンデもフランス『Canal+』で退場者を出す展開に落胆した。 「70分間も10人と11人でああいう選手、チームを相手に戦うのは難しいもの。トライして、チャンスもあったけど、1人少ないとすべてが難しくなる」 25歳DFはまた、「2試合を通じた戦いで自軍がもっと報われるべきだったか?」と問われると、「値したかどうかじゃなく、結局はディテールだ」とした。 「1stレグでは素晴らしいパフォーマンスをして、素晴らしい結果を掴んだ。今夜も良い入りだったけど、勝つときがあれば、負けるときもある」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】バルセロナvsパリ・サンジェルマン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8_5S8uBq8fI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.17 11:35 Wed
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