バルセロナがフェラン弾守り切って絶好調アトレティコの13戦無敗をストップ! 4季ぶりプリメーラ制覇へ大きな3戦ぶり白星に《ラ・リーガ》
2023.04.24 01:16 Mon
ラ・リーガ第30節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーが23日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが1-0で勝利した。
4シーズンぶりのプリメーラ制覇を目指す首位のバルセロナ(勝ち点73)は、先月半ばの今季2度目のエル・クラシコを制し、優勝をほぼ決定的なモノとした。だが、コパ・デル・レイ準決勝でのクラシコ大敗ショックを引きずったか、以降のジローナとヘタフェとのリーグ戦ではいずれも決定力不足、ゲームコントロールの拙さによって2試合連続ゴールレス。ここにきて足踏みが続く。そういった中、絶好調のアトレティコをカンプ・ノウで迎え撃ちリーグ3試合ぶりの白星を目指した一戦では前節から先発3人を変更。負傷のセルジ・ロベルトやジョルディ・アルバ、ケシエに代えてマルコス・アロンソ、フレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスを起用した。
一方、今年1月半ばから13試合無敗(10勝3分け)と見事に復調を遂げた3位のアトレティコ(勝ち点60)。とりわけ、10人で1-1のドローに持ち込んだレアル・マドリー戦以降は今季最長の6連勝中。ここからの逆転優勝は厳しいものの、2ポイント差で追うレアル・マドリーを抜いて2位フィニッシュできれば、来シーズンのスーペル・コパ出場権を手にできるため、高いモチベーションで敵地での首位チーム撃破を目指した。2-1で勝利したアルメリア戦からは先発2人を変更。サスペンションのジョレンテに代えてレマルを起用したほか、コケをベンチに置いてサビッチを復帰させてヴィツェルをアンカーに置いた。
試合は開始早々にアウェイのアトレティコが決定機を作る。開始1分、前線での連動したプレスでボールを奪ってアンヘル・コレアからラストパスを受けたグリーズマンがペナルティアーク右から左足のダイレクトシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
キックオフ直後に冷や汗をかいたバルセロナだが、気を引き締め直してここから主導権を掌握。序盤こそ前から圧力をかけたものの、徐々に自陣でブロックを組む形となったアトレティコを押し込んでいく。遅攻ではなかなか崩し切れないものの、良い形でのセカンド回収や切り替わりの局面からチャンスに繋げると、ボックス内でレヴァンドフスキ、バルデと続けてシュートシーンを作り出した。
その後、ゴールレスのままハーフタイム突入かに思われた前半終了間際にスコアが動いた。44分、最後尾のアラウホからのロングフィードに反応した右サイドのハフィーニャがオフサイドラインぎりぎりで抜け出してボックス付近でキープ。中央へのランニングでサポートに入ったフェランに横パスを繋ぐと、左をフルスプリントしたレヴァンドフスキに釣られたDFの寄せが甘くなったところで、右足を振ったフェランのコントロールシュートがゴール右隅へ決まった。
前回対戦でサビッチと共に一発退場となったフェランのゴールによって公式戦4試合ぶりのゴールでリードを手にしたバルセロナ。後半も開始直後にボックス内のレヴァンドフスキが巧みなボールコントロールから早速のファーストシュートに持ち込むと、直後にはカウンターからフェランの鋭いミドルシュートで追加点に迫った。
一方、ビハインドで後半に臨んだアトレティコは選手交代も行わず、失点前と同じアプローチで同点、逆転を目指す形に。50分にはカラスコのミドルシュートで後半最初のシュートを放ったが、攻守両面で相手の圧力を受けてなかなかリズムをつかめない。
ホームチームペースで試合が進む中、両ベンチは60分過ぎに動く。アトレティコはヴィツェルとコレア、レマルを下げてモラタとバリオス、サウールを、バルセロナはフェランとマルコス・アロンソを下げて負傷明けのペドリをエリック・ガルシアと共にピッチへ送り出した。
一連の交代や運動量の低下によって徐々に試合はオープンな展開に。その流れでより輝きを放ったのはバルセロナ。前半はなかなか使えなかった中央のエリアで起点を作り、サイドからの高速クロスで幾度も決定機を創出。だが、ガビやハフィーニャがゴール至近距離でのワンタッチシュートを、76分にはエリック・ガルシアのロングフィードで完璧に背後へ抜けだしたレヴァンドフスキがGKとの一対一で仕留め切れず。アトレティコに勝ち点の望みを繋がせてしまう。
その後、アトレティコはエルモソに代えてレギロンを投入して[4-4-2]の形に並びを変更し、よりリスクを冒して前に出ていく。しかし、カラスコやモラタを起点にチャンスの糸口は掴みかけたものの、リーグ屈指の堅守を誇るバルセロナの守備を最後までこじ開けることはできず。
この結果、前回対戦に続き相手のお株を奪うウノセロでシーズンダブルを達成したバルセロナが、4試合連続クリーンシート共にリーグ3戦ぶりの白星を獲得。4シーズンぶりのリーグ制覇へ最後の試練となった難敵とのビッグマッチを制した。一方、敗れたアトレティコはリーグ戦無敗記録が「13」でストップした。
4シーズンぶりのプリメーラ制覇を目指す首位のバルセロナ(勝ち点73)は、先月半ばの今季2度目のエル・クラシコを制し、優勝をほぼ決定的なモノとした。だが、コパ・デル・レイ準決勝でのクラシコ大敗ショックを引きずったか、以降のジローナとヘタフェとのリーグ戦ではいずれも決定力不足、ゲームコントロールの拙さによって2試合連続ゴールレス。ここにきて足踏みが続く。そういった中、絶好調のアトレティコをカンプ・ノウで迎え撃ちリーグ3試合ぶりの白星を目指した一戦では前節から先発3人を変更。負傷のセルジ・ロベルトやジョルディ・アルバ、ケシエに代えてマルコス・アロンソ、フレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスを起用した。
一方、今年1月半ばから13試合無敗(10勝3分け)と見事に復調を遂げた3位のアトレティコ(勝ち点60)。とりわけ、10人で1-1のドローに持ち込んだレアル・マドリー戦以降は今季最長の6連勝中。ここからの逆転優勝は厳しいものの、2ポイント差で追うレアル・マドリーを抜いて2位フィニッシュできれば、来シーズンのスーペル・コパ出場権を手にできるため、高いモチベーションで敵地での首位チーム撃破を目指した。2-1で勝利したアルメリア戦からは先発2人を変更。サスペンションのジョレンテに代えてレマルを起用したほか、コケをベンチに置いてサビッチを復帰させてヴィツェルをアンカーに置いた。
キックオフ直後に冷や汗をかいたバルセロナだが、気を引き締め直してここから主導権を掌握。序盤こそ前から圧力をかけたものの、徐々に自陣でブロックを組む形となったアトレティコを押し込んでいく。遅攻ではなかなか崩し切れないものの、良い形でのセカンド回収や切り替わりの局面からチャンスに繋げると、ボックス内でレヴァンドフスキ、バルデと続けてシュートシーンを作り出した。
前半半ばから終盤にかけては中盤での潰し合いが目立つ、アトレティコの土俵で試合が進んでいく。なかなかフィニッシュまで持ち込めないホームチームに対して、狙いとする堅守速攻が機能するアウェイチームは35分に決定機を作る。左サイドで果敢に仕掛けたカラスコがそのままボックス付近までえぐってプルバック。コレアを経由したボールをゴール前のグリーズマンが難しい体勢から強引な左足シュートで枠に持っていくが、これはGKテア・シュテーゲンの好守に阻まれた。
その後、ゴールレスのままハーフタイム突入かに思われた前半終了間際にスコアが動いた。44分、最後尾のアラウホからのロングフィードに反応した右サイドのハフィーニャがオフサイドラインぎりぎりで抜け出してボックス付近でキープ。中央へのランニングでサポートに入ったフェランに横パスを繋ぐと、左をフルスプリントしたレヴァンドフスキに釣られたDFの寄せが甘くなったところで、右足を振ったフェランのコントロールシュートがゴール右隅へ決まった。
前回対戦でサビッチと共に一発退場となったフェランのゴールによって公式戦4試合ぶりのゴールでリードを手にしたバルセロナ。後半も開始直後にボックス内のレヴァンドフスキが巧みなボールコントロールから早速のファーストシュートに持ち込むと、直後にはカウンターからフェランの鋭いミドルシュートで追加点に迫った。
一方、ビハインドで後半に臨んだアトレティコは選手交代も行わず、失点前と同じアプローチで同点、逆転を目指す形に。50分にはカラスコのミドルシュートで後半最初のシュートを放ったが、攻守両面で相手の圧力を受けてなかなかリズムをつかめない。
ホームチームペースで試合が進む中、両ベンチは60分過ぎに動く。アトレティコはヴィツェルとコレア、レマルを下げてモラタとバリオス、サウールを、バルセロナはフェランとマルコス・アロンソを下げて負傷明けのペドリをエリック・ガルシアと共にピッチへ送り出した。
一連の交代や運動量の低下によって徐々に試合はオープンな展開に。その流れでより輝きを放ったのはバルセロナ。前半はなかなか使えなかった中央のエリアで起点を作り、サイドからの高速クロスで幾度も決定機を創出。だが、ガビやハフィーニャがゴール至近距離でのワンタッチシュートを、76分にはエリック・ガルシアのロングフィードで完璧に背後へ抜けだしたレヴァンドフスキがGKとの一対一で仕留め切れず。アトレティコに勝ち点の望みを繋がせてしまう。
その後、アトレティコはエルモソに代えてレギロンを投入して[4-4-2]の形に並びを変更し、よりリスクを冒して前に出ていく。しかし、カラスコやモラタを起点にチャンスの糸口は掴みかけたものの、リーグ屈指の堅守を誇るバルセロナの守備を最後までこじ開けることはできず。
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