【リーグ・アン日本人選手】伊東&オナイウが先発出場! 伊東は後半ATのブロックシュートで劇的逆転ゴールに迫るも及ばず…

2023.04.10 06:30 Mon
Getty Images
リーグ・アン第30節が今週末に行われた。
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今シーズンのリーグ・アンにはストラスブールのGK川島永嗣に加え、トゥールーズにFWオナイウ阿道、モナコにFW南野拓実、スタッド・ランスにFW伊東純也の3選手が新たに参戦。また、今冬にはストラスブールにMF鈴木唯人が加入した。
伊東はスタッド・ブレストとのホームゲームで先発出場。前節、ナント戦での仕切り直しの3-0の快勝に続いてホームで勝利を目指すランスだが、開始6分には相手のカウンターから左右に揺さぶられると、レース=メルにヘディングシュートを叩き込まれて早々にビハインドを背負った。早い時間帯に追いつきたいホームチームはすぐさま反撃を開始。伊東はタッチライン際に張るだけでなく内側でボールを引き出して崩しの局面に絡む。29分にはフォケの右クロスからゴール前でバログンが続けて放ったシュートのこぼれに伊東が詰めるが、右足のワンタッチシュートはわずかに枠の右に外れる。以降はボールを保持して押し込むランス、カウンターで応戦するブレストという構図の下でオープンな攻防が続いたが、互いに相手守護神が再三の好守を見せたこともあり、アウェイチームの1点リードのままハーフタイムを迎えた。

後半もボールを握って相手を押し込むランスだが、相手の堅固な守備ブロック攻略に手を焼く。伊東は中央でのコンビネーションやクロスからチャンスを作り出そうとするが、GKビゾットの牙城を破れない。後半終盤にかけてウィル・スティル監督が後ろの枚数を削って猛攻に打って出ると、80分にはボックス内で粘った伊東の落としからシーアハウスに絶好機も、大事にいきすぎてしまいDFのブロックに遭う。それでも、攻め続けるランスは土壇場の90分にゼネリがボックス内でアフターチャージを受けてPKを獲得。これをキッカーのバログンが冷静に左隅へ突き刺す。さらに、逆転まで狙うホームチームは相手のリスキーなスローインに快足を飛ばして圧力をかけた伊東がクリアをブロックシュートの形で枠に飛ばすが、これはビゾットの見事なセーブに阻まれて劇的逆転ゴールとはならなかった。そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、ランスはホーム連敗を回避する勝ち点1獲得にとどまった。

オナイウはチームがミッドウィークにクープ・ドゥ・フランス準決勝に主力を送り込んだことで、モンペリエ戦で8試合ぶりのスタメン出場となった。スタートはセンターフォワードに入ったオナイウだが、試合序盤にデヤーゲレの負傷でダリンガがスクランブル投入されたことで、右ウイングにポジションを変える。チームは好調モンペリエに押し込まれて再三の際どいシーンを作られるが、何とか身体を張った守備で凌ぐ。すると、31分には流れるようなパスワークから最後はタイミング良くボックス中央に走り込んだダリンガのシュートで先制に成功した。以降は押し込まれる時間は長かったものの、トゥールーズはチャイビの左からのカットインシュートやオナイウのヘディングシュートで2点目にも迫る、まずまずの内容で前半を終えた。
後半もホームチームの攻勢に晒される中、オナイウは内よりのポジションでボールを受けながらカウンターの起点やサイドバックの攻撃参加を促す場面を作り出すが、個人としてもチームとしてもなかなか追加点に迫る場面を作り出せない。それでも、守備では守護神デュペの再三の好守でリードを維持。そういった中、オナイウはアブクラルとの交代で69分にベンチへ下がった。その後、試合は85分にそのアブクラルの仕掛けからのシュートのこぼれ球に反応したチャイビのゴールで追加点を手にしたトゥールーズが、モンペリエの反撃を1失点で凌いで2-1の勝利を収めた。

モナコの南野はナントとのアウェイゲームでベンチスタートも最終的に出番なしに終わった。チームは前半に2点リードを手にしたが、後半の連続失点で追いつかれて2-2のドローとなった。また、ストラスブールの川島と鈴木はRCランス戦で出番なしに終わり、チームも上位相手に1-2の敗戦を喫している。

★川島永嗣[ストラスブール]
▽4/7
RCランス 2-1 ストラスブール
◆ベンチ入りせず

★鈴木唯人[ストラスブール]
▽4/7
RCランス 2-1 ストラスブール
◆ベンチ入りも出場せず

★伊東純也[スタッド・ランス]
▽4/9
スタッド・ランス 1-1 スタッド・ブレスト
◆先発フル出場

★オナイウ阿道[トゥールーズ]
▽4/9
モンペリエ 1-2 トゥールーズ
◆69分までプレー

★南野拓実[モナコ]
▽4/9
ナント 2-2 モナコ
◆ベンチ入りも出場せず

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