【プレミア注目プレビュー】悲願のリーグ制覇目指すアーセナル、10季ぶりの鬼門アンフィールド攻略なるか
2023.04.09 13:32 Sun
プレミアリーグ第30節、リバプールvsアーセナルが、日本時間9日24:30にアンフィールドでキックオフされる。19シーズンぶりのプレミア制覇を目指すガナーズが鬼門攻略を狙う一戦だ。今シーズンの無冠が決定的な8位のリバプール(勝ち点43)は、ミッドウィーク開催となったチェルシーとの悩める名門対決を消化不良のゴールレスドローで終え、辛くも公式戦連敗を「3」でストップ。そのチェルシー戦ではエースのサラーや主力の両サイドバックら一部主力を温存する大胆なターンオーバーを敢行したが、控え選手のアピール不足や後半途中の主力投入の勝負手も不発に。
前々節のマンチェスター・シティ戦での白旗をあげるかのような交代策や、同試合での用兵などドイツ人指揮官の采配に疑問の声も聞こえる。そのため、強豪3連戦を締めくくる今回のホームゲームでは首位チーム相手に勝利を収め雑音を封じ込めると共に、わずかながら可能性を残す逆転でのトップ4フィニッシュに望みを繋ぎたいところだ。
一方、2位のマンチェスター・シティ(勝ち点67)が5連勝で圧力をかけ続ける中、それを上回る7連勝で首位をキープするアーセナル(勝ち点72)。2月半ばの首位攻防戦で敗れて以降はレスター戦こそ1-0の勝利だったが、アストン・ビラ戦、ボーンマス戦での劇的逆転勝利を含め6試合で3ゴール以上を挙げた攻撃陣の活躍によって危なげなく勝ち点3を積み上げている。
残り9試合では今月末に控える首位攻防戦第2ラウンド、3位ニューカッスルとのアウェイゲームと共に、今回のリバプールとのアウェイゲームが優勝に向けた重要な関門となる。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、エリオット
FW:サラー、ガクポ、ヌニェス
負傷者:DFラムゼイ、MFナビ・ケイタ、バイチェティッチ、FWルイス・ディアス
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱2選手とナビ・ケイタに加え、ルイス・ディアスも引き続き欠場となる。一方で、体調不良でチェルシー戦を欠場したファン・ダイクとエリオットに加え、チームトレーニングに完全復帰のチアゴのメンバー入りが確実だ。
スタメンに関してはチェルシー戦で温存した主力を復帰させ、前述のメンバーで臨む可能性が高い。ただ、右サイドバックにジョー・ゴメス、中盤と前線でカーティス・ジョーンズ、ジョタを起用する可能性もありそうだ。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ
FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋、サリバ、MFエルネニー、FWエンケティア
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中の3選手に加え、復帰の可能性も伝えられたサリバも欠場する。
スタメンは前述の11人を予想。変更点があるとすれば、トーマスに代わってジョルジーニョ、ジェズスかマルティネッリに代えてトロサールを起用するぐらいか。
★注目選手
◆リバプール:FWダルウィン・ヌニェス

対アーセナル戦連発を狙う。エースのサラーやフィルミノと今回のカードでゴールを量産してきたアタッカーの系譜を継ぎ、新たなガナーズキラーとしての働きが期待されるのが、若きウルグアイ代表FWだ。
前回対戦ではチームが2-3で敗れたものの、個人としては1ゴールを挙げるなど上々のパフォーマンスを披露した。インターナショナルマッチウィークに軽傷を負ったものの、ここ最近ではチーム全体の浮き沈みが激しい中で馬力のある仕掛けやチャンスメークで奮闘しており、シーズン終盤戦の攻撃のキーマンとなっている。
今回の一戦ではチームの攻撃の核を担う両サイドバックがサカ、マルティネッリと対峙することで、どうしても守備のバランスを意識せざるを得ない。そういった中、逆サイドのサラーと共にウイングの個での打開がゴールを奪う上で重要な要素となる。とりわけ、サリバ不在で右のセンターバックにホールディングが入るヌニェスのサイドは突破口となるはずだ。
◆アーセナル:FWレアンドロ・トロサール

前回対戦の再現に期待。ホームでの前回対戦で勝利したものの、アンフィールドで苦杯を舐め続けてきたアーセナルは、今回のビッグマッチに難しいメンタル状態で臨むことが予想される。そういった中、ジェズスやジンチェンコと共に、対リバプールで劣等感を持っていない新戦力のパフォーマンスが重要となりそうだ。
トロサールはブライトン時代にリバプールと通算7度対戦し、1勝3分け3敗。実力差もあってチームとして結果は残せていないものの、個人としては5ゴール1アシストと見事なスタッツを記録。とりわけ、アンフィールドでは前回対戦のハットトリックを含め、3試合連続でゴールかアシストを挙げており、アウェイチームにとってリーグ屈指の難所を全く苦にしていない。
また、アーセナルでは現在の7連勝中に7アシストを記録するなど卓越したチャンスメーク能力を発揮しており、ゴールとアシストの両面でアンフィールド攻略のカギを握る存在だ。戦前ではベンチスタートが濃厚だが、アルテタ監督が相性の良さを買ってスタメンで起用する可能性も十分にあるかもしれない。
前々節のマンチェスター・シティ戦での白旗をあげるかのような交代策や、同試合での用兵などドイツ人指揮官の采配に疑問の声も聞こえる。そのため、強豪3連戦を締めくくる今回のホームゲームでは首位チーム相手に勝利を収め雑音を封じ込めると共に、わずかながら可能性を残す逆転でのトップ4フィニッシュに望みを繋ぎたいところだ。
残り9試合では今月末に控える首位攻防戦第2ラウンド、3位ニューカッスルとのアウェイゲームと共に、今回のリバプールとのアウェイゲームが優勝に向けた重要な関門となる。
昨年10月にエミレーツ・スタジアムで行われた前回対戦では3-2の勝利を収めたアルテタのチームだが、アンフィールドでのリーグ戦では直近6連敗を含めて9試合未勝利(2分け7敗)。マージーサイドでの最後の勝利は、奇しくも指揮官アルテタが選手として戦った2012-13シーズン。元エバートンMFは19シーズンぶりのプレミア制覇に向けて10シーズンぶりの鬼門攻略を狙う。
◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、エリオット
FW:サラー、ガクポ、ヌニェス
負傷者:DFラムゼイ、MFナビ・ケイタ、バイチェティッチ、FWルイス・ディアス
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱2選手とナビ・ケイタに加え、ルイス・ディアスも引き続き欠場となる。一方で、体調不良でチェルシー戦を欠場したファン・ダイクとエリオットに加え、チームトレーニングに完全復帰のチアゴのメンバー入りが確実だ。
スタメンに関してはチェルシー戦で温存した主力を復帰させ、前述のメンバーで臨む可能性が高い。ただ、右サイドバックにジョー・ゴメス、中盤と前線でカーティス・ジョーンズ、ジョタを起用する可能性もありそうだ。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ
FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋、サリバ、MFエルネニー、FWエンケティア
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中の3選手に加え、復帰の可能性も伝えられたサリバも欠場する。
スタメンは前述の11人を予想。変更点があるとすれば、トーマスに代わってジョルジーニョ、ジェズスかマルティネッリに代えてトロサールを起用するぐらいか。
★注目選手
◆リバプール:FWダルウィン・ヌニェス

Getty Images
対アーセナル戦連発を狙う。エースのサラーやフィルミノと今回のカードでゴールを量産してきたアタッカーの系譜を継ぎ、新たなガナーズキラーとしての働きが期待されるのが、若きウルグアイ代表FWだ。
前回対戦ではチームが2-3で敗れたものの、個人としては1ゴールを挙げるなど上々のパフォーマンスを披露した。インターナショナルマッチウィークに軽傷を負ったものの、ここ最近ではチーム全体の浮き沈みが激しい中で馬力のある仕掛けやチャンスメークで奮闘しており、シーズン終盤戦の攻撃のキーマンとなっている。
今回の一戦ではチームの攻撃の核を担う両サイドバックがサカ、マルティネッリと対峙することで、どうしても守備のバランスを意識せざるを得ない。そういった中、逆サイドのサラーと共にウイングの個での打開がゴールを奪う上で重要な要素となる。とりわけ、サリバ不在で右のセンターバックにホールディングが入るヌニェスのサイドは突破口となるはずだ。
◆アーセナル:FWレアンドロ・トロサール

Getty Images
前回対戦の再現に期待。ホームでの前回対戦で勝利したものの、アンフィールドで苦杯を舐め続けてきたアーセナルは、今回のビッグマッチに難しいメンタル状態で臨むことが予想される。そういった中、ジェズスやジンチェンコと共に、対リバプールで劣等感を持っていない新戦力のパフォーマンスが重要となりそうだ。
トロサールはブライトン時代にリバプールと通算7度対戦し、1勝3分け3敗。実力差もあってチームとして結果は残せていないものの、個人としては5ゴール1アシストと見事なスタッツを記録。とりわけ、アンフィールドでは前回対戦のハットトリックを含め、3試合連続でゴールかアシストを挙げており、アウェイチームにとってリーグ屈指の難所を全く苦にしていない。
また、アーセナルでは現在の7連勝中に7アシストを記録するなど卓越したチャンスメーク能力を発揮しており、ゴールとアシストの両面でアンフィールド攻略のカギを握る存在だ。戦前ではベンチスタートが濃厚だが、アルテタ監督が相性の良さを買ってスタメンで起用する可能性も十分にあるかもしれない。
リバプールの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
リバプールの人気記事ランキング
1
「これがアシストになるのか!」遠藤航、プレミアリーグ開幕戦で右サイドバック出場&アシスト 50試合出場の節目を飾る「ラッキーアシストだけど数字は大事」
リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、プレミアリーグ開幕節のボーンマス戦に途中出場。ダメ押しゴールをアシストするなどチームの勝利に貢献した。初戦からの活躍ぶりにファンたちが歓喜した。なお遠藤はこの試合でプレミアリーグ通算50試合出場を達成している。 <iframe width="100%" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/0Vd5FfDSETM" title="【ショートハイライト|リヴァプール v ボーンマス】プレミアリーグ25/26 第1節" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 昨季のプレミアリーグ王者であるリヴァプールは、開幕節でボーンマスをアンフィールドに迎えた。ベンチスタートだった遠藤は、2ー0とリードして迎えた60分にジェレミー・フリンポンとの交代で右サイドバックとしてピッチに立った。 その後は2点を奪われて試合は振り出しとなるも、88分にフェデリコ・キエーザのゴールで勝ち越し。迎えた90+4分に遠藤の見せ場を迎えた。 フィルジル・ファン・ダイクが競り合って溢れたボールに反応した遠藤は、自陣から前線に向かって右足で大きくクリアする。このボールを回収したモハメド・サラーがそのままボックス左まで運び、カットインから右足を振り抜くとこれがゴールネットに吸い込まれた。 サラーの個人技もあって、遠藤のプレーはアシストがつく結果に。するとファンたちはSNS上で「遠藤が開幕戦からアシスト!」「ラッキーアシストだけど数字は大事」「これがアシストになるのか!」「50試合出場の日にアシストがつくなんて!」「開幕戦から最高だわ」「遠藤のアシストは嬉しい」「今季もクローザーとしてめちゃくちゃ活躍しそう」「これはサラーさまさまだな」と歓喜の声が並んでいる。 また、地元メディアである『Liverpool echo』は遠藤に「6」をつけて「右サイドバックでのプレーは快適ではなかったようで、中央に移動。4点目をアシストした」と報道。同じく地元メディアの『Liverpool.com』は「6」をつけるもののは「当初右サイドバックを務めたこの日本人選手は、ブルックスという優れた選手と対戦することとなった。ブルックスを比較的うまくかわしたが、ボーンマスのゴールは彼が前線で捕まった際に生まれたものだった」と失点場面を指摘した。 2025.08.16 10:44 Sat2
リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去
▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu3
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue4
かつて“神童”と期待された元リバプールのMFウッドバーン、新天地はイングランド4部のサルフォード・シティに決定
かつてリバプールで“神童”と謳われ、その将来が嘱望されていた元ウェールズ代表MFベン・ウッドバーン(24)。23日に、EFLリーグ2(イングランド4部)のサルフォード・シティへの加入が発表された。 リバプールのアカデミー育ちであるウッドバーンは、2016年11月に行われたプレミアリーグに17歳と42日で出場してファーストチームデビュー。そのデビュー戦の3日後に行われたEFLカップ準決勝のリーズ戦では、クラブ史上最年少ゴール記録(17歳と45日)を樹立し、クラブやメディア、ファンから大きな期待が寄せられていた。 しかし、その後は伸び悩みファーストチームで思うような出場機会を得られず。シェフィールド・ユナイテッド、オックスフォード・ユナイテッド、ブラックプールと国内の下部カテゴリーのクラブや、スコットランドのハーツへの武者修行を繰り返すも結局リバプールではチャンスがなく、2022年夏に退団が発表された。 その後は同年夏にチャンピオンシップ(イングランド2部)のプレストンに加入すると、在籍2シーズンで公式戦通算64試合3ゴール3アシストを記録。昨シーズンはリーグ戦21試合に出場したが先発はわずか1試合にとどまり、今夏に契約満了で退団していた。 ここまで残念ながら期待されていたようなキャリアは送れていないウッドバーンだが、まだ24歳。2年契約を締結したサルフォード・シティで、再び輝く姿が期待されている。 2024.07.24 18:20 Wed5