コバチッチの2ゴールで逃げ切ったクロアチアが予選初勝利!《ユーロ2024予選》

2023.03.29 05:55 Wed
Getty Images
ユーロ2024予選グループD第2節のトルコ代表vsクロアチア代表が28日に行われ、0-2でクロアチアが勝利した。

3日前に行われた初戦のアルメリア代表戦で勝利したトルコは、その試合からスタメンを4人変更。トスンやバラト、オザン・カバクらに代えてチャルハノールやエズジャン、チェリクらをスタメンで起用した。
一方、初戦のウェールズ代表戦で劇的被弾でドローに終わったクロアチアは、その試合からスタメンを3人変更。リバヤ、ユラノビッチ、ソサに代えてパシャリッチ、スタニシッチ、バリシッチをスタメンで起用した。


試合は立ち上がりからトルコが攻勢に出ると5分、敵陣でのパスをカットしたエズジャンのスルーパスをボックス中央右に走り込んだウンデルがダイレクトシュート。しかし、これはGKリヴァコビッチの好セーブに防がれた。

さらにトルコは、10分にも敵陣で6のパスをウナルがブロックすると、こぼれ球を拾ったケレムがボックス左手前から右足を振り抜いたが、これもGKリヴァコビッチが右手一本で弾き出した。
それでも直後のCKからトルコがネットを揺らす。11分、右CKを中央のソユンジュが頭で合わせたボールをゴールエリア左のケレムがすべり込みながら押し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

やや劣勢の展開が続いたクロアチアだったが、20分に最初のチャンスで先制する。自陣からのロングパスに反応したスタニシッチがボックス右からから侵入。折り返しをボックス内で受けたパシャリッチは相手DFに寄せられたが、ゴール前にパスを繋ぐと走り込んだコバチッチがゴールに流し込んだ。

一進一退の展開が続く中、このまま前半終了かと思われたが、クロアチアが追加点を奪う。前半アディショナルタイム4分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、モドリッチのパスを左サイドで受けたパシャリッチがボックス内まで切り込みシュート。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をコバチッチがゴールに押し込んだ。

迎えた後半もトルコが積極的な入りを見せたが、先に決定機を作ったのはクロアチア。58分、ボックス右横でパスを受けたモドリッチが縦への仕掛けからクロスを供給すると、ゴール前のパシャリッチが右足で合わせたが、シュートはGKギュノクの好セーブに防がれた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。すると、トルコは試合終了間際にギュレルとのパス交換でボックス右から侵入したトスンが決定機を迎えたが、シュートは相手GKが好セーブ。さらにこぼれ球をウムトが頭で押し込もうとしたが、シュートは枠の上に外れた。

結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。コバチッチの2ゴールで逃げ切ったクロアチアが、予選初勝利を飾っている。

◆グループD 結果
トルコ 0-2 クロアチア
ウェールズ 1-0 ラトビア

◆グループD 順位表
勝ち点(勝ち/引き分け/負け)得失点
1.クロアチア 4(1/1/0)+2
2.ウェールズ 4(1/1/0)+1
3.トルコ 3(1/0/1)-1
4.アルメリア 0(0/0/1)-1
5.ラトビア 0(0/0/1)-1
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