今年の天皇杯は2年ぶりに国立開催! 決勝は12月9日、5月20日に開幕

2023.03.09 16:51 Thu
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日本サッカー協会(JFA)は9日、第103回全日本サッカー選手権大会の準決勝と決勝の日程を発表した。

5月20日に開幕する今シーズンの天皇杯。準々決勝までの日程は既に発表されていた中、準決勝と決勝の日程が発表された。
準決勝は10月8日(日)、決勝は12月9日(土)に開催。2年ぶりに国立競技場にて行われることとなる。

2022シーズンは日産スタジアムで開催されており、改修後の国立競技場では4度目の決勝開催となる。

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“東京ダービー”でサポーターが花火と発煙筒を使用したFC東京に罰金500万円&けん責処分、JFA「類を見ない極めて危険な重大な行為」

日本サッカー協会(JFA)は、FC東京への処分を発表。理事会でも報告された。 FC東京は、7月12日に味の素スタジアムで行われた天皇杯3回戦の東京ヴェルディ戦で、サポーターがゴール裏スタンドに花火と発煙筒を使用していた。 JFA規律委員会は、クラブが使用させるという事態を生じさせた上、被害の発生及び拡大を防ぎ、観客や選手等の試合に関わる人の安全を確保するために適切な措置を講じなかったとし、罰金500万円とけん責(始末書の提出)の処分が下すとした。 今回の件は、1分20秒程度にわたって使用されたことがマッチコミッショナーの報告、そして映像の客観的証拠からも明らかとなっており、さらに1名が火傷を負ったという。 クラブへの処分については、天皇杯試合運営要項第30条第1項に、「参加チームは、自チームのサポーターに対して、試合の前後及び試合中において秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う」と規定されている上、第2項には、「参加チームは、前項の義務の遂行を妨げる観客等に対して、主管協会と協議の上、その入場を制限し、または即刻退去させる等、適切な措置を講じなければならない」と規定されている。 JFAはサポーターの卑劣な行為についても言及。それを防ごうとしなかったことはクラブの責任だとし、事件発生後も対応しなかったことを問題視した。 「当該サポーターらは、大量の花火を上記スタジアムに持ち込んだ上で、安全措置を講じないまま、観客席の中でも特に観客が密集したエリアにおいて、大型の応援フラッグに事前に切り込みを入れた上で、当該フラッグの下から切り込みの間より約1分20秒にもわたり100発を超えてこれを打ち上げている(当該サポーターらは、実行者の特定を困難にさせる目的で応援フラッグの下に隠れながら切り込みの間から花火を発射させたものである。)。さらに、当該サポーターらは、その周辺において、花火の打ち上げと同時に事前に持ち込んだ複数の発煙筒に引火させていることも確認されている。当該サポーターらによる上記の行為は、観客が密集するエリアにおいて行われたものであり、誤って大量の花火や発煙筒に引火したり、応援フラッグに引火していたならば、観客だけでなくピッチ上の選手や審判その他関係者にもケガを負わせるなど大惨事につながりかねなかった極めて危険な行為であるといえる」 「そうすると、対象者が、当該サポーターらによる上記スタジアムへの花火や発煙筒の持ち込みを許し、上記の行為の発生を防げなかったことは、自チームのサポーターに対して、観客や選手等の試合に関わる人の安全を確保するために、適切な観戦マナーを守らせ、施設の適切な使用等を周知し、遵守させるとした天皇杯試合運営要項第30条第1項(サポーターの行為についての管理監督責任及びサポーターへの指導責任)違反に当たると認められる」 「さらに、映像等の証拠を確認する限り、当該サポーターらによる上記の行為の発生後も、対象者において、当該行為を止めさせるための具体的な措置が取られた形跡は認められず、結果的に、対象者は、当該サポーターらに当該行為をおよそ1分20秒にもわたり継続させ、観客1名に火傷を負わせるに至っている。したがって、対象者は、被害の発生及び拡大を防ぎ、観客や選手等の試合に関わる人の安全を確保するために適切な措置を講ずるべきであるとする同条第2項に違反すると認められる」 FC東京については「当該サポーターらによる上記スタジアム内での大量の花火及び発煙筒の持込み並びにこれらの使用は、天皇杯の試合だけではくJリーグの主催試合の全てを含めても、我が国のサッカー史上でも類を見ない極めて危険な重大な行為であるといえ、このような行為を防げなかった対象者の責任は極めて重いといわざるを得ない」とし、今回の処分に至ったと説明している。 2023.09.21 20:45 Thu

浦和の天皇杯参加資格が剥奪に/六川亨の日本サッカー見聞録

さて浦和である。JFA(日本サッカー協会)は19日の規律委員会で、8月2日の天皇杯4回戦の名古屋戦後、浦和サポーターによる管理規定違反行為(相手サポーターへの暴力・威嚇など)があったとして、浦和の24年度の天皇杯の参加資格剥奪とけん責(始末書の提出)という懲罰を決定した。 過去の天皇杯で、選手が出場停止処分を受けたことは何回もある。しかしチームが参加資格を剥奪されるのは初めてのことであり、前代未聞の出来事だろう。 かねてより、浦和の来年度の参加資格剥奪は噂されていた。なぜなら今年度はすでに敗退しているからだ。もしも勝ち進んでいたら、今年度に起きた不祥事だけに、出場資格の剥奪ということでケリをつけることができたかもしれない。しかし敗退しているし、ペナルティーをリーグ戦に持ち込むわけにはいかない。“落としどころ”として来年度の参加資格剥奪が浮上した。 ただ、以前にこのコラムでも書いたが、問題を起こしたのはサポーターであり、事前の警備体制と事後報告の認識が甘かったクラブスタッフの不手際であって、選手に罪はない。来シーズンは新たに移籍してくる選手もいることだろう。そうした選手の出場機会を奪うことにもなる参加資格剥奪ではなく、“無観客試合”を提案した。 しかしJFA規律委員会の下した判断はかなり厳しいものだった。その理由をHPで次のように解説している。 「これまでにも、対象者(注:浦和)のサポーターが引き起こした問題行動による懲罰事案は、Jリーグ及び天皇杯を含めて2000年以降だけでも11件にも上る。サポーターの問題行動が起こるたびに、対象者が、再発防止に向け、様々な取組みを行ってきたことは一定程度評価するものの、残念ながら、そのような取組みにもかかわらず、対象者のサポーターによる問題行動は繰り返され、それらの問題行動は改善を見せるどころか、本件のような集団的に暴徒化するという許されざる暴挙にまで至っている。このような実態を直視すると、対象者による取組みは十分ではなかったといわざるを得ず、対象者にさらなる猛省と実効性のある再発防止策の策定及び実施を促すには、これまでと同様に罰金の処分を重ねたとしても、十分な効果は得られないと考えられる。 さらに、対象者のサポーターによる問題行動に係るJリーグによる直近の懲罰事案(2022年7月)においては、対象者は、罰金2000万円の懲罰を科されるとともに、『対象者が再びサポーターの行為に起因する懲罰事案を発生させた場合、無観客試合の開催又は勝点減といった懲罰を諮問する可能性がある』と強い警告を受けていた。本件はこの警告にもかかわらず発生したものである」 簡単に言えば、「サポーターの問題行動に対して効果的な取り組み・改善がなされていない」と浦和の処罰や再発防止策にJFAは“ノー”を突きつけたことになる。 JFAの処分を受けて、浦和は19日付けのリリース『浦和レッズサポーターによる違反行為について(第四報)』の■再発防止策2.で次のように報告している。 「発生した違反事案の内容に応じ、処分および処分解除決定の運用プロセスとして、クラブ内のコンプライアンス委員会(新設)および社外有識者による検討プロセスを追加いたします。新たな処分基準と同様、2023年10月までにコンプライアンス委員会構成メンバーおよび外部有識者の選定を行います」 この文章を読む限り、これまでは「処分および処分解除決定」は誰が運用してきたのか不明である。こうした責任の曖昧さが、ビッククラブゆえの腰の重さとも相まって、クラブとしての判断に“緩み”が出たのではないだろうか。 浦和には、JFAの「同じことを何度も繰り返すな」という警告をしっかりと受け止めて、実効性のある再発防止策の策定に取り組んで欲しい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2023.09.21 20:00 Thu

浦和、来季の天皇杯出場資格が剥奪…JFAが一部サポーター暴徒化で処分

日本サッカー協会(JFA)は19日、一部サポーターが暴徒化の浦和レッズに対して、2024年の天皇杯参加資格剥奪とけん責の処分を科すと発表した。 8月2日に行われた天皇杯4回戦で名古屋グランパスと対戦した浦和。0-3の敗北後、浦和の一部サポーターが暴動を起こし、県警が出動する騒ぎに発展した。 当該サポーターを巡っては浦和、JFAがそれぞれ処分。そして、JFAの規律委員会はこのたび、浦和に上述の処分を決め、次のように綴った。 「本件サポーターらによる本件管理規定違反行為は、対象者がサポーターとクラブとの間のコミュニケーションを通じて適切な管理監督と指導を行っていれば、防止することができたものであるといわざるを得なかったものであり、対象者には、自チームのサポーターに適切な観戦マナーを守らせ、施設の適切な使用等を周知し、遵守させる義務があるとした天皇杯試合運営要項第30条第1項に定める指導責任(サポーターの行為についての管理監督責任及びサポーターへの指導責任)の懈怠があったものと認められる」 「さらに、本件サポーターらによる本件管理規定違反行為の発生後も、対象者は暴徒化した本件サポーターらを即刻退去させるなどして本件管理規定違反行為を止めることができず、結果的に1時間あまりの間、スタジアムを警備運営関係者においても制御することができない無秩序な状態に陥らせた。したがって、対象者は、被害の発生及び拡大を防ぎ、観客や選手その他の試合に関わる人の安全を確保するために適切な措置を講ずるべきであるとする同条第2項にも違反すると認められる」 また、「これまでにも、対象者のサポーターが引き起こした問題行動による懲罰事案は、Jリーグ及び天皇杯を含めて2000年以降だけでも11件にも上る」と過去も踏まえ、チームとしての再発防止に向けた取り組みに一定の評価をしつつ、「残念ながら、そのような取組みにもかかわらず、対象者のサポーターによる問題行動は繰り返され、それらの問題行動は改善を見せるどころか、本件のような集団的に暴徒化するという許されざる暴挙にまで至っている」と断じ、今回の処分理由を続けた。 「このような実態を直視すると、対象者による取組みは十分ではなかったといわざるを得ず、対象者にさらなる猛省と実効性のある再発防止策の策定及び実施を促すには、これまでと同様に罰金の処分を重ねたとしても、十分な効果は得られないと考えられる」 「さらに、対象者のサポーターによる問題行動に係るJリーグによる直近の懲罰事案(2022年7月)においては、対象者は、罰金2000万円の懲罰を科されるとともに、『対象者が再びサポーターの行為に起因する懲罰事案を発生させた場合、無観客試合の開催又は勝点減といった懲罰を諮問する可能性がある)』と強い警告を受けていた。本件はこの警告にもかかわらず発生したものである」 「以上を踏まえ、本件がトーナメント制を採用する天皇杯において行われたこと及び対象者が既に本年度の天皇杯を敗退していることを考慮し、当委員会は、対象者に対して、譴責(始末書の提出)に加えて、『2024年度天皇杯(天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会)の参加資格の剥奪』というこれまでに対象者に科した懲罰よりも重い懲罰を科すことが相当であると判断した」 なお、サポーターに対する付言として、「以上の懲罰は、対象者(クラブ)に対するものであるが、本件管理規定違反行為の実行者である本件サポーターらには、自らの行為がクラブに招いた結果の重大性をしっかりと受け止めてほしい」と反省を求める形で締めくくった。 「サポーターはクラブとその選手たちを心から応援し、愛する存在であるはずである。観戦ルールに違反する行為は、結果的に、自分が愛するクラブ、ひいては、そのクラブを愛する多くの仲間たちを傷つけることになってしまう。そのことを自覚し、ルールを守って観戦していただくことを当委員会としても切に願うものである」 2023.09.19 19:55 Tue

天皇杯準決勝のキックオフ時間とテレビ放送が決定! 川崎Fvs福岡、熊本vs柏が開催

第103回天皇杯の準決勝のキックオフ時間とテレビ放送が決定した。 ベスト4が決定した今年の天皇杯。J2勢から唯一勝ち上がっているのがロアッソ熊本。J1からは川崎フロンターレ、アビスパ福岡、柏レイソルが勝ち上がっている。 川崎Fと柏は、それぞれr2020年、2012年に優勝を経験。福岡と熊本は互いに史上初のベスト4に進出をしている。 準決勝は10月8日(日)に開催が決定しており、川崎フロンターレvsアビスパ福岡、ロアッソ熊本vs柏レイソルが実現。川崎Fvs福岡は15時30分から等々力陸上競技場で、熊本vs柏は13時10分から三協フロンテア柏スタジアムで開催される。 また、両試合ともにNHK総合でテレビ放送も行われる予定となっている。 2023.09.08 18:52 Fri

JFAが暴徒化した浦和サポーターへの処分を発表、17名が国内試合の無期限入場禁止…田嶋会長「痛恨の極み」「断じて許されぬ危険行為」

日本サッカー協会(JFA)は31日、臨時理事会を開催。8月2日に行われた第103回天皇杯ラウンド16の名古屋グランパスvs浦和レッズで発生した件についての処分を発表した。 事件は試合後に浦和サポーターの一部がピッチに侵入するなどの違反行為を実施。浦和の会見では「暴力行為はなかった」とされていたが、JFAの調査の結果、暴力行為や破壊行為が確認され、25名程度が関わっているとされていた。 31日の臨時理事会では、あらためて事象を確認。「フィールドへの侵入行為」、「暴力行為」、「迷惑危険行為」、「破壊行為」、「横断幕に係る問題行為」の5つの禁止行為があったという。 処分対象者は浦和サポーター18名。17名は日本国内で行われる全ての試合の無期限の入場禁止。1名は5試合の入場禁止となり、この1名の入場禁止試合はJFAが指定するという。 なお、今回までの調査により把握できた事象に関しての処分であり、新たに確認された場合は別途処分が下される可能性もあるとのこと。また、クラブやその他団体から別の処分も追加される可能性はあるという。 加えて、浦和のクラブに対する懲罰は別途決定。今回の処分対象者に関しては、国際サッカー連盟(FIFA)、アジアサッカー連盟(AFC)にも報告されるという。 JFAの田嶋幸三会長は、今回の件を受けて声明を発表。「断じて許されぬ危険行為」とした。 「日本サッカー協会(JFA)は本日(8月31日)、臨時理事会を開催し、8月2日に天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会のラウンド16(4回戦)の名古屋グランパス対浦和レッズ戦(CSアセット港サッカー場)の後に発生した浦和の一部サポーターによる違反行為について審議し、17人を無期限の入場禁止、1人を5試合の入場禁止とする決定を下しました」 「17人に対する無期限の入場禁止は、浦和の試合だけでなく日本国内で行われる全ての試合(JFA主催試合に加え、Jリーグや各連盟などが主催する試合を含む)を対象としたもので、極めて厳しい決定です」 「レッズサポーターは日本一の規模を誇り、その応援で素晴らしい非日常空間をつくることができる、世界に誇るサポーターです。今年はJリーグが開幕して30年ですが、当時からJクラブのファン・サポーターをリードしてきました。熱狂的な応援でチームを鼓舞し、サッカーの興奮や感動を最大限に引き出してくれる集団です。今年12月に開催されるFIFAクラブワールドカップサウジアラビア2023に、浦和はアジア王者として、日本を代表するクラブとして出場します。レッズサポーターも応援に行くでしょう。各国クラブチームのサポーターと共に大会を盛り上げてくれるはずです」 「そういう素晴らしい存在であるにもかかわらず、一部の心ないサポーターによって、楽しく、ワクワクするはずの観戦環境が、暴力や威嚇、破壊行為で侵されたことは極めて残念なことです。今回の違反行為は、安全で安心してサッカーを楽しめる環境を広げていこうというサッカー界全体の取り組みを著しく阻害するものです」 「私もその時の状況を映像で確認しましたが、明らかに危険行為であり、決して看過できるものではありません。しかも、夏休みということもあって多くの子どもたちが来場している中で彼らに恐怖感や不安を与えてしまったことや、日本は女性や子ども、高齢者も安全に快適にサッカー観戦ができると世界的にも評価されているにもかかわらずこのような事案が発生したことは、痛恨の極みであり、日本サッカー界として忸怩たる思いを抱いています」 また、今後も安全で安心して楽しめる環境づくりをしていくとし、スタジアムの安全確保を改めて真剣に考えて、防止策を講じていくという。 「現在、世界のサッカーでもアクセシビリティ対応が積極的に図られています。国際サッカー連盟(FIFA)は、FIFAワールドカップカタール2022において全64試合でアクセシビリティ対応の観戦シートを提供。また、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)に加盟する各国連盟/協会、クラブチームを対象に「アクセス・フォー・オール(スタジアムのガイドライン)」を推進しています」 「スタジアムは若い人ばかりではありません。初めて来られる人もいるでしょう。障がい者の方や高齢者、子どもも観戦しており、万が一、彼らに危害が及んだ場合、大きな事故になりかねません。さらに言えば、今回のケースは負傷者や死者を出すような重大な事故を引き起こす危険性も孕んでいました」 「全ての試合――特にプロスポーツの興行においては、円滑で安全な運営がなされ、観戦者が安心してサッカーを楽しむことができるだけでなく、選手や審判員、チームスタッフ、警備員、関係者らがそれぞれ与えられた仕事を全うできる環境が確保されて初めて成立します。その中でサポーターは、試合や観客を盛り上げ、選手に大きなパワーを与えてくれる重要な存在であり、ひいては、サッカーの社会的価値やスポーツビジネスの発展といった観点からも欠くことができない存在です」 「人と人をつなぎ、多くの人々と感動や歓喜、時に悔しさなどを共有できるのがスポーツです。また、インテグリティ(誠実、健全性、高潔さ)が保たれ、誰もが安心して安全に楽しむ環境があってこそスポーツは発展していきます。一部の人たちの身勝手な考えや一時的な感情に任せた危険行為によってそれを楽しむ人の生命や心身の安全が脅かされたり、スポーツ/サッカーの価値がおとしめられたりするようなことがあっては断じてならないのです」 「今後、このようなことが二度と起こらないよう、JFAとしてもJリーグやWEリーグをはじめとする各リーグや連盟、47都道府県サッカー協会などと連携して再発防止策を講ずるとともに、リスペクトの推進や暴力・暴言根絶の啓発活動など積極的な情報発信を行ってまいります。そして、技術委員会、審判委員会、リスペクト・フェアプレー委員会、ウェルフェアオフィサーらと試合運営管理規定など各種規則の見直しを図る一方、運営・警備体制を強化します」 「また、違反行為を犯した者に罰則を与えたり、今回のような決定を下したりするだけでなく、われわれももう一度、襟を正してスタジアムの安全確保について真剣に考え、防止策を講じていきます」 「JFAはいかなる場合でも暴力や暴言、差別などを容認せず、全ての観戦者が安全に安心してサッカーを楽しめる健全なサッカー環境を広げていきます。本気で変えるには一人一人が当事者意識を持つことが重要です。このサッカー界の考えや取り組みが、いずれは日本のスポーツ界や国際社会にも良い影響を与えるものになるよう、サッカーファミリーの皆さんと共に考え、日本サッカーを統括する団体としての使命感と責任を持って取り組んでいく覚悟です」 2023.08.31 18:40 Thu
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