顔面負傷のアスピリクエタが退院、練習場に顔を出す

2023.02.21 22:40 Tue
Getty Images
チェルシーは21日、スペイン代表DFセサール・アスピリクエタが退院したことを発表した。
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アスピリクエタは18日にホームで行われたプレミアリーグ第24節サウサンプトン戦で先発。後半半ば過ぎの74分に相手のセットプレーの場面で競り合った際、バイシクルシュートを試みたFWセク・マーラの強烈なキックを左頬付近に受けてピッチに倒れ込んだ。
頭部を固定された状態でストレッチャーに乗せられてピッチを後にし、その後病院に搬送されていた。

入院していたアスピリクエタについてチェルシーは「クラブの医療チームはセサールの状態を綿密に監視している。彼の安全を確保すべく脳震盪プロトコルを遵守する」と声明を発表。

またチェルシーは21日、退院したアスピリクエタがトレーニング場に姿を現したことも併せて発表していた。

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【プレミアリーグ第36節プレビュー】アーセナル&シティの2強は中位とのホーム戦! 不調リバプールvsスパーズも

先週末に行われた第35節はノースロンドン・ダービーを制したアーセナル、ノッティンガム・フォレストに辛勝したマンチェスター・シティが勝ち点3を積み上げた一方、リバプールはウェストハムに痛恨のドロー。この結果、熾烈優勝争いからリバプールが最初に脱落する形となった。また、残留争いでは最下位のシェフィールド・ユナイテッドが3節を残して1年でのチャンピオンシップ降格が決定した。 5月最初に行われる第36節ではリバプールの脱落で一騎打ちの形となった首位のアーセナル(勝ち点80)、2位のマンチェスター・シティ(勝ち点79)の優勝争いがもちろん最大の注目ポイントだ。 土曜のランチタイムキックオフに臨むアーセナルは、10位のボーンマスをエミレーツ・スタジアムで迎え撃つ。前節、アウェイ開催のノースロンドン・ダービーを2つのセットプレーと、FWサカの見事な個人技によって3-2と勝ち切ったアーセナル。守護神ラヤの軽率なミスなどもあって後半に1点差まで追い上げられたものの、要所を締める守備、決めるべきところで決め切る、勝てるチームの試合運びで重要なダービーで連勝を飾った。 ただ、ランチタイムキックオフ特有の難しさに加え、重要な連戦を終えた直後の格下相手の試合はある意味で落とし穴になりやすく、優勝争いの重圧を含めて難しい試合になることは間違いない。さらに、相手のボーンマスは直近ウォルバーハンプトン、ブライトンに2試合連続で完封勝利を収めるなど好調を維持している。より先制点が重要となる試合において得意のセットプレーと共に、サカやFWハヴァーツ、FWトロサールらの勝負強い働きを期待したい。 2位のシティはそのアーセナルの結果を把握した状況で、11位のウォルバーハンプトンとのホームゲームに臨む。前節のフォレスト戦はいずれも前後半の半ばに奪ったDFグヴァルディオル、FWハーランドの2ゴールによって2-0の勝利を収めたが、試合内容に関しては今季の中でも最も苦しんだ部類に入る厳しいものだった。相手のメリハリの利いたプレスにボールロストを繰り返し再三のカウンターでチャンスを作られた。仮にFWウッドらの決定機逸がなければ、敗戦の可能性もあった。それでも、結果的に2-0の勝利を収めたことで、ポジティブに課題と向き合えるはずだ。 その反省を踏まえて臨む今回のホームゲームは前回対戦で開幕連勝をストップされた因縁の相手、ウルブスとのリベンジマッチとなる。FWペドロ・ネトというキーマン不在も、直近のルートン・タウン戦で7試合ぶりの白星を挙げた侮れない相手に対しては、復帰戦でゴールを挙げたハーランドに加え、体調不良からの回復が見込まれるMFフォーデン、DFルベン・ディアスの復帰を追い風に勝ち切りたい。 共にシーズン最終盤を前に夢破れた感のある3位のリバプール(勝ち点75)と、5位のトッテナム(勝ち点60)は、バウンスバックの白星を目指して激突する。 マージーサイド・ダービーでの屈辱の敗戦に加え、前節はウェストハム相手に一時逆転に成功しながらも、リードを守り切れずに2-2のドローに終わったリバプール。数字上の可能性は残されているものの、現状上位2チーム両方が複数試合で取りこぼす可能性は低く、逆転での優勝は絶望的と言わざるを得ない。それはファン・サポーターを含め関係者全員が重々承知だが、クロップ体制をできるだけ良い形で締めくくるため勝利を積み重ねたい。アンフィールドでリーグ3戦ぶりの白星を目指す一戦は、誤審問題によって今季初黒星を喫したスパーズという因縁の相手だけにそのリベンジを含めしっかりとした戦いを見せたい。とりわけ、ハマーズ戦で指揮官との口論がクローズアップされたエースFWサラーの奮起に期待したいところだ。 一方、トッテナムはそのリバプール以上に厳しい状況に陥る。ニューカッスル戦での0-4の惨敗、前述のダービーでの敗戦に加え、ミッドウィーク開催の第26節延期分ではチェルシーに0-2の敗戦を喫し、今季2度目のリーグ3連敗となった。多くの離脱者の影響が大きかった1度目の3連敗とは異なり、今回の3連敗ではメンバー、日程面を含めて言い訳ができず、より深刻だ。これによって、7ポイント差の4位アストン・ビラを抜く可能性は限りなく低くなっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は絶望的だ。逆に、EL出場権争いでも下位に迫られており、何とか不振を抜け出して最低限のノルマを達成したいところ。伝統的に相性が悪いアンフィールドでの一戦に加え、中2日という日程面でのディスアドバンテージも大きいが、序盤戦の逆境時に見せたような不屈のメンタリティを取り戻し、少なくとも難所から勝ち点を持ち帰りたい。 チェルシーのアシストによって悲願のCL出場に近づいたアストン・ビラだが、カンファレンスリーグ(ECL)ではオリンピアコス相手の準決勝1stレグでまさかの2-4のスコアで敗戦。ボールを持たされる苦手の展開の中で相手の主砲エル・カービにハットトリックを許すなど大量失点を喫した上、後半終盤のMFドウグラス・ルイスのPK失敗が痛恨。2点のビハインドを背負って週明けに敵地で行われる2ndレグに臨む形となった。そのECLに万全の状態で臨む上では大幅なターンオーバーを実施したいところ。前回対戦で6-1の圧勝を収めた上、直近2分け4敗と絶不調の12位ブライトンの状態を鑑みれば思い切ったメンバーで臨めるはずだが、エメリ監督の用兵に注目だ。 スパーズ相手に会心のシーズンダブルを決めて8位に浮上したチェルシーは、9位のウェストハムとのシックスポインターに臨む。トッテナム戦ではいずれもセットプレーからDFチャロバー、FWジャクソンが奪ったゴールを、多くの主力を欠く急造守備陣が粘りの守備で守り抜く2-0の快勝となった。ただ、継続性に大きな問題を抱えるチームだけに、前節リバプール相手にドローに持ち込んだハマーズとのダービーに向けては少なくない懸念もある。 6位のマンチェスター・ユナイテッドは、マンデーナイト開催のアウェイゲームで14位のクリスタル・パレスと対戦する。前節、降格圏の19位バーンリー相手に終盤のPKによる失点で勝ち点2を取りこぼした赤い悪魔。その失態の影響もあってか、今週に入っては監督人事に加え、スカッドの大幅刷新と外野が騒がしくなっており、何とかピッチ上の結果で沈静化を図りたい。ただ、対戦相手のパレスは直近のフルアム戦こそ引き分けたものの、その直前にリバプール、ウェストハム、ニューカッスルを連破するなどグラスナー監督の戦術浸透で最も調子が良いチームのひとつだ。その難敵に直近の数試合のようにわきの甘さを見せれば、食われる可能性は十二分にある。MFブルーノ・フェルナンデスを中心にしっかり気持ちを引き締めて臨みたい。 その他ではDF橋岡大樹を擁する18位のルートンと、残留争いを脱した15位のエバートンによるボトムハーフの直接対決、残留争いとEL出場権を左右する19位のバーンリーvs7位のニューカッスルのカードにも注目したい。 ◆プレミアリーグ第36節 ▽5/3(金) 《28:00》 ルートン・タウン vs エバートン ▽5/4(土) 《20:30》 アーセナル vs ボーンマス 《23:00》 ブレントフォード vs フルアム バーンリー vs ニューカッスル シェフィールド・ユナイテッド vs ノッティンガム・フォレスト 《25:30》 マンチェスター・シティ vs ウォルバーハンプトン ▽5/5(日) 《22:00》 ブライトン vs アストン・ビラ チェルシー vs ウェストハム 《24:30》 リバプール vs トッテナム ▽5/6(月) 《28:00》 クリスタル・パレス vs マンチェスター・ユナイテッド 2024.05.03 20:00 Fri

ギャラガー売却報道にチェルシーファンは猛反発…ポチェッティーノ監督は「重要な戦力」と強調も「私は決定に関与できない」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、売却が噂されるイングランド代表MFコナー・ギャラガーの重要性を強調した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 チェルシーの下部組織出身であるギャラガーは、今シーズン公式戦46試合6ゴール9アシストを記録。主将のリース・ジェームズや副将のベン・チルウェルが負傷続きなこともあって多くの試合でキャプテンを務めており、文字通りチームを支えている。 そんなギャラガーだが、チェルシーとの契約は2025年夏までであり、クラブは財務とリーグ規則の帳尻を合わせるため今夏の売却を計画。高額な移籍金であれば、ライバルクラブへの移籍も許可する見通しと伝えられている。 当然、チェルシーファンはこれに対して猛反発。2日に行われたプレミアリーグ第26節延期分のトッテナム戦では、「コナー・ギャラガー、生まれたときからチェルシーだ」というチャントが飛び、巨大な横断幕も掲げられた。 2-0で勝利したトッテナム戦後、ギャラガーの去就について問われたポチェッティーノ監督もまた、重要な戦力だと強調。ただし、自身に編成を決める権利はなく、クラブと選手の間で問題が解決されることを願うしかないと述べている。 「私は(ギャラガーの契約問題について)関与していないんだ。だから、何も知らないし、ここで伝えられるようなこともない」 「だが、私がこれまで先発に起用してきたメンバーを見れば分かってもらえると思うが、シーズンを通してコナーは力強かった。もちろん、彼はチームにとって重要な選手だ」 「とはいえ、私が決定に関与することはできず、クラブとコナーの問題となっている。両者の間で、問題を解決してもらう必要があるだろう」 2024.05.03 13:20 Fri

トッテナム相手に今季2勝のチェルシー、ポチェッティーノ監督「最も満足している試合」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 リーグ戦2試合未勝利の中、少しでも順位を上げていきたい9位チェルシーは、2日のプレミアリーグ第26節延期分でトッテナムと対戦。ホームでのロンドン・ダービーに臨んだ。 序盤から決定機を作ったチェルシーは、24分にセットプレーから先制点を奪取。イングランド代表MFコナー・ギャラガーのFKからイングランド人DFトレヴォ・チャロバーがヘディングでゴール右隅に決めた。 1点リードで迎えた後半には、セネガル代表FWニコラス・ジャクソンがイングランド代表MFコール・パーマーの直接FKの跳ね返りを押し込んで加点。2-0で試合終了のホイッスルを迎えた。 トッテナム相手にシーズンダブルを達成したポチェッティーノ監督は、3試合ぶりの白星に大きな満足感。チーム全体の戦いぶりを称えている。 「これがシーズンのベストゲームかどうかはわからないが、試合を終えてから最も満足している試合だ。我々が見せたプレースタイルや戦い方は、シーズン当初から望んでいたものだ」 「これがチームに反映させたいことだ。我々はとても勝負強かったし、こうして他の部分でも成長し、より良い結果を残すことができる」 また、先制点を生んだチャロバーとギャラガーの生え抜き2人にも言及。精神的にもチームを牽引していたと見ている。 「彼らはファンタスティックだった。我々はクラブのアイデンティティについて話している。彼らはアカデミーのシステムを経て来た選手たちであり、感情的な部分が求められるこの種の試合では、もっと貢献できる能力があると思う」 「だが、アカデミー出身でない選手たちから同じものを感じないという意味ではない。チアゴ(・シウバ)からも同じものが見て取れる。彼が今どのように感じているかがわかるし、チームで絆を築くことができる」 「もちろん、今日の彼らはファンタスティックだったが、チーム全体も素晴らしかった」 さらに、U-21イングランド代表FWノニ・マドゥエケを名指しで称賛。攻守両面での貢献度の高さを語った。 「今日のノニ・マドゥケは信じられないほど素晴らしかった。彼と会話やミーティングを重ねたり、彼の動画などを見る前のシーズン当初、彼のことを分析すると、今日のように常にボールを扱いながら素晴らしい仕事ができる能力があるとわかった」 「もちろん、彼は攻撃的な選手だが、ボールを持っていない時はアルフィー(・ギルクリスト)の守備を助ける素晴らしい仕事をしている。これが我々が今後も必要としていることだ。競争心を高めるために」 2024.05.03 10:34 Fri

レーティング:チェルシー 2-0 トッテナム【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第26節延期分、チェルシーvsトッテナムが2日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽チェルシー採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240503_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 28 ペトロビッチ 6.0 難しい対応はほぼなかったが、クロス対応は非常に安定していた DF 42 ギルクリスト 6.5 守備では対人の強さを活かしつつ、非常にはっきりとしたプレーで自身のできることを徹底。マイボール時は無理をせず無難に捌いた (→アチェポン -) ダービーでトップチームデビュー 14 チャロバー 7.0 値千金の先制点を記録。守備では急造バックラインでリーダーシップを取りながらクリーンシートに貢献 5 バディアシル 6.5 ここ最近は攻守にミスが目立っていたが、欲をかかずに堅実なプレーを90分間継続。安定したパフォーマンスだった 3 ククレジャ 7.0 対人、カバーリングを含めて守備面で傑出したパフォーマンス。マイボール時はインサイドを取って的確に散らした MF 11 マドゥエケ 6.5 右サイドでエメルソン相手に優位性をもたらす。それ以上に自陣の低い位置まで下がるなど身体を張った守備を評価したい 25 カイセド 6.5 中盤で攻守にハイパフォーマンスを披露。刈り取るボール奪取にプレス回避と持ち味を発揮 20 パーマー 6.0 クロスバー直撃の鋭いFKで2点目の起点に。攻撃では要所で巧さを出したが、プレー全体的にはやや重さを感じさせた 23 ギャラガー 7.0 先制点をアシスト。カイセドらと共に高い強度のプレーを90分間継続。渦中の相手に出色のパフォーマンスを見せた 10 ムドリク 6.0 守備面やフィニッシュの精度は要改善も、立ち上がりの決定機演出などそれ以外はまずまず (→カサデイ 5.5) 攻撃面では見せ場はなかったが、逃げ切りに貢献 FW 15 ジャクソン 6.5 幾つかのチャンスは逃したが、難しいヘディングシュートを決めて貴重な追加点をもたらす。カウンターの起点やチャンスメークも上々 (→タウリアイネン -) 監督 ポチェッティーノ 6.5 急造ディフェンスラインでのクリーンシートを含め古巣相手に勝ち点3にふさわしいパフォーマンスだった ▽トッテナム採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240503_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 13 ヴィカーリオ 5.5 2失点共に責任はなし。防げるシュートはきっちり防ぎ、背後のケアもしっかりとやっていた DF 23 ペドロ・ポロ 5.0 攻守両面で物足りない出来に。持ち味のクロスや繋ぎの部分で苦戦した 17 ロメロ 6.0 アーセナル戦に続いて個人としては質の高いパフォーマンスを披露。カードトラブルもなくリーダーとして存在感を示した 37 ファン・デ・フェン 6.5 立ち上がりの決定的なゴールカバーを含め守備ではほぼパーフェクトな出来。局面を変える果敢な持ち上がりなど攻撃面でもアクセントを付けた 12 エメルソン 4.5 久々の出場に加えて本職ではない左サイドで苦戦。マドゥエケに出し抜かれる場面も多かった (→ロ・チェルソ -) MF 22 ブレナン・ジョンソン 5.0 前後半で攻め手となったものの、ククレジャの壁を敗れず。2失点目直後の決定機はせめて枠に飛ばしたい (→ブライアン・ヒル 5.0) 視野が狭く強引な仕掛けからのロストという、悪い時のお決まりパターンに 29 サール 5.0 不用意なボールロストなど相手の中盤に対して劣勢。なかなか良さを出せなかった (→マディソン 5.0) アーセナル戦に続き最後のところで粘り、精度を見せられず 21 クルゼフスキ 5.0 アーセナル戦では右サイドで輝きを放ったが、トップ下の位置で苦戦。ポジションを戻した後もリズムに乗れなかった 8 ビスマ 5.0 元同僚カイセドらとのマッチアップで苦戦。ミスが目立った (→ホイビュア 5.5) 惜しいクロスもあったが、劣勢を変えることはできず 7 ソン・フンミン 4.5 アーセナル戦に続き覇気のないパフォーマンスに終始。自身の不調もあってか、リーダーシップの部分でもチームをまとめきれず FW 9 リシャルリソン 5.0 前線で身体を張っていたが、相手守備に脅威を与えられず (→ベンタンクール 5.5) 交代選手の中ではよくボールに絡んだが、最後の場面での判断、精度はいまひとつ 監督 ポステコグルー 4.5 選手選考や交代策のいずれも嵌らず。課題のセットプレーからの2失点で来季CL出場は絶望的に ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ククレジャ(チェルシー) 得点に絡んだ2選手にギャラガー、カイセドの活躍も素晴らしかったが、攻撃力のある相手に対して急造ディフェンスラインで臨んだ一戦でクリーンシートの立役者となったスペイン代表DFをMOTMに選出。 チェルシー 2-0 トッテナム 【チェルシー】 チャロバー(前24) ジャクソン(後27) 2024.05.03 05:45 Fri

チェルシーが宿敵に会心のシーズンダブル! 3連敗スパーズはCL出場権獲得が絶望的に…【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第26節延期分、チェルシーvsトッテナムが2日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で勝利した。 9位のチェルシー(勝ち点48)は前節、アストン・ビラとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。後半アディショナルタイムの劇的な逆転ゴールが微妙な判定で取り消される不運もあり、リーグ2戦未勝利。逆転でのヨーロッパ出場権獲得が絶望的になりつつある。それでも、勝ち続けて奇跡を祈るしかないブルーズは、ポチェッティーノ監督にとってイングランドでの通算400試合目の指揮となる古巣相手のメモリアルゲームで3戦ぶりの白星を狙った。前節からは先発1人を変更し、負傷のチアゴ・シウバに代えてギルクリストを右サイドバックで起用した。 一方、5位のトッテナム(勝ち点60)は前節、ホーム開催のアーセナルとのノースロンドン・ダービーで2-3の敗戦。後半の2ゴールで追い上げたが、前半の3失点が響き宿敵相手に屈辱の敗戦となった。これでリーグ連敗のスパーズは2試合消化試合が多い4位のアストン・ビラとのポイント差が「7」に広がり、自力での逆転の可能性が消滅。チェルシー同様に勝ち点3を積み上げ続けるしかないポステコグルーのチームは、前節から先発5人を変更。負傷のベン・デイビス、ヴェルナーに代えてエメルソン、ブレナン・ジョンソン、2セントラルMFをサール、ビスマに入れ替えたほか、前線もマディソンに代えてリシャルリソンを最前線に置いた。 ミッドウィーク開催ながらダービーらしい熱狂的な空気の中で幕を開けたダービー。立ち上がりにはホームのチェルシーにビッグチャンス。5分、中盤左でのボール奪取からムドリクのスルーパスに抜け出したジャクソンがGKヴィカーリオの股間を抜くシュートを放ったが、これはDFファン・デ・フェンの見事なゴールカバーに阻まれた。 ファーストチャンスをモノにできなかったものの、主導権を握ることに成功したチェルシー。以降も球際の勝負で優位に進めると、ジャクソンを起点に相手のハイラインの背後を突く形で幾度も良い形を作り出す。 両センターバックを中心にソリッドな相手の守備を前に決定機まであと一歩という場面が続くが、23分には右サイドからカットインしたマドゥエケが得意の左足を振っていくが、これは枠の上を外れた。 それでも、直後の24分には相手陣内中央右で得たFKの場面でキッカーのギャラガーが正確なボールをボックス左のスペースに入れると、うまくフリーで走り込んだチャロバーが対角を狙ったヘディングシュートをゴール右隅に流し込み、値千金の今季リーグ戦初ゴールとした。 生え抜き2人のコンビネーションで奪った先制点によって勢いづくホームチームは、引き続き球際の勝負で相手を上回る。32分には右で起点を作ったパーマーからボックス手前左でラストパスを受けたムドリクが右足を振るが、これはわずかに枠の右に外れた。 一方、またしても課題のセットプレーで失点した上、ビルドアップの機能不全で効果的なボールの前進もままならないトッテナム。この状況にピッチサイドのポステコグルー監督も怒りの形相でピッチの選手に盛んに指示を飛ばすシーンも。38分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でペドロ・ポロのクロスをファーで競り勝ったロメロが際どいヘディングシュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れる。 その後、ようやく相手陣内でのプレータイムを増やしたアウェイチームは、右サイドのジョンソン、ポロを起点に幾度か際どいシーンを作り出したが、ボックス内でのサールのダイレクトシュートがDFチャロバーのブロックに阻まれるなど前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半はオーストラリア人指揮官から激しい檄を受けたトッテナムが攻勢を仕掛ける立ち上がりに。後半は左サイドのソン・フンミンが攻撃に絡むシーンが増え、両サイドからポケットを取って際どい折り返しも増えていくが、仕留め切るまでには至らず。 この序盤で同点ゴールを奪えなかったポステコグルー監督は63分に3枚替えを敢行。サール、ビスマのセントラルMFをベンタンクール、ホイビュアに入れ替えたほか、リシャルリソンを下げて切り札のマディソンを投入。これで前線の配置も大きく入れ替えた。 一方、後半は防戦一方の展開が続いていたチェルシーだったが、前半と同じような時間帯にセットプレーから大きな追加点を奪う。72分、ククレジャが獲得したボックス手前中央のFKの場面で、キッカーのパーマーが鋭い左足のシュートを放つ。これはクロスバーを叩くが、浮き球のこぼれに反応したジャクソンの左隅を狙ったヘディングシュートが決まった。 この失点直後にホイビュアの絶妙な右クロスから訪れたジョンソンの決定機も決め切れず。厳しい状況となったトッテナムはジョンソン、エメルソンを下げてブライアン・ヒル、ロ・チェルソを投入。リスクを冒して前に出ていく。 対するチェルシーはムドリク、足が攣ったギルクリストを下げてカサデイ、トップチームデビューのアチェンポンを続けてピッチに送り出して逃げ切り態勢に入った。 その後、ベンタンクールらに幾度かチャンスはあったものの、最後までゴールが遠かったトッテナムは、一矢報いることも叶わず。この結果、宿敵相手にシーズンダブルを達成したチェルシーがリーグ3戦ぶりの白星を挙げた。 一方、敗れたトッテナムは逆転でのCL出場権獲得の夢がほぼ潰える形となった。 2024.05.03 05:36 Fri
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