バルセロナが難敵ビジャレアル撃破で公式戦11連勝! ペドリ弾を鉄壁守備で守り抜くウノセロ勝利《ラ・リーガ》
2023.02.13 07:03 Mon
ラ・リーガ第21節、ビジャレアルvsバルセロナが12日にエスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。
前半戦を首位ターンしたバルセロナは、後半戦初戦でセビージャと対戦。前半こそ相手の堅守に苦戦したが、後半にジョルディ・アルバとガビの今季リーグ戦初ゴールが生まれて前回対戦同様に3-0の完勝。公式戦連勝を「10」に更新し、最高の形で後半戦をスタートした。
週明けにマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ初戦を控える中、2連敗中も6位に位置する難敵とのアウェイゲームに臨んだ。古巣初対戦で意気込むセティエンのチームとの上位対決に向け、チャビ監督は先発2人を変更。負傷のブスケッツに代えてケシエ、ジョルディ・アルバに代わってバルデを起用した。
エースのジェラール・モレノ不在、対バルセロナという部分で変則的な[4-4-2]の布陣で臨んだビジャレアルに対して、アウェイチームがいきなり決定機を創出。開始3分、ペドリのスルーパスに反応したレヴァンドフスキがボックス右に持ち込んで右足のシュートを狙うが、ここはバイエルンの元同僚レイナの好守に阻まれた。
以降は互いにボールを握りたいチーム同士による主導権争いが続く中、守備の強度と連動性で勝るアウェイチームが圧巻のチームプレーで先制点を奪う。
幸先よく敵地で先制したバルセロナは、以降も守備で相手に制限をかけながらマイボール時も良い距離感で相手のプレスをいなしていく。26分にはデ・ヨングの浮き球パスをボックス内で収めたレヴァンドフスキがカットインからの左足シュートで2点目に迫るが、ここはGKレイナが冷静にはじき出した。
前半半ばを過ぎると、徐々にバルセロナのプレスに順応したビジャレアルが押し返す展開となるが、ケシエとの接触の際にコクランが右ヒザを負傷。自力歩行が不可能となったフランス人MFは36分にチュクウェゼとの交代でピッチを後に。
ビハインドに加えて負傷者を出す厳しい流れとなったホームチームだが、前半終了間際には相手のミスによって最大の決定機が訪れる。前半アディショナルタイム、ペドリのヘディングでのバックパスがずれると、これをかっさらったホセ・モラレスがボックス左に侵入。だが、ニア下を狙った左足シュートはわずかに枠を外れ、絶好の同点機を逃した。
終盤のピンチで冷や汗をかいたものの、概ね狙い通りの形で試合を折り返したバルセロナ。後半立ち上がりは前半終盤の流れを踏襲する形で一進一退の攻防となる。
早い時間帯に2点目を奪って試合を決めたいアウェイチームは、左サイドのバルデが果敢な攻撃参加で起点に。ボックス内でのダブルタッチの仕掛け、正確なパスからレヴァンドフスキのフィニッシュをお膳立てする。
一方、後半は互角以上の戦いを見せるビジャレアルは前半に比べて押し込むシーンが増えるが、アラウホが睨みを利かせる相手の堅守を前に決定機まであと一歩。シュート数では相手を上回るも、守護神テア・シュテーゲンを脅かすまでには至らない。
後半半ばから終盤にかけても緊迫感のある攻防が続く。その中で流れを引き寄せる一手を狙う両指揮官は80分を過ぎて動く。逃げ切りを意識するバルセロナはハフィーニャ、ケシエに代えてフェラン・トーレス、アルバを、ビジャレアルは3枚替えを敢行し、フェル・ニーニョやモヒカとよりフィジカルな選手をピッチに送り込んだ。
試合最終盤はビジャレアルが厚みのある攻撃でバルセロナ守備陣を脅かしたが、アラウホやクンデを中心とする堅守を最後までこじ開けることはできず。
この結果、鉄壁守備でお馴染みのウノセロ勝利を飾ったバルセロナが公式戦11連勝を達成し、ユナイテッド戦に向けて大きな弾みを付けた。
前半戦を首位ターンしたバルセロナは、後半戦初戦でセビージャと対戦。前半こそ相手の堅守に苦戦したが、後半にジョルディ・アルバとガビの今季リーグ戦初ゴールが生まれて前回対戦同様に3-0の完勝。公式戦連勝を「10」に更新し、最高の形で後半戦をスタートした。
週明けにマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ初戦を控える中、2連敗中も6位に位置する難敵とのアウェイゲームに臨んだ。古巣初対戦で意気込むセティエンのチームとの上位対決に向け、チャビ監督は先発2人を変更。負傷のブスケッツに代えてケシエ、ジョルディ・アルバに代わってバルデを起用した。
以降は互いにボールを握りたいチーム同士による主導権争いが続く中、守備の強度と連動性で勝るアウェイチームが圧巻のチームプレーで先制点を奪う。
18分、GKレイナから前線のピノへの縦パスに反応したクンデの潰しからガビ、フレンキー・デ・ヨング、ハフィーニャと右から中央への鮮やかなパス交換が生まれる。そして、最後はレヴァンドフスキとのワンツーでゴール前に抜け出したペドリが冷静にGKレイナとの一対一を制した。
幸先よく敵地で先制したバルセロナは、以降も守備で相手に制限をかけながらマイボール時も良い距離感で相手のプレスをいなしていく。26分にはデ・ヨングの浮き球パスをボックス内で収めたレヴァンドフスキがカットインからの左足シュートで2点目に迫るが、ここはGKレイナが冷静にはじき出した。
前半半ばを過ぎると、徐々にバルセロナのプレスに順応したビジャレアルが押し返す展開となるが、ケシエとの接触の際にコクランが右ヒザを負傷。自力歩行が不可能となったフランス人MFは36分にチュクウェゼとの交代でピッチを後に。
ビハインドに加えて負傷者を出す厳しい流れとなったホームチームだが、前半終了間際には相手のミスによって最大の決定機が訪れる。前半アディショナルタイム、ペドリのヘディングでのバックパスがずれると、これをかっさらったホセ・モラレスがボックス左に侵入。だが、ニア下を狙った左足シュートはわずかに枠を外れ、絶好の同点機を逃した。
終盤のピンチで冷や汗をかいたものの、概ね狙い通りの形で試合を折り返したバルセロナ。後半立ち上がりは前半終盤の流れを踏襲する形で一進一退の攻防となる。
早い時間帯に2点目を奪って試合を決めたいアウェイチームは、左サイドのバルデが果敢な攻撃参加で起点に。ボックス内でのダブルタッチの仕掛け、正確なパスからレヴァンドフスキのフィニッシュをお膳立てする。
一方、後半は互角以上の戦いを見せるビジャレアルは前半に比べて押し込むシーンが増えるが、アラウホが睨みを利かせる相手の堅守を前に決定機まであと一歩。シュート数では相手を上回るも、守護神テア・シュテーゲンを脅かすまでには至らない。
後半半ばから終盤にかけても緊迫感のある攻防が続く。その中で流れを引き寄せる一手を狙う両指揮官は80分を過ぎて動く。逃げ切りを意識するバルセロナはハフィーニャ、ケシエに代えてフェラン・トーレス、アルバを、ビジャレアルは3枚替えを敢行し、フェル・ニーニョやモヒカとよりフィジカルな選手をピッチに送り込んだ。
試合最終盤はビジャレアルが厚みのある攻撃でバルセロナ守備陣を脅かしたが、アラウホやクンデを中心とする堅守を最後までこじ開けることはできず。
この結果、鉄壁守備でお馴染みのウノセロ勝利を飾ったバルセロナが公式戦11連勝を達成し、ユナイテッド戦に向けて大きな弾みを付けた。
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「この状況は信じられないし言葉が出ない」フリック監督、欧州参戦チームへの配慮欠くラ・リーガの日程に不満露わ
バルセロナのハンジ・フリック監督が、ラ・リーガの日程面に関する不満を示した。スペイン『ESPN』が伝えている。 現在、2位以下に4ポイント差を付けて首位を維持するバルセロナ。さらに、先日にはチャンピオンズリーグ(CL)でドルトムントを撃破しベスト4進出。加えて、今月末にはコパ・デル・レイ決勝のレアル・マドリー戦とシーズン3冠の可能性を残している。 19日にはラ・リーガ第32節で難敵セルタとのホームゲームが控えるが、15日にドイツの地でアウェイゲームを戦ったなか、試合開始時間は現地時間16:15(日本時間23:15)と厳しいスケジュールとなっている。 とりわけ、ドルトムント戦後に選手たちがバルセロナに戻ったのは、翌日の早朝となっており、他国に比べてヨーロッパを戦うチームへの配慮に欠けるリーグへの不満を露わにしている。 「どのリーグもクラブを守ろうとする。特にチャンピオンズリーグの準決勝ではなおさらだ。信じられないし、我々は休む暇もない」 「私としては、言い訳も不満も言いたくないが、この件の責任者たちと話し合いたい。(CL準決勝のインテル戦の間に行われる)日曜日の午後2時にバジャドリーと対戦しないのは嬉しい」 「だが、なぜいつものように午後6時に試合ができないんだ? 理由を一つ挙げてくれ。私にとっては冗談のようなもので、スペインフットボール界に影響を与えている。ヨーロッパリーグの他のチームにはメリットがある」 「この状況は信じられないし、言葉が出ない。ブンデスリーガやプレミアリーグでは、クラブの面倒を見ているのに…彼ら(ラ・リーガ)は、この(遅い到着)が選手にとって何を意味するのか全くわかっていない」 なお、7位とヨーロッパも狙える順位にいるセルタとの対戦に向けてドイツ人指揮官は「彼の仕事ぶりには最大限の敬意を払っている。素晴らしいチームを率いてきたし、年齢は全く関係ない」と37歳のクラウディオ・ヒラルデス監督の手腕を称賛。 その上で「セルタは自分たちの戦い方を明確に理解しており、非常に勇敢に準備を進めている。我々にとって重要なのは、ドルトムント戦で見落としていた強みを見せることだ。ドルトムント戦で経験した状況について話し合ったが、明日はもっと良いプレーをしなければならない。最高のレベルでプレーしなければならない。それに、彼らはアウェイでの試合を得意としている」と、2025年初黒星となったドルトムント戦を教訓に難敵撃破を誓った。 2025.04.19 20:00 Sat2
今季わずか9試合の出場、バルサで不遇のアンス・ファティは冬にトルコ行きが目前も破談…ベシクタシュ会長が理由を明かす
バルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティ(22)だが、トルコへの移籍が近づいていたことが判明した。スペイン『アス』が伝えた。 バルセロナのカンテラ出身で、その才能には太鼓判が押されていたアンス・ファティ。将来を担う存在として期待されていた中、2020年の負傷をきっかけにパフォーマンスが急降下。チーム内での信頼を失うと、ブライトン&ホーヴ・アルビオンへのレンタル移籍も経験した。 今シーズンはバルセロナに復帰してプレーしている中、ここまで公式戦で9試合しかプレーしておらず、ハンジ・フリック監督の信頼は得られていない状況。冬にも移籍の可能性があった中、結局はバルセロナに残留していた。 しかし、実は冬の移籍市場でスュペル・リグ(トルコ1部)を戦うベシクタシュへの移籍の可能性があったとのこと。ベシクタシュのセルダル・アダリ会長がその事実を認めた。 「アンス・ファティは、パトリック・ベルグとサミュエル・ダールと同様に、我々の候補に挙がっていた。ヨーロッパリーグのトゥベンテ戦の後、私はファティをイスタンブールに連れてくるつもりだった。バルセロナとも移籍で合意に達していた」 「しかし、敗退した夜、バルセロナから彼がイスタンブールに来られないという連絡があった。選手は非常に興奮していて、すでに父親に連絡を取っていた。しかし、ヨーロッパリーグの敗退によって、獲得が台無しになってしまった」 ベシクタシュは今シーズンのヨーロッパリーグに出場していたが、リーグフェーズを28位で終えて即敗退。プレーオフにも進めなかったが、これが移籍が実現しなかった理由だという。 また、アトレティコ・マドリーのノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートも狙っていたようだが、こちらは不可能だと感じていたという。 「セルロートの獲得は事実上不可能に思えた。チームには明確な代替選手がいなかった。私が彼と話していないと思っているのか?冬には話した。今は連絡が取れない。アトレティコとは良好な関係を築いているが、選手について問い合わせると『では、どのストライカーを起用すべきか?』と聞かれるだろう」 アトレティコのストライカー不足により、獲得が不可能だったセルロート。夏にベシクタシュはどういった動きを見せるだろうか。 2025.04.18 19:15 Fri3
日程面に不満爆発バルセロナ、ラ・リーガとRFEFに対して正式に苦情「より配慮すべき」
バルセロナは19日、ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)に対して、試合日程とキックオフ時間に関する異議を公式声明で訴えた。 バルセロナは、現地時間19日16:15(日本時間23:15)に開催されるラ・リーガ第32節のセルタとのホームゲームの直前に以下の声明を発表。試合前の会見でハンジ・フリック監督が訴えていた内容を反芻する形で苦情を申し立てた。 「FCバルセロナは、今シーズン、ラ・リーガとスペインサッカー連盟がトップチームの試合日程とキックオフ時間に関して定めた基準に既に異議を唱えています」 「私たちが全面的に支持し、完全に同意している(フリック)監督が金曜日に表明したように、スペインサッカー連盟は、シーズン終盤に3つの大会全てに出場する私たちのようなチームに対して、より配慮すべきだと考えています」 「これは新しい問題ではなく、FCバルセロナは、多くの試合を含む試合日程を組むことの難しさを軽視することなく、スポーツカレンダーの合理化を図るため、国内外のフットボール組織委員会に対し、引き続き自らの利益を擁護していきます。そのため、FCバルセロナは、フットボール界の真のスターである選手たちに不利益となるような状況を回避するため、フットボール統括団体に正式な苦情を申し立てます」 現在、2位以下に4ポイント差を付けて首位を維持するバルセロナ。さらに、先日にはチャンピオンズリーグ(CL)でドルトムントを撃破しベスト4進出。加えて、今月末にはコパ・デル・レイ決勝のレアル・マドリー戦とシーズン3冠の可能性を残している。 そんななか、指揮官は「どのリーグもクラブを守ろうとする。特にチャンピオンズリーグの準決勝ではなおさらだ。信じられないし、我々は休む暇もない」などリーグに対する不満を公に表明していた。 2025.04.19 22:20 Sat4