元ブライトンFWロカディア、今夏移籍もデモ活発化でイランから脱出
2022.12.20 20:10 Tue
イランで起こっている反政府デモがサッカー選手にも影響を及ぼしているようだ。
イランでは9月に伝統的な被り物を不適切に着用したとして22歳のマサ・アミニさんが逮捕され、その後死亡した事件をきっかけに反政府デモが起きている。デモには国内で有名な俳優も参加し、無念にも逮捕されるなど拡大の一途をたどっている。
かつてPSVやブライトンでプレーしたユルゲン・ロカディア(29)は今年8月にボーフムからイランの首都テヘランを本拠地とするペルセポリスに移籍。秋春制をとるペルシアン・ガルフ・プロリーグで9試合に出場し6ゴールをマークするなど、新天地で活躍していた。
ところが、カタール・ワールドカップによるリーグ中断中にデモが激化。今月20日にリーグ戦が再開されるも、ロカディアの姿はなかった。
当初、同選手の妻の状態が良くないと報じられたが、『イラン・インターナショナル』によると、やはり治安の問題だったようだ。
イランでは9月に伝統的な被り物を不適切に着用したとして22歳のマサ・アミニさんが逮捕され、その後死亡した事件をきっかけに反政府デモが起きている。デモには国内で有名な俳優も参加し、無念にも逮捕されるなど拡大の一途をたどっている。
かつてPSVやブライトンでプレーしたユルゲン・ロカディア(29)は今年8月にボーフムからイランの首都テヘランを本拠地とするペルセポリスに移籍。秋春制をとるペルシアン・ガルフ・プロリーグで9試合に出場し6ゴールをマークするなど、新天地で活躍していた。
当初、同選手の妻の状態が良くないと報じられたが、『イラン・インターナショナル』によると、やはり治安の問題だったようだ。
伝えられるところでは、オランダ政府はイラン在住のオランダ人に即時帰国を勧告しており、ロカディアもそれに従った格好に。ペルセポリスとは来夏まで契約を残しているが、この緊急事態において、クラブや選手、ひいてはサッカー協会はどのような判断を下すのだろうか。
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キュラソー代表FWユルゲン・ロカディアに対する国際サッカー連盟(FIFA)の処分を、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が不当と判断した。オランダ『Voetbal International』が伝える。 ロカディアはオランダ出身で、強豪PSVの主力として活躍したのち、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、ホッフェンハイム、ボーフムなどに在籍。現在はスペイン3部でプレーする。 問題となったのは、2022年12月の件。 同年夏にロカディアはボーフムからイラン1部・ペルセポリスへフリー移籍し、エースストライカーとして活躍。 しかし同年、イラン国内では反政府デモが日を追うごとに拡大し、治安部隊による民衆弾圧で500人超の死者が出たほか、大規模な政治的弾圧も。22年カタールW杯におけるイラン代表選手たちの国歌斉唱拒否も話題となった。 イランの政情不安を受け、オランダ政府が当地の自国民に国外退避を求め、ロカディアも即座に出国。ペルセポリスとは契約不履行となり、クラブがFIFAに提訴…FIFAはロカディアに30万ユーロ(約4900万円)の支払いを命じた。 これについてCASはこの度、FIFAのロカディアに対する支払命令を不当と結論づけ、「イランの政情不安が最も激化していた時期」という選手側の主張を全面容認。自身の身体的安全を考慮した結果の行動と位置付けたとのことだ。 2024.11.12 20:20 Tue2