ポーランドに惜敗のサウジアラビア、ルナール監督は「我々は諦めない」と前を向く

2022.11.27 03:20 Sun
Getty Images
サウジアラビア代表は26日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループC第2節でポーランド代表と対戦し、0-2で惜敗した。
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初戦のアルゼンチン代表戦で金星を挙げ、ポーランド相手にも優勢に試合を進める健闘を見せたサウジアラビア。PKで同点に追いつくチャンスがありながらも痛い黒星を喫した中、サウジアラビア代表を率いるエルヴェ・ルナール監督は最終節のメキシコ代表戦に向けて前を向いている。「私は選手たちを誇りに思っている。我々にはまだ勝ち残れる可能性がある。我々は諦めない。これまでと同じエネルギーを持ってプレーする。最後の1秒まで戦う。これまで以上に集中し、11月30日に臨みたい」

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