ユナイテッドが新星ガルナチョのPL初弾で劇的勝利! エリクセンは加入後初G含む1G1A《プレミアリーグ》
2022.11.14 03:33 Mon
プレミアリーグ第16節、フルアムvsマンチェスター・ユナイテッドが13日にクレイブン・コテージで行われ、アウェイのユナイテッドが1-2で勝利した。
5位のユナイテッドは前節、アストン・ビラに1-3のスコアで完敗。公式戦無敗が10試合でストップした。だが、直近のEFLカップではそのビラに苦戦を強いられながらも4-2の逆転勝利を飾り、しっかりとリバウンドメンタリティを示した。
9位のフルアムのホームに乗り込んだカタール・ワールドカップ中断前のラストゲームではEFLカップで温存したカゼミロやエリクセン、ショーを復帰させ、累積警告で出場停止のダロト不在の右サイドバックには本職左のマラシアを起用。クリスティアーノ・ロナウドやサンチョは体調不良で引き続き欠場した。
互いに集中した入りを見せた中、開始5分にはウィリアンのお膳立てからカルロス・ヴィニシウスが両チームを通じて最初のシュートを放つが、これはGKデ・ヘアの足を使った見事なセーブに遭う。
一方、ユナイテッドも9分には背後へ抜け出したラッシュフォードとの連携からボックス中央のマルシャルに決定機も、ここは相手DFの寄せもあってうまくミートし切れず。GKレノにかき出される。
エリクセンの加入後初ゴールで早々に均衡が破れた試合はここからオープンな展開に。
ウィリアンを起点にチャンスを窺うホームチームは28分、ハリー・ウィルソンが強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばす。直後の30分にはボックス中央に抜け出したマルシャルがシュートに持ち込むが、いずれの決定機もデ・ヘア、レノと両守護神の好守に遭う。
その後はフルアムがボールを握って押し込む時間帯が続くが、最後の局面で身体を張るユナイテッドの守備を崩し切るまでには至らない。一方、カウンターを起点に追加点へ迫ったユナイテッドはマルシャルのヘディングシュートやエリクセンの攻撃参加から決定機を迎えたものの、こちらも決め切ることはできなかった。
アウェイチームの1点リードで折り返した後半は引き続きホームチームが優勢に試合を進めていく。52分にはボックス中央でゴールを背にしたカルロス・ヴィニシウスの鋭い反転シュート、直後の右CKではファーで競り勝ったリームが渾身のヘディングシュートを放つ。だが、ゴール至近距離からのいずれのシュートもGKデ・ヘアの驚異的な反射神経にはじき出される。
以降は行ったり来たりの状況が続くと両ベンチが動く。ユナイテッドは55分にエランガを下げてマクトミネイを投入。スコットランド代表MFをトップ下、B・フェルナンデスを右ウイングに配置転換。フルアムは直後の57分にハリー・ウィルソンを下げて古巣対戦のダニエル・ジェームズを右ウイングに入れた。すると、この交代策が試合を動かす。
61分、ハーフウェイライン付近のタッチライン際でB・フェルナンデスがギリギリで残したボールをロビンソンが回収。ここからフルアムのカウンターが発動する。相手陣内左のハーフスペースでタメを作ったウィリアンを外側で追い越したケアニーがDFリンデロフの股間を抜く高速クロスを供給すると、斜めのランニングでゴール前に飛び込んだダニエル・ジェームズが右足ワンタッチで流し込んだ。
今夏、リーズから加入したウェールズ代表FWの初ゴールで振り出しに戻った試合は以降もホームチームの時間帯が続く。前半から駆け引きの巧さを見せたウィリアンの左サイドに加え、ダニエル・ジェームズが右サイドで推進力をもたらし、守備側にとって絞り辛い攻撃を展開する。
この守勢を受け、テン・ハグ監督は疲労が見え始めたマルシャルを下げてガルナチョを左サイドに投入。これでラッシュフォードが最前線に入り、直近のアストン・ビラ戦で機能した後半終盤の形にシフトする。
その後、ユナイテッドが80分を過ぎた辺りから盛り返し、試合は一進一退の攻防のまま最終盤に突入。後半のアディショナルタイムは3分と短く引き分け濃厚かに思われたが、ユナイテッドの新星が土壇場で大仕事を果たした。
93分、自陣での巧みなビルドアップでプレスをかいくぐったユナイテッドは左サイドに張るガルナチョへ展開。そのまま縦に運んだ18歳FWは内側のエリクセンにボールを預けてボックス左へ猛スプリントを仕掛けると、デンマーク代表MFから完璧なリターンパスが届く。快足を飛ばしてDFを振り切りGKにコースを消される前に左足のシュートをゴール右下隅へ流し込んだ。
そして、試合はこの直後にタイムアップを迎え、エリクセンの加入後初ゴールに加え、ガルナチョにプレミアリーグ初ゴールが生まれたユナイテッドがフルアムとの接戦を劇的に制し、リーグ2戦ぶりの勝利で中断期間を迎えることになった。
5位のユナイテッドは前節、アストン・ビラに1-3のスコアで完敗。公式戦無敗が10試合でストップした。だが、直近のEFLカップではそのビラに苦戦を強いられながらも4-2の逆転勝利を飾り、しっかりとリバウンドメンタリティを示した。
9位のフルアムのホームに乗り込んだカタール・ワールドカップ中断前のラストゲームではEFLカップで温存したカゼミロやエリクセン、ショーを復帰させ、累積警告で出場停止のダロト不在の右サイドバックには本職左のマラシアを起用。クリスティアーノ・ロナウドやサンチョは体調不良で引き続き欠場した。
一方、ユナイテッドも9分には背後へ抜け出したラッシュフォードとの連携からボックス中央のマルシャルに決定機も、ここは相手DFの寄せもあってうまくミートし切れず。GKレノにかき出される。
互いに一度ずつシュートシーンを作り合った中、先手を奪ったのはアウェイのユナイテッド。14分、中盤で持ち上がったケアニーをカゼミロが潰してカウンターを発動。エリクセン、マルシャル、ブルーノ・フェルナンデスと繋いでボックス左からポルトガル代表MFが入れたグラウンダーのクロスがDFにディフレクトしてファーに流れると、飛び込んだエリクセンがスライディングシュートで押し込んだ。
エリクセンの加入後初ゴールで早々に均衡が破れた試合はここからオープンな展開に。
ウィリアンを起点にチャンスを窺うホームチームは28分、ハリー・ウィルソンが強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばす。直後の30分にはボックス中央に抜け出したマルシャルがシュートに持ち込むが、いずれの決定機もデ・ヘア、レノと両守護神の好守に遭う。
その後はフルアムがボールを握って押し込む時間帯が続くが、最後の局面で身体を張るユナイテッドの守備を崩し切るまでには至らない。一方、カウンターを起点に追加点へ迫ったユナイテッドはマルシャルのヘディングシュートやエリクセンの攻撃参加から決定機を迎えたものの、こちらも決め切ることはできなかった。
アウェイチームの1点リードで折り返した後半は引き続きホームチームが優勢に試合を進めていく。52分にはボックス中央でゴールを背にしたカルロス・ヴィニシウスの鋭い反転シュート、直後の右CKではファーで競り勝ったリームが渾身のヘディングシュートを放つ。だが、ゴール至近距離からのいずれのシュートもGKデ・ヘアの驚異的な反射神経にはじき出される。
以降は行ったり来たりの状況が続くと両ベンチが動く。ユナイテッドは55分にエランガを下げてマクトミネイを投入。スコットランド代表MFをトップ下、B・フェルナンデスを右ウイングに配置転換。フルアムは直後の57分にハリー・ウィルソンを下げて古巣対戦のダニエル・ジェームズを右ウイングに入れた。すると、この交代策が試合を動かす。
61分、ハーフウェイライン付近のタッチライン際でB・フェルナンデスがギリギリで残したボールをロビンソンが回収。ここからフルアムのカウンターが発動する。相手陣内左のハーフスペースでタメを作ったウィリアンを外側で追い越したケアニーがDFリンデロフの股間を抜く高速クロスを供給すると、斜めのランニングでゴール前に飛び込んだダニエル・ジェームズが右足ワンタッチで流し込んだ。
今夏、リーズから加入したウェールズ代表FWの初ゴールで振り出しに戻った試合は以降もホームチームの時間帯が続く。前半から駆け引きの巧さを見せたウィリアンの左サイドに加え、ダニエル・ジェームズが右サイドで推進力をもたらし、守備側にとって絞り辛い攻撃を展開する。
この守勢を受け、テン・ハグ監督は疲労が見え始めたマルシャルを下げてガルナチョを左サイドに投入。これでラッシュフォードが最前線に入り、直近のアストン・ビラ戦で機能した後半終盤の形にシフトする。
その後、ユナイテッドが80分を過ぎた辺りから盛り返し、試合は一進一退の攻防のまま最終盤に突入。後半のアディショナルタイムは3分と短く引き分け濃厚かに思われたが、ユナイテッドの新星が土壇場で大仕事を果たした。
93分、自陣での巧みなビルドアップでプレスをかいくぐったユナイテッドは左サイドに張るガルナチョへ展開。そのまま縦に運んだ18歳FWは内側のエリクセンにボールを預けてボックス左へ猛スプリントを仕掛けると、デンマーク代表MFから完璧なリターンパスが届く。快足を飛ばしてDFを振り切りGKにコースを消される前に左足のシュートをゴール右下隅へ流し込んだ。
そして、試合はこの直後にタイムアップを迎え、エリクセンの加入後初ゴールに加え、ガルナチョにプレミアリーグ初ゴールが生まれたユナイテッドがフルアムとの接戦を劇的に制し、リーグ2戦ぶりの勝利で中断期間を迎えることになった。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「ワカバヤシだ!」ユナイテッドGKの“帽子姿”に世界中のサポーターから反応
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンのプレースタイルが話題になっている。 ユナイテッドは18日、プレミアリーグ第32節でバーンリーとホームで対戦。ヘンダーソンはリーグ戦6試合連続先発出場を果たした。 オフサイドにより取り消しとなったものの、開始20秒過ぎに不用意な飛び出しからネットを揺らされたヘンダーソンは、日光が気になったのか、後半からは赤地にクラブのエンブレムが描かれた“帽子”を着用。イングランドで帽子をかぶるGKはほとんどおらず、その珍しい姿は大きな話題を呼んだ。 ヘンダーソンはシェフィールド・ユナイテッド時代にも帽子をかぶってゴールマウスを守ったことがあるが、アメリカ『Bleacher Report』が帽子姿を公開すると、「似合ってないけど可愛い」「帽子をかぶるGKは減った」などの意見が寄せられた。 中でも、「ワカバヤシだ!」「ワカバヤシ・ヘンドー」など、漫画『キャプテン翼』に登場する、帽子がトレードマークのGK若林源三になぞらえる声が多く、そのことに驚く日本人のファンの声もあった。 ヘンダーソンは50分に左CKの場面で相手DFジェームズ・タルコウスキにゴールを許したものの、ユナイテッドは後半だけで3ゴールを記録。リーグ5連勝を達成している。 <span class="paragraph-title">【画像】若林源三を彷彿とさせる“帽子姿”のヘンダーソン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dean Henderson brought out the cap for the second half <a href="https://t.co/yQrtMpjOPY">pic.twitter.com/yQrtMpjOPY</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1383822300311478273?ref_src=twsrc%5Etfw">April 18, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.19 20:30 Mon2
中盤補強も目指すユナイテッド、コパ・アメリカで活躍のコロンビア代表MFリオスに注目…約35億円オファー準備か
マンチェスター・ユナイテッドがパウメイラスのコロンビア代表MFリチャード・リオス(24)の獲得に動き出しているようだ。 オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)やU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)を確保するなど、着々と補強を進めているユナイテッド。中盤の選手との契約も目指し、パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ(23)が新戦力候補筆頭となっている。 一方、退団へ向かう可能性がある選手も複数。ブラジル代表MFカゼミロ(32)の移籍が取り沙汰されているほか、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(27)にはフルアムやトッテナム、ガラタサライなどからの関心が浮上。また、フィオレンティーナからレンタルしていたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)に関しては、2000万ユーロ(約34億2000万円)の買取オプションの行使を見送ることとなった。 ウガルテの獲得だけでは選手層に不安が生じることも考えられるなか、移籍市場に精通するジャーナリストのルディ・ガレッティ氏によると、ユナイテッドはリオスにアプローチ。パウメイラスへの1700万ポンド(約34億5000万円)のオファーも準備しているという。 リオスは2023月10月にコロンビア代表デビューを飾ったばかりのセントラルミッドフィルダー。準優勝に終わったコパ・アメリカ2024では、グループステージから決勝までの6試合全てで先発し、攻守にわたって存在感を発揮した。 一躍その名を世界に広めたMFは、ミランのリストにも加わっているとのこと。しかし、リオスと2026年12月までの契約を交わすパウメイラスは、今夏の売却の意思がないようだ。 2024.07.22 18:42 Mon3
グリーンウッドがもうすぐパパに! 昨年の逮捕で選手生活ストップ中…今夏が人生の分岐点
選手キャリアがストップしている元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(21)。もうすぐパパになるようだ。 昨年1月、当時の恋人への暴行容疑などで逮捕され、現在に至るまで所属するマンチェスター・ユナイテッドに復帰できていないグリーンウッド。すでに起訴は取り下げられているが、復帰を巡っては現在もクラブ内に意見の相違があるとされている。 イギリス『サン』によると、ユナイテッドが今夏中にグリーンウッドを売却する可能性は低く、エリク・テン・ハグ監督も「再起のためにレンタル移籍させるべき」と主張。また、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が救いの手を差し伸べているともいわれている。 そんななか、グリーンウッドには妊娠中のガールフレンドがおり、この夏に第一子が誕生する予定とのこと。お相手は大学生で、以前には2人揃ってロンドンの5つ星ホテルに宿泊している様子が目撃されている。 このガールフレンドはつい先日、出産を控える妊婦を祝う安産祈願行事“ベビーシャワー”での写真をSNSに投稿。出産が近づいていることがよくわかる。 また、どうやら2人は結婚を考えているとのこと。グリーンウッドは愛する伴侶、生まれてくる我が子のためにも選手キャリアを立て直していかなくてはならない。今夏が人生の分岐点となるだろう。 2023.07.03 14:31 Mon4
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon5