【プレミア注目プレビュー】古巣初対戦オーバに注目のビッグロンドンダービー!

2022.11.06 12:00 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第15節、チェルシーvsアーセナルが、日本時間6日21:00にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。過密日程の中で迎える今季最初のビッグロンドン・ダービーだ。チェルシー(勝ち点21)は前節、ポッター監督の古巣であるブライトンを相手に1-4の惨敗。公式戦10試合目にして新体制での初黒星を喫すると共に、リーグ3戦未勝利で順位を6位まで落としている。

消化試合となったチャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・ザグレブ戦はFWスターリング、MFザカリアのデビュー戦ゴールで2-1と競り勝って白星を取り戻したが、EFLカップのマンチェスター・シティ戦を挟んで行われる首位チーム、4位のニューカッスルとの中断前の連戦は今後のチームの浮沈を占う重要なものとなる。
対する首位のアーセナル(勝ち点31)は、ヨーロッパリーグ(EL)のPSV戦で10試合ぶりとなる今季公式戦2敗目を喫するなど、ここにきて過密日程によるパフォーマンスの低下が顕著な中、前節は最下位のノッティンガム・フォレスト相手に今季最多5ゴールを挙げての圧勝。伏兵ネルソンの2ゴール1アシストの活躍もあって久々に内容の伴った結果を手にした。直近のチューリッヒ戦では公式戦8試合無得点と決定力を欠くエースFWガブリエウ・ジェズスを筆頭に、再び振るわないパフォーマンスとなったが、1-0で勝ち切って目標だったグループ首位通過を決めた。

来週末の相手は降格圏のウォルバーハンプトン相手ということもあり、今回のダービーで勝ち点3を獲得できれば、首位で中断期間に入れる可能性が高い。今季ここまで2勝の対ビッグ6戦はいずれもホームゲームでの勝利となっており、ブリッジでのアウェイゲームでは1-3で敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦の教訓を生かしたいところだ。
なお、昨シーズンのリーグ戦の対戦は1勝1敗の五分。アーセナルホームの初戦はチェルシーが2-0、チェルシーホームの2戦目はアーセナルが4-2で勝利している。また、ポッター監督とアルテタ監督の対戦成績は2勝1分け2敗と互角となっており、今回のダービーも拮抗した展開となりそうだ。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:メンディ
DF:チャロバー、チアゴ・シウバ、クリバリ
MF:アスピリクエタ、ジョルジーニョ、コバチッチ、ククレジャ
MF:マウント、スターリング
FW:オーバメヤン

負傷者:GKケパ、DFリース・ジェームズ、フォファナ、チルウェル、MFカンテ、ザカリア、チュクエメカ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはカンテやフォファナの長期離脱組に加え、直近で負傷した守護神ケパ、チルウェル、チュクエメカが欠場となる。

システムに関しては直近のディナモ・ザグレブ戦では[4-3-1-2]を採用したが、[3-4-2-1]に戻す可能性が高い。

スタメンは前述の11人を予想したが、ロフタス=チークが右ウイングバックかコンディションに不安を抱えるコバチッチに代わってセントラルMFに入る可能性もある。前線に関してもオーバメヤンかスターリングがベンチスタートとなり、ハヴァーツが最前線あるいはシャドーに入る形も想定される。

◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、ジャカ
MF:サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ガブリエウ・ジェズス

負傷者:GKターナー、DF冨安健洋、MFスミス・ロウ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては控えGKターナーとスミス・ロウに加え、チューリッヒ戦で筋肉系のトラブルに見舞われた冨安が欠場する見込みだ。

スタメンは前述のベストメンバーの起用が濃厚だが、ティアニーの状態次第でチューリッヒ戦でベンチに戻ってきたジンチェンコの起用も考えられる。

★注目選手
◆チェルシー:FWピエール=エメリク・オーバメヤン
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古巣初対戦で結果残せるか。今回のビッグロンドン・ダービーの主役は、2018年1月から2021年1月までの3年間アーセナルに在籍し、エースストライカーと共にキャプテンを担ったオーバメヤンだ。

在籍期間に163試合92ゴール21アシストという圧倒的な数字を残し、2018-19シーズンにはクラブに久々のリーグ得点王のタイトルをもたらした33歳FWだが、バルセロナ移籍直前には度重なる規律違反、ドレッシングルームでの尊大な振る舞いもあって完全に干されると、最後は喧嘩別れの形での契約解除となった。さらに、後に過去の発言と弁明したものの、アルテタ監督は「大物を相手にできない」との批判的なコメントが見出しを飾ったこともあり、対立構造に拍車がかかっている。

チェルシー加入後はコンディションの問題や指揮官交代の影響もあって、ここまで公式戦11試合3ゴール1アシストと、本領発揮には至っていない。ただ、直近のディナモ・ザグレブ戦ではまずまずの動きを見せており、古巣初対戦のモチベーションをプラスに変えて決定的な仕事を果たしたい。

◆アーセナル:MFトーマス・パルティ
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中盤支配と共に今季3発目の“トーマス砲”狙う。アトレティコ・マドリー時代には“無事之名馬”とばかりにフル稼働が続いたガーナ代表だが、消耗が激しいプレミアリーグ移籍後は度重なる離脱を繰り返す。それでも、出場試合では攻守両面で安定したパフォーマンスを披露し、ガナーズの中盤の底に君臨している。

今季は守備時こそジャカが並ぶ形となるが、攻撃時はアンカーとしてディフェンスラインと中盤、前線の繋ぎ役として的確な配球、ポジショニングで周囲を生かし、攻撃のリズムを司る。さらに、チームが押し込む展開が多い中で、トッテナムとのダービー、直近のフォレスト戦では相棒のスイス代表の代名詞であるミドルシュートで2ゴールと決定的な仕事も果たしている。

今回のダービーではカンテが不在となるものの、ジョルジーニョ、コバチッチに加え、前線と中盤のリンクマンとなるマウントという実力者を相手に中盤の攻防が勝敗のカギを握る。超過密日程ということもあり、互いに前線からプレスをかけ続けるハイインテンシティの展開は考えにくく、攻守両面でのバランス、局面における状況判断がより重要視される中、ガーナ代表によるかじ取りが普段以上に重要となるはずだ。さらに、今季3発目の“トーマス砲”にも期待がかかる。

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