ハヴァーツの芸術弾で首位堅持のチェルシーが決勝T進出を決定《CL》
2022.10.26 03:47 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)グループE第5節、レッドブル・ザルツブルクvsチェルシーが25日にシュタディオン・ザルツブルクで行われ、アウェイのチェルシーが1-2で勝利した。
立ち上がりからボールを握ったチェルシーだが、開始直後に幾度かボックス内への侵入を試みて以降は、相手の強度の高い守備に苦戦を強いられる展開に。
連動したプレスで相手に自由を与えないザルツブルクは、開始直後に得たセットプレーに加え、カウンターの形からオカフォー、スチッチがフィニッシュに絡んでいく。
この試合のファーストチャンスをモノにしたアウェイチームは、直後の26分にも右CKから追加点に迫る。ゴール前でオーバメヤンが頭で合わせたボールがゴール左へ向かうが、これはGKケーンのファインセーブに阻まれる。さらに、32分には自陣での鮮やかなパス交換で完璧に局面を打開。左サイドを持ち上がったハヴァーツから完璧なラストパスがボックス手前右のオーバメヤンに渡るが、ここは大事に行きすぎたか、GKケーンにうまく間合いを潰されて2度目の決定機逸となった。
前半終盤にかけてはややオープンな展開となった中、ハヴァーツ、オーバメヤンに2点目を挙げるチャンスが訪れたが、いずれも相手GKの好守に阻まれた。
すると迎えた後半、守護神の再三の好守で可能性を残してきたホームチームの攻撃陣がいきなり応える。49分、中盤でのボール奪取から高速カウンターに持ち込むと、左サイドのウーバーが早いタイミングで入れたクロスをゴール前に飛び込んだアダムが巧みなハーフボレーで左隅へ流し込んだ。
一瞬の隙を突かれて追いつかれたチェルシーはすぐさま攻勢を強める。直後には裏抜けしたオーバメヤン、そのプレーで得た左CKからジョルジーニョと連続で決定機に迫るが、ここはザルツブルク守備陣の見事な守備に阻まれた。
立ち上がり以降は完全に一進一退の攻防となった中、前半同様にチェルシーが個の力で勝ち越す。64分、ボックス手前右で仕掛けたプリシッチが複数のDFを相手にキープ。ペナルティアーク付近で浮いたハヴァーツに短い横パスを繋ぐと、ハヴァーツが狙いすました左足のシュートを放つ。これがクロスバーの内側を叩いてゴール左上隅の完璧なコースに決まった。
これで再び追う展開となったザルツブルクだが、失点後も士気を落とすことなく際どい攻めを続ける。67分にはペナルティアーク付近でボールを収めた途中出場のシェシュコが鋭いシュートを放つと、直後にはFKからGKケパに競り勝ったパプロビッチのヘディングシュートがゴールへ向かうがこれはDFチアゴ・シウバのゴールカバーに阻まれる。
やや守勢が続くチェルシーはロフタス=チーク、ブロヤ、アスピリクエタを続けて投入し、並びを[4-2-3-1]の形に変更。全体の守備のバランスを整える。これに対して、ザルツブルクは前線を中心にフレッシュな選手をピッチへ送り出す。
試合最終盤は長身のセンターバックを前線に上げてパワープレーを敢行したホームチームが幾度か見せ場を作ったが、チェルシーが最後まで集中した守備で2失点目は許さず。
この結果、拮抗した首位攻防戦を2-1で制したチェルシーが3試合ぶりの白星を挙げると共に、決勝トーナメント進出を決めた。
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ミランとの連戦を連勝で終えて混戦のグループの首位に立ったチェルシー(勝ち点7)。直近のリーグ戦では苦手とするマンチェスター・ユナイテッドに土壇場で追いつかれ、公式戦2試合連続ドローと足踏みが続く。公式戦3試合ぶりの白星を目指した敵地でのグループ首位攻防戦では先発4人を変更。アスピリクエタ、ロフタス=チーク、チルウェル、マウントに代えてギャラガー、ハヴァーツ、コバチッチ、プリシッチを起用。左右のウイングバックにプリシッチ、スターリングを配する攻撃的な[3-5-2]の布陣で臨んだ。一方、ここまで唯一の無敗で2位に位置するザルツブルク(勝ち点6)だが、3位以下との勝ち点差はわずかに2ポイントと自力での決勝トーナメント進出には難敵相手の勝利が必須。注目のスタメンでは絶好調のオカフォーの相棒にシェシュコではなくアダムが起用された。連動したプレスで相手に自由を与えないザルツブルクは、開始直後に得たセットプレーに加え、カウンターの形からオカフォー、スチッチがフィニッシュに絡んでいく。
時間の経過と共に相手のプレスに順応し始めたチェルシーは、ピッチの幅を使いながら少しずつ良い形でボールを前進させていく。すると、23分には右サイド深くでギャラガーが入れた速いクロスのこぼれ球をボックス内のハヴァーツが競ってさらにこぼれると、ボックス中央のコバチッチが見事な左足のダイレクトシュートをゴール左隅へ突き刺した。
この試合のファーストチャンスをモノにしたアウェイチームは、直後の26分にも右CKから追加点に迫る。ゴール前でオーバメヤンが頭で合わせたボールがゴール左へ向かうが、これはGKケーンのファインセーブに阻まれる。さらに、32分には自陣での鮮やかなパス交換で完璧に局面を打開。左サイドを持ち上がったハヴァーツから完璧なラストパスがボックス手前右のオーバメヤンに渡るが、ここは大事に行きすぎたか、GKケーンにうまく間合いを潰されて2度目の決定機逸となった。
前半終盤にかけてはややオープンな展開となった中、ハヴァーツ、オーバメヤンに2点目を挙げるチャンスが訪れたが、いずれも相手GKの好守に阻まれた。
すると迎えた後半、守護神の再三の好守で可能性を残してきたホームチームの攻撃陣がいきなり応える。49分、中盤でのボール奪取から高速カウンターに持ち込むと、左サイドのウーバーが早いタイミングで入れたクロスをゴール前に飛び込んだアダムが巧みなハーフボレーで左隅へ流し込んだ。
一瞬の隙を突かれて追いつかれたチェルシーはすぐさま攻勢を強める。直後には裏抜けしたオーバメヤン、そのプレーで得た左CKからジョルジーニョと連続で決定機に迫るが、ここはザルツブルク守備陣の見事な守備に阻まれた。
立ち上がり以降は完全に一進一退の攻防となった中、前半同様にチェルシーが個の力で勝ち越す。64分、ボックス手前右で仕掛けたプリシッチが複数のDFを相手にキープ。ペナルティアーク付近で浮いたハヴァーツに短い横パスを繋ぐと、ハヴァーツが狙いすました左足のシュートを放つ。これがクロスバーの内側を叩いてゴール左上隅の完璧なコースに決まった。
これで再び追う展開となったザルツブルクだが、失点後も士気を落とすことなく際どい攻めを続ける。67分にはペナルティアーク付近でボールを収めた途中出場のシェシュコが鋭いシュートを放つと、直後にはFKからGKケパに競り勝ったパプロビッチのヘディングシュートがゴールへ向かうがこれはDFチアゴ・シウバのゴールカバーに阻まれる。
やや守勢が続くチェルシーはロフタス=チーク、ブロヤ、アスピリクエタを続けて投入し、並びを[4-2-3-1]の形に変更。全体の守備のバランスを整える。これに対して、ザルツブルクは前線を中心にフレッシュな選手をピッチへ送り出す。
試合最終盤は長身のセンターバックを前線に上げてパワープレーを敢行したホームチームが幾度か見せ場を作ったが、チェルシーが最後まで集中した守備で2失点目は許さず。
この結果、拮抗した首位攻防戦を2-1で制したチェルシーが3試合ぶりの白星を挙げると共に、決勝トーナメント進出を決めた。
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