フレッジ&ブルーノ弾のユナイテッドがスパーズを完膚なきまでに粉砕! 今季最高の内容でビッグマッチ制す《プレミアリーグ》
2022.10.20 06:19 Thu
プレミアリーグ第12節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが19日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-0で勝利した。
現在、1試合未消化で5位に位置するユナイテッド(勝ち点16)は、ダービーでの屈辱の大敗後に公式戦3連勝を飾ってバウンスバックに成功。だが、直近のニューカッスル戦では相手のフィジカルな戦いに苦戦し、今シーズン公式戦で初となるゴールレスドローに終わった。この取りこぼしによってトップ4との勝ち点差がやや広がった中、今回の一戦、次節チェルシー戦とロンドン勢との連戦は序盤戦における重要な連戦となった。テン・ハグ監督はこのビッグマッチに向け、前節からクリスティアーノ・ロナウドに代えてラッシュフォードを起用した以外、同じメンバーを起用。体調不良で欠場の可能性もあったエリクセンは古巣対戦をベンチで迎えることになった。
一方、3位のトッテナム(勝ち点23)は、難敵ブライトンとのアウェイゲームの1-0の勝利を皮切りに、チャンピオンズリーグ(CL)のフランクフルト戦、エバートン戦をいずれも複数得点で勝ち切って公式戦3連勝。再び勝ち点を順調に積み重ねて上位2チームを追う。
昨季の対戦でシーズンダブルを喫した因縁の相手との対戦で、今季対ビッグ6初白星を狙ったコンテ監督は、2-0で勝利したエバートン戦から負傷離脱のリシャルリソンに代えてビスマを起用。[3-5-2]へ布陣を変更した。
キックオフから数分は睨み合いの状況が続くが、開始5分にボックス右へ抜け出したベンタンクールのシュートをキッカケに試合が動き始める。直後の7分にはアントニーがGKロリスの前目のポジションを見極めてロングシュートでゴールを脅かすと、このプレーで得たセットプレーの流れから今度はフレッジ、10分にはアントニーが得意のボックス手前右から左ポストを掠める得意のシュートと引いたトッテナムに対して有効なミドルレンジのシュートでゴールに迫る。
まずは21分、中央のフレッジからの絶妙なスルーパスに斜めのランニングで反応したラッシュフォードがGKと一対一も、ここはうまく間合いを潰したGKロリスのビッグセーブに遭う。さらに、直後にはブルーノ・フェルナンデスの直接FK、波状攻撃からショーのボレーシュートもスパーズの守護神が圧巻の反応で続けてはじき出した。
前半半ばを過ぎると、序盤から飛ばしてきたユナイテッドにさすがに攻め疲れが出始めて試合はやや落ち着く。その中でユナイテッドは前がかりながらも相手のカウンターにアラートな対応を続け、両センターバックとカゼミロを中心にケインとソン・フンミンに簡単に前を向かせない。
それでも、トッテナムは幾度か局面を打開すると、前半終了間際にはボックス右に抜け出したケインのシュートでGKデ・ヘアにセーブを強いり、守勢が続いた前半の最後に決定機まで持ち込む、悪くない終わり方を見せた。
前半だけで19本のシュートを放つ圧倒ぶりを見せたものの、結局ゴールレスで試合を折り返したユナイテッドだったが、後半もアグレッシブに入ると、20本目のシュートが歓喜をもたらす。
47分、マルティネスのヘディングのクリアを撥ね返した流れからB・フェルナンデスがイーブンボールをマイボールにして右のアントニーに展開。アントニーは中央で浮いたサンチョに横パスを通すと、イングランド代表FWは自身でのフィニッシュを窺いつつ冷静に短く落とすと、フレッジが左足でダイレクトシュート。ゴール前でDFベン・デイビスが出した足に当たって大きくコースが変わると、さしものロリスも反応できずにボールがゴール左隅に決まった。
前半からの猛攻が奏功して待望の先制点を奪ったユナイテッドだが、ここで休んで良い流れを崩すことなく以降もアグレッシブに攻撃を継続。直後の49分にはボックス右でショーのパスに反応したラッシュフォードに絶好機も、ここはスパーズの守護神に阻まれる。
一方、ビハインドを背負ったトッテナムはここから反撃に出たいところだったが、相手の攻勢を撥ね返すのが精いっぱいの状況で攻撃に出られない。全体が押し下げられたことで、ディフェンスラインでボールを奪っても相手のカウンタープレスの餌食に遭い、2トップを狙った苦し紛れの縦パスも徹底監視に遭って潰される。
試合展開を考えれば、追加点を奪ってより優位に試合を進めたいユナイテッドは、後半半ばの最高の時間帯に2点目を奪い切る。69分、カウンターの流れから右サイドからドリブルで切り込んだアントニーが中央に走り込むB・フェルナンデスへ斜めのパスを供給。これは相手DFに先に触られるがこぼれ球をボックス内のフレッジが回収。さらに、フレッジのコントロールミスがDFに当たってこぼれると、これをB・フェルナンデスが見事な右足のコントロールシュートでゴール右隅に流し込んだ。
この2点目でアウェイチームの心を完全に折ったユナイテッドは、ここから守備の強度は維持しながらもゲームコントロール優先の戦いにシフト。ただ、少しずつ前に出てきた相手を引っくり返すような攻めでチャンスを創出すると共に主導権をがっちりと握る。その中で74分にはボックス内に抜け出したラッシュフォードにトドメを刺すチャンスが訪れたが、GKロリスの驚異的なセーブに阻まれて試合を決められない。
その後、ユナイテッドはマクトミネイや古巣対戦のエリクセンらを投入して試合をクローズにかかる中、一矢報いたいトッテナムはセセニョンやルーカス・モウラ、スペンスらを終盤に続けて投入した。
しかし、最後まで攻守に高い集中力とインテンシティを示したホームチームがこのまま2-0のスコアを維持し、今季ベストゲームと言える見事な内容で難敵とのビッグマッチを制した。一方、守護神ロリスを除き相手に圧倒されたトッテナムは今季リーグ戦2敗目を喫すると共に今後に不安を残す完敗となった。
現在、1試合未消化で5位に位置するユナイテッド(勝ち点16)は、ダービーでの屈辱の大敗後に公式戦3連勝を飾ってバウンスバックに成功。だが、直近のニューカッスル戦では相手のフィジカルな戦いに苦戦し、今シーズン公式戦で初となるゴールレスドローに終わった。この取りこぼしによってトップ4との勝ち点差がやや広がった中、今回の一戦、次節チェルシー戦とロンドン勢との連戦は序盤戦における重要な連戦となった。テン・ハグ監督はこのビッグマッチに向け、前節からクリスティアーノ・ロナウドに代えてラッシュフォードを起用した以外、同じメンバーを起用。体調不良で欠場の可能性もあったエリクセンは古巣対戦をベンチで迎えることになった。
一方、3位のトッテナム(勝ち点23)は、難敵ブライトンとのアウェイゲームの1-0の勝利を皮切りに、チャンピオンズリーグ(CL)のフランクフルト戦、エバートン戦をいずれも複数得点で勝ち切って公式戦3連勝。再び勝ち点を順調に積み重ねて上位2チームを追う。
キックオフから数分は睨み合いの状況が続くが、開始5分にボックス右へ抜け出したベンタンクールのシュートをキッカケに試合が動き始める。直後の7分にはアントニーがGKロリスの前目のポジションを見極めてロングシュートでゴールを脅かすと、このプレーで得たセットプレーの流れから今度はフレッジ、10分にはアントニーが得意のボックス手前右から左ポストを掠める得意のシュートと引いたトッテナムに対して有効なミドルレンジのシュートでゴールに迫る。
その後はケインを起点にドハーティ、ペリシッチの両ウイングを生かしたロングカウンターを狙うトッテナム、ボールを握って押し込むユナイテッドという構図がより明確となる。その中でここ最近はブロックを敷く相手に攻撃が停滞する傾向にあるホームチームが、鮮やかな連続攻撃を仕掛けていく。
まずは21分、中央のフレッジからの絶妙なスルーパスに斜めのランニングで反応したラッシュフォードがGKと一対一も、ここはうまく間合いを潰したGKロリスのビッグセーブに遭う。さらに、直後にはブルーノ・フェルナンデスの直接FK、波状攻撃からショーのボレーシュートもスパーズの守護神が圧巻の反応で続けてはじき出した。
前半半ばを過ぎると、序盤から飛ばしてきたユナイテッドにさすがに攻め疲れが出始めて試合はやや落ち着く。その中でユナイテッドは前がかりながらも相手のカウンターにアラートな対応を続け、両センターバックとカゼミロを中心にケインとソン・フンミンに簡単に前を向かせない。
それでも、トッテナムは幾度か局面を打開すると、前半終了間際にはボックス右に抜け出したケインのシュートでGKデ・ヘアにセーブを強いり、守勢が続いた前半の最後に決定機まで持ち込む、悪くない終わり方を見せた。
前半だけで19本のシュートを放つ圧倒ぶりを見せたものの、結局ゴールレスで試合を折り返したユナイテッドだったが、後半もアグレッシブに入ると、20本目のシュートが歓喜をもたらす。
47分、マルティネスのヘディングのクリアを撥ね返した流れからB・フェルナンデスがイーブンボールをマイボールにして右のアントニーに展開。アントニーは中央で浮いたサンチョに横パスを通すと、イングランド代表FWは自身でのフィニッシュを窺いつつ冷静に短く落とすと、フレッジが左足でダイレクトシュート。ゴール前でDFベン・デイビスが出した足に当たって大きくコースが変わると、さしものロリスも反応できずにボールがゴール左隅に決まった。
前半からの猛攻が奏功して待望の先制点を奪ったユナイテッドだが、ここで休んで良い流れを崩すことなく以降もアグレッシブに攻撃を継続。直後の49分にはボックス右でショーのパスに反応したラッシュフォードに絶好機も、ここはスパーズの守護神に阻まれる。
一方、ビハインドを背負ったトッテナムはここから反撃に出たいところだったが、相手の攻勢を撥ね返すのが精いっぱいの状況で攻撃に出られない。全体が押し下げられたことで、ディフェンスラインでボールを奪っても相手のカウンタープレスの餌食に遭い、2トップを狙った苦し紛れの縦パスも徹底監視に遭って潰される。
試合展開を考えれば、追加点を奪ってより優位に試合を進めたいユナイテッドは、後半半ばの最高の時間帯に2点目を奪い切る。69分、カウンターの流れから右サイドからドリブルで切り込んだアントニーが中央に走り込むB・フェルナンデスへ斜めのパスを供給。これは相手DFに先に触られるがこぼれ球をボックス内のフレッジが回収。さらに、フレッジのコントロールミスがDFに当たってこぼれると、これをB・フェルナンデスが見事な右足のコントロールシュートでゴール右隅に流し込んだ。
この2点目でアウェイチームの心を完全に折ったユナイテッドは、ここから守備の強度は維持しながらもゲームコントロール優先の戦いにシフト。ただ、少しずつ前に出てきた相手を引っくり返すような攻めでチャンスを創出すると共に主導権をがっちりと握る。その中で74分にはボックス内に抜け出したラッシュフォードにトドメを刺すチャンスが訪れたが、GKロリスの驚異的なセーブに阻まれて試合を決められない。
その後、ユナイテッドはマクトミネイや古巣対戦のエリクセンらを投入して試合をクローズにかかる中、一矢報いたいトッテナムはセセニョンやルーカス・モウラ、スペンスらを終盤に続けて投入した。
しかし、最後まで攻守に高い集中力とインテンシティを示したホームチームがこのまま2-0のスコアを維持し、今季ベストゲームと言える見事な内容で難敵とのビッグマッチを制した。一方、守護神ロリスを除き相手に圧倒されたトッテナムは今季リーグ戦2敗目を喫すると共に今後に不安を残す完敗となった。
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