【クラシコ プレビュー】今季最初の対決は同勝ち点での首位攻防戦!

2022.10.16 12:00 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第9節、レアル・マドリーvsバルセロナが、日本時間16日23:15にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。勝ち点22で並ぶ両雄がリーグテーブルのトップを懸けて激突する今季最初のエル・クラシコだ。リーグ連覇を目指すマドリーは今シーズンも見事な勝負強さを発揮し、欧州5大リーグで唯一となる開幕6連勝を記録。前々節のオサスナ戦ではエースのPK失敗が響き1-1のドローで連勝がストップしたが、前節のヘタフェ戦ではDFミリトンの前半序盤のゴールを最後まで守り切り、今季リーグ戦初のクリーンシートを達成。きっちり仕切り直しの白星を手にしている。

また、チャンピオンズリーグ(CL)では直近のシャフタール戦で今季初黒星のピンチを迎えたが、試合最終盤のパワープレーでDFリュディガーが劇的同点ゴールを奪取。1-1のドローに持ち込んで2節を残してのグループリーグ突破を決めた。
ここまでアトレティコとのダービーを除き、攻守のいずれかの局面で隙を見せる試合も少なくないが、勝負所を見極めた百戦錬磨のチームは終わってみれば、複数得点差を付けて勝ち切る余力を残した試合運びが印象的だ。そのため、キックオフからタイムアップまで120%で戦うこのビッグマッチでは質の高いパフォーマンスが期待される。

一方、将来を担保に今夏超大型補強を敢行したバルセロナは、ラージョとの開幕戦をゴールレスドローで終え、厳しい船出となったものの、レアル・ソシエダ戦での大勝以降は破竹の7連勝を記録。新エースFWレヴァンドフスキの存在感もさることながら、昨季脆さを露呈した守備が目下6戦連続クリーンシート中。開幕8戦でわずか1失点と、望外のソリッドなパフォーマンスを披露している。
ただ、昨季も苦しんだ欧州の舞台ではバイエルン、インテルと同居した“死の組”で大苦戦。2連敗の崖っぷちの状況で臨んだ直近のインテル戦ではレヴァンドフスキの土壇場同点ゴールで敗戦を回避したものの、今季公式戦で最多となる3失点を喫して痛恨のドロー。これにより、2シーズン連続のグループリーグ敗退が濃厚に。巨額の投資に見合うだけの結果が必要な中での失態を受け、早くもラ・リーガの重要性がより一層高まっており、対戦相手以上に今回の一戦におけるプレッシャーは強くなっている。

なお、昨季のリーグ戦での対戦は1勝1敗の五分。ベルナベウでの前回対戦では優勝を決定的にしていたホームチームがエース不在の中で[4-2-4]の奇策を試みるも、これが大失敗。屈辱の0-4の惨敗を喫した。また、今夏のプレシーズンにラスベガスで行われた前哨戦もバルセロナが勝利している。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ルニン
DF:カルバハル、ミリトン、アラバ、メンディ
MF:モドリッチ、チュアメニ、クロース
FW:バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:GKクルトワ、DFリュディガー、MFセバージョス
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては太ももを痛めたセバージョスに加え、坐骨神経痛の守護神クルトワが招集メンバー外で欠場に。一方、直近のシャフタール戦で顔面に打撲と裂傷を負ったリュディガーは招集メンバー入りしてる。

スタメンに関しては2-1で勝利したマドリード・ダービーのメンバーをベースに、ロドリゴに代わってエースのベンゼマがセンターフォワードに入る形となるはずだ。変更点があるとすれば、メンディをベンチに置いてリュディガーをセンターバック、バルベルデをクロースに代えてインテリオールに置き、ロドリゴを右ウイングに配置する形か。

◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、クンデ、エリック・ガルシア、バルデ
MF:ガビ、ブスケッツ、ペドリ
FW:ハフィーニャ、レヴァンドフスキ、デンベレ

負傷者:DFアラウホ、クリステンセン、ベジェリン、FWデパイ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはアラウホ、クリステンセン、ベジェリン、デパイの4選手が招集外で欠場となる。一方、クンデは今週に入ってチームトレーニングに復帰し、起用が可能な状態だ。

スタメンに関しては中盤と前線は前述のメンバーの起用が濃厚だが、ディフェンスラインの起用法は不透明だ。復帰のクンデがエリック・ガルシアとセンターバックを組む可能性が高いが、ピケをセンターバック、ヴィニシウス対策でクンデを右サイドバックで起用する可能性もある。左サイドバックはバルデ、マルコス・アロンソの起用が五分五分で、ジョルディ・アルバの経験に賭ける可能性もあるが、指揮官チャビの選択はいかに…。

★注目選手
◆レアル・マドリー:FWカリム・ベンゼマ
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大一番で完全復活告げるゴールなるか。昨シーズンは公式戦46試合44ゴールと驚異的なスタッツを叩き出し、自身初のピチーチに加え、CL得点王に輝きシーズン2冠の立役者となったベンゼマ。昨年度のバロンドールの最有力候補は今季もリーグ開幕3試合3ゴールと好スタートを切ったが、セルティックとのCL開幕戦での右足の筋損傷で約1カ月の離脱を経験した。

その後、今月初めのオサスナ戦で復帰した34歳はシャフタールとの2連戦を含めて3試合にフル出場。しかし、オサスナ戦ドローの要因となったPK失敗を含め幾つもの決定機を逸しており、フィニッシュの部分でややしっくりいっていない印象だ。

ただ、守護神クルトワ不在の中、相手の強力攻撃陣をゼロで抑え切ることは非常に難しくクラシコ勝利には攻撃陣の活躍は必須。負傷者続出でCLでは安定感を欠くものの、ラ・リーガではキャリアハイの連続無失点記録を更新中のGKテア・シュテーゲンを中心に堅守を築く相手に完全復活を告げるゴールを奪えるか。

◆バルセロナ:FWロベルト・レヴァンドフスキ
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自身初のクラシコでリーグ2桁ゴールを狙う。今夏、絶対的エースに君臨したバイエルンを離れて以前からプレーを熱望していたラ・リーガ初挑戦を選んだ34歳FW。プレシーズンの数試合こそさすがに硬さが見受けられたものの、ペドリやデンベレらボールプレーヤーと早くもイメージを共有し始めると、第2節ソシエダ戦での初ゴールを皮切りに3度のドブレーテを含む6試合連続ゴールで得点ランキングトップの9ゴールを記録。早くも2桁ゴールに王手をかけている。

連続得点がストップした前節のセルタ戦を含め、直近数試合は周囲との連携がいまひとつだが、直近のインテル戦ではチームとして望んだ結果を得られなかったが、個人としては2度のビハインドを追いつく貴重な2ゴールを記録した。

新天地では連携面をより追求していく必要はあるものの、ゴールから逆算した質の高い動き出し、確度の高いポストプレー、卓越したシュート精度と早くも世界屈指のゴールスコアラーとしての真価を発揮しており、このクラシコではさらにエースとしての勝負強さを発揮することが求められる。

個人としてはドルトムント、バイエルンで通算8度マドリーと対戦し、ドルトムント時代のCL準決勝では衝撃の1試合4ゴールを記録しているが、バイエルン時代は4戦1ゴールと思うような数字は残せていない。ただ、今回の試合では守護神クルトワ不在というアドバンテージがあり、勝手知ったる元同僚アラバやミリトンとのマッチアップを制してチームに勝利をもたらすゴールを決めたい。

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