ユナイテッドが格下オモニアに辛勝! ロナウド再三決定機逸も途中出場ラッシュフォードが殊勲の2G1A《EL》
2022.10.07 03:48 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のグループE第3節、オモニア・ニコシアvsマンチェスター・ユナイテッドが6日にGSPスタジアムで行われ、アウェイのユナイテッドが2-3で逆転勝利した。
ここまでグループリーグ1勝1敗でグループ2位のユナイテッドは、最下位のオモニアを相手に2勝目を狙った。先週末に行われたマンチェスター・シティとのダービーで屈辱的な3-6の惨敗を喫したテン・ハグ率いるチームは、その試合から先発3人を変更。負傷のヴァランに代えてリンデロフ、マクトミネイとラッシュフォードに代えてカゼミロ、クリスティアーノ・ロナウドを起用した。
比較的ゆったりしたリズムで試合がスタートした中、ボールを握って相手を押し込んでいくユナイテッド。立ち上がりから積極的にフィニッシュの場面を作り出すと、14分にはボックス内で鮮やかなハーフターンを見せたロナウドに決定機も、シュートはブロックに遭い枠の左に外れる。
さらに、直後にはアントニーがGKと一対一、ロナウドのスルーパスに抜け出したブルーノ・フェルナンデスのループシュートと立て続けにビッグチャンスを得るが、ポルトガル代表MFのシュートがクロスバーを叩くなど決め切ることができない。
その後もユナイテッドのハーフコートゲームが続く。27分にはボックス手前右でカットインしたアントニーがシティ戦と似たような形からファーポストを狙った絶妙なシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。
試合はコントロールしながらも一瞬の隙を突かれ、ビハインドで試合を折り返したユナイテッド。これを受け、テン・ハグ監督はマラシアとサンチョを下げてショー、ラッシュフォードを同時投入し、前半機能していなかった左サイドにテコ入れを図った。
すると、この交代策が完璧に嵌って早い時間帯の同点ゴールをもたらした。53分、B・フェルナンデスからのフィードに反応したラッシュフォードがボックス手前左でボールを収めて得意の右足のコントロールシュートを放つと、これがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
この同点ゴールで勢いづくアウェイチームは一気に攻勢を強めていく。さらに、61分にはB・フェルナンデスを下げてマルシャルを投入すると、この采配が再びゴールに結びつく。
63分、マルティネスからのグラウンダーの縦パスをボックス手前のラッシュフォードが巧みなフリックでマルシャルに繋ぐと、背番号9はボックス左から冷静に右足のシュートをゴールネットへ流し込んだ。
途中投入のアタッカー2人の連続ゴールで逆転に成功したユナイテッドは、これで落ち着くことなく3点目を奪って試合を決めにかかる。幾つかの決定機を経た84分にはカウンターからボックス左に持ち込んだロナウドからの絶妙なラストパスに反応したファーのラッシュフォードがゴール至近距離からのシュートを流し込む。
これで勝負ありかに思われたが、ゴール直後の85分には相手のカウンターからカクリスの折り返しをゴール前のパナイオトゥにワンタッチで流し込まれ、すぐさま1点を返される。
拙い試合運びでホームチームに勝ち点のチャンスを与えてしまうと、試合最終盤は行ったり来たりのオープンな展開にしてしまう。その中で幾度か決定的なカウンターチャンスが訪れるが、試合を通してフィニッシュの精度を欠いたロナウドが2度のビッグチャンスを決め切ることができず。
それでも、何とか逃げ切ったユナイテッドがダービー大敗のショック払しょくとまではいかずも、白星を取り戻した。
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その後もユナイテッドのハーフコートゲームが続く。27分にはボックス手前右でカットインしたアントニーがシティ戦と似たような形からファーポストを狙った絶妙なシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。
チャンスを作りながらも先制点が遠いユナイテッドは、徐々に集中力を欠く場面が散見されると、34分にはハーフウェイライン付近で最後尾となっていたマラシアが相手に囲まれて痛恨のボールロスト。そのままブルーノに長い距離を運ばれてアンサリファルドへラストパスを通されると、味方のカバーも間に合わず。アンサリファルドにゴール右上隅に右足のシュートを突き刺された。
試合はコントロールしながらも一瞬の隙を突かれ、ビハインドで試合を折り返したユナイテッド。これを受け、テン・ハグ監督はマラシアとサンチョを下げてショー、ラッシュフォードを同時投入し、前半機能していなかった左サイドにテコ入れを図った。
すると、この交代策が完璧に嵌って早い時間帯の同点ゴールをもたらした。53分、B・フェルナンデスからのフィードに反応したラッシュフォードがボックス手前左でボールを収めて得意の右足のコントロールシュートを放つと、これがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
この同点ゴールで勢いづくアウェイチームは一気に攻勢を強めていく。さらに、61分にはB・フェルナンデスを下げてマルシャルを投入すると、この采配が再びゴールに結びつく。
63分、マルティネスからのグラウンダーの縦パスをボックス手前のラッシュフォードが巧みなフリックでマルシャルに繋ぐと、背番号9はボックス左から冷静に右足のシュートをゴールネットへ流し込んだ。
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これで勝負ありかに思われたが、ゴール直後の85分には相手のカウンターからカクリスの折り返しをゴール前のパナイオトゥにワンタッチで流し込まれ、すぐさま1点を返される。
拙い試合運びでホームチームに勝ち点のチャンスを与えてしまうと、試合最終盤は行ったり来たりのオープンな展開にしてしまう。その中で幾度か決定的なカウンターチャンスが訪れるが、試合を通してフィニッシュの精度を欠いたロナウドが2度のビッグチャンスを決め切ることができず。
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