レーティング:アーセナル 3-1 トッテナム《プレミアリーグ》

2022.10.01 22:38 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第9節、アーセナルとトッテナムによるノースロンドン・ダービーが1日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽アーセナル採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ラムズデール 6.0
PKによる1失点にとどめる安定したゴールキーピング。リシャルリソンの決定機阻止に加え、判断の良い飛び出しやディストリビューションで勝利に貢献した
DF
4 ホワイト 6.5
内側と外側のレーンを行き来しながらサカを後方支援。先制点のアシストや深くえぐってのクロスなど、危なげない繋ぎと共に攻撃に貢献。守備でもそつのない対応を見せた

(→冨安健洋 -)

12 サリバ 7.5
攻守両面で圧巻のパフォーマンスを披露。守備能力はさることながらマイボール時の冷静且つ大胆なプレーで存在感を示した
6 ガブリエウ 5.5
PK献上に加え、前半は守備面でバタバタした場面が散見。ただ、周囲のサポートもあって後半は持ち直した

35 ジンチェンコ 6.0
チーム全体が押し込んだことにより中盤でプレーする機会が多くボールを的確に循環させた。懸念の守備面でも大きな穴はあけず

MF
7 サカ 6.5
決定的な仕事には至らなかったが、自身のシュートが決勝点の起点に。マイボール時に複数のDFを引き付けて周囲を自由にプレーさせ、切り替えの部分でもハードワークした

5 トーマス 7.0
圧巻のダイレクトシュートで先制点を奪取。それ以外の2つのゴールにも絡むなど、攻撃面では的確な判断で多くのチャンスの起点に。守備面でも相手の屈強な中盤コンビやケイン相手によく身体を張った

(→サンビ・ロコンガ 5.5)
余裕のある展開で無難なプレーで逃げ切りに貢献

8 ウーデゴール 6.0
相手の中盤相手にボールを失う場面も散見されたが、コンディションに不安を抱える中でも攻守に水準以上のパフォーマンスを見せた

(→ファビオ・ヴィエイラ -)

34 ジャカ 7.0
トドメの3点目を奪取。先制点後にチームメイトを集めて指示を送るなど、躍動したプレー面以外でもリーダーシップを発揮するなど、勝利の立役者に

11 マルティネッリ 6.5
1アシストに加えてエメルソンの退場を誘発。サイドに張って果敢に勝負を仕掛けてアタッキングサードで突破口となった。攻守両面でオープンプレーではダイナミックなプレーが光った

FW
9 ガブリエウ・ジェズス 7.0
値千金の決勝点を記録。休養十分でキレを感じさせるプレーが多く、巧みなポストワークやプレーの連続性、果敢な仕掛けと相手守備陣の脅威に

(→エンケティア -)

監督
アルテタ 5.5


▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ロリス 5.0
コンディションの問題を抱えた中でプレー。決勝点に繋がるファンブルを犯すなど難しい試合になったが、2本のビッグセーブもあった

DF
17 ロメロ 4.5
前半は良い潰しもあったが、後半は2失点に絡むなど難しい試合に。ジェズスやマルティネッリの仕掛けに苦戦した

15 ダイアー 5.0
個人として大きなミスはなかったが、後手を踏む対応が目立った。前半のビルドアップの局面ではもう少し工夫がほしかった

34 ラングレ 5.5
圧力を感じる状況が多かった中、らしくないパスミスも散見。ただ、守備では決定的なクリアなど良いプレーもあった

(→ダビンソン・サンチェス 5.5)
大勢が決した展開の中でも身体を張って傷口を広げず

MF
12 エメルソン・ロイヤル 4.0
意図的なプレーではなかったと思われるが、状況を考えれば軽率と言わざるを得ないファウルで一発退場。それ以外の局面でもパフォーマンスレベルは低かった

5 ホイビュア 5.0
前半は良い潰しもあったが、代表戦での疲労は大きく後半は完全にトーンダウン


(→スキップ 5.5)
今季初出場で生え抜きとしての気概を見せるパフォーマンス

30 ベンタンクール 5.5
ホイビュア同様に満身創痍でのプレーとなったが、消耗激しいダービーで一定水準のパフォーマンスを継続した

14 ペリシッチ 5.0
代表戦での蓄積疲労に加え、守備に追われる時間が長く持ち味の攻撃面で精度を欠いた

(→ビスマ 5.5)
中盤の活性化を期待されたが、さすがに数的不利では違いを生めず

FW
9 リシャルリソン 5.5
PK奪取など、持ち味の献身的な守備や仕掛けで一定の存在感を示したが、エメルソン退場の煽りを受けて早いタイミングでの交代に

(→セセニョン 5.5)
攻撃面では見せ場なしも守備では最低限の仕事をこなす

10 ケイン 5.5
ノースロンドンの王様としてPKを決め切る。史上初のプレミアリーグアウェイ100ゴールに到達も、後半は数的不利を撥ね返す存在感は示せず

7 ソン・フンミン 5.0
韓国での2試合連続フル出場でのダービーということもあり輝きは限定的に

(→ドハーティ 5.5)
セセニョン同様に守備に奔走する試合に

監督
コンテ 5.0
負傷者に加え、代表戦でのコンディション問題で難しい試合に。退場者の存在もあり、多くの責任を問うのは酷と言える

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
サリバ(アーセナル)
決勝点のジェズスにジャカとトーマスの中盤コンビの活躍も光ったが、初のダービーで相手の強力トリデンテを抑え込み、攻撃面でもテイクオン、パス成功率など驚異的なスタッツを叩き出した21歳DFをMOMに選出。次節以降のリバプール、マンチェスター・シティ戦のパフォーマンス次第では一気にワールドクラスへステップアップする可能性も。

アーセナル 3-1 トッテナム
【アーセナル】
トーマス(前20)
ガブリエウ・ジェズス(後4)
ジャカ(後22)
【トッテナム】
ケイン(前31[PK])

PR
関連ニュース

「厳しい言葉が必要」大敗も選手への言及避けるポチェッティーノ監督に疑問の声「メッセージが届いていない」

大敗したチェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督に対しては、そのマネジメントに疑問の声もあるようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 ここまで思うようなシーズンを送れず、先週末のFAカップも敗退したことで無冠が確定したチェルシー。23日に行われたプレミアリーグ第29節の延期分では、優勝争い中のアーセナルにプライドを示したいところだったが、後半に守備が崩壊し0-5の大敗を喫した。 試合後にはポチェッティーノ監督も「チームは諦めてしまっていた」と落胆の姿勢を示しつつ、「選手たちを責めることはできないし、そのつもりもない」と選手を擁護する姿勢は崩さず。若いチームは成長段階であることを強調していた。 しかし、これについては異議を唱える声もあるようだ。『TNTスポーツ』に出演したアーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏は、こうした指揮官の姿勢がチームの弱体化につながっているとの見方を示している。 「チェルシーの強化策はバランスがおかしく、チームに対して10億ポンドもの大金を費やした。だからこそ、今の彼らの姿は信じられないものだ。これは厳しい言葉が必要であり、それは監督からもたらされるべきだろう」 「監督は選手たちに口を出さないようにしているが、それによって自分自身が追い詰められている。彼が気を使っているのはわかるが、両ハーフとも試合の立ち上がりが悪かったのを見ると、選手たちにメッセージが届いていないのだろう」 2024.04.24 16:40 Wed

「間違いなく努力している」屈辱的大敗のチェルシー…ファンからの批判にギャラガーは「次につなげなければ…」

チェルシーのイングランド代表MFコナー・ギャラガーは、屈辱的な大敗にも自分たちは成長中のチームであることを強調した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 チェルシーは23日に行われたプレミアリーグ第29節の延期分でアーセナルと対戦。先週末にはFAカップ準決勝で敗退したこともあり、ロンドンのライバルクラブ相手に意地を見せたいところだったが、優勝争い中のチーム相手に歯が立たず、終わってみれば0-5の大敗となった。 試合中には、チェルシーファンの子供が「ユニフォームは欲しくない。ファンのため戦いたいと思ってほしい。UTC(アップ・ザ・チェルシー)」と書かれたプラカードを掲げる姿も話題に。チームに対するファンからの不満の高まりを象徴するような場面となった。 この試合に先発フル出場したギャラガーは試合後、こうした批判に対してチームは努力していると主張。経験の少ない若いチームであることを訴え、成長に向けて全力で取り組んでいると語った。 「(ファンの掲げたプラカードについて問われ)そうだね…僕たちは間違いなく努力していると思う。これが選手全員にとって、どれだけの意味があるかは理解しているよ。ただ、何度も言われてきたことではあるけど、このチームは非常に若いチームなんだ。プレミアリーグでのチームとしての経験はあまりない」 「僕たちはここまで、多くの浮き沈みを経験してきたと思う。チームはまだ改善の最中なんだ。次のレベルに到達するため、みんなで協力しているよ」 「ただ、今日はそれとは程遠い日の一つになってしまった。僕たちは自分を奮い立たせ、パフォーマンスと改善点、そしてすべてのミスを見つめ直し、次につなげなければならない」 2024.04.24 15:45 Wed

「酷いチャレンジ」「なぜまだピッチに?」 冨安健洋への悪質なチャージ、足首踏みつけもお咎めなしのチェルシーFWにレジェンドたちも疑問「信じられない」「レッドカードだ」

アーセナルのファンは日本代表DF冨安健洋へのファウルに怒り心頭だ。 23日、プレミアリーグ第29節延期分のアーセナルvsチェルシーが行われ、優勝を争うアーセナルが5-0で圧勝。チェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”を制していた。 冨安はこの試合に先発出場。先週末のウォルバーハンプトン戦を欠場しただけに心配されたが、大一番で攻守にわたって活躍を見せた。 しかし、試合の序盤に心配なシーンが。8分、冨安がデクラン・ライスからのパスを受けると、ややトラップが大きくなりルーズボールに。これを冨安が拾いに行った中、チェルシーのFWニコラス・ジャクソンも奪いにくる。 ボールにいち早く触った冨安に対し、ジャクソンは思い切り足首を踏みつける形に。スロー映像では、完全に足首を踏み、冨安は捻っているようにも見える。 しかし、このシーンに対してVARチェックが入ったにも関わらず、ジャクソンには何もなし。レッドカードはおろか、イエローカードすら出ないこととなった。 危険な行為は、故意かどうかに関係なく厳しく取り締られている中で、ただのファウルで終わることに。これにはイギリス『talkSPORT』の解説を務めた元イングランド代表DFダニー・ミルズ氏は「あれはレッドカードだ。ぜひVARを見てみたい」とコメントしていた。 また、『TNTスポーツ』で解説した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も「あのチャレンジがVARさえ考慮されないことは信じられない」とコメント。アーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏も「驚くべきこと」と同意していた。 当然この判定にはアーセナルのファンが怒り浸透。X(旧ツイッター)では「ジャクソンの酷いタックル。辞めるべきだ」、「ニコラス・ジャクソンはレッドカードだろう。冨安健洋への酷いチャレンジだ」、「ニコラス・ジャクソンがどうしてまだピッチに立っているのかわからない」、「見れば見るほどレッドカード。衝撃的」というコメントが集まっている。 冨安は72分で途中交代。その後問題なくプレーしていたため、大きなケガにはなっていないと思われるが、最悪の結末が待っていた可能性もあっただけに、今後判定について何かが起こるのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】一歩間違えれば重傷の危機…冨安健洋が足首を踏みつけられる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 65;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 14:52 Wed

「相変わらず堅実」「ベストの左SB」先発復帰の冨安健洋、攻守の好パフォーマンスは現地でも高評価「この試合の先発に相応しい」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋は高い評価を受けている。 23日、プレミアリーグ第29節の延期分でアーセナルはチェルシーをホームに迎えた。 “ビッグロンドン・ダービー”となった一戦。冨安は前節のウォルバーハンプトン戦を欠場。2試合ぶりの出場となった。 チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では先発出場していた冨安。再びビッグマッチで先発起用されると、攻守にわたって存在感を示し、守備ではノニ・マドゥエケとの一対一を封じると、攻撃では何度となくチャンスメイクを見せ、惜しいシュートも放っていた。 チームは5-0で圧勝した中、富安も高評価。イギリス『フットボール・ロンドン』は8点(10点満点)をつけた。 「ウルブス戦を欠場した後、この試合の先発に相応しかった。とても良く見えた」 「ボールの扱いが印象的で、1vs1の守備は相変わらず堅実だった」 イギリス『ロンドン・イブニング・スタンダード』は7点(10点満点)をつけている。 「打撲から回復した後、サイドに戻ってきた。堅実なパフォーマンスを見せており、現時点のアーセナルでベストの左サイドバックに見える」 また、イギリス『デイリー・メール』は7点(10点満点)をつけた。 「9分にニコラス・ジャクソンと衝突。相手にはレッドカードが与えられるはずだった。それでもピッチに留まり続けられて良かった」 冨安は9分ごろ、ニコラス・ジャクソンに足首を踏まれて捻る場面もあったが、72分までプレーを続けている。 <span class="paragraph-title">【動画】攻守に躍動!冨安健洋のチェルシー戦パフォーマンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 10:40 Wed

「チームは諦めてしまった」アーセナルに大敗のチェルシー、ポチェッティーノ監督は嘆く「最も受け入れ難いのはスタート」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、大敗を喫したアーセナル戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 23日、プレミアリーグ第29節の延期分でチェルシーはアーセナルとアウェイで対戦した。 今シーズンはなかなか成績が上がってこないチェルシー。3日前にはFAカップ準決勝でマンチェスター・シティに0-1で敗れて敗退していた。 このところ復調も見せていた一方で、その原動力となっていたコール・パーマーが不在。チームに違いをもたらせていた男を欠いた中、試合早々に失点。その後盛り返しを見せるもフィニッシュの精度がなく、後半にはいり連続失点。終わってみれば5-0で惨敗となった。 今シーズン最大の敗北となった一戦。ポチェッティーノ監督は大敗に失望し、チームのパフォーマンスの低さを嘆いた。 「残念だ。本当に残念だ。パフォーマンスは良くなかったし、本来の形で試合をスタートできなかった」 「あまりにも簡単にゴールを許し、アーセナルにとって簡単にさせてしまった。試合はビハインドでスタートしたが、その後は本当に大変だった。失点してから10分か15分くらい経った頃から、試合をやり直したかのように少しずつプレーをし、チャンスを作り始めた」 「『このレベルであのように試合を始めるのは無理だ』とハーフタイムに話していたが、後半はまた悪い立ち上がりで2失点してしまった。その後、チームは諦めてしまい、我々は試合に参加できなかった」 「最も受け入れ難いのは、我々のスタートだ。前半の残り30分間、よく競い合い、試合は互角だったので、チャンスを作るために幾つかのミスを起こさせていた」 「そして後半、3-0になった時のスタート。この瞬間、チームはとても苦しみ始め、ゲームをコントロールするのに苦労し始めたと思う」 <span class="paragraph-title">【動画】チェルシーがまさかの大敗…アーセナル相手に5失点</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="khB_jdUoMNc";var video_start = 5;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 09:38 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly