ロドリゴ&バルベルデ弾の王者レアルが今季最初のマドリードダービー制して開幕6連勝!《ラ・リーガ》
2022.09.19 06:03 Mon
ラ・リーガ第6節、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーによるマドリード・ダービーが18日にシビタス・メトロポリターノで行われ、アウェイのレアルが1-2で勝利した。
現在、7位のアトレティコは前節、セルタに4-1の快勝を収めたが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではレバークーゼンとのアウェイゲームを0-2で落とし、グループステージ初黒星を喫した。その敗戦からのバウンスバックを図るシメオネのチームは、昨季12試合ぶりの白星を挙げたダービーでの連勝を目指した。
レバークーゼン戦からは先発5人を変更。守護神オブラクが復帰したほか、モラタに代わってグリーズマンが今季初先発を飾り、左右のウイングバックにはカラスコとマルコス・ジョレンテという攻撃的な選手が配置された。
一方、王者レアルは前節にマジョルカを4-1で下し、唯一の開幕5連勝を達成。さらに、CLではRBライプツィヒを相手に好調バルベルデの2試合連続ゴール、アセンシオの今季初ゴールもあって2-0の快勝。公式戦の連勝を「8」に伸ばしている。
敵地での今季最初のダービーに向けてアンチェロッティ監督は先発3人を変更。リュディガーとナチョに代わってミリトンとメンディ、カマヴィンガに代わってクロースがチュアメニとモドリッチと共に中盤を形成。エースのベンゼマ不在のトリデンテはバルベルデ、ロドリゴ、ヴィニシウスとなった。
開始早々の先制点を逃したアトレティコだが、以降は流動的な2トップがうまく中盤と連携しながら数的優位を作り、王者相手にボールの主導権を掌握。12分にはコケが中央の密集を抜くスルーパスをカラスコに通してボックス内での決定機に繋げるが、ここはDFカルバハルのブロックに遭う。さらに、17分にもボックス手前で浮いたコンドグビアが左足を豪快に振り抜くが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。
守備でなかなかリズムを掴めず、予想以上に押し込まれるレアルだったが、絶好調の若武者が前半最初のフィニッシュを先制点に結びつける。18分、バルベルデの中央での持ち上がりから左サイドにボールを展開。左のハーフスペースでカットインを試みたロドリゴがチュアメニにボールを預けてボックス左のスペースに走り込むと、DFフェリペをギリギリで越える絶妙な浮き球のリターンパスが届く。ブラジル代表FWはボールのバウンド際をうまく右足で合わせてゴールネットを揺らした。
ロドリゴのリーグ戦2試合連続ゴールで先制に成功したレアルは、早い時間帯のゴールを目指すアトレティコのプレスをいなしながら虎視眈々と背後を狙う3トップを起点に相手を引っくり返す場面を幾度か作り出す。
そして、36分には自陣後方からのスムーズなビルドアップで局面を打開。左サイドでロドリゴ、ヴィニシウス、モドリッチと見事なパス交換からヴィニシウスがモドリッチとのワンツーで完璧に背後のスペースへ抜け出す。そのままボックス内まで運んだヴィニシウスのニア下を狙ったシュートはGKオブラクに触られてポストを叩くが、この撥ね返りに反応したファーサイドのバルベルデが右足で蹴り込んで公式戦3試合連続ゴールとした。
ここまでの内容はそこまで悪くないものの、相手のクオリティに屈して2点のビハインドを背負ったホームチーム。何とか前半の内に点差を縮めたい中、40分にはカラスコが得意の仕掛けでDFカルバハルを振り切ってボックス内でのフィニッシュに持ち込むが、ここは同胞GKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
結局、アウェイチームの2点リードで折り返した試合は後半も同じ22人でスタート。前半同様にアトレティコが勢いを持って入るが、集中したレアルの守備を前になかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。
守備では相手の鋭いカウンターに何とか応対し、2点差を維持するアトレティコ。だが、攻撃では制空権を握れるセットプレーを除いて完全に停滞し、62分にはフェリックスとデ・パウルを下げてモラタとクーニャのストライカー2人をピッチへ送り込む。この交代でグリーズマンを右サイドハーフに配置し、より明確な[4-4-2]の形にシフトした。
一方、レアルは後半に入って決定機を作れないものの鉄壁の守備と安定したゲームコントロールで巧みに時計を進めていく。75分には1枚カードをもらっていたメンディを下げてリュディガーを同じ左サイドバックに投入し、終盤の相手のパワープレー対策も意識する。
後半半ばから終盤にかけて互いに交代カードを切っていく中、ホームチームに意外な形からゴールが生まれる。82分、右CKの場面でグリーズマンが左足インスウィングで入れたクロスに対して、GKクルトワが不用意に飛び出してパンチングし損なうと、抜けたボールが途中出場のエルモソの肩に当たってゴールネットが揺れた。
憎き元守護神のミス絡みのゴールということもあり、やや大人しくなっていたメトロポリターノに再び熱狂が戻ってくる。その空気に呼応するようにクーニャが果敢な仕掛けで惜しいシーンを作るなど、後半になって初めてホームチームに試合の流れが傾く。
だが、試合最終盤にはカルバハル、セバージョス相手に不必要な小競り合いを起こしたエルモソが続けて2枚のカードをもらって退場となり、シメオネのチームは自ら流れを相手に渡してしまった。
そして、数的優位を生かしてこのまま残り時間を逃げ切ったレアルがエースのベンゼマの不在を感じさせない見事な戦いぶりで今季最初のダービーを制し、開幕からの連勝を「6」に更新してインターナショナルマッチウィークの中断を迎えることになった。
現在、7位のアトレティコは前節、セルタに4-1の快勝を収めたが、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではレバークーゼンとのアウェイゲームを0-2で落とし、グループステージ初黒星を喫した。その敗戦からのバウンスバックを図るシメオネのチームは、昨季12試合ぶりの白星を挙げたダービーでの連勝を目指した。
レバークーゼン戦からは先発5人を変更。守護神オブラクが復帰したほか、モラタに代わってグリーズマンが今季初先発を飾り、左右のウイングバックにはカラスコとマルコス・ジョレンテという攻撃的な選手が配置された。
敵地での今季最初のダービーに向けてアンチェロッティ監督は先発3人を変更。リュディガーとナチョに代わってミリトンとメンディ、カマヴィンガに代わってクロースがチュアメニとモドリッチと共に中盤を形成。エースのベンゼマ不在のトリデンテはバルベルデ、ロドリゴ、ヴィニシウスとなった。
熱狂のメトロポリターノでスタートした今季最初のダービーは、開始直後の接触プレーで早くも両チームが小競り合いを起こすダービーらしい入りに。その流れの中で6分にはデ・パウルのFKからフェリペの豪快なヘディングシュートでホームチームが最初の決定機を作り出す。
開始早々の先制点を逃したアトレティコだが、以降は流動的な2トップがうまく中盤と連携しながら数的優位を作り、王者相手にボールの主導権を掌握。12分にはコケが中央の密集を抜くスルーパスをカラスコに通してボックス内での決定機に繋げるが、ここはDFカルバハルのブロックに遭う。さらに、17分にもボックス手前で浮いたコンドグビアが左足を豪快に振り抜くが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。
守備でなかなかリズムを掴めず、予想以上に押し込まれるレアルだったが、絶好調の若武者が前半最初のフィニッシュを先制点に結びつける。18分、バルベルデの中央での持ち上がりから左サイドにボールを展開。左のハーフスペースでカットインを試みたロドリゴがチュアメニにボールを預けてボックス左のスペースに走り込むと、DFフェリペをギリギリで越える絶妙な浮き球のリターンパスが届く。ブラジル代表FWはボールのバウンド際をうまく右足で合わせてゴールネットを揺らした。
ロドリゴのリーグ戦2試合連続ゴールで先制に成功したレアルは、早い時間帯のゴールを目指すアトレティコのプレスをいなしながら虎視眈々と背後を狙う3トップを起点に相手を引っくり返す場面を幾度か作り出す。
そして、36分には自陣後方からのスムーズなビルドアップで局面を打開。左サイドでロドリゴ、ヴィニシウス、モドリッチと見事なパス交換からヴィニシウスがモドリッチとのワンツーで完璧に背後のスペースへ抜け出す。そのままボックス内まで運んだヴィニシウスのニア下を狙ったシュートはGKオブラクに触られてポストを叩くが、この撥ね返りに反応したファーサイドのバルベルデが右足で蹴り込んで公式戦3試合連続ゴールとした。
ここまでの内容はそこまで悪くないものの、相手のクオリティに屈して2点のビハインドを背負ったホームチーム。何とか前半の内に点差を縮めたい中、40分にはカラスコが得意の仕掛けでDFカルバハルを振り切ってボックス内でのフィニッシュに持ち込むが、ここは同胞GKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
結局、アウェイチームの2点リードで折り返した試合は後半も同じ22人でスタート。前半同様にアトレティコが勢いを持って入るが、集中したレアルの守備を前になかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。
守備では相手の鋭いカウンターに何とか応対し、2点差を維持するアトレティコ。だが、攻撃では制空権を握れるセットプレーを除いて完全に停滞し、62分にはフェリックスとデ・パウルを下げてモラタとクーニャのストライカー2人をピッチへ送り込む。この交代でグリーズマンを右サイドハーフに配置し、より明確な[4-4-2]の形にシフトした。
一方、レアルは後半に入って決定機を作れないものの鉄壁の守備と安定したゲームコントロールで巧みに時計を進めていく。75分には1枚カードをもらっていたメンディを下げてリュディガーを同じ左サイドバックに投入し、終盤の相手のパワープレー対策も意識する。
後半半ばから終盤にかけて互いに交代カードを切っていく中、ホームチームに意外な形からゴールが生まれる。82分、右CKの場面でグリーズマンが左足インスウィングで入れたクロスに対して、GKクルトワが不用意に飛び出してパンチングし損なうと、抜けたボールが途中出場のエルモソの肩に当たってゴールネットが揺れた。
憎き元守護神のミス絡みのゴールということもあり、やや大人しくなっていたメトロポリターノに再び熱狂が戻ってくる。その空気に呼応するようにクーニャが果敢な仕掛けで惜しいシーンを作るなど、後半になって初めてホームチームに試合の流れが傾く。
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