【CLグループH展望】PSGとユーベの2強、昨季ベスト8のベンフィカが割って入れるか
2022.09.06 19:30 Tue
2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが6日に開幕する。グループHはパリ・サンジェルマンとユベントスの2強に昨季ベスト8のベンフィカがいかに割って入るかが注目されるグループとなった。
◎本命:パリ・サンジェルマン
○対抗:ユベントス
△連下:ベンフィカ
☆大穴:マッカビ・ハイファ◆実力者補強で底上げ~パリ・サンジェルマン~
昨季は優勝したレアル・マドリーの前に痛恨の逆転敗退でベスト16止まりとなったPSG。その敗退を受け、ポチェッティーノ前監督が昨季終了後に解任され、新指揮官には2020-21シーズンにリールをリーグ・アン優勝に導いたガルティエ監督が招へいされた。
主力ではFWディ・マリアが去ったが、レアル・マドリーへの移籍が濃厚と思われたFWムバッペが残留。そしてMFファビアン・ルイス、MFソレール、MFレナト・サンチェス、DFムキエレ、DFヴィティーニャと黒子的な選手を迎え入れ、チームの強度を底上げした。
FWメッシ、FWネイマールを擁する攻撃陣に非の打ち所はないため、彼らを支える脇役たちがいかに泥臭く働けるか。ガルティエ監督がタレント軍団をうまくマネージメントできればグループステージ突破は難しくないだろう。
PSGに次ぐ突破候補はユベントスだろう。昨季は躍進したビジャレアルの前に3季連続となるベスト16敗退に終わり、不甲斐ない結果に終わった。アッレグリ体制2季目の巻き返しを誓う新シーズンはFWディ・マリア、MFポグバとトップタレントを獲得。
彼ら以外にもDFブレーメル、MFコスティッチ、FWミリクと実力者を補強しており、アッレグリ監督にとっては言い訳のできないシーズンを迎えた。ケガに脆い選手を多く抱えていることがネックとなりそうだが、アッレグリ監督がどのような手綱捌きを見せるか。また、ディ・マリアのいきなりとなる古巣対決にも注目だ。
◆主砲流出も知将就任で番狂わせを~ベンフィカ~
昨季ベスト8のベンフィカは予選3回戦から登場。ミッティランを撃破後、プレーオフでは国難の中で奮闘していたディナモ・キーウを倒し本戦出場を決めた。
昨季のベンフィカはノーマークながらグループステージ全勝で乗りに乗っていたアヤックスをラウンド16で撃破し、準々決勝ではリバプールに善戦と、好インパクトを残した。ただ、その活躍を受けてエースFWヌニェスがリバプールに、スーパーサブとして良い仕事をしていたFWヤレムチュクがクラブ・ブルージュにそれぞれ引き抜かれてしまった。
一方でアヤックスのCLベスト4メンバーであるFWネレスが、さらに移籍期限最終日にPSGからFWドラクスラーが加入。そして指揮官にはレバークーゼンやPSVで実績を残したR・シュミット監督を招へいした。流出した戦力は痛いが、R・シュミット監督の手腕、成長株のFWゴンサロ・ラモスの存在を考慮すればユベントスを出し抜くことは十分可能かもしれない。
◆予選を勝ち抜いた自信を胸に~マッカビ・ハイファ~
イスラエル王者マッカビ・ハイファが2009-10シーズン以来、実に13シーズンぶりにCL本戦出場を果たした。予選2回戦から登場したマッカビ・ハイファはCL常連のオリンピアコスを撃破するアップセットを起こし、続く3回戦でアポロン、プレーオフでセルビア王者ツルヴェナ・ツヴェズダと難敵を下して本戦出場に辿り着いた。
名の知れた選手は不在だが、予選を勝ち抜いた自信を胸にホームの試合ではアップセットを狙いたい。
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◆編集部予想◎本命:パリ・サンジェルマン
○対抗:ユベントス
△連下:ベンフィカ
☆大穴:マッカビ・ハイファ◆実力者補強で底上げ~パリ・サンジェルマン~
Getty Images
昨季は優勝したレアル・マドリーの前に痛恨の逆転敗退でベスト16止まりとなったPSG。その敗退を受け、ポチェッティーノ前監督が昨季終了後に解任され、新指揮官には2020-21シーズンにリールをリーグ・アン優勝に導いたガルティエ監督が招へいされた。
FWメッシ、FWネイマールを擁する攻撃陣に非の打ち所はないため、彼らを支える脇役たちがいかに泥臭く働けるか。ガルティエ監督がタレント軍団をうまくマネージメントできればグループステージ突破は難しくないだろう。
◆トップタレント獲得でGS突破はノルマ~ユベントス~
Getty Images
PSGに次ぐ突破候補はユベントスだろう。昨季は躍進したビジャレアルの前に3季連続となるベスト16敗退に終わり、不甲斐ない結果に終わった。アッレグリ体制2季目の巻き返しを誓う新シーズンはFWディ・マリア、MFポグバとトップタレントを獲得。
彼ら以外にもDFブレーメル、MFコスティッチ、FWミリクと実力者を補強しており、アッレグリ監督にとっては言い訳のできないシーズンを迎えた。ケガに脆い選手を多く抱えていることがネックとなりそうだが、アッレグリ監督がどのような手綱捌きを見せるか。また、ディ・マリアのいきなりとなる古巣対決にも注目だ。
◆主砲流出も知将就任で番狂わせを~ベンフィカ~
Getty Images
昨季ベスト8のベンフィカは予選3回戦から登場。ミッティランを撃破後、プレーオフでは国難の中で奮闘していたディナモ・キーウを倒し本戦出場を決めた。
昨季のベンフィカはノーマークながらグループステージ全勝で乗りに乗っていたアヤックスをラウンド16で撃破し、準々決勝ではリバプールに善戦と、好インパクトを残した。ただ、その活躍を受けてエースFWヌニェスがリバプールに、スーパーサブとして良い仕事をしていたFWヤレムチュクがクラブ・ブルージュにそれぞれ引き抜かれてしまった。
一方でアヤックスのCLベスト4メンバーであるFWネレスが、さらに移籍期限最終日にPSGからFWドラクスラーが加入。そして指揮官にはレバークーゼンやPSVで実績を残したR・シュミット監督を招へいした。流出した戦力は痛いが、R・シュミット監督の手腕、成長株のFWゴンサロ・ラモスの存在を考慮すればユベントスを出し抜くことは十分可能かもしれない。
◆予選を勝ち抜いた自信を胸に~マッカビ・ハイファ~
Getty Images
イスラエル王者マッカビ・ハイファが2009-10シーズン以来、実に13シーズンぶりにCL本戦出場を果たした。予選2回戦から登場したマッカビ・ハイファはCL常連のオリンピアコスを撃破するアップセットを起こし、続く3回戦でアポロン、プレーオフでセルビア王者ツルヴェナ・ツヴェズダと難敵を下して本戦出場に辿り着いた。
名の知れた選手は不在だが、予選を勝ち抜いた自信を胸にホームの試合ではアップセットを狙いたい。
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