3位岡山が完勝でJ1昇格圏との差を縮める! 熊本は大宮に勝利!【明治安田J2第34節】

4日、明治安田生命J2リーグ第34節の3試合が各地で行われた。

前節のV・ファーレン長崎戦が延期となった17位の栃木SCは、ホームで20位のザスパクサツ群馬と対戦。25分、矢野がゴール前で右足を豪快に振り抜き、先制に成功する。

1-0のまま終盤を迎え、勝ち点3は濃厚かと思われたが、後半アディショナルタイム5分にハンドでPKを献上。これを群馬の細貝に決められ、1-1のドロー決着となった。
31日に行われたモンテディオ山形との再開試合を制して3位に浮上したファジアーノ岡山は、9位のFC町田ゼルビアをホームに迎え撃った。岡山は開始早々の5分に先制。スローインの流れから河井がミドルシュートを放ち、GKが掻き出したところを田中が詰めてネットを揺らした。

岡山はさらに54分、ボックス手前でミッチェル・デュークの落としを受けた佐野が豪快に右足を振り抜き追加点。ボール支配率で相手を大きく下回りながらも、効率的にゴールを重ねた岡山が2-0で勝利。J1自動昇格圏である2位との勝ち点差を5まで縮めた。前節の東京ヴェルディ戦で勝利を収め、とうとうプレーオフ圏内まで浮上したロアッソ熊本は19位の大宮アルディージャとホームで対戦。序盤から均衡した展開が続き、試合はスコアレスのまま折り返すことに。

迎えた後半、熊本は大宮のブロックを崩せず、なかなか決定的なチャンスに至らない。だが、試合も終盤に差し掛かろうとする78分に待望の先制点が生まれる。

熊本は敵陣右サイドの杉山から中央の坂本へボールが渡ると、坂本はドリブルで前進してボックス内の高橋にスルーパスを供給。高橋は大宮GK志村の動きを見て、冷静に右足シュートを流し込んだ。結局このゴールが決勝点となり、熊本が1-0で大宮に勝利した。

◆明治安田生命J2リーグ第34節
▽9/4(日)
栃木SC 1-1 ザスパクサツ群馬
ファジアーノ岡山 2-0 FC町田ゼルビア
ロアッソ熊本 1-0 大宮アルディージャ

▽9/3(土)
FC琉球 0-1 ブラウブリッツ秋田
ジェフユナイテッド千葉 0-1 V・ファーレン長崎
アルビレックス新潟 0-1 大分トリニータ
ベガルタ仙台 1-2 水戸ホーリーホック
モンテディオ山形 4-1 いわてグルージャ盛岡
ツエーゲン金沢 2-1 東京ヴェルディ
レノファ山口FC 3-3 横浜FC
徳島ヴォルティス 2-0 ヴァンフォーレ甲府