上位8チームが揃って足踏み…首位の横浜FCは岩手に完敗【明治安田J2第29節】

明治安田生命J2リーグ第29節の10試合が30日に各地で行われた。

今節は上位陣が軒並み勝ち点を伸ばせない結果となった。19位の岩手と対戦した首位の横浜FC(勝ち点57)は、9分にモレラトのスーパーゴールで先制を許す展開に。27分にイサカ・ゼインが同点ゴールのビッグチャンスを生かせず後半を迎えると、48分には守備を完全に崩され再び失点してしまう。

その後、修正が間に合わないまま迎えた65分には、守備のミスからブレンネルに決められ万事休す。11試合負けなしだった横浜FCは、なすすべなく完敗を喫した。
その隙に勝ち点差を詰めておきたい2位の新潟(勝ち点54)は、4位の長崎(勝ち点46)との上位戦に臨んだ。先制はホームの長崎。14分、エジガル・ジュニオが巧みなボールコントロールでゴール前に抜け出し、ボックス左から左足のシュートを流し込んだ。だが、新潟も前半アディショナルタイムに藤原の3カ月ぶりのゴールで同点にして試合を折り返す。

すると後半立ち上がりに新潟が逆転に成功する。51分、華麗なパスワークで右サイドを掻い潜り、松田がボックス右へ侵入。マイナスの折り返しを伊藤がダイレクトで左に流し、最後は完全フリーの鈴木が冷静に流し込んだ。続く57分にも決定機を迎えた新潟。しかし、喜びも束の間、59分に藤原が澤田を倒してPKを献上。これをエジガル・ジュニオに決められ、再び同点となった。

終盤には長崎がセットプレーからゴールに迫る展開となったが、試合は2-2で終了。勝ち点1を分け合った。

また、3位の仙台(勝ち点51)は、90分に追い付かれてしまう形で山口と2-2のドロー。さらに5位の岡山(勝ち点44)や6位の熊本(勝ち点44)、7位の町田(勝ち点42)、8位の大分(勝ち点40)まで軒並み勝ち点を伸ばせず、上位での順位変動は見られなかった。

◆第29節
▽7/30(土)
水戸ホーリーホック 1-0 大宮アルディージャ
栃木SC 1-1 徳島ヴォルティス
横浜FC 0-3 いわてグルージャ盛岡
FC琉球 2-0 ロアッソ熊本
モンテディオ山形 1-0 FC町田ゼルビア
ザスパクサツ群馬 1-1 ヴァンフォーレ甲府
ファジアーノ岡山 1-1 ジェフユナイテッド千葉
レノファ山口FC 2-2 ベガルタ仙台
V・ファーレン長崎 2-2 アルビレックス新潟
大分トリニータ 2-2 東京ヴェルディ

▽7/31(日)
ツエーゲン金沢 vs ブラウブリッツ秋田