したたかだったチュニジア/六川亨の日本サッカーの歩み
2022.06.17 18:10 Fri
やっぱり試合はしてみないと分からないものだ。W杯予選で敗退しているパラグアイはあんなものだろう。試合よりも海外旅行とショッピングを選手たちは楽しみにしていたかもしれない。
それに比べてW杯の出場権を獲得しているガーナとチュニジア、とりわけ西アフリカのガーナを筆頭にコートジボワール、カメルーン、セネガル、ナイジェリアといった屈強なフィジカルを武器にする“ブラック・アフリカ”は日本が苦手とする相手だった。そのためどんな“肉弾戦”が展開されるか楽しみにしていた。
ところが蓋を開けてみるとガーナは2軍チーム。W杯を前にして、これほど拍子抜けした相手も珍しい。ガーナにはガーナなりの事情があったのだろう。コロナ禍に加えてヨーロッパはシーズンオフという事情もあり、マッチメイクに応じてくれたことに感謝すべきかもしれない。
そしてチュニジアである。奇しくも20年前の6月14日、日本は長居陸上競技場でチュニジアと対戦した。お互いに第3戦で、日本は引き分け以上で、チュニジアは勝利すれば初のベスト16進出となる。試合は森島寛晃と中田英寿のゴールで日本が2-0の勝利を収め、首位でグループリーグを突破した。
あれから20年が経ったわけだが、正直チュニジアには多くを期待していなかった。地中海に面してヨーロッパに近い北アフリカの国々は、西アフリカほどフィジカルは強くない。アラブ系のため、どちらかというとサッカーのスタイルは中東に近い。ブロックを作ってのカウンター狙いだろうと予想したが、それは全くの見当違いだった。
プレスにも慌てずにフェイントで時間とスペースを作り、落ち着いて攻撃を組み立てる。日本がDF陣でボールを回してポゼッション率を上げつつ、最期は伊東純也や三笘薫の個人技によるドリブル突破からしかクロスを上げられなかったのに対し、チュニジアは左サイドからの攻撃だけでなく、中央突破あり、得点に結びついた右サイドからのカウンターもあった。
日本は、かねてから懸案だった吉田麻也の背後を突かれた際の対応と、最終ラインに落ちて攻撃をコントロールする遠藤航が狙われてボールをロストした回数が多かったのも、W杯の本大会を見据えれば収穫と言える。
ブラジルは自分たちのサッカーをするだけだったが、W杯で対戦するドイツをはじめ、大陸間プレーオフを勝ち上がってきた第2戦のコスタリカも、今回対戦したチュニジア同様に日本をスカウティングし、対策を練ってくるだろう。
それを考えると、現状では伊東のスピードと三笘のドリブルを警戒しつつ(それ以外に警戒する選手がスタメンではいないのも寂しいが)、攻めどころとしては遠藤と吉田はセンターでプレーすることが多いため、ショートカウンターの狙い所でもある。
6月の4試合では、長友佑都の右SBと板倉のCB、伊藤洋輝の複数ポジションを務められる適性がわかった収穫はあった。その一方で、遠藤が狙われた際の対応には守備意識の高い守田英正の起用なども再考すべきだろう。
大迫勇也の代わりはいないこともわかったが、ボランチの人材は豊富かもしれない。それが6月のSAMURAI BLUEの4試合を取材した、現時点での結論である。藤田譲瑠チマやチェイス・アンリ、鈴木唯人は7月のE-1選手権の日本代表候補の楽しみにとっておくことにしたい。
それに比べてW杯の出場権を獲得しているガーナとチュニジア、とりわけ西アフリカのガーナを筆頭にコートジボワール、カメルーン、セネガル、ナイジェリアといった屈強なフィジカルを武器にする“ブラック・アフリカ”は日本が苦手とする相手だった。そのためどんな“肉弾戦”が展開されるか楽しみにしていた。
ところが蓋を開けてみるとガーナは2軍チーム。W杯を前にして、これほど拍子抜けした相手も珍しい。ガーナにはガーナなりの事情があったのだろう。コロナ禍に加えてヨーロッパはシーズンオフという事情もあり、マッチメイクに応じてくれたことに感謝すべきかもしれない。
あれから20年が経ったわけだが、正直チュニジアには多くを期待していなかった。地中海に面してヨーロッパに近い北アフリカの国々は、西アフリカほどフィジカルは強くない。アラブ系のため、どちらかというとサッカーのスタイルは中東に近い。ブロックを作ってのカウンター狙いだろうと予想したが、それは全くの見当違いだった。
これほど“したたか”で、“攻守に隙のない”チュニジアを見たのは初めてだった。試合開始直後こそ浅野拓磨のスピーディーなプレスに戸惑ったようだが、その後は日本のプレスを巧みなパスワークでかわして左サイドから攻め込んだ。
プレスにも慌てずにフェイントで時間とスペースを作り、落ち着いて攻撃を組み立てる。日本がDF陣でボールを回してポゼッション率を上げつつ、最期は伊東純也や三笘薫の個人技によるドリブル突破からしかクロスを上げられなかったのに対し、チュニジアは左サイドからの攻撃だけでなく、中央突破あり、得点に結びついた右サイドからのカウンターもあった。
日本は、かねてから懸案だった吉田麻也の背後を突かれた際の対応と、最終ラインに落ちて攻撃をコントロールする遠藤航が狙われてボールをロストした回数が多かったのも、W杯の本大会を見据えれば収穫と言える。
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