声出し応援解禁が進む中で、目立ち始めたガイドラインの強行突破…Jリーグ野々村芳和チェアマン「運営側の管理能力が問われてくる」

2022.05.23 12:33 Mon
©超ワールドサッカー
23日、JリーグとNPB(日本野球機構)は第55回目の「新型コロナウイルス対策連絡会議」を開催した。

ゴールデンウィーク(GW)が明けて2週間が経過した中、日本国内での感染者は、下げ止まりという地域が多くなり、重症化する感染者も少なくなっている。

一方で、政府は屋外での一定の条件の下、マスクの着用なしという緩和策を提示するなどし、徐々に新たな動きが始まっている。
今回の会議では大阪大学の宮坂昌之教授を招き、改めてワクチン接種に関する情報が共有されたとのこと。副反応のリスク以上に、感染後のリスクが高いことなどが示されたという。

Jリーグの野々村芳和チェアマンは「何回打たなければいけないかというのはこの先不透明ではあると思いますが、副反応による怖さよりもメリットの方が上回るということがある」と語り、ワクチン接種の効果が高いと感じたとコメントした。
一方で、選手の接種には副反応で活動できない期間が生まれるなど課題も。「副反応をどうスケジュールのなかで処理するのか。リーグとしてはオフ期間にみんなでこの日にということにすれば、リスクも下げられるかなと感じて聞いていました」と語り、「年間のスケジュールも含めたワクチンということも考えていきたいと思いました」と、リーグ全体で統一して接種を行うことでの様々なリスク軽減を考えられるとした。

前述のマスクのように、緩和傾向が進んでいる日本。Jリーグも先日、段階的な声出し応援の緩和を実施していくことを発表した。

Jリーグは19日から声出し応援の緩和に関するアンケートを「JリーグID」を用いて実施。1万8000件ほどの回答があるとし、概ね賛成、大賛成が76%、反対という人が20%以下になっていると途中経過を報告した。

声出し応援に関しては、専門家チームの座長を務める賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)も「かなり綿密な計画を立てられて、声を出して良い地域とダメな地域、マスクの着用率をリアルタイムに見ながら、そしてCO2濃度見ながらやるという計画を立てている」とし、「細やかな綿密なプランニングが立てられているので、そこに注文をつけてということではないですが、段階的という言葉もあったように、どういう結果が出て、どう緩和に続けていけるのか。産総研も含めて見守っていきたい」と、実施した結果を慎重に見極めていきたいとした。

一方で、日常を取り戻しに動いている中でも現在のガイドラインを守れないファン・サポーターも少なからずいる。各会場で問題視される行動が見られる中、野々村チェアマンはあらためて注意喚起をするとともに、ともに歩んで欲しいと訴えた。

「色々なところで同じようなコメントはさせていただいていますが、日本のコロナの政策の中で、自分たちはこの2年半やっているわけで、海外はどうだといってもしょうがない。この中でどう進んでいければ良いかを準備を進めています」

「先日は町田の試合に出向きましたが、町田は『共に情熱を取り戻しましょう』という横断幕も出してもらい、一定数の方には理解をしてもらっていると思います」

「ただ、人の心理をどうコントロールするかはサッカー界だけではなく、世の中の方にも理解してもらう上で、管理することが大事になります」

「クラブが試合を管理しますし、リーグもサポートはしますが、運営側の管理能力が問われてきていて、応援されるクラブの管理能力によってくる部分はあります」

「出口が見えてきている今だからこそ、一緒になってサッカーの情熱を取り戻せるようにしていきたいと思います」

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