【ラ・リーガ最終節プレビュー】降格1枠巡る残留争い決着へ! 久保建英の17位マジョルカはオサスナ戦
2022.05.20 19:03 Fri
先週末に行われた第37節の結果、セビージャのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得、レバンテに続くアラベスの降格、レアル・ソシエダのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得が決定した。
前節を降格圏の18位で迎えたマジョルカだったが、ホーム最終戦となったラージョ戦を、後半アディショナルタイムのFWアブドンの劇的ゴールによって、2-1のスコアで勝ち切り残留圏内の17位に浮上。自力で残留を決められる最終節では9位のオサスナ(勝ち点47)とのアウェイゲームに臨む。
当該成績ではグラナダに劣り、カディスを上回っているため、残留の条件は勝ち点3獲得か、カディスと同条件の戦績で終える必要がある。なお、マジョルカとカディスが引き分け、グラナダが敗れた場合、3チームが勝ち点37で並ぶことになるが、当該チーム間の対戦の勝ち点合計ではグラナダ(勝ち点8)、マジョルカ(勝ち点4)、カディス(勝ち点2)という順番になっており、その場合も残留を決められる。
ラージョ戦でも途中出場となった久保に関しては、現実主義のアギーレ監督が他会場の動向を見ながら試合を進めていく可能性が高く、その守備力を考えれば、スタートからの起用の可能性は低く、ここ数試合と同様に点が必要な場面での途中投入の可能性が高そうだ。今回の一戦に限っては久保を投入せざるを得ない状況は避けたいところだが、出番が訪れた際にはチームを残留に導く大きな仕事を期待したい。
そのマジョルカと残留を争うカディスは、前節でレバンテに敗れ降格が決定した最下位のアラベス(勝ち点31)とのアウェイゲームに臨む。前節は主力温存のレアル・マドリー相手に1-1のドローに持ち込んだが、FWネグレドのPK失敗を含め決定力不足、試合最終盤の微妙な判定も響いて降格圏に転落となった。ただ、この最終節で勝利できれば、上位2チームの取りこぼしは十分に考えられるだけに自分たちの戦いに集中したい。
残留の可能性は最も高いグラナダだが、下位2チームの結果如何で悲劇を味わう可能性もあり、13位のエスパニョール(勝ち点41)をホームで迎え撃つ一戦では勝利が必要だ。前節はわずかながらトップ4フィニッシュの可能性を残していたベティスに0-2で敗れたものの、それ以前は2連勝を飾っており調子自体は悪くない。ホームアドバンテージを生かしてサポーターと共に残留決定の歓喜を分かち合いたい。
また、残留争いほどの盛り上がりはないものの、7位のビジャレアル(勝ち点56)、8位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点55)によるECL出場権争いにも注目集まる。
自力でECL出場権獲得を決められるビジャレアルは、2位を確定させているバルセロナ(勝ち点73)と敵地カンプ・ノウで対戦。ホーム最終戦というモチベーションはあるものの、一部主力温存の可能性もあるホームチームに対して、リバプールとの2ndレグで見せたようなアグレッシブな戦いを期待したい。
一方、逆転での7位フィニッシュを狙うアスレティックは、ホームで4位のセビージャ(勝ち点67)と対戦する。対戦相手のセビージャは3位フィニッシュの可能性、一部でロペテギ監督のラストマッチとも報じられる中、モチベーション高く臨んでくるはずだが、サン・マメスの熱狂的な雰囲気に後押しされるMFムニアイン、FWイニャキ・ウィリアムズらの躍動で堅守攻略といきたい。
最後に、28日にリバプールとのCL決勝を控える今季ラ・リーガ王者のレアル・マドリー(勝ち点85)は、フライデーナイトに行われる5位のベティス(勝ち点64)とのホームゲームで今季を締めくくる。
CLファイナルに向けた最後の調整の場となるこの一戦に向けてはDFアラバを除き、全主力が主力が招集されており、アンチェロッティ監督もベストメンバーを起用する可能性が高そうだ。自身初のピチーチ獲得決定的なFWベンゼマはトリプレーテで30ゴール、FWヴィニシウスは同じくトリプレーテで20ゴールの大台到達となるため、強豪ベティスにもアグレッシブな仕掛けを期待したい。また、契約延長の可能性はあるものの、現時点では契約満了濃厚なDFマルセロにも出番がありそうだ。
《ラ・リーガ最終節》
▽5/20(金)
《28:00》
ラージョ vs レバンテ
レアル・マドリー vs ベティス
▽5/21(土)
《24:30》
バレンシア vs セルタ
▽5/22(日)
《24:30》
エルチェ vs ヘタフェ
《27:00》
オサスナ vs マジョルカ
アラベス vs カディス
グラナダ vs エスパニョール
《29:00》
バルセロナ vs ビジャレアル
レアル・ソシエダ vs アトレティコ・マドリー
アスレティック・ビルバオ vs セビージャ
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そして、今シーズンのラ・リーガを締めくくる最終節は、降格残り1枠、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場権争いを中心に3日間の変則日程での開催となる。その中で最注目はMF久保建英を擁する17位のマジョルカ(勝ち点36)、18位のカディス(勝ち点36)、16位のグラナダ(勝ち点37)の3チームによる残留争いだ。当該成績ではグラナダに劣り、カディスを上回っているため、残留の条件は勝ち点3獲得か、カディスと同条件の戦績で終える必要がある。なお、マジョルカとカディスが引き分け、グラナダが敗れた場合、3チームが勝ち点37で並ぶことになるが、当該チーム間の対戦の勝ち点合計ではグラナダ(勝ち点8)、マジョルカ(勝ち点4)、カディス(勝ち点2)という順番になっており、その場合も残留を決められる。
対戦相手のオサスナは直近5試合未勝利ということもあり、ホーム最終戦での6戦ぶりの白星奪取に向けモチベーションは高く、堅守を軸とするそのスタイルはマジョルカが勝ち点3を目指す上で戦い辛いところだ。
ラージョ戦でも途中出場となった久保に関しては、現実主義のアギーレ監督が他会場の動向を見ながら試合を進めていく可能性が高く、その守備力を考えれば、スタートからの起用の可能性は低く、ここ数試合と同様に点が必要な場面での途中投入の可能性が高そうだ。今回の一戦に限っては久保を投入せざるを得ない状況は避けたいところだが、出番が訪れた際にはチームを残留に導く大きな仕事を期待したい。
そのマジョルカと残留を争うカディスは、前節でレバンテに敗れ降格が決定した最下位のアラベス(勝ち点31)とのアウェイゲームに臨む。前節は主力温存のレアル・マドリー相手に1-1のドローに持ち込んだが、FWネグレドのPK失敗を含め決定力不足、試合最終盤の微妙な判定も響いて降格圏に転落となった。ただ、この最終節で勝利できれば、上位2チームの取りこぼしは十分に考えられるだけに自分たちの戦いに集中したい。
残留の可能性は最も高いグラナダだが、下位2チームの結果如何で悲劇を味わう可能性もあり、13位のエスパニョール(勝ち点41)をホームで迎え撃つ一戦では勝利が必要だ。前節はわずかながらトップ4フィニッシュの可能性を残していたベティスに0-2で敗れたものの、それ以前は2連勝を飾っており調子自体は悪くない。ホームアドバンテージを生かしてサポーターと共に残留決定の歓喜を分かち合いたい。
また、残留争いほどの盛り上がりはないものの、7位のビジャレアル(勝ち点56)、8位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点55)によるECL出場権争いにも注目集まる。
自力でECL出場権獲得を決められるビジャレアルは、2位を確定させているバルセロナ(勝ち点73)と敵地カンプ・ノウで対戦。ホーム最終戦というモチベーションはあるものの、一部主力温存の可能性もあるホームチームに対して、リバプールとの2ndレグで見せたようなアグレッシブな戦いを期待したい。
一方、逆転での7位フィニッシュを狙うアスレティックは、ホームで4位のセビージャ(勝ち点67)と対戦する。対戦相手のセビージャは3位フィニッシュの可能性、一部でロペテギ監督のラストマッチとも報じられる中、モチベーション高く臨んでくるはずだが、サン・マメスの熱狂的な雰囲気に後押しされるMFムニアイン、FWイニャキ・ウィリアムズらの躍動で堅守攻略といきたい。
最後に、28日にリバプールとのCL決勝を控える今季ラ・リーガ王者のレアル・マドリー(勝ち点85)は、フライデーナイトに行われる5位のベティス(勝ち点64)とのホームゲームで今季を締めくくる。
CLファイナルに向けた最後の調整の場となるこの一戦に向けてはDFアラバを除き、全主力が主力が招集されており、アンチェロッティ監督もベストメンバーを起用する可能性が高そうだ。自身初のピチーチ獲得決定的なFWベンゼマはトリプレーテで30ゴール、FWヴィニシウスは同じくトリプレーテで20ゴールの大台到達となるため、強豪ベティスにもアグレッシブな仕掛けを期待したい。また、契約延長の可能性はあるものの、現時点では契約満了濃厚なDFマルセロにも出番がありそうだ。
《ラ・リーガ最終節》
▽5/20(金)
《28:00》
ラージョ vs レバンテ
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▽5/21(土)
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▽5/22(日)
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エルチェ vs ヘタフェ
《27:00》
オサスナ vs マジョルカ
アラベス vs カディス
グラナダ vs エスパニョール
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