横浜FCが後半AT被弾で今季初黒星、新潟が2位浮上し長崎FW山崎は4年ぶりゴール含むハット【明治安田J2第14節】
2022.05.04 18:20 Wed
4日、明治安田生命J2リーグ第14節の11試合が各地で行われた。
前節3点のリードから追い付かれた横浜FCは、ニッパツ三ツ沢球技場でロアッソ熊本と対戦した。中2日の日程も考慮してかスタメンを8人変更。GKに六反を起用し、これまでフル出場が続いていたGKスベンド・ブローダーセンはベンチからも外れた。
前半、多くチャンスを作ったのは熊本だった。15分に坂本が深い切り返しから左足で狙えば、CKでは多様なサインプレーを駆使して横浜FC守備陣を幻惑。前半終了間際にもパスミスを突いた速攻から杉山がゴールエリア右からフリーで狙うもサイドネットだった。
ボールを握りながらも効果的にフィニッシュまで持ち込めない横浜FCは、六反のフィードを起点に中塩のクロスから伊藤がヘディングシュート。ゴールレスで迎えた後半も、ボールを持ちながらどこか攻撃に迫力を欠く首位チームは61分に小川を含む3枚替えで打開を試みる。
だが、明確な決定機がないまま終盤を迎えると、互いに1点を取りにきたため、次第にオープンな展開に。それでも、得点がないまま最終盤を迎え、ゴールレスも見え始めた94分に劇的な展開が待っていた。
横浜FCもラストプレーでイサカ・ゼインのダイビングヘッドがゴールを脅かすも、枠の右に外れて勝負あり。熊本が劇的な勝利で連勝を飾り、横浜FCは今季初黒星を喫している。
2位のベガルタ仙台は、スタートダッシュ後にここ5試合未勝利と勢いに陰りの見える7位・東京ヴェルディとアウェイで対戦した。
いきなり試合を動かしたのは東京V。杉本が左の深い位置でボールをキープし、縦に仕掛けてクロスを送ると、森田がヘッドで合わせて3分に先制に成功した。
ボールを握られる時間が続いていた仙台は23分に追い付く。中盤のせめぎ合いを制して右サイドのスペースを使うと、フェリペ・カルドーゾがドリブル開始。ボックス右からゴールに近い位置まで持ち運び、マイナスのラストパスに皆川が合わせる。至近距離からのシュートはクロスバーを直撃したが、跳ね返りを名倉が押し込んだ。
同点で迎えた62分には再び東京Vが前へ出る。中央から左サイドへ展開すると、新井が加藤蓮とのパス交換から左のポケットへ侵入して左足のクロス。ニアで佐藤凌我が合わせてゴール左上を射抜いた。
さらに押し込まれ始めた85分には左のスローインから新井が個人技で縦に抜けると、一番遠いところで待っていたバスケス・パイロンが右ボレーを突き刺し、勝利を大きく手繰り寄せる追加点を奪取。6試合ぶりの白星を手にし、仙台の連勝を「3」で止めた。
いわてグルージャ盛岡と対戦したV・ファーレン長崎は、山崎亮平が柏レイソル時代の2018年10月14日YBCルヴァンカップ以来となる得点を含むハットトリックを達成した。
開始早々の2分、FKクロスをGKがファンブルすると、こぼれ球を空いたゴールに蹴り込んで先制点を奪取。7分には右サイドをえぐった都倉のグラウンダーのクロスに右足で合わせて2点目を挙げる。
奥田のゴールでリードを広げて迎えた後半の立ち上がりには、敵陣右サイドでのボール奪取から自ら持ち運んでボックスに侵入。持ち味のドリブルでDFを1人かわし、角度のない位置からニアを抜く強烈な一撃を沈めてハットトリックを達成した。長崎は山崎の大活躍で岩手を下している。
また、アルビレックス新潟は30分に伊藤が挙げたゴールを守り切り、ツエーゲン金沢に辛勝。ホームゲーム無敗を継続し、2位に浮上している。
モンテディオ山形と対戦した栃木SCは、1-1で迎えた93分にGK藤田が退場。裏をケアしようと飛び出し、相手選手にセンターサークル手前で足の裏を見せたタックルを見舞ってしまった。
交代枠を使い切っていた栃木は急遽FW宮崎がGKを務めるも、このリスタートから山形に押し切られて失点。土壇場で勝ち越しを許している。
その他の結果は以下の通り。
◆明治安田生命J2リーグ第14節
▽5/4
いわてグルージャ盛岡 0-4 V・ファーレン長崎
ブラウブリッツ秋田 2-1 FC琉球
東京ヴェルディ 3-1 ベガルタ仙台
横浜FC 0-1 ロアッソ熊本
ヴァンフォーレ甲府 1-0 ザスパクサツ群馬
アルビレックス新潟 1-0 ツエーゲン金沢
ファジアーノ岡山 2-1 水戸ホーリーホック
レノファ山口FC 3-1 FC町田ゼルビア
徳島ヴォルティス 1-0 ジェフユナイテッド千葉
大分トリニータ 1-1 大宮アルディージャ
栃木SC 1-2 モンテディオ山形
前節3点のリードから追い付かれた横浜FCは、ニッパツ三ツ沢球技場でロアッソ熊本と対戦した。中2日の日程も考慮してかスタメンを8人変更。GKに六反を起用し、これまでフル出場が続いていたGKスベンド・ブローダーセンはベンチからも外れた。
前半、多くチャンスを作ったのは熊本だった。15分に坂本が深い切り返しから左足で狙えば、CKでは多様なサインプレーを駆使して横浜FC守備陣を幻惑。前半終了間際にもパスミスを突いた速攻から杉山がゴールエリア右からフリーで狙うもサイドネットだった。
だが、明確な決定機がないまま終盤を迎えると、互いに1点を取りにきたため、次第にオープンな展開に。それでも、得点がないまま最終盤を迎え、ゴールレスも見え始めた94分に劇的な展開が待っていた。
熊本はボックス手前から河原が縦に入れ、藤田が横にはたいて最後は途中出場の伊東。右足で右隅に流し込み、大きな先制点をもたらした。
横浜FCもラストプレーでイサカ・ゼインのダイビングヘッドがゴールを脅かすも、枠の右に外れて勝負あり。熊本が劇的な勝利で連勝を飾り、横浜FCは今季初黒星を喫している。
2位のベガルタ仙台は、スタートダッシュ後にここ5試合未勝利と勢いに陰りの見える7位・東京ヴェルディとアウェイで対戦した。
いきなり試合を動かしたのは東京V。杉本が左の深い位置でボールをキープし、縦に仕掛けてクロスを送ると、森田がヘッドで合わせて3分に先制に成功した。
ボールを握られる時間が続いていた仙台は23分に追い付く。中盤のせめぎ合いを制して右サイドのスペースを使うと、フェリペ・カルドーゾがドリブル開始。ボックス右からゴールに近い位置まで持ち運び、マイナスのラストパスに皆川が合わせる。至近距離からのシュートはクロスバーを直撃したが、跳ね返りを名倉が押し込んだ。
同点で迎えた62分には再び東京Vが前へ出る。中央から左サイドへ展開すると、新井が加藤蓮とのパス交換から左のポケットへ侵入して左足のクロス。ニアで佐藤凌我が合わせてゴール左上を射抜いた。
さらに押し込まれ始めた85分には左のスローインから新井が個人技で縦に抜けると、一番遠いところで待っていたバスケス・パイロンが右ボレーを突き刺し、勝利を大きく手繰り寄せる追加点を奪取。6試合ぶりの白星を手にし、仙台の連勝を「3」で止めた。
いわてグルージャ盛岡と対戦したV・ファーレン長崎は、山崎亮平が柏レイソル時代の2018年10月14日YBCルヴァンカップ以来となる得点を含むハットトリックを達成した。
開始早々の2分、FKクロスをGKがファンブルすると、こぼれ球を空いたゴールに蹴り込んで先制点を奪取。7分には右サイドをえぐった都倉のグラウンダーのクロスに右足で合わせて2点目を挙げる。
奥田のゴールでリードを広げて迎えた後半の立ち上がりには、敵陣右サイドでのボール奪取から自ら持ち運んでボックスに侵入。持ち味のドリブルでDFを1人かわし、角度のない位置からニアを抜く強烈な一撃を沈めてハットトリックを達成した。長崎は山崎の大活躍で岩手を下している。
また、アルビレックス新潟は30分に伊藤が挙げたゴールを守り切り、ツエーゲン金沢に辛勝。ホームゲーム無敗を継続し、2位に浮上している。
モンテディオ山形と対戦した栃木SCは、1-1で迎えた93分にGK藤田が退場。裏をケアしようと飛び出し、相手選手にセンターサークル手前で足の裏を見せたタックルを見舞ってしまった。
交代枠を使い切っていた栃木は急遽FW宮崎がGKを務めるも、このリスタートから山形に押し切られて失点。土壇場で勝ち越しを許している。
その他の結果は以下の通り。
◆明治安田生命J2リーグ第14節
▽5/4
いわてグルージャ盛岡 0-4 V・ファーレン長崎
ブラウブリッツ秋田 2-1 FC琉球
東京ヴェルディ 3-1 ベガルタ仙台
横浜FC 0-1 ロアッソ熊本
ヴァンフォーレ甲府 1-0 ザスパクサツ群馬
アルビレックス新潟 1-0 ツエーゲン金沢
ファジアーノ岡山 2-1 水戸ホーリーホック
レノファ山口FC 3-1 FC町田ゼルビア
徳島ヴォルティス 1-0 ジェフユナイテッド千葉
大分トリニータ 1-1 大宮アルディージャ
栃木SC 1-2 モンテディオ山形
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