大宮が10番河田の2発でついに初勝利、大分は今季初の連勝【明治安田J2第10節】

明治安田生命J2リーグ第10節の4試合が16日に各地で行われた。

ここまで勝利なく最下位に沈む大宮アルディージャは、直近3試合負けなしのジェフユナイテッド千葉とホームで対戦した。

試合は9分、大宮が積極的なプレッシングからチャンスを作る。GKの南が前線にフィードを送ると、一度は相手DFにボールが渡るも、ボックス手前で河田が奪い返してそのまま左足のシュート。これがゴール左に決まり、ホームで先手を取る。
先制を許した千葉は44分にボックス手前中央でFKを獲得。キッカーの田口がゴール左下を直接狙うが、相手GKに弾かれた。

68分にはホームの大宮がさらにリードを広げる。敵陣中央で河田がボールを受けると、相手DF2人交わしながらボックス内に進入し左足のフィニッシュ。これが右ポストに当たってゴールに吸い込まれ、この試合2得点目を挙げた。2点ビハインドとなった千葉は終盤に猛追を見せ、87分には右CKから新井が頭で押し込んで1点差とするも同点には追いつけず。追撃を振り切った大宮が2-1で今季初白星を挙げ、ついに長いトンネルを抜け出した。

前節、徳島ヴォルティスとの降格組対決を制した大分トリニータは、連敗中のいわてグルージャ盛岡とのアウェイ戦に臨んだ。

27分、大分は敵陣中央の長澤がバイタルエリアにパスを送ると、反応した野村がキックフェイントで一度タイミングをずらして、左足のシュート。これがゴール左に決まって、今季初出場のMFが先制点を挙げた。

試合を折り返した54分には、大分に素晴らしいゴールが生まれる。ボックス手前中央でFKを獲得すると、キッカーは下田。左足で放たれたシュートは壁の上を越えてゴール左へ。ボールはポスト左の内側に当たってゴールに吸い込まれた。

2点を追いかけることとなったホームの岩手はサイド攻撃からビッグチャンス。71分、右サイド深くまでドリブルで駆け上がったビスマルクがクロスを中央に供給し、ニアサイドに走り込んだ色摩が右足のボレーシュートをゴール右に決めた。

その後も同点を狙って猛攻を仕掛けるホームチームだが、大分が何とか耐えきって2-1でタイムアップ。アウェイで貴重な勝ち点3を獲得するとともに、今季初となる連勝を挙げた。

そのほか、ザスパクサツ群馬はFC琉球をアウェイで0-1で下して3連勝を記録。ツエーゲン金沢はホームでヴァンフォーレ甲府に2-3で敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。

◆第10節
▽4/16(土)
いわてグルージャ盛岡 1-2 大分トリニータ
大宮アルディージャ 2-1 ジェフユナイテッド千葉
ツエーゲン金沢 2-3 ヴァンフォーレ甲府
FC琉球 0-1 ザスパクサツ群馬

▽4/17(日)
《13:00》
ブラウブリッツ秋田 vs V・ファーレン長崎
《14:00》
水戸ホーリーホック vs 徳島ヴォルティス
栃木SC vs ロアッソ熊本
FC町田ゼルビア vs モンテディオ山形
横浜FC vs ベガルタ仙台
ファジアーノ岡山 vs アルビレックス新潟
レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ