ドバイカップ制覇も見えてきたU-21日本代表・大岩剛監督、無失点で2連勝に「チームとして評価できる」
2022.03.27 09:58 Sun
U-21日本代表の大岩剛監督が、U-23カタール代表戦を振り返った。
U-21日本代表は26日、ドバイカップU-23の第2戦でU-23カタール代表と対戦。初戦のU-20クロアチア代表戦からDF半田陸(モンテディオ山形)、MF甲田英將(名古屋グランパス)、MF斉藤光毅(ロンメル)の3名以外の全員を入れ替えて臨んだ。
試合は前半からビルドアップでミスが散見される展開となるも、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)の体を張った守備で得点を許さず。28分には斉藤が抜け出してビッグチャンスを迎えるが、シュートはポストに嫌われた。
ゴールレスで迎えた後半、53分に右サイドを突破したFW細谷真大(柏)が鋭いボールを中央へ入れると、走り込んでいた斉藤に収まり、ゴール左に決めて日本が先制する。
先制した日本は選手を入れ替えていくと、86分には左CKのクリアボールを途中出場の山本理仁(東京ヴェルディ)が見事なジャンピングボレーを叩き込み、2-0。日本は連勝を収めた。
前半の思う展開ではない部分については「ビルドアップで捕まる回数が何回かあったので、我々としてはスペースを作る、使うということを意図的に立ち位置を変えて狙って行きました」と語り、「スペースがあるにもかかわらずそこを有効活用できなかったり、勇気を持って押し上げることができず、ハーフタイムに修正して後半スタートしました」とコメント。やるべきことをやり切れていなかったと振り返っている。
一方で、後半は前からのプレスがハマり出し、結果として攻撃に繋がる良いプレーが増えた。「我々の前線からのプレッシングというところは全体のコンセプトにもありますし、前回の第一戦もそうですし、第二戦もコンセプトをもとに連動した守備を要求していました。前半攻守において少し物足りなかったので、選手たちに要求しました」とコメント。ハーフタイムで修正したことをしっかりと出せていたようだ。
2試合を終えて離脱する選手も数名いる中、メンバーを入れ替えて2連勝を記録。「非常に選手たちが意識高く、色々なことが起こる中で、第一戦目も第二戦目もしっかり臨んでくれました。メンタル的にも戦術的にも表現してくれようとしています。前半は苦労しましたが、アジアで戦う上では起こりうることです。強度やスピードは我々が今後戦っていく上で対戦する相手だということでは、良いシミュレーションだったと思います」とコメント。初の国際試合となった中で、しっかりと戦ってくれたことを評価した。
チームを去る選手たちについては、「これは始まる前から決まっていたことですし、この遠征に来る際も常に言い続けてきました。このグループでこの3試合を戦うんだと。途中からくる選手がいたり、途中で帰る選手がいるが、それを含めた3試合だと。帰るまでの2試合でしっかり力を発揮してくれたと思います」と、パフォーマンスを評価。「彼らに伝えたことは、これが帰ってから、自分たちのチームに戻ってからの意識の持ち方が非常に重要になる。レベル高いところを目指すということを言っている以上、日常をレベル高く過ごすことが大事。U-21日本代表の基準を忘れずに日常を過ごして欲しいです」と、自チームに戻っても高い基準の生活をピッチ内外で送り続けることが大事だと言葉を送ったようだ。
前半に課題を口にした大岩監督だが、2試合を戦って無失点。守備陣については「守備のところは私と羽田がいるので、口うるさく言っています」とし、「アジア予選であったり、相手がアジアの日頃やっている相手とは違う中で、対応を変化させなければいけないところ、強度も違います」と、クラブで戦っている相手とは異なるとした。
守り方についても「チームとして前線からしっかりプレッシングしていくことを掲げているので、そこは後ろの選手に非常に良いメリットになっているのかなと思います」と語り、「それがあって初めて積極的なライン設定もできるので、そこを含めて失点がゼロということは、チームとして評価できるところだと思います」と、守備陣に限らず、チーム全体としての守備面を評価した。
なお、2試合を終えて日本は全体で2位となり、同じ2連勝で総得点の差で1位になったサウジアラビアと順位決定戦で対戦することが決定。29日の25時から行われる。
U-21日本代表は26日、ドバイカップU-23の第2戦でU-23カタール代表と対戦。初戦のU-20クロアチア代表戦からDF半田陸(モンテディオ山形)、MF甲田英將(名古屋グランパス)、MF斉藤光毅(ロンメル)の3名以外の全員を入れ替えて臨んだ。
ゴールレスで迎えた後半、53分に右サイドを突破したFW細谷真大(柏)が鋭いボールを中央へ入れると、走り込んでいた斉藤に収まり、ゴール左に決めて日本が先制する。
先制した日本は選手を入れ替えていくと、86分には左CKのクリアボールを途中出場の山本理仁(東京ヴェルディ)が見事なジャンピングボレーを叩き込み、2-0。日本は連勝を収めた。
試合後、大岩監督は「2試合目も1試合目と全く違うメンバーで臨みました。前半は我々の思う展開とは違いましたが、後半は修正して狙いというものがたくさん出た後半だったと思います」とコメント。「もう1試合あるので、しっかりと準備して次に臨みたいと思います」と順位決定戦を見据えた。
前半の思う展開ではない部分については「ビルドアップで捕まる回数が何回かあったので、我々としてはスペースを作る、使うということを意図的に立ち位置を変えて狙って行きました」と語り、「スペースがあるにもかかわらずそこを有効活用できなかったり、勇気を持って押し上げることができず、ハーフタイムに修正して後半スタートしました」とコメント。やるべきことをやり切れていなかったと振り返っている。
一方で、後半は前からのプレスがハマり出し、結果として攻撃に繋がる良いプレーが増えた。「我々の前線からのプレッシングというところは全体のコンセプトにもありますし、前回の第一戦もそうですし、第二戦もコンセプトをもとに連動した守備を要求していました。前半攻守において少し物足りなかったので、選手たちに要求しました」とコメント。ハーフタイムで修正したことをしっかりと出せていたようだ。
2試合を終えて離脱する選手も数名いる中、メンバーを入れ替えて2連勝を記録。「非常に選手たちが意識高く、色々なことが起こる中で、第一戦目も第二戦目もしっかり臨んでくれました。メンタル的にも戦術的にも表現してくれようとしています。前半は苦労しましたが、アジアで戦う上では起こりうることです。強度やスピードは我々が今後戦っていく上で対戦する相手だということでは、良いシミュレーションだったと思います」とコメント。初の国際試合となった中で、しっかりと戦ってくれたことを評価した。
チームを去る選手たちについては、「これは始まる前から決まっていたことですし、この遠征に来る際も常に言い続けてきました。このグループでこの3試合を戦うんだと。途中からくる選手がいたり、途中で帰る選手がいるが、それを含めた3試合だと。帰るまでの2試合でしっかり力を発揮してくれたと思います」と、パフォーマンスを評価。「彼らに伝えたことは、これが帰ってから、自分たちのチームに戻ってからの意識の持ち方が非常に重要になる。レベル高いところを目指すということを言っている以上、日常をレベル高く過ごすことが大事。U-21日本代表の基準を忘れずに日常を過ごして欲しいです」と、自チームに戻っても高い基準の生活をピッチ内外で送り続けることが大事だと言葉を送ったようだ。
前半に課題を口にした大岩監督だが、2試合を戦って無失点。守備陣については「守備のところは私と羽田がいるので、口うるさく言っています」とし、「アジア予選であったり、相手がアジアの日頃やっている相手とは違う中で、対応を変化させなければいけないところ、強度も違います」と、クラブで戦っている相手とは異なるとした。
守り方についても「チームとして前線からしっかりプレッシングしていくことを掲げているので、そこは後ろの選手に非常に良いメリットになっているのかなと思います」と語り、「それがあって初めて積極的なライン設定もできるので、そこを含めて失点がゼロということは、チームとして評価できるところだと思います」と、守備陣に限らず、チーム全体としての守備面を評価した。
なお、2試合を終えて日本は全体で2位となり、同じ2連勝で総得点の差で1位になったサウジアラビアと順位決定戦で対戦することが決定。29日の25時から行われる。
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